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Nekoushiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第13回(後編):寄せては返す波のように…

前編より続く)

バッハのレッスンでかなりスペースを使ってしまったので、モーツァルトは後編に分けます。

曲は、ソナタK.311より第3楽章です。
フランス風ロンドというコンセプトで進んできています。

K311 3楽章

まずは通しで弾いてみる。

先生「かなり慣れてきたようですね。出だし、まだ荒いかなぁ。ここは前打音より主音を強く弾くのは正しいとして、鋭いアクセントにならないように。ちょっと提案なのだけど、打鍵前にペダル踏んでおくと響きが豊かになっていいかもしれません。ただし、小節を跨がないよう気を付けて」

「こっちの方がイメージに合います。ここは前ペダルということで…」

先生「それから、アウフタクト過ぎて1小節目。装飾音を省くと、8分音符で、レド#レ、レド#レの部分。ここは1拍目と4拍目はスタッカート付いていませんから、短くし過ぎないように。好みの問題とは思うのだけど、その方が落ち着いた感じになって、私たちの演奏コンセプトに合うような気がする」

:(何度か試してみる)「分かりました。そうします」

先生「次は、56小節から見てください。ラ~ド#~♪とイ長調の主和音を弾いて、16分音符の下降スケールが続く箇所です。ラ~ド#~♪の部分、『単に主和音の音を置きました』って感じにならないように。動きをもって」

K311 3楽章56-57小節

(弾いてみる)

先生「ラ~ド#~♪がまだ置いてるというか、『フォルテで主和音を二つ鳴らしてます』って感じ。ベートーヴェンだったらそういう表現もありかもしれないけど、ここは、寄せては返す波のように弾いたほうがいいでしょう。上の図にイメージの矢印を書いておきました。ラ~ド#~♪は頂点のレを目指して歌いつつ高揚していく感じ。そこからスケールでなだれ落ちていく」

「波ですね。おお、何だか乗ってきたかもしれません」(ノリノリで演奏♪)

先生「いや、今度はちょっとやり過ぎかも(^^;; 波といっても暴風波浪警報の波ではなく…(笑)」

「あっ、はい。でも波をイメージして弾くと楽しいです。暴風波浪警報って、週末に台風情報を見過ぎたのですか?笑」

先生「まあ、そんなところです(^^;; 次は、102~103小節(下の図)。この音型は何回か出てくるのだけど、この箇所が一番説明すべきことが多いので、まとめて説明します」

K311 3楽章102-103小節

「スラーの終わりを乱暴に弾かないということでしょうか」

先生「なんだ、分かってるじゃないの(^^;; そのように弾いてください。それから、この箇所は、レファ#ラ、つまりニ長調の主和音の転回だなと思って聞いてると、最後、レじゃなくてドが鳴る。ト長調の属七に化けて、そのまんまト長調に転調するのですね。大事にしないといけない音です」

「転調を意識して、最後のドを強調した方がいいのでしょうか」

先生「強調…。う~ん、sf付いてるわけじゃないからねー。勝ち誇ったように強く弾いたらベートーヴェン的になってしまいます。むしろ、肩透かしを食らって『あれれ~っ』となってる感じに、ふわっとね。アマデウスがいたずらしてるイメージで(笑)」

「125~136小節あたりのややこしい部分は、まだ練習が必要ですよね。硬い感じにならないか心配なのですが」

K311 125~136小節

先生「↑この部分ですよね。ここは、曲の中で音楽的に一番緊張している部分なので、力が入り過ぎることを恐れずに、しっかり練習しておいてください。さすがに10月中には仕上がりませんでしたね。でもまあ、次回かその次には何とかできるよう頑張りましょう」

あとは、おまけでチェルニー40-19も。

・メトロノームに合わせる時は、単位を細かくし過ぎないように(せいぜい8分音符)
・速いテンポで各拍の先頭(16分音符4つのうち1個目)だけを、実際に弾く指で拾って行ってポジションを掴む
・「左手は推進力」(バッハの時の注意と同じ)なので、片手練習するとしたら左手重視で

今回のセルフレッスンはこんな感じです。

だんだん生徒パートの存在感がなくなって来てるような…笑
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