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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

クロスリズムの思い出

異なるリズムが同時に進むクロスリズム。ちょうど今練習している『幻想即興曲』は、その典型(左手は3連符、右手は16分音符なので、4分音符当たり、左は3つ、右は4つ)です。

クロスリズムは、不安や落ち着かなさを掻き立てる、魅力的な存在ですが、苦手という声をよく聞きますね。私も昔、苦手意識を持ちかけたことがあります。それは、『小犬のワルツ』の中間部で、左手が3拍子を刻みながら右手は4連符(1小節に4つ)になる部分です。

小犬のワルツ 中間部 クロスリズム
↑この部分の3小節目です。

小学生だった私は、「1小節の長さを3とすると、左手は1.0間隔で音が鳴り、右手は0.75間隔で音が鳴る。ここのずれはいくつで、ここのずれは…」と苦労して、帯グラフ的なのを作って覚えて弾こうと頑張ってました(^^;; こんなの、もう嫌だーー!!と思いましたね。まあ、努力の甲斐あって(?)、グラフで書いたようには弾けたのでしょうね。当たり前ですが、そんな風に弾いたら、とてもぎこちなくなります。左手はずっとワルツのリズムを刻んできているのに、そこだけ均等分割になっちゃいますからね。ダメなやり方としか言いようがないのですけど、子供の頃は思いが至りませんでした。

レッスンに持って行ったら、先生に「算数的にはとても正しいけど、音楽的には正しくない」というようなことを言われました。迷作のグラフを見せたわけでもないのに、思考回路を、たちどころに見抜かれたわけです(笑) で、言われたのが「右手は、もっと適当に『らりりり♪』と自然に流しなさい」。これには、目から鱗!!と感動した記憶があります。幸い、今はクロスリズムへの苦手意識はあまりないように思います。でも、この経験がなかったら、今頃はクロスリズム拒否症に苦しんでいたことでしょう。「もっと適当に」という表現が、その時の私にはピッタリで良かった気がします。やっぱり、本物の先生は言葉の選び方が上手いです。この時の先生は、3番目の先生で、今まで私の中では「あんまり存在感がない人」だったのですが、上記のことをふと思い出して、「ありがたい存在」に急上昇しました(*^▽^*) この一点だけも、レッスンしていただいた甲斐があります!

クロスリズムを実際に適切に弾けているかどうかは別問題(たぶんアヤシイんだろうなぁ)ですが、苦手意識が低い分だけ、クロスリズムを多用した曲に臆することが比較的少ないような気はします。『幻想即興曲』に今まで臆していたのは、単に指が動かなかったというのが大きいです(^^;;


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* Category : ピアノの話色々

* Comment : (6)

つんのめりそうで魅力的 * by 名無しさん
スケール、コードのあとはリズムですね!
わたしもクロスリズム(ポリリズズムとの違いがいまいちわからない、解説によっても違う)好きです。もちろん弾くときには苦労しますが。

幻想即興曲やドビュッシーのアラベスクのような形(ゴージャス!)より、
nekoushiさんが指摘された子犬のワルツのような形に興味があります。

バラード1番の141小節がたまらなく好きです。
突然、周りの景色が変わって、転びそうに(笑う)なります。

同じ曲の179小節の後半、クロスリズムといっていいかわかりませんが、
私は○と●を書いて考えました。(算数は苦手なので)
12個の○を4段書いて、それぞれのラインで弾くべきところを●に染めていきました。。
それでも最高音のラインの●は、ずれてしまうのですが

引きずられるような感じで、何とも粋です。
やっぱりショパンはすごい、となってしまいます。

* by -
Nekoushiさん、こんにちは
かつです。

クロスリズムに苦手意識がないなんて羨ましい限りです!
もうショパン弾きまくりじゃないですか?!
私はダメですね。。
「適当に」「勢いで」と言われたけれどガタガタとリズムがついてしまいますよ。
ノクターンなんて連符ばかりで、もう何が正しいのかすらわからない(笑

Re: つんのめりそうで魅力的 * by Nekoushi
名無し様、コメントありがとうございます(^^♪

ホント、弾くのは苦労させられますけど、クロスリズムって素敵。

記事で書いた『小犬のワルツ』の中間部とか、御指摘のバラード1番141小節とか、1小節入るだけでハッとさせられますよね。
バラード1番は弾けない(気に入った部分の遊び遊び弾きぐらいはするけど)ですが、聴くだけでも、おっしゃることがよく分かります。

> 突然、周りの景色が変わって

言い得て妙です!!

179小節は、右手の一番下の声部が4連符になる部分ですよね?
これも、まぎれもないクロスリズムだと思います。

ここは、さらっと自然な感じに流すというより、

> 引きずられるような感じ

ですよね。

ショパンの粋に言葉を失います(*´▽`*)

To:かつさん * by Nekoushi
かつさん、コメントありがとうございます(^^♪

> クロスリズムに苦手意識がないなんて羨ましい限りです!

苦手意識が比較的小さいのと、実際にちゃんと弾けるのとは、また別の問題でして…(^^;;
でも、気が大きくなれるだけでも楽しいです(笑)

> 「適当に」「勢いで」と言われたけれどガタガタとリズムがついてしまいますよ。

かつさんの音源を聴かせていただいていると「きっちり」という感じを受けます。裏を返すと、それが強みだと思いますよ。

> ノクターンなんて連符ばかりで、もう何が正しいのかすらわからない(笑

ノクターンなどの連符は、むしろ装飾音的な性格と言うべきかも…。
小さい音符で書かれているのは、そういう意味じゃないかしら?

こんばんは^^ * by どれみ
ほぉ~~クロスリズム・・そういうのですね~
私は、左右音の数があわないとか・・
音を間に入れ込んでいく・・など変な言い方をしてました^^;
これで大きな声でクロスリズムと言えます^^
ありがとうございます。

私は今だに拒否症^^;
なのでドビュッシーのアラベスク1番のクロスリズムの所ですが
思ってる、CDで聴くようなのにならない・・。
意識しないで弾いていけば
どこかでつかめるのかもしれないけれど
やはり、なんか違うと気になってしまって
そこから進めずです。

でも不思議なものでこの曲は素敵だな~と
思って楽譜を見てみると
クロスリズム。。がよくあります。
苦手なのに曲は好きなんですよね。
弾けないからの憧れでしょうか・・^^;

To:どれみさん * by Nekoushi
どれみさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> ほぉ~~クロスリズム・・そういうのですね~

そうなんですよ~~
お役に立てて良かったです(*^▽^*)

> 左右音の数があわないとか・・

確かに!!

> ドビュッシーのアラベスク1番のクロスリズムの所ですが

この曲は、クロスリズムがかなりいっぱい使われてますもんね。
コツは、左右の手が別人格になる感じと言えばいいのかな。「左の手を動かす脳と右の手を動かす脳が別の人」的な…(笑)
お好きな曲でしたら、練習を重ねているうちに、いつの間にかコツ掴めると思います!!

> でも不思議なものでこの曲は素敵だな~と
> 思って楽譜を見てみると
> クロスリズム。。がよくあります。

クロスリズムの魔力です(≧▽≦)
弾きづらいけど魅力的なんですよね~~

コメント









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つんのめりそうで魅力的
スケール、コードのあとはリズムですね!
わたしもクロスリズム(ポリリズズムとの違いがいまいちわからない、解説によっても違う)好きです。もちろん弾くときには苦労しますが。

幻想即興曲やドビュッシーのアラベスクのような形(ゴージャス!)より、
nekoushiさんが指摘された子犬のワルツのような形に興味があります。

バラード1番の141小節がたまらなく好きです。
突然、周りの景色が変わって、転びそうに(笑う)なります。

同じ曲の179小節の後半、クロスリズムといっていいかわかりませんが、
私は○と●を書いて考えました。(算数は苦手なので)
12個の○を4段書いて、それぞれのラインで弾くべきところを●に染めていきました。。
それでも最高音のラインの●は、ずれてしまうのですが

引きずられるような感じで、何とも粋です。
やっぱりショパンはすごい、となってしまいます。
2018-11-17 * 名無しさん [ 編集 ]

Nekoushiさん、こんにちは
かつです。

クロスリズムに苦手意識がないなんて羨ましい限りです!
もうショパン弾きまくりじゃないですか?!
私はダメですね。。
「適当に」「勢いで」と言われたけれどガタガタとリズムがついてしまいますよ。
ノクターンなんて連符ばかりで、もう何が正しいのかすらわからない(笑
2018-11-17 * [ 編集 ]

Re: つんのめりそうで魅力的
名無し様、コメントありがとうございます(^^♪

ホント、弾くのは苦労させられますけど、クロスリズムって素敵。

記事で書いた『小犬のワルツ』の中間部とか、御指摘のバラード1番141小節とか、1小節入るだけでハッとさせられますよね。
バラード1番は弾けない(気に入った部分の遊び遊び弾きぐらいはするけど)ですが、聴くだけでも、おっしゃることがよく分かります。

> 突然、周りの景色が変わって

言い得て妙です!!

179小節は、右手の一番下の声部が4連符になる部分ですよね?
これも、まぎれもないクロスリズムだと思います。

ここは、さらっと自然な感じに流すというより、

> 引きずられるような感じ

ですよね。

ショパンの粋に言葉を失います(*´▽`*)
2018-11-17 * Nekoushi [ 編集 ]

To:かつさん
かつさん、コメントありがとうございます(^^♪

> クロスリズムに苦手意識がないなんて羨ましい限りです!

苦手意識が比較的小さいのと、実際にちゃんと弾けるのとは、また別の問題でして…(^^;;
でも、気が大きくなれるだけでも楽しいです(笑)

> 「適当に」「勢いで」と言われたけれどガタガタとリズムがついてしまいますよ。

かつさんの音源を聴かせていただいていると「きっちり」という感じを受けます。裏を返すと、それが強みだと思いますよ。

> ノクターンなんて連符ばかりで、もう何が正しいのかすらわからない(笑

ノクターンなどの連符は、むしろ装飾音的な性格と言うべきかも…。
小さい音符で書かれているのは、そういう意味じゃないかしら?
2018-11-17 * Nekoushi [ 編集 ]

こんばんは^^
ほぉ~~クロスリズム・・そういうのですね~
私は、左右音の数があわないとか・・
音を間に入れ込んでいく・・など変な言い方をしてました^^;
これで大きな声でクロスリズムと言えます^^
ありがとうございます。

私は今だに拒否症^^;
なのでドビュッシーのアラベスク1番のクロスリズムの所ですが
思ってる、CDで聴くようなのにならない・・。
意識しないで弾いていけば
どこかでつかめるのかもしれないけれど
やはり、なんか違うと気になってしまって
そこから進めずです。

でも不思議なものでこの曲は素敵だな~と
思って楽譜を見てみると
クロスリズム。。がよくあります。
苦手なのに曲は好きなんですよね。
弾けないからの憧れでしょうか・・^^;
2018-11-20 * どれみ [ 編集 ]

To:どれみさん
どれみさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> ほぉ~~クロスリズム・・そういうのですね~

そうなんですよ~~
お役に立てて良かったです(*^▽^*)

> 左右音の数があわないとか・・

確かに!!

> ドビュッシーのアラベスク1番のクロスリズムの所ですが

この曲は、クロスリズムがかなりいっぱい使われてますもんね。
コツは、左右の手が別人格になる感じと言えばいいのかな。「左の手を動かす脳と右の手を動かす脳が別の人」的な…(笑)
お好きな曲でしたら、練習を重ねているうちに、いつの間にかコツ掴めると思います!!

> でも不思議なものでこの曲は素敵だな~と
> 思って楽譜を見てみると
> クロスリズム。。がよくあります。

クロスリズムの魔力です(≧▽≦)
弾きづらいけど魅力的なんですよね~~
2018-11-20 * Nekoushi [ 編集 ]