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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第18回:アマデウスの御加護で(?)順調でした

今日は、モーツァルトの誕生日です。
それに合わせてというわけでもないのですが、今年2回目のセルフレッスンです。

メニューは、チェルニー40番より19&20番、バッハ平均律第1巻の13番、シューマンリストの『献呈』。
前回と同じですが、さて、どれだけ進捗できたでしょうか。

まずは大苦戦中のチェルニー40-19(アルペジオの練習)を弾いてみます。

「これ、開始から1年ぐらいかけてでも、きちんと弾きたいと思うのですが…」

先生「じっくり取り組むのはいいことだとは思いますが、これは何もそこまでやる内容の曲じゃないでしょ…(^^;; 前回よりはスムーズになってますよ。春ぐらいには終わりたいですね」←先生、若干飽きてきてるΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「チェルニー大好きな先生なのに、珍しいですね」

先生「物には限度がありますからね。あ、そうそう。左手のベースのライン、もっとつなげた方がいいのだけど。そうだ!こうしましょう(と言って、赤鉛筆でダーッと結んでしまう)。あとは、手首の移動を合理的に、迅速にね。つっかえる箇所は部分練習の時、前後1小節、前後2小節など、取り出す長さも変えてみて。引き続き頑張りましょう」

次は20番です。

チェルニー40-20

「これ、意外と面白くて、ハマってしまいました。ヘミオラ(3拍子の曲が2拍子に聞こえる箇所)萌えです」

先生「ベートーヴェンの初期ソナタ的な面白さがあるでしょ?ヘミオラもそう。それに、大抵の人が困難を感じる4,5や3,5の素早い動きの練習にもなるし、いい練習曲だと私は思います。ところで、左腕疲れない?」

「はい。ほとんど同じ動きなのに、右手より左手が圧倒的に」

先生「力が入っていて手首を少し柔軟に使えていませんね。片手練習をするときに、右手で左腕を掴みながら、筋肉が硬直しない動きを探しながらやってみたらいいと思います。この調子で、速さより正確さ重視で、丁寧にやっていってください」

次はバッハの平均律1巻の13番。
かなりの萌え曲です。
まずはプレリュードから。

平均律I-13 プレリュード冒頭

先生「冒頭、左手に出てくる右手と同じテーマをしっかり歌わせること。あとは、右手のシンコペーションをギクシャクさせ過ぎないようにね。全体的にレガートな感じの中、シンコペーションのブレスとアクセントは控えめに。あとは、ミスタッチしなければ問題ないです。弾きこみが足りない気はします」

「バレましたか!?」

先生「そりゃそうです(^^;; なまじ譜読みが早く終わると、横着してその後の上達が遅くなったり止まったりすることがあるので気を付けてくださいね。それじゃ、次はフーガ。テーマ探しはやってきましたか?」

「1小節ソプラノ嬰ヘ長調、3小節アルト嬰ハ長調、5小節バス嬰ヘ長調、11小節ソプラノ嬰ヘ長調、15小節アルト嬰ハ長調、20小節バス嬰ト短調、28小節アルト:ロ長調、31小節ソプラノ嬰ヘ長調、でしょうか」

先生「そうですね。テーマの歌い出しが曖昧にならないようしっかりとね。他にもテーマと同じ音形で始まる動機が出てきますが、ま、この曲には複雑怪奇な点はないので把握できるでしょう」

「テーマの付点+トリルですけど、トリルが書いていない部分は補って弾いた方がいいのでしょうか」

先生「本来はそうです。でも、楽譜でトリルがついていない部分は、ちょうど、トリル弾きづらい箇所なのですよ。まずは譜面通りトリル無しで確実に弾けるようにして、余力があればトリルを付けてみるということにしましょう。装飾音って、綺麗になるから装飾音の意味があるのであって、付けることでかえって綺麗じゃなくなるぐらいなら省略した方がいい。私の先生の受け売りだけど(笑)」

「私も聞いたことあるような記憶があります。でも、ちゃんと装飾音を補って弾けるように練習したいです。あと、16分音符の動機のアーティキュレーションですが、2音ずつスラー、ただし気分としては4音にもより大きなスラーがかかているように弾きたいと思うのですが、いかがでしょうか」

平均律I-13 フーガ7~9小節

先生「↑こういうことですね。ロマン派よりの解釈ですね(笑) いや、それで結構です。ただ、曲の後半に出てくるとき、弾いてて楽しくて仕方がないのか、4音ともスタッカート気味のノンレガートになってることがあります。そこは首尾一貫させないと不自然です。そのあたりで躍動感を出すためには、大きなスラーだけを外す意識でニュアンスの違いを表すのがいいんじゃないかな…。あとは、これもちゃんと弾きこめば、そろそろ目途が立ちますね」

「ええっ!!まさか、楽しい曲ほど早く終わる法則ですか!?」

先生「レッスン終わっても、折に触れて自主的に弾けばいいじゃないの…(^^;; まあ、でも、慢心は禁物ですよ。急にスランプに陥って長引かないとも限らないし」←いきなり縁起でもないことを言う

というわけで、いよいよメインイベントの『献呈』です(≧▽≦)

先生「まずは1回通してください」

(何ヶ所か譜読みの間違いを指摘された後…)

先生「重点的にやるべきなのは、やはり左手で旋律を歌う16小節以降、ホ長調に転調する前まででしょうね」

「左手でレガートで旋律を歌わせるのが難しいです。音の多い和音や波線アルペジオまでついてますし…」

先生「それじゃ、16~18小節で説明しましょう。まず、レガートだからと言って、必ずしも鍵盤を押さえ続けた方がいいとも限らないのですよ。ペダルの助けを駆使して、つながっているように聞かせるのがコツです。16小節の4つ目の音符(ミ♭)。これは、スラーの真ん中あたりに位置してますが、思い切ってポーンと弾ませる感じで弾いた方がうまく繋がります。フレーズの頂点の音らしくよく響くというメリットもあります。あと、波線アルペジオですが、一番上の音が拍に揃うように。つまり、弾き始めは拍より前。そうしないと、旋律がゆがんだ感じになるというか、歌い遅れた感じになります。17小節冒頭は、上の2つをまとめて同時に」

『献呈』16~18小節

(何回か練習してみる)

「アルペジオって、かえって一番上の音だけが残って歌いやすくなっているのですね」

先生「そういう効果を狙っているのだと思います。リストのほかの曲でも、そういう意図と思われる個所をよく見かけるような気がします。次回までに最初からホ長調に転調するまで、つまり、三部形式の第一部をしっかり譜読みしておいてくださいね。臨時記号がついて和音がややこしくなる部分は、響きとして覚えてしまうのがいいでしょう」

「分かりました。『献呈』の練習楽しいです(*^▽^*)」

先生「さすがにこのレベルになると、楽しい曲ほど早く終わる法則には当てはまらなくなると思います(笑) あと、どうせ通して弾いてみたくもなるでしょうから、他の部分も必要最小限の注意をしておきますね。コーダのfffでクロスリズムで盛大に歌うところ、縦刻みにならないように。ここは旋律を声に出して歌いながら弾いてみてください。それから最後のストリンジェンドをやり過ぎているのでもう少し穏やかに。そして、最後の2つの和音がベートーヴェンのシンフォニーの終結みたいにジャン、ジャンとならないよう。終わりから2番目の和音は、その前から自然な流れでつないで、最後の和音はffではなくfですから出し過ぎないで。あと、一番重要なのは、ペダルを踏み直さないこと(下の図参照)」

『献呈』終結部

こんな感じで、アマデウスの誕生日記念のレッスンは、割と順調に進みました。
めでたしめでたし(^^♪
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