Nekoushiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

『ららクラ ショパン祭り』 by 仲道郁代さん♪♪

昨日、NHKの『ららら♪クラシック』(仲道郁代さんのショパン特集)の再放送を見ました。

この番組、いつの間にか構成や出演者が変わっていたのですね。
私は、以前のは好みに合わなかったので全然見ていなくて、リニューアルされてることに昨日初めて気づきました(^^;;

記事のタイトルでは勝手に番組名を略した上にサブタイトルも変えてしまいましたが、改めて調べてみると昨日の再放送は「とことん音楽!私のショパン」というサブタイトルでした。

再放送でもありますし、以下、遠慮なくネタバレしてますので、あしからず。

今回は、ショパンが苦手だそうで「ショパンはきれいごとっぽい」とか口走るMCの高橋克典さん(以下、カツノリ←相変わらず馴れ馴れしい私Σ(゚д゚lll)!!)を、仲道さんの解説と演奏で克服させようというコンセプト。
ショパンは単に優雅で綺麗なだけじゃなくて、もちろんそれもあるけど、情熱的な愛国者で、苦悩もあって、もっと複雑なんだから~~!!という、まぁ、ショパン好きにとっては常識な話を納得させていくストーリー展開でした。

最初に取り上げられた曲は『華麗なる大円舞曲』。パリのサロンで優雅な日々を送るショパンですが、祖国のポーランドが頭から離れず、ワルツなのにマズルカのリズムを取り入れているという有名なお話を、なかみっちゃんが力説。楽譜見せながら「ここにスタッカートがあって、次のスラーのかかり方がポーランドらしい」というようなことを、「らっ、ららら~♪らっ、ららら~♪」なんて歌いながら、私のセルフレッスンのように(!)説明してました。
でも、いまいちピンと来てない様子のカツノリΣ( ̄ロ ̄lll)!!笑

2番目は『革命のエチュード』。
ワルシャワ蜂起がロシア軍に鎮圧された報せをパリに向かう途中で聞いたショパンの心情が表れているとか言われていますね。
ハ短調なのに、そうとは分からない和音で始まるところや、長調で終わると見せかけてハ短調にもどり、最後はやっぱりハ長調で終わってるといった、調性に焦点を当てて、不安定さが表現されているという解説。
「ベートーヴェンだったらハ短調の主和音で始めてる」と言って悲愴ソナタの冒頭を弾いて比較してくれたのには、大いに納得です。
この曲は、ドラマチックに弾き過ぎると恥ずかしい感じがすると私は思っているのですが、なかみっちゃんの演奏はもちろん全然そんなことなくて素敵(*´▽`*) 昔よりさらにサラサラ弾いてる気がしました。おそらく、プレイエルと運命の出会いの結果、演奏が変わったのだと思います。楽器との出会いによって演奏が変わる!!と改めて実感しました。
「おお、これはいい」と、お気に召したらしいカツノリ。ショパン苦手っていうより、優雅なのがあんまり好きじゃないだけじゃないの?笑

3番目、最後は『バラード1番』の短縮版。この曲にはショパンの二面性が表れていると解説してましたが、私はどういう風にカットしたのかにばかり関心が行ってしまって、それ以外のこと、忘れちゃった(^^;;
この曲には、メロディが別のメロディに移り変わる場面で、旋律的でないパッセージが「繋ぎ」になってることが多いのですが、そういう部分を中心にカットしてたようです。あとは、主題が3回現れるのを2回にしてたり…。
で、このカット版を聞いて思ったのが、以前『バラ1 vs バラ4』でも書いた、バラ1はオペラ的ということ。カットされた「繋ぎ」っぽい部分って、オペラのレチタティーヴォ・セッコ(セリフと音楽の中間みたいな感じで、アリアの間に挟まれてるやつ)みたいなものじゃない?という気がしたのです。オペラの大昔の録音ではセッコをカットしているのが多いのですが、なかみっちゃんのバラ1短縮版を聴いていると、それに通じるものを感じました。
やっぱり、バラ1ってオペラなんだな~~♪♪なんて考えているうちに、あっという間に番組は終わってしまいました。

最後はカツノリも「ショパン好きになりました」と言って、めでたしめでたし(笑)
「ショパン苦手」って、どこまで本気でどこまで番組上の演出なのかよく分かりませんが…。
ともあれ、かなり楽しめました(≧▽≦)

運転するときに聞く曲は・・・

公共の交通機関が発達していない地域(田舎とも言う…笑)に住んでいると、車が欠かせません。
運転するときにも、ナビから流れてくるのはピアノ曲!!
と言いたいところですが、私は意外とそうでもないかも…。

ショパンのバラードなんか聴きながら運転してたら、それにばっかり気を取られそうなので、できるだけ控えています。
あと、練習中の曲だったり、なかみっちゃんのアルバムだったりしたら(!)、運転どころじゃない(^^;;
道を間違えるだけならまだしも、もっと深刻なことになってしまったら、取り返しがつきませんΣ( ̄ロ ̄lll)!!

とはいえ、音楽無しというのも寂しいものです。
で、よく流しているのは、モーツァルトやハイドンのシンフォニーです。
ピアノ曲でも、コンチェルトはあんまり気を取られません。自分でちゃんと弾くことないから(笑)
モーツァルトの初期のピアノコンチェルトとか、チャイコフスキーのコンチェルトとか、ナビに入れてます。
一時期は、大編成のオーケストラ曲を流してたこともあります。「のだめ」に出てきた『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』とか。←これはちょっと危険(^^;;

最近の定番は、モーツァルトのシンフォニー第29番(K.201)と第39番(K.543)です。
ほどよく落ち着くことができて、注意力の妨げにもならない気がして…。
しばらくは変えないと思います。

あ、でも、聞くのに真剣になり過ぎないようなピアノソロ曲も発掘してみたいと思ってます。
ん~~、何かないかな。

演奏と鑑賞のヒント満載♪♪メジューエワさんの『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』

前から読みたかった、日本在住のロシア出身のピアニスト、イリーナ・メジューエワさんの『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』(講談社現代新書)を読み終えました。

大作曲家たちのピアノの名曲を取り上げて、作曲家と作品について語ってます。もともと鼎談の形で語り下ろして、メジューエワさんの発言部分だけまとめたという形なので、レクチャー・コンサートを受けてるような感じで、読みやすいです。
いや、もっと正確にいうと、読みやすいような錯覚を受けます(笑)

取り上げられている曲は、
バッハ:平均律、ゴルトベルク変奏曲
モーツァルト:ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」、同第32番
シューベルト:即興曲Op90-3、ピアノソナタ第21番
シューマン:トロイメライ、クライスレリアーナ
ショパン:別れの曲、ピアノソナタ第2番
リスト:ラ・カンパネラ、ピアノソナタ
ムソルグスキー:展覧会の絵
ドビュッシー:月の光
ラヴェル:夜のガスパール

これらの作曲家と作品について、徹底解説しています。
とても全貌をご紹介しきれないので、主に作曲家について、なるほど!と思った指摘を、自分用のメモを主な目的に列挙しておきたいと思います。
書いてあるそのままではなく、意訳(?)してます。
かなりネタバレしてしまってますが…(^^;;

・バッハはどんな切り口からでも解釈が成り立つ。アマチュアでもプロでもそれぞれのレベルで感動できる。
・バッハは手の感覚で作曲してた。鍵盤楽器をすごく意識している。ある意味ショパンに近いかも。
・モーツァルトはシンプルだけど、シンプル=「単純」ではない。シンプルじゃないものをシンプルに見せる能力が凄い。
・モーツァルトは「保守的な革命家」。形式では冒険しないけど中身が革命的。
・モーツァルトでは、節度と「良い趣味」が重要。
・ベートーヴェンのソナタは弦楽四重奏的発想で書かれている。4つの声部の論理、ハーモニー優先。弾く人のことを考えていない(笑)
・シューベルトは、前向き後ろ向きではなく、下に向かう。つまり、掘り下げる。
・シューベルトは、一つのキャラクターを、他のキャラクターを入れることなく最後まで徹底的に展開する。
・シューマンは「言葉の人」。歌うより語る音楽。エモーションを少しコントロールできていない。
・形式とファンタジーのバランスがシューマンの面白さ。どっちかに偏っては駄目。
・ショパンは論理的で古典的な作曲家。細かく計算して作品を作っている。ロマンティストで現実主義者でもある。
・ショパンもベートーヴェンもポリフォニーの作曲家だけど、発想が違う。ベートーヴェンは常に和音で考えているが、ショパンは横の線から和音を作っていく感じ。ショパンはポリフォニストかつメロディスト。バッハに近いかも。
・ベートーヴェンの音楽は皆に語りかけるが、ショパンの音楽は一人一人に語りかける。
・ショパンを弾くと全てがばれてしまう。バッハは誰が弾いてもバッハになるが、ショパンは誰が弾いてもなかなかショパンにならない。
・ショパンの中期(ソナタ第2番とか、即興曲第2番とか、バラード第2番あたり)は強いピアニズムを前面に押し出してる。ショパンにしては珍しく無理をしている感じ。文学的な要素が強いというのか少しバランスが崩れているというか…。
・フランス音楽は人間の気持ちより感覚を大事にする。
・ドビュッシーの作品には解釈の余地があるが、ラヴェルは楽譜に書いてある通りに弾けばいい。
・フランス音楽はあくまでクリアに。音響的によく見えないはっきりしないのでは駄目。すべてがはっきり見えることが大事。
・ロシアン・ピアニズムは歌とエモーション。

これだけネタバレ的にメモを書いても、内容のごくごく一部です。
そして、さらに、各曲への詳細な解説が多数の譜例とともに展開されていて、かなり内容豊富で、読み応えあります(若干ありすぎる気も…笑)。
語り口も真摯で好感が持てます。
演奏と鑑賞のヒント満載の、おススメの一冊です!

シューベルトD915に興味津々

最近、ブログでのちょっとしたやりとりから、シューベルトの小品「アレグレット ハ短調 D915」という曲に興味津々です。
IMSLPで早速楽譜をダウンロードして、譜読みを試みています。

この曲の作曲の経緯と構成は、ピティナのピアノ曲事典によれば、

1827年4月26日、ヴェネツィアへ発つ友人フェルディナント・ヴァルヒャーのために書かれた三部形式の小品。惜別の情のこもったハ短調部分と、懐かしく回想しているかのように優しく穏やかな変イ長調の中間部から成る。


ということだそうです。
引用元の解説、たったこれだけで全部です(^^;;


↑こんな曲です。

作曲の経緯を考えると、『シューベルトの別れの曲』とでも言えばいいのかな…。
いや、私の中では、既に勝手にそう決まっています(笑)
中間部が「愛しの変イ長調」なのもポイント高い♪♪

でも、この曲には、単なる友人との別れ以上の、シリアスなものを感じてしまいます。
晩年のシューベルトの曲が湛えている深遠な世界。
弾いてみると、ちょっと怖いような、覗いてはいけない世界を覗いてしまったような、そういう気がしてきます。
初見で音を並べるのに必死な段階でそう感じてしまうということは、そういう曲なのでしょうね。

私らしく(?)もっと能天気な感じに弾けるものなのか?笑
逆に、今感じているよりも、もっともっとシリアスに表現できるのか…??
興味津々ではあるのですが、本気で練習してみるかどうかは、ちょっと迷い中です。

何はともあれ、ブログやってると、今まで気づかなかった色々な曲との出会いが増えるのが素晴らしいですね。

福を呼ぶピアノ♪♪

めっちゃ迷信深そうなタイトルになっちゃったけど、まあいいか。

最近、副業(注:このブログの中ではピアノの練習が本業ということになってる…笑)で悩みの種にとりつかれていることもあって、ピアノの練習が停滞気味だったのですが、無理してチェルニーを多めにやりました。
やっぱり集中できないとうまく弾けないΣ(゚д゚lll)!!
でも、必死にやっているうちに、無心になってきて気分がすっきりしてきました。
弾いても弾いても鍵盤に指の熱が吸い取られて、さっぱり調子は上がらないのだけど、「寒い中でこれだけやれば暖かくなった時イイ線行くんじゃないの?」とか、変なプラス思考になったりも…(笑)
プラス思考になった勢いで、気が早いことに、今後の課題曲を物色するためにモーツァルトのソナタもいくつか遊び弾きしてみました(^^♪

一段落したところで、メールをチェックしてみたら、悩みごと関係で、いい方向を予感させるようなのが届いてた。
おお、これぞ、福を呼ぶピアノ!!
と、妙に感動してしまったというわけです。え?やっぱり迷信深い?笑

あと、弾きながら、仲道郁代さんの『ピアニストは面白い』を紹介する記事の中で引用した「ピアノの音は私を浄化してくれる」という一節が、すご~く実感できました(≧▽≦)
チェルニーの練習曲ですら心を浄化してくれるなんてねぇ。素晴らしいことです。

最後は、やや久しぶりに『献呈』と平均律I-13を弾いて、すっかり極楽です。
音楽は情操教育にいいとよく言われるけど、子供のころより大人になってからの方が役に立ってる気がします(*´▽`*)

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プロフィール

Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲

◇練習中
・チェルニー40-19、20番
・バッハ 平均律第1巻13番
・シューマン/リスト『献呈』

◇課外・復習
・チェルニー40-12

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、(17)、18番
・バッハ シンフォニア 1、5、6、9、8、11、10、15、3番
・バッハ フランス組曲第6番~アルマンド
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311(全曲)

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