Nekoushiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

Entries

チェルニー関連本を立ち読み

最近出た『チェルニー30番の秘密』(上田泰史著)という本を書店で立ち読みをしていたら、「大人チェルニー、30代で30番、40代で40番、50代で50番」という標語を思いついてしまいました。(注:本に書いてあったわけではない…笑)

意味は、そのままの通りです。というか、単なる語呂合わせなので、意味はないと言った方がいいかも…(^^;
そもそも、自分自身が30代で30番をきちんと終わらせていないという説得力のなさ。
しかも、最近チェルニーを放棄して、モシュコフスキーの『20の小練習曲』に浮気してる。
あと、60代で60番(めちゃくちゃ難しい上に全然面白くない)をやるのか?って聞かれると、返事に困ります。
もっと困るのは、100番は100歳でやるのか?とか、110番は110歳でやるのか?とか…。

とりあえず思いつきの標語は置いておくとして、『チェルニー30番の秘密』は、チェルニーの練習曲を音楽史の中に位置づけるとどうなるか、熱く語った本です。

チェルニー30番の中には、同時代あるいはそれ以前の音楽のフレーズが色々散りばめられていて、単なる退屈な練習曲というのとは違うらしい。弾きたい曲の似たパッセージを効率よく練習するのが練習曲の意義で、それと単なる「指の訓練」が区別され始めたのもチェルニー以降だとか。鍵盤楽器の曲以外からも弦楽四重奏や交響曲から、チェルニー30番の中の曲に似たフレーズの譜例が豊富に例示されています。読んでいて、チェルニーの練習曲ができた歴史的背景というか必然性みたいなことは分かりました。

それから、チェルニーには「24の性格的大練習曲」というのがあって、リストやショパンのエチュードにつながるような存在のようです。楽譜見たことないけど。
考えてみれば、チェルニーはベートーヴェンの弟子でリストの師匠なのだから、当然「やればできる子」のはずです(笑)

んー、でも、音楽に幅広い関心がまだない子供(というか大人でも)にとっては、チェルニーの練習曲が楽しいかどうか。
この本のキャッチコピーは”もう「つまらない」なんて言わせない!”ですが、微妙かもしれません。
それに、弾いて楽しいというのと、背景を理解して楽しいというのは、意味が違うでしょうし。

私は、チェルニーそれほど嫌いではありません。時々「チェルニーの曲調は文明的じゃない」などと口走りますが…(^^
何年もピアノから遠ざかって再開する時は、まずは最初にチェルニーのお世話になってますから、嫌ったらバチがあたる(笑)

この記事を書いて、立ち読みだけでは物足りなくなってしまい、結局買いたくなってきました。
スポンサーサイト

Comment

No title 

60代で60番、きっついです!笑
私は今始めたばかりの40番が60代
まで続きそうな恐怖感があります笑

ご紹介の本も面白そうですね~
ピアノ書籍はほとんど読んだことがない
のですが「秘密」とかタイトルについて
いると読みたくなります笑

チェルニーは、私も実はどっちかって
言うと好きな方です。特に簡単なやつ笑

音楽的でないという一般認識もありますが
もともと私はそんなのチェルニーに求めて
ないような気もしますね笑

純粋な「準備運動」として捉えた場合、
別に毎日完璧に弾けなくてもいいじゃん、
と思うので、むしろストレスフリーです笑

曲で必要な練習曲を抜き出して、その都度
練習。というのは私も以前考えましたが、
たくさんある中からそれを見つけるのが
難しいんですよね笑笑
  • posted by ゆにくあ 
  • URL 
  • 2017.04/14 01:55分 
  • [Edit]

To:ゆにくあさん 

こんにちは。

そうですよね!
チェルニーに音楽性を求め過ぎない&仕上がりに完璧を求め過ぎなきゃ、結構楽しいですよね。
ハノンとかに比べたら十分音楽的だし(笑)

> 私は今始めたばかりの40番が60代
> まで続きそうな恐怖感があります笑

もしそうなっちゃったら、逆に、「40番をやっているから私は40代」と開き直ってみるとか!笑
でも、ゆにくあさんなら、ある時点から急に進度が速くなって、あっさり50番に入れそうな気がします。

> 「秘密」とかタイトルについて
> いると読みたくなります笑

紹介した本は、若い音楽学者の先生が書いた本なのですが、けっこう専門的な話を学術的過ぎずに書いてくれている感じです。
タイトルから受ける印象ほどはセンセーショナルな内容ではなくて、むしろ私はそこがいいと思いました。
  • posted by nekoushi 
  • URL 
  • 2017.04/14 20:40分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

カレンダー

03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

最新記事

タグクラウド

キーワードから関連記事に飛べます♪♪

バッハ シンフォニア モーツァルト チェルニー40番 K.311 チェルニー シューマン 仲道郁代 献呈 リスト ショパン 近藤由貴 BWV858 平均律第1巻 フランス組曲 レンタル練習室 K.331 無謀曲 エチュード ハイドン バラード 和声法 練習曲 シューベルト ハノン 電子ピアノ 調性 理想の先生 Hob.XVI:34 ドビュッシー 調律 中村紘子 展覧会の絵 ららら♪クラシック ムソルグスキー クラビノーバ お菓子の世界 湯山昭 アルマンド 楽譜 久元祐子 インヴェンション ソナチネ トルコ行進曲 ワルツ クレメンティ K.574 小ジーグ オスマン帝国 Hob.XVI:50 パスカル・ドゥヴァイヨン メソッド・タリアフェロ 幻想曲 スマホ バックハウス ランラン キーシン ルービンシュタイン カデンツ 土田京子 マズルカOp.7-1 バイエル クーラウ マズルカ ポロネーズ チャイコフスキー グランド・ソナタOp.37 ドゥシェック 感情をこめて弾く 魔笛 全音ピアノピース 夜の女王のアリア D959 曲名の略称 ラデツキー行進曲 ヨハン・シュトラウス1世 ウナコルダ ヨハン・シュトラウス ウィンナー・ワルツ ポルカ 妄想 プチトリアノン op.118-2 間奏曲 吉松隆の調性で読み解くクラシック ピアノ記念日 ヴァイオリン ブラームス K.334 山枡信明 ピアニストは面白い D915 イリーナ・メジューエワ 左ペダル アルペジオ 子供の情景 半音階的幻想曲とフーガ 自分の演奏好き? 演奏と喋り方 ピアノ騒音問題 書き込み 変イ長調 指マッサージ モシュコフスキー 20の小練習曲 céleste ツィメルマン D960 苦手な曲種 教則本 マーチ 行進曲 スケール チェルニー30番 選曲 楽譜の視覚効果 交響的練習曲 タグ 似合う曲 スマホ老眼 

右サイドメニュー

プロフィール

Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲

◇練習中
・チェルニー40-19、20番
・バッハ シンフォニア 2番
・モーツァルト ディヴェルティメントK.334~第1メヌエット(ピアノソロ版)
・シューマン/リスト『献呈』

◇課外・復習
・チェルニー40-12

◇2018年の終了曲
・バッハ 平均律第1巻13番

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、(17)、18番
・バッハ シンフォニア 1、5、6、9、8、11、10、15、3番
・バッハ フランス組曲第6番~アルマンド
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311(全曲)

ブロとも申請フォーム

カウンター

にほんブログ村参加中

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村

検索フォーム

QRコード

QR