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仲道郁代さんのオール・シューマン・プログラムに大感激(*´▽`*)

週末、仲道郁代さんのオール・シューマン・プログラムを聴きに行ってまいりました(≧▽≦)
約1年ぶりの「なまみっちゃん」(←生のなかみっちゃん)でした!

テーマは『シューマンの夢』。
シューマンが心の故郷のなかみっちゃんですから、このテーマは、期待が一瞬にしてMAXに達します(笑)

そうそう、ここで一つお断りですが、10月27日に東京文化会館で同じプログラムでリサイタルが行われるそうですので、それをご覧になる方には、以下はネタバレになってしまいます。

まず、曲目は、

・アレグロ ロ短調 Op.8

・幻想小曲集 Op.12
1.夕べに
2.飛翔
3.なぜ
4.気まぐれ
5.夜に
6.寓話
7.夢のもつれ
8.歌の終わり

<休憩>

・「森の情景」より 第7曲“予言の鳥” Op.82-7

・ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 Op.11

シューマンがクララと結婚する前、大恋愛を始めた頃の初期の作品ばかり(「予言の鳥」だけ後期)を集めたプログラムでした。演奏とトークを交えて進んでいきます。

「夢」というものについて、なかみっちゃんが語るには、夢は憧れだけど、青春時代の夢は憧れに加えて不安が含まれている。「私は将来どうなるのだろう」とか。でも、大人になると…(笑) シューマンは、一生青春だったような人。そんなシューマンの、弾かれる機会の少ない青春の曲を並べてみたというのが、今回の趣旨のようです。

『アレグロ ロ短調 Op.8』は、この日初めて聞きました!
なかみっちゃんが言う通り、まさに「憧れと不安」です。そして、憧れと不安がひしひしと伝わってくる、本当に素敵な演奏でした。一耳惚れしちゃったよ~~(*´▽`*)
この曲は、ソナタの1楽章として構想されたものの、シューマンらしく(?)うまくまとめられず、色々な「かけら」(モチーフ)の繋がりみたいな感じになってしまったそうです(^^;; でも、それぞれのモチーフがどれも心に残ったり美しかったりして、幻想的な雰囲気がいかにもシューマンです。

続いて『幻想小曲集』。これは、言葉のない物語になっています。なかみっちゃんが「言葉がないので、どんなストーリーも想像できる。主人公がだれでもいいし、ストーリーも過去の話、現在の話、未来のこと、どれを基にしてもいいし、非現実的な話でもいい。自分なりのストーリーを想像しながら聞いてください」とおっしゃるので、そうしてみましたよ。え、どんなテーマかって?

私がなかみっちゃんになる物語(*´▽`*)

これで、すっかり夢の世界に入り込んでしまって、抜け出られなくなりました(^^;;
そういえば、めっちゃ不思議なことがありまして、コンサートに行くまさに前日、遊び弾きで『幻想小曲集』から何曲か弾いてみていたのですよ。プログラムを全く知らなかったにもかかわらず…。やっぱり、なかみっちゃんが乗り移ってたんだなぁ。

『飛翔』は有名でよく弾かれますが、勢いのある演奏が多いという印象があります。それはそれで若々しくて青春にふさわしいのでしょうけど、なかみっちゃんの演奏は、もっと抑え目で渋い感じでした。もっと大人になってから青春時代の飛翔するような思いを振り返っているという感じです。

『夢のもつれ』からも、単なる速い曲じゃなくて、憧れがいっぱい満ち溢れていて素敵すぎでした。

終曲『歌の終わり』で、私はすっかりなかみっちゃんになりきっていました(笑)←もはや勝手にやってなさいとしか…Σ( ̄ロ ̄lll)!!

休憩をはさんで『予言の鳥』。この曲、不気味でおどろおどろしいのですが、なかみっちゃんの演奏は、かなりあっさり目。悟りを開き気味というか、静かに心の耳を澄ますのが「予言」、という解釈なのか…。何にせよ、私は好きです。

そして、締めくくりは、今日の大曲『ピアノソナタ第1番』です。この曲も真剣に聞いたのは今回が初めてです。
いやもう、ただただ心を奪われっぱなしでしたよ~~
いまひとつソナタっぽくないのは、やっぱりシューマン(笑) でも、そこがいい(≧▽≦) なかみっちゃんの説明では、『アレグロ ロ短調』のモチーフからの引用もあるらしいです。で、この曲はクララとの大恋愛が始まる頃の作品で、クララが少女時代からピアノ弾きと作曲家の卵という立場で知り合っていたので、お互いに「こういう音楽の運びはこういう感情を表している」ということを理解し合っていたのではないか、とのことです。クララの父は二人の恋愛・結婚に激しく反対していたので、そうやって音楽で会話していたのでしょうね。ロマンチックだな~~

なかみっちゃんの知的な解説と、幻想的で憧れに満ちた演奏のおかげで、身も心も夢の世界の住人なってしまいました(笑)

昨年のショパンも素敵でしたが、今年のシューマンは、それを上回るものでした!!さすがに「心の故郷」です。プログラムが終わった後のトークで、「幼い頃はシューマンは中途半端な存在に思えてあんまり好きでもなかったけど、シューマンは青春時代の不安に寄り添ってくれて支えてくれて『心の故郷』になった」というような意味のことをおっしゃってました。

ふと私の青春は何だろう?と考えてみました。それは、たぶんアマデウスです。よく考えたら「ウィーンは私の心の故郷」って時々口走ってますね(笑) シューマンのことは、割と最近まで「得体が知れない」と思ってました。なかみっちゃんのおかげでシューマン萌えになって、第二の青春です!笑

アンコールは、『トロイメライ』、ドビュッシー『月の光』、エルガー『愛のあいさつ』。
最後にお客さんに感謝をこめて『愛のあいさつ』をお届けして終わりというのが定番です。この日の『愛のあいさつ』はすごく堂々としていて、なかみっちゃんとしても満足のいくリサイタルだったのだろうなぁと、想像しながら聞いていました。そう思うと、涙が出るほど嬉しかったです。

終演後のサイン会では、去年は緊張のあまり一言も発することができませんでしたが、今年は二言ぐらい言えました(*^^*)
なかみっちゃんが優しく微笑んで答えてくださって天にも昇る心地でした(*´▽`*)←私、サイン会でも、こんな顔してたんじゃないかな(笑)

シューマン:ファンタジー サイン入り
↑宝物がまた一つ増えました(^o^)丿

次回の「なまみっちゃん」では、どんな音楽の世界に連れて行っていただけるのでしょうか。どこまでもついて行きます('◇')ゞ

そして、まだまだ私は夢の中…。
周囲の人には夢遊病っぽいなんて思われてそうです(^^;;


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tag : 仲道郁代,北九州,響ホール,シューマン,リサイタル,

コメント

No Subject

Nekoushiさん、前の記事 で旅行行ったって事ですが なかみっちゃんのコンサートに行ったんですね。はるばる 北九州まで。さすが、追っかけ! (笑

シューマンの幻想小曲集私も好きです。
激しい飛翔なんて弾いてみたいのですが なかみっちゃんの飛翔は控えめで渋かったのですね。
前の記事で 確かなかみっちゃんの幻想即興曲アップしてらしたけど それも落ち着いた 控えめな演奏だと思いました。
「大人の女」の演奏ですね!
サイン会で お話できたと言うことですけど 何をはなされたでしょう~
素敵なコンサートを聞けて良かったですね。

No Subject

なかみっちゃんへの愛が溢れる「なまみっちゃん体験レポ」楽しく読ませていただきました。この記事を是非ともなかみっちゃんご本人に読んでいただきたいです!
どんな会話を交わされたのか私もすごく知りたいです。

それにしても、自分だけのストーリーと言われて
「私がなかみっちゃんになる物語(*´▽`*)」
という発想はすごいな〜 余人の及ばぬものがありますよ!
この「なりきり」、今後のNekoUshiさんのピアノ演奏にも影響を及ぼしそうな気がするのですが・・・さていかに?

Re: ここまふぃんさんへ

ここまふぃんさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(*^^*)

> はるばる 北九州まで。さすが、追っかけ! (笑

笑笑
時間がもっと取れれば、もっと追っかけたいのですが…。

> シューマンの幻想小曲集私も好きです。

8曲ともそれぞれに魅力があって素敵ですよね!
できることなら全曲弾いてみたいです(≧▽≦)

> 激しい飛翔なんて弾いてみたいのですが なかみっちゃんの飛翔は控えめで渋かったのですね。
> 前の記事で 確かなかみっちゃんの幻想即興曲アップしてらしたけど それも落ち着いた 控えめな演奏だと思いました。
> 「大人の女」の演奏ですね!

そうですね!!
まさに「大人の女」って感じでした(*´▽`*)
幻想即興曲、覚えててくださったのですね。嬉しいです。
ちょうど練習してた時期、あの演奏を聴いて目からウロコでした。
それまで力技で必死に弾くことばっかり考えていたようなのですが、ベートーヴェンじゃないんだから、ショパンなんだから、それはちょっと違う、と気づかされまして…。

> サイン会で お話できたと言うことですけど 何をはなされたでしょう~

すごい人の列なので、文字通り一言二言でした(^^;;
「なかみっちゃん素敵」「シューマン萌え」←こんな内容です
いや、実際に発した言葉は、ちゃんと(?)普通の言い方で言いましたよ?笑

> 素敵なコンサートを聞けて良かったですね。

素敵すぎて、夢の世界から現実に戻るのに苦労してます(笑)

Re: タワシさんへ

タワシさん、こんにちは~~~
「なまみっちゃん」レポを読んでいただいて、ありがとうございます(*^^*)

> この記事を是非ともなかみっちゃんご本人に読んでいただきたいです!

いやーっ、それは恥ずかしすぎる(/ω\)
でも、ブログの記事って、理屈の上では全世界に公開されているので、なかみっちゃんの目に留まらないとも限らないわけですよね。そう思うと、めっちゃ動揺します(^^;)

> どんな会話を交わされたのか私もすごく知りたいです。

「なかみちゃん素敵」「シューマン萌え」という意味のことを、何とか踏みとどまって正常な人の言葉で言ったと記憶してます。
↑舞い上がってしまって正確なところは覚えてないらしい(笑)

> それにしても、自分だけのストーリーと言われて
> 「私がなかみっちゃんになる物語(*´▽`*)」
> という発想はすごいな〜 余人の及ばぬものがありますよ!

トーク聞きながら即座に思いつきました。というか、それ以外思い浮かばなかったです(笑)
我ながら、余人の及ばぬイカレっぷりですね~~

> この「なりきり」、今後のNekoUshiさんのピアノ演奏にも影響を及ぼしそうな気がするのですが・・・さていかに?

せっかくイカレたのですから、今後のピアノライフがもっともっと充実するといいなぁと思います!

No Subject

NekoUshiさん、こんにちは
かつです。

NekoUshiさんもついにシューマン萌え?!
おいでませ、シューマニアの世界へ♪
(*`艸´)ウシシシ

…と言いつつ、私もアレグロは聴いたことがないかも。
ピアノ・ソナタ第1番もCDは持っているのですがソナタ2番ばかり聴いていたので記憶に残っていない!?
ほぼエセ・シューマニアになりつつあります
(´;ω;`)ウッ…
プログラムもステキなコンサートですね!

NekoUshiさんもなかみっちゃんさんになりきって、ぜひぜひシューマンを弾いてくださいませ!

Re: かつさんへ

かつさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> NekoUshiさんもついにシューマン萌え?!
> おいでませ、シューマニアの世界へ♪
> (*`艸´)ウシシシ

シューマンって、開眼するとめっちゃハマる作曲家ですよね。
開眼しないうちは「得体が知れない」と敬遠しがちですが(笑)

> …と言いつつ、私もアレグロは聴いたことがないかも。

マニアックな曲だと、なかみっちゃんもおっしゃってました!

> ピアノ・ソナタ第1番もCDは持っているのですがソナタ2番ばかり聴いていたので記憶に残っていない!?

ソナタ2番が一番ソナタらしくて、どんな曲か記憶に残りやすい気がします。
あと、やっぱり3番が「グランド・ソナタ」というだけあって、壮大で素晴らしい!!

> ほぼエセ・シューマニアになりつつあります
> (´;ω;`)ウッ…

かつさんがシューマニアだったことが意外です。
表現するのを恥ずかしがってらっしゃるようですが、心はめっちゃロマンチストなのですよ(≧▽≦)

> プログラムもステキなコンサートですね!

ホントに素敵(*´▽`*)←こんな顔になりっぱなしです(笑)

> NekoUshiさんもなかみっちゃんさんになりきって、ぜひぜひシューマンを弾いてくださいませ!

『幻想曲』の2楽章を寝かせ中(放置中ともいう(笑))ですが、またシューマンの何か弾きたくなりました('◇')ゞ

No Subject

オールシューマンプログラム~~
いいないいな♪♪
はかみっちゃんのトロイメライ、好きで練習当時は何度も聴きました。シューマンが彼女大好きなんですよね。

シューマンわたしは好きなんですけど、以前、シューマン批判を(ネットではなく直接)されてショックを受けた経験があります。批判内容は、精神異常とか、そういう系でした。
シューマンは、シューマンは、確かに心を病んだかもしれないけど、天才なんだーーー!!(´;ω;`) と思ってもその時は言えず、ひとりこつこつと、ありえない無謀曲、アラベスクを練習した日が懐かしいです。

シューマン、弾いちゃいましょうよ♪
わたしも小さい曲でいいから(シューマンは小さくても易しい曲がない^^;)弾きたいな~~って今は無理だけど・・・(笑)

Re: ねこぴあのさんへ

ねこぴあのさん、こんばんは☆彡
コメントありがとうございます~~

オールシューマン、本当に良かったです(*´▽`*)

> シューマンが彼女大好きなんですよね。

そうなんですよ~~
「心の故郷」とまでおっしゃってますからね♪♪

> シューマンわたしは好きなんですけど、以前、シューマン批判を(ネットではなく直接)されてショックを受けた経験があります。批判内容は、精神異常とか、そういう系でした。

えーっ、ヒドイ…( ;∀;)
そんなこと言ったら、女たらしのアマデウスも、奇人で滅茶苦茶なベートーヴェンも、神経質すぎるショパンも、性格悪いドビュッシーも、みんなダメってことになるじゃないの~~((+_+))

> シューマンは、シューマンは、確かに心を病んだかもしれないけど、天才なんだーーー!!(´;ω;`)

そうですとも、そうですとも!!シューマンは感受性が物すごく豊かで、豊か過ぎて心を病んだのだと思います。
だからこそ、あんなに心を揺さぶるような音楽を書けたに違いありません。

> シューマン、弾いちゃいましょうよ♪
> わたしも小さい曲でいいから(シューマンは小さくても易しい曲がない^^;)弾きたいな~~って今は無理だけど・・・(笑)

弾きたい曲候補が絞られてきました~~('◇')ゞ
ねこぴあのさんも、いつかまたシューマンを!!
あっ、いまはシンフォニア、シンフォニア、シンフォニア…ですよね(笑)
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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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