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セルフレッスン第34回:ひたすら地味練習に励む
2018-10-31 (Wed)
一人二役のレッスン記録。
今回は地味練習のダイジェスト版です。地味だけど意外と内容濃いかも?笑
1.チェルニー40-23
各指、特に4と5の独立の徹底練習を目的とした曲で、かなり手ごわいです(>_<)
でも意外と嫌いじゃないかも…。
・13~16小節(譜例は15小節まで)

アルペジオの折り返し点、頂点は突き放すのではなく、下向きの動きの出発点という意識で。突き放すと、音楽的にもきれいでなくなるし、折り返しがもたつく原因にもなる。手首の回転をうまく使うこと。
・49~54小節(譜例は50小節以降)

右手はオレンジのラインが浮き出るように。音符2個ずつにスラーをつける、アーティキュレーション練習をしてみること。2音にスラーということは(重・軽)の繰り返しになる。で、オレンジのライン上の音符(奇数番目)は自然と「重」になるというわけです。左手は跳躍が大変。落ち着き先(ブルーで囲んだ音符)を常に意識すると指が比較的ついてくる。
・メトロノーム練習
そろそろメトロノーム練習を始める。最初は8音符=132ぐらいから始めて、取り敢えず付点4分音符=84ぐらいを目指す。メトロノーム練習の時は、ミスっても突き進む!!(もちろんミスった箇所は徹底的に部分練習をするんだけど…)
2.シンフォニア14番
ゆっくりなら音は並ぶようになってきたけど…。
・17~19小節

内声を左右で弾き分けるのが特にややこしい箇所です。ピンクでマークした音符は左手で取りましょう。17小節(譜例で言うと3小節目)の2番目、ピンクとブルー両方のマークを付けた音符は左右どちらでも可。
・8分音符はノンレガート遵守で
穏やかな曲調なので、鋭いスタッカートになるのも困るけど…。
テヌートになったりレガートになったりしていることがあるので注意!
3.幻想即興曲
・コーダに入る部分

私「左手の跳躍がどうしてもうまく行きません」
先生「ずっと左手は6連符で来たのに、急に16分音符に変わって、戸惑いますね。もしここも6連符だとしたら、跳躍する2つの音の間に何の音が入るか?どの指で弾くべきか?考えてみてください」
私「3の指で、音はソ♯ですか?」
先生「そうそう。それを、実際には音を出さないんだけど、そこに軸があると考えて、手の形と動きを作るの。名付けて【仮想の回転軸】、横文字にしたら、バーチャル・ピボット(笑)」
私「分かりました。バーチャル・ピボットをソ♯の音に3の指で作るよう頑張ります!!」
(少しやってみる)
先生「かなり弾きやすくなったでしょう?跳躍も本質的には回転運動ですから。他のところでも応用が利くと思いますよ」
・あとは弾き込むのみ
先生「そろそろつっかえながらもテンポを上げたくなる時期になってきたと思うけど、ここは我慢して、むしろテンポを落としてミスタッチを撲滅する練習を増やしてください。テンポを落としても、音楽の流れとかニュアンスはそのままで。決して機械的に音を並べるのではないですよ」
私「急がばレントですね(≧▽≦)」
先生「それそれ!!笑 あとは、じっくり弾き込むのみです」
今回のレッスンはこんな感じです。
バーチャル・ピボットという言葉を勝手に作ってみました('◇')ゞ

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今回は地味練習のダイジェスト版です。地味だけど意外と内容濃いかも?笑
1.チェルニー40-23
各指、特に4と5の独立の徹底練習を目的とした曲で、かなり手ごわいです(>_<)
でも意外と嫌いじゃないかも…。
・13~16小節(譜例は15小節まで)

アルペジオの折り返し点、頂点は突き放すのではなく、下向きの動きの出発点という意識で。突き放すと、音楽的にもきれいでなくなるし、折り返しがもたつく原因にもなる。手首の回転をうまく使うこと。
・49~54小節(譜例は50小節以降)

右手はオレンジのラインが浮き出るように。音符2個ずつにスラーをつける、アーティキュレーション練習をしてみること。2音にスラーということは(重・軽)の繰り返しになる。で、オレンジのライン上の音符(奇数番目)は自然と「重」になるというわけです。左手は跳躍が大変。落ち着き先(ブルーで囲んだ音符)を常に意識すると指が比較的ついてくる。
・メトロノーム練習
そろそろメトロノーム練習を始める。最初は8音符=132ぐらいから始めて、取り敢えず付点4分音符=84ぐらいを目指す。メトロノーム練習の時は、ミスっても突き進む!!(もちろんミスった箇所は徹底的に部分練習をするんだけど…)
2.シンフォニア14番
ゆっくりなら音は並ぶようになってきたけど…。
・17~19小節

内声を左右で弾き分けるのが特にややこしい箇所です。ピンクでマークした音符は左手で取りましょう。17小節(譜例で言うと3小節目)の2番目、ピンクとブルー両方のマークを付けた音符は左右どちらでも可。
・8分音符はノンレガート遵守で
穏やかな曲調なので、鋭いスタッカートになるのも困るけど…。
テヌートになったりレガートになったりしていることがあるので注意!
3.幻想即興曲
・コーダに入る部分

私「左手の跳躍がどうしてもうまく行きません」
先生「ずっと左手は6連符で来たのに、急に16分音符に変わって、戸惑いますね。もしここも6連符だとしたら、跳躍する2つの音の間に何の音が入るか?どの指で弾くべきか?考えてみてください」
私「3の指で、音はソ♯ですか?」
先生「そうそう。それを、実際には音を出さないんだけど、そこに軸があると考えて、手の形と動きを作るの。名付けて【仮想の回転軸】、横文字にしたら、バーチャル・ピボット(笑)」
私「分かりました。バーチャル・ピボットをソ♯の音に3の指で作るよう頑張ります!!」
(少しやってみる)
先生「かなり弾きやすくなったでしょう?跳躍も本質的には回転運動ですから。他のところでも応用が利くと思いますよ」
・あとは弾き込むのみ
先生「そろそろつっかえながらもテンポを上げたくなる時期になってきたと思うけど、ここは我慢して、むしろテンポを落としてミスタッチを撲滅する練習を増やしてください。テンポを落としても、音楽の流れとかニュアンスはそのままで。決して機械的に音を並べるのではないですよ」
私「急がばレントですね(≧▽≦)」
先生「それそれ!!笑 あとは、じっくり弾き込むのみです」
今回のレッスンはこんな感じです。
バーチャル・ピボットという言葉を勝手に作ってみました('◇')ゞ

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To:mayu0630さん * by Nekoushi
mayu0630さん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪
ずっと指を動かし続けてきて、最後に最難関が仕掛けられてますもんね。
とても大変です(>_<)
> 左はソの上に3の指を置いて、手首を回転させて
あっ、それが言いたかったんです!
記事では師弟がまどろっこっしい会話をしてますが…笑
私が持っている楽譜は、ウィーン原典版(エキエル先生が校訂)と全音です。
ウィーン原典版が「決定稿」として採用している楽譜では、コーダの部分も左手が6連符で突き進んでいて弾きやすそうですが、他の部分に弾きづらい箇所があって…。
とりあえず、全音見ながら弾いてます♪♪
コメントありがとうございます(^^♪
ずっと指を動かし続けてきて、最後に最難関が仕掛けられてますもんね。
とても大変です(>_<)
> 左はソの上に3の指を置いて、手首を回転させて
あっ、それが言いたかったんです!
記事では師弟がまどろっこっしい会話をしてますが…笑
私が持っている楽譜は、ウィーン原典版(エキエル先生が校訂)と全音です。
ウィーン原典版が「決定稿」として採用している楽譜では、コーダの部分も左手が6連符で突き進んでいて弾きやすそうですが、他の部分に弾きづらい箇所があって…。
とりあえず、全音見ながら弾いてます♪♪
No Subject
こんばんわ
幻想即興曲で一番難しいのは、この部分ですよね。
左はソの上に3の指を置いて、手首を回転させて
音を繋げて弾くように言われてます。
私はエキエル版を使ってるんですけど、Nekoushiさんは
どちらの楽譜をお使いですか?
2018-11-01 * mayu0630
[ 編集 ]
To:mayu0630さん
mayu0630さん、こんにちは~~コメントありがとうございます(^^♪
ずっと指を動かし続けてきて、最後に最難関が仕掛けられてますもんね。
とても大変です(>_<)
> 左はソの上に3の指を置いて、手首を回転させて
あっ、それが言いたかったんです!
記事では師弟がまどろっこっしい会話をしてますが…笑
私が持っている楽譜は、ウィーン原典版(エキエル先生が校訂)と全音です。
ウィーン原典版が「決定稿」として採用している楽譜では、コーダの部分も左手が6連符で突き進んでいて弾きやすそうですが、他の部分に弾きづらい箇所があって…。
とりあえず、全音見ながら弾いてます♪♪
2018-11-02 * Nekoushi
[ 編集 ]
幻想即興曲で一番難しいのは、この部分ですよね。
左はソの上に3の指を置いて、手首を回転させて
音を繋げて弾くように言われてます。
私はエキエル版を使ってるんですけど、Nekoushiさんは
どちらの楽譜をお使いですか?