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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

大風呂敷で自意識過剰系(笑)の大管弦楽曲って素敵ヽ(^o^)丿~~R.シュトラウス『英雄の生涯』

ピアノで、大風呂敷を広げて自意識過剰系(笑)といえば、やっぱりリスト様!!笑
いや、好き嫌いは分かれるでしょうけれど、もちろん、これはこれで醍醐味です。リストの大風呂敷曲ってオーケストラっぽいんですよね。

なんてことを考えているうちに、大風呂敷で自意識過剰系の大管弦楽曲が無性に聴きたくなってまいりました(笑)
そこで、今回の鑑賞曲として選んでみたのは、こういう曲の王道、リヒャルト・シュトラウスです。ウィンナワルツのシュトラウス一家とは何の関係もありません。シュトラウス一家より少し時代が下がり、20世紀半ばまで生きていた、後期ロマン派最後の大物(?)です。

タイトルからして自意識過剰度のいかにも高そうな、交響詩『英雄の生涯』を、かの有名なカラヤン&ベルリンフィルの超豪華な演奏で聴いてみましょう♪♪
単一楽章なのですが、47分もあります\(◎o◎)/!



こういう感じの、実は結構好きです(*´▽`*)

曲の構成は、下記のように6部に分かれているらしいです。

1.Der Held (英雄)
英雄って、シュトラウス自身のことなんですよね(^^;; とりあえず自己紹介ということでしょう。
自分のこと英雄だなんて、リスト様だって、ここまで自意識過剰じゃない(笑)

2.Des Helden Widersacher (英雄の敵)
敵というのは、嫉妬深い同業者たち、無理解な批評家ども、無知な聴衆だそうです。
彼らからの批判です。批判は高まる一方。だが、負けない!笑

3.Des Helden Gefährtin (英雄の伴侶)
文字通り、愛する妻を表現しています。愛しい人に出会って心惹かれ、愛が英雄をますます強くします。
なんと美しい愛!!いや、臆面もなさ過ぎて、ちょっと恥ずかしいぞ(/ω\)
実際の奥様は性格の激しい人で、シュトラウスさんは恐妻家だったみたいですけど…(笑)

4.Des Helden Walstatt (英雄の戦場)
本格的に敵と戦います。
そして英雄さん圧勝!!やっぱり愛の力が加わったのが大きい?

5.Des Helden Friedenswerke (英雄の業績)
それまでの作品の主題を少しずつ引用して並べて、業績をひけらかします。
もはや、勝手にやってなさい、って感じなのですが、だんだんと落ち着いていって、自分の心の中を見つめるようになっていくのだそうです。
英雄さんも人間的に成長しているのです(笑)

6.Des Helden Weltflucht und Vollendung der Wissenschaft (英雄の引退と完成)
もうやりたいこともやり尽くしたのでしょう。
田舎に隠遁して人生を振り返ります。
最後は愛する妻に看取られて息を引き取ります。

「自意識過剰系」なんて言ってますけど、何だか憎めないんですよね。聴いた後、胸がスーッとします。
音楽的に不健全なところが皆無で素直に音の洪水に浸って楽しめるし、終わりの方で意外としんみりしがちなのもいいです。

そうそう、リヒャルト・シュトラウスと言えば、のだめカンタービレで使われた『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』が有名ですね。せっかくなので、これもYouTubeを貼っておきましょう。



千秋先輩(そういえば彼も自意識過剰系だわ(笑))が粘着質なリハをやって、楽団員に大反感を買った場面が懐かしく思い出されます。「おい小僧、俺が吹いてやっているだけでありがたく思えよ」とか言われてましたよね(笑)

というわけで、今日は、リヒャルト・シュトラウス鑑賞プチ祭りでした~~
たまにはピアノ以外の曲を思いっきり聴くのも、刺激的でとても楽しいものです(≧▽≦)
そして、リフレッシュされて、ピアノを弾く気も高まるような気がします。


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* Category : その他の曲の鑑賞・考察

Tag: リヒャルト・シュトラウス 英雄の生涯 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら | * Comment : (2)

No Subject * by 私はタワシ
この曲、ずいぶん前に1、2度聴いたことがありますがそれっきりになっていました。
でも NekoUshiさんの書いたユーモアあふれる解説を読んでいたら、久々にまた聴いてみようかなという気になりました。さすがの文章力ですネ!
クラシックのCDのライナーノーツがみんなこんな愉しい文章だったら、お堅いと思われているクラシックも、敷居がずいぶん低くなりそう。あ、でも今はあんまりCDなんて買わないか〜
しかも紹介されてる演奏がカラヤンの演奏!カラヤンのキャラがまた、曲の性格にぴったりで、ナイスチョイスです!

Re: タワシさんへ * by NekoUshi
タワシさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(*^^*)

> この曲、ずいぶん前に1、2度聴いたことがありますがそれっきりになっていました。
> でも NekoUshiさんの書いたユーモアあふれる解説を読んでいたら、久々にまた聴いてみようかなという気になりました。

読んでくださった方が1人でも聴いてみたいと感じてくださるといいなぁ、でも、ピアノブログ(厳密には限定しているわけではないですが)なので、どうかな…?と思いながら記事にしたので、反応して頂けて嬉しいです(≧▽≦)
密かに、タワシさんが一番食いついてくださりそうだ、とも期待してました(笑)

> クラシックのCDのライナーノーツがみんなこんな愉しい文章だったら、お堅いと思われているクラシックも、敷居がずいぶん低くなりそう。

そんな褒めていただいて恐れ入ります~~(^^;;
クラシックは、堅い面と、意外と親しめる面、二つとも兼ね備えているところが魅力のような気がします。
あ、でも、こんなライナーノーツを書いたら、AmazonやHMVなどのレビュー欄で「残念なのはライナーノーツが不真面目なことである。これなら無い方がいい」なんて叩かれそうですΣ( ̄ロ ̄lll)!!

> あ、でも今はあんまりCDなんて買わないか〜

今の人はネット配信ですもんね…。
私は、物体になっていないと落ち着かないです(笑)

> しかも紹介されてる演奏がカラヤンの演奏!カラヤンのキャラがまた、曲の性格にぴったりで、ナイスチョイスです!

リヒャルト・シュトラウス、特に『英雄の生涯』は、やっぱりカラヤンでしょう(*´▽`*)
『ティル・オイレンシュピーゲル…』の方は、あまりこだわらずに画像がきれいなのをチョイスしました。
そういえば、明日だったか明後日だったか、カラヤン没後30年らしいです。え?そんなに経つの!?私も年取るわけだわぁと、目が遠くなってます~~

コメント









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No Subject
この曲、ずいぶん前に1、2度聴いたことがありますがそれっきりになっていました。
でも NekoUshiさんの書いたユーモアあふれる解説を読んでいたら、久々にまた聴いてみようかなという気になりました。さすがの文章力ですネ!
クラシックのCDのライナーノーツがみんなこんな愉しい文章だったら、お堅いと思われているクラシックも、敷居がずいぶん低くなりそう。あ、でも今はあんまりCDなんて買わないか〜
しかも紹介されてる演奏がカラヤンの演奏!カラヤンのキャラがまた、曲の性格にぴったりで、ナイスチョイスです!
2019-07-15 * 私はタワシ [ 編集 ]

Re: タワシさんへ
タワシさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(*^^*)

> この曲、ずいぶん前に1、2度聴いたことがありますがそれっきりになっていました。
> でも NekoUshiさんの書いたユーモアあふれる解説を読んでいたら、久々にまた聴いてみようかなという気になりました。

読んでくださった方が1人でも聴いてみたいと感じてくださるといいなぁ、でも、ピアノブログ(厳密には限定しているわけではないですが)なので、どうかな…?と思いながら記事にしたので、反応して頂けて嬉しいです(≧▽≦)
密かに、タワシさんが一番食いついてくださりそうだ、とも期待してました(笑)

> クラシックのCDのライナーノーツがみんなこんな愉しい文章だったら、お堅いと思われているクラシックも、敷居がずいぶん低くなりそう。

そんな褒めていただいて恐れ入ります~~(^^;;
クラシックは、堅い面と、意外と親しめる面、二つとも兼ね備えているところが魅力のような気がします。
あ、でも、こんなライナーノーツを書いたら、AmazonやHMVなどのレビュー欄で「残念なのはライナーノーツが不真面目なことである。これなら無い方がいい」なんて叩かれそうですΣ( ̄ロ ̄lll)!!

> あ、でも今はあんまりCDなんて買わないか〜

今の人はネット配信ですもんね…。
私は、物体になっていないと落ち着かないです(笑)

> しかも紹介されてる演奏がカラヤンの演奏!カラヤンのキャラがまた、曲の性格にぴったりで、ナイスチョイスです!

リヒャルト・シュトラウス、特に『英雄の生涯』は、やっぱりカラヤンでしょう(*´▽`*)
『ティル・オイレンシュピーゲル…』の方は、あまりこだわらずに画像がきれいなのをチョイスしました。
そういえば、明日だったか明後日だったか、カラヤン没後30年らしいです。え?そんなに経つの!?私も年取るわけだわぁと、目が遠くなってます~~
2019-07-15 * NekoUshi [ 編集 ]