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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第33回:音は不平等に扱うべし!!

一人二役のレッスン。33回目の今回は、ハイドンのソナタ34番の仕上げを中心にやりました。
それでは、早速、レッスンの模様をお届けします。

先生「”ハイドン先生の夏の学校”なんて言い始めてから、すっかり秋が深まる時期まで居残りになってしまいましたね。さすがに飽きてきたのでは?笑 それじゃ、通してみて」

(演奏)

「うーっ、まだ駄目みたいです(>_<) 特に、次の2カ所が…」

ハイドン Hob.XVI:34 第1楽章(16-23小節)

ハイドン Hob.XVI:34 第1楽章82-89小節

先生「上が提示部、下が再現部ですね。再現部の方で言うと、オレンジで囲ったような音形ね」

「繰り返し部分練習してはいるんですけど…」

先生「全部の音をしっかり出そうとしてるでしょ?」

「はい」

先生「そうではなくて、重要な音とそうでない音をハッキリ分けます。上の楽譜で言うと、黄色で示したラインが重要で、ミドシラー、レシラソー、ドラソ・ファ♯ソラ、がよく聞こえないといけません。それを、例えば最初の6つがミミドミシミと聞こえるように弾くのは音楽的にも適切ではないし、手も疲れます。極端に言うと、『裏拍は鍵盤に指が触れて音が鳴れば儲けもの』ぐらいの意識でいいです」

「音は不平等に扱った方がいいのですね(笑)」

先生「そうそう、そういうこと。『音は不平等に扱うべし』。これ標語にしましょう(笑) あ、それと、この2カ所は、左手をしっかりとね」

「左手は音楽の推進力!!ですよね」

先生「それでは、この部分を弾いてみて」

(演奏)

「あれ、スムーズに通るようになったみたい(*´▽`*)」

先生「そうでしょう、そうでしょう。あとは、冒頭のペダルの入れ方を微調整しましょうかね」

ハイドン Hob.XVI:34 第1楽章 冒頭(ペダル)

先生「左手は歯切れよく分散和音で駆け上がるのに対して、右手はスラー付きでなだらかな感じ。この対比が重要ですよね。気まぐれだか間違ってだか分からないけど、左手が分散和音を奏でている時にペダルを踏んじゃってるときがある。それは駄目です。歯切れがよくなくなっちゃうから。右手が出てくる部分は、もちろん手だけで曲想付けてもいいんだけど、一瞬ペダル踏んでみたら?音に潤いが出て、左手の乾いた感じとの対比がより明確になるので」

「それじゃ、ペダルをピンポイントで使ってみることにします」

(通して弾く)

先生「よくなりましたね。ハイドンは、あやふやなところは多々残ってますが、今回で終了にしましょう。長い間、居残りご苦労様でした」

「ハイドンさんってば、チェルニーよりよほど大変です(*_*)」

次は、シンフォニア14番です。
終結部のソプラノとアルトの弾き分けに苦戦中です。

シンフォニア14番終結部

先生「ソプラノとアルトの音色も大きさも同じになってしまってて、声部がどうなってるのか見えないですね。こういうのも『音は不平等に扱うべし』だよね」

「かなり声部練習もしているのに、全然弾き分けられなくて」

先生「ソプラノはもっと躍動感を出しましょう。青の矢印を付けたところなんかは、勢いをつけて駆け上がる感じ。それに対して、アルトは大人しめに、遠慮がちに下降させましょう」

「分かりました。そういう意識で練習してきます」

シンフォニア14番は、アルトを左右の手で受け渡す場面が多くて、難所満載なのですが、今回は終結部を集中的にやってみました。

『幻想即興曲』とチェルニー40-23は地味な練習を繰り返し。
手の形や角度に気を付けて、変な力が入らないように。チェルニーでは、力が入り過ぎる箇所で、左手で右腕を掴んでみる。不思議と、そうすると力がスッと抜けていくのです。

今回のレッスンは以上です!!
「ハイドンが終わった後の分は、しばらく課題曲空席で、その代わり他の3曲に集中しましょう。メンデルスゾーンの『春の歌』にするとは思うけど、他にもっと弾きたい曲があればそっちに変えてもOK」とのことです。
ハイドンの34番、やっと(無理やり)終わらせることができました(*^▽^*)


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* Category : セルフレッスン

Tag: ハイドン Hob.XVI:34 バッハ シンフォニア | * Comment : (2)

No Subject * by ねこぴあの
>先生「ソプラノとアルトの音色も大きさも同じになってしまってて、声部がどうなってるのか見えないですね。こういうのも『音は不平等に扱うべし』だよね」

・・・!!!Σ( ̄□ ̄|||)
まさか、Nekoushi先生、わたしのインベンション5番を聴きながらコメントしてません??!
そして、ぐおおお・・・・・シンフォニア14番、恐ろしい・・・
こんなに難しそうなのに、さらっと終わる短い曲で、バッハは舞台映えしないというか努力が分かりにくいというか・・・・
バッハ、ハイドン、ツェルニー、そして幻想、アバンチュールしたくなるのも分かります(笑)
・・でも・・・
Nekoushiさん、結構ツェルニー好きですよね?(笑)

To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> まさか、Nekoushi先生、わたしのインベンション5番を聴きながらコメントしてません??!

まさか…(^^;;
バッハで声部の弾き分けが難しいのは、万人に共通(←言い過ぎ)なのでは!?

> そして、ぐおおお・・・・・シンフォニア14番、恐ろしい・・・

さすがに、シンフォニアで一番難しいと言われるだけあって、手ごわすぎます(*_*)
出だしは「女王様の優しそうな微笑み」って感じなのに…。

> こんなに難しそうなのに、さらっと終わる短い曲で、バッハは舞台映えしないというか努力が分かりにくいというか・・・・

インヴェンション、シンフォニア、平均律あたりは、特に舞台映えしないかもしれないですね。
でも、舞台映えしなくても、報われなくても、ハマってしまうんですよね~~
バッハ先生、恐るべし!

> バッハ、ハイドン、ツェルニー、そして幻想、アバンチュールしたくなるのも分かります(笑)
> ・・でも・・・
> Nekoushiさん、結構ツェルニー好きですよね?(笑)

キャラ作りのために「チェルニー好き」と必要以上に言ってますけど、それだけじゃなくて、ホントに好きみたいです(笑)
私には比較的合ってるのかなぁと思います。
アバンチュールしたくなったきっかけは、むしろハイドンです(^^;; 面白いことは面白いんだけど、チェルニー以上に弾きづらくて。

コメント









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No Subject
>先生「ソプラノとアルトの音色も大きさも同じになってしまってて、声部がどうなってるのか見えないですね。こういうのも『音は不平等に扱うべし』だよね」

・・・!!!Σ( ̄□ ̄|||)
まさか、Nekoushi先生、わたしのインベンション5番を聴きながらコメントしてません??!
そして、ぐおおお・・・・・シンフォニア14番、恐ろしい・・・
こんなに難しそうなのに、さらっと終わる短い曲で、バッハは舞台映えしないというか努力が分かりにくいというか・・・・
バッハ、ハイドン、ツェルニー、そして幻想、アバンチュールしたくなるのも分かります(笑)
・・でも・・・
Nekoushiさん、結構ツェルニー好きですよね?(笑)
2018-10-24 * ねこぴあの [ 編集 ]

To:ねこぴあのさん
ねこぴあのさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> まさか、Nekoushi先生、わたしのインベンション5番を聴きながらコメントしてません??!

まさか…(^^;;
バッハで声部の弾き分けが難しいのは、万人に共通(←言い過ぎ)なのでは!?

> そして、ぐおおお・・・・・シンフォニア14番、恐ろしい・・・

さすがに、シンフォニアで一番難しいと言われるだけあって、手ごわすぎます(*_*)
出だしは「女王様の優しそうな微笑み」って感じなのに…。

> こんなに難しそうなのに、さらっと終わる短い曲で、バッハは舞台映えしないというか努力が分かりにくいというか・・・・

インヴェンション、シンフォニア、平均律あたりは、特に舞台映えしないかもしれないですね。
でも、舞台映えしなくても、報われなくても、ハマってしまうんですよね~~
バッハ先生、恐るべし!

> バッハ、ハイドン、ツェルニー、そして幻想、アバンチュールしたくなるのも分かります(笑)
> ・・でも・・・
> Nekoushiさん、結構ツェルニー好きですよね?(笑)

キャラ作りのために「チェルニー好き」と必要以上に言ってますけど、それだけじゃなくて、ホントに好きみたいです(笑)
私には比較的合ってるのかなぁと思います。
アバンチュールしたくなったきっかけは、むしろハイドンです(^^;; 面白いことは面白いんだけど、チェルニー以上に弾きづらくて。
2018-10-24 * Nekoushi [ 編集 ]