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Nekoushiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第13回(前編):人間万事塞翁が馬?

少し久しぶりに、一人二役セルフレッスンのコーナーです。

今の練習課題は、チェルニー40番の19番、バッハの『フランス組曲6番』よりアルマンド、モーツァルトのソナタK311より第3楽章、それに寝かせ中のバッハ『シンフォニア』第3番があります。

まずは、前回のレッスンであまりにも滅茶苦茶だった『シンフォニア』に替えて気分転換を図ろうと、急遽課題に加わった『フランス組曲6番』のアルマンド

フランス組曲 アルマンド


先生フランス組曲はウィーン原典版を使ってるんですね」

「実は全音の廉価版しか持っていなかったのですが、これを機に原典版買いました。フランス組曲は優雅で好きです」

先生「やる気満々ですね(笑) 今まで原典版を持っていなかったのが意外です」

「本当はベーレンライターの爽やかな青い表紙の方が好みなのですが、売り切れてたので仕方なく…」←そういう問題なのか!?

先生「まあ、ウィーン原典版は日本語の解説があるし、確か、ベーレンライターはアルペジオを波線じゃなくて斜線で書いてて見づらかったと思うので、間違った選択ではないと思います。それでは、早速弾いてもらいましょうか」

(とりあえず弾いてみる)

先生「ストップ、ストップ!右手のスラーかかってない16分音符、跳ね過ぎです」

(もう一度弾く)

先生「今度は、ふてくされた子供が弾いてるハノンかチェルニーみたいになってる。1小節目はラララタ、タタタタ~♪2小節目はラッティララ、ラッティララ~♪って感じでお願いします」

(「跳ね過ぎ」と「ふてくされた子供」を交互に繰り返し、そのたびに止められるΣ(゚д゚lll)!!)

「いきなりですが、シフ先生はかなりスタッカートで弾いていたと思うのですが…」

先生「スタッカートでも跳ねるのとは違いますよ。それから、シフ先生の演奏は、組曲全体の解釈としてスタッカート気味になってますからね。最初に説明すべきだったんだけど、バロック組曲の柱になってるのは?」

アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグでしたっけ」

先生「その通りです。テンポは順に、モデラート~アレグレット、アレグロ、アダージョ、プレストという感じ。で、アルマンドの位置づけは、全曲の性格を決める重要な、ソナタで言えば冒頭のソナタ楽章みたいなものです。だから、演奏コンセプトはアルマンドで決まります。プレリュードのないフランス組曲では特にそうですね」

「6番からは、軽快な中に優雅な印象を受けるので、アルマンドはそういうイメージを凝縮して弾かなきゃいけないということですね」

先生「そうです。シフ先生みたいに弾きたいのだったら、もちろんそれはいいのだけど、もし全曲弾く場合は、クーラントとかジーグとか、さらに生き生きと弾かないといけなくなります」

(また弾く)

先生「ストップ。右手は少しずつ良くなってきましたが、左手をもっとしっかり」

「右手のテーマをよく響かせたいと思ったのですが…」

先生「左手でしっかり音楽を支えてください。ここでは左手は音楽の駆動力です。続けて」

(何度も止められつつ最後まで弾く)

先生「左手と右手の役割が逆転している部分では、右手が支え役に回って音楽を駆動する。左手でテーマを弾くのは難しいので、それは部分練習でしょうね。あとは、音の読み違いをいくつか直しておきましたので、引き続き頑張りましょう」

「あの、実は、保留中のシンフォニアも少しやったので見ていただけないでしょうか」

先生「あ、やっぱり?やると思ってた(笑)というか、密かに期待してた」←完全に心理を読んでる(^^;;

「うまく弾けたら今日合格をもらえたりしないでしょうか?」

先生「そんな虫のいい話(笑) とりあえず聞かせてください」

(弾いてみる)

先生「んー、寝かせる前に戻ったか、いや、少し良くなったか…。合格はあげられませんが、向上したことは間違いないですね。ちょっとメトロノームかけてみます。4分音符=72、市田先生ご推奨テンポの9割です」

「えっ、かなり速いですΣ(゚д゚lll)!!」

先生「これぐらいで弾けるように練習しといてください。メトロノームの助けを借りていいですから」

「それにしても、前回崩壊したおかげで、思い切って寝かせておいて良かったです。いつの間にか熟成してるし、フランス組曲も弾けることになったし、フランス組曲の原典版楽譜を買うきっかけにもなりましたし」

先生「まさに、人間万事塞翁が馬、禍福はあざなえる縄の如し、ですね(笑)」

バッハはこんな感じでおしまい。
『シンフォニア』が練習課題に復活しました!

モーツァルトは後編に回します。
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