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セルフレッスン第39回(後編):熟成に成功した曲、失敗した曲

前編より続く。
一人二役のレッスン第39回の後半です。

それでは次は、ベートーヴェンのピアノソナタ第10番です。

ベトソナ10番 第1楽章冒頭

(一通り弾く♪)

先生「なかなかいい感じになってきましたね。展開部以外はかなり弾き慣れてきた感じがします。表情も程よく古典的ですね」

「実は、あんまり練習していなかったのですが・・・。熟成されたってことでしょうか??」

先生「そうそう、そういうことあるよね。展開部は熟成されてないですが…。というわけで、展開部を練習しましょう。77小節から98小節の、右手が3連符のアルペジオ、左手が旋律を受け持つ部分。ここが一番の難関であり見せどころですね」

ベトソナ10番 第1楽章77-97小節
ベトソナ10番第1楽章のクライマックス部分。なかなか難しいです(>_<)

先生「左手だけ弾いてみて」

(弾く♪)

先生「スタッカートで駆け回る部分、変にスラーが付いちゃってる時がある。主に指替えの場面ですね。腕から指先まで一体化したハンマーのような感じで、粒を揃えて叩いていきましょう」

「一体化した感じを得ようとすると力が入ってしまいます((*_*)

先生「それじゃ、音増やしてオクターブにしてみて。その次に、オクターブ下に追加した音を省略します。全部親指で弾くことになりますね」

(やってみる)

「感覚はつかめてきました」

先生「その次は、指使いを元に戻して。そして、最後に右手を加える」

(何回か繰り返す)

先生「あと、左手がスタッカートの箇所は、ペダルは踏んじゃいけません。sfがついているところだけ、瞬間的に踏んで響きを豊かにするというのは、例外的にやってもいいかな。逆に、左手がレガートのところは、濁らないように気をつけつつ浅く踏んだ方がいいかも。右手の3連符は、3つのうち1番目の音を強調してください。旋律線が浮かび上がってきます」

(何度かやった後、通す♪)

先生「展開部はまだアヤシイですが、かなり良くなりました。レッスンでやるのはこれで終わりでいいでしょう。あとは自分で弾き込んでおいてください」

「次の曲、どうしましょう?」

先生幻想即興曲を見てから決めましょうかね」

ベトソナ10番は熟成に成功(≧▽≦)
放置しておいても、できる時はできるようになるものです。

最後は『幻想即興曲』です。

「これも練習不足なのですが・・・。何だかあんまり楽しくなくなってきてしまって」

先生「ひょっとすると、寝かせている間に熟成されているかもよ?とりあえず弾いてみてください」

(ひとまず通す♪)

「こっちは駄目だわ。熟成じゃなくて腐敗してるΣ( ̄ロ ̄lll)!!」

先生「楽しくないなら、無理して続けず放棄してもいいけど、どうする?」

「…」

先生「それじゃね、これ↓見てからどうするか決めて」



「やります!!もう少し頑張ってみます(^o^)丿」←単純なやつ

先生「そうでしょう、そうでしょう(笑) 次回までにやるべきことを言っておきますね。左手の片手練習がメインになります。6連符が均等になるように気をつけながら、スローテンポで繰り返してください。均等と言っても、機械的にではなく、自然な音楽の流れの中でという意味ね。そして、1番目と4番目の音を意識する。右手は、左手に比べれば軽めの練習でいいですけど、やることは同じくスローテンポで出すべき音を指に馴染ませる。そういえば、スロー練習をしっかり頑張るって、自分で言ってなかったっけ?」

「言っていたような気がします。今度は、腐敗しないように、ちゃんとやっておきます」

先生「やる気が失せた時は、なかみっちゃんの動画を見て、取り戻してください(笑) あと、ベトソナ10番の次ですが、『憧れの無謀曲の下地作りプロジェクト』をそろそろ始動させましょう。急にこの場では決められないでしょうから、次回までに1曲考えておいてくださいね」

いよいよ無謀な挑戦の時が近づいてきました(笑) 幻想即興曲』が既にけっこう無謀な気もしないでもないですが・・・
楽しみだけど、なんだか空恐ろしい。そして、何にしようかめっちゃ迷います~~


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tag : ベートーヴェン,ベトソナ10番,ショパン,幻想即興曲,

セルフレッスン第39回(前編):チェルニーさん楽しいな♪♪

このところ課題曲を熟成と称してサボり気味でしたが、一人二役のレッスンを強行します。
さてどうなることやら・・・??

まずはシンフォニア14番です。

シンフォニア14番

(一通り弾く♪)

先生「この曲、他の楽器編成にするとしたら?」

「少人数の弦楽合奏。できれば、古楽器のノンビブラート奏法で」

先生「細かいですね(笑) イメージはそれでピッタリだと思います。でも、演奏は全然そうなってなかったな~~。オーボエみたいに鋭かったです。あと、テンポが速すぎる気がする」

「主題を浮き上がらせようとすると、どんどん固い感じになってしまって…」

先生「強く弾こうとすると、そうなりますね。むしろ、主題以外を弾く指をのばし気味にして、音色的に引っ込めることで、相対的に主題を浮き上がらせる。そういう風に考えてみてください」

(何回か弾く♪)

「浮き上がらせたい旋律は指を丸めて、それ以外はのばし気味。なるほど!!最近読んだ『指先から感じるドビュッシー』にそんなこと書いてありました」

先生「それなら、ちゃんと実践しなきゃ…(^^;; でも、一気によくなりましたね」

「コツが掴めた気がします。そろそろ卒業できそうですかね?」

先生「今回で終わりにしましょう!!ただし条件付き。今年中に録音すること」

「終わるの次回でいい代わりに、録音を免除というのは…?」

先生「ダメです。今年の年末の振り返りの時に、録音してなかったら、合格を取り消します。いや、その頃には私も忘れてしまっているかもしれないけど…(笑) 次は、7番ホ短調か12番イ長調、どっちにする?」

「てこずりそうな速いフーガの12番を先にやっておきたいです」

ということで、シンフォニア14番、めでたく終了です(*^^)v

次はチェルニー40-28に行きます。

チェルニー40-28

(まずは通して弾く♪)

先生「オクターブをバラさないで旋律線を感じてみて。旋律線といっても基本的に単なる音階だけど…。で、旋律線がしっかり頭に入ったら、楽譜通りバラす。手に力を絶対に入れちゃダメで、勝手に震えている感覚ですね。それから、左手の和音は一番上の音がぼやけないように、手首を右回転させる意識で親指に重みを掛けましょう」

「バスの音が大事なのでは…?」

先生「それはそうなのですが、和音はしっかり全ての音を同時に鳴らして下さい。親指を子供の頃に怪我した後遺症で弱いようなので、手首の力を借りるのです」

「分かりました」

(何回か弾く♪)

先生「いいじゃない。これ、今日で終わりでいいよ(≧▽≦) 29番行きましょう」

チェルニー40-29

「うっ、3度の音階Σ( ̄ロ ̄lll)!! チェルニー30-23をパワーアップしたような曲ですね。こういうのめっちゃ苦手です(*_*)」

先生「苦手だからこそ、しっかりやらなきゃね。この際、30-23とセットでやりましょうか」

「30-23には、ブログ仲間の方と『子猫のエチュード』って名前つけたんですよ。左右の手が、じゃれ合っている子猫の兄弟みたいだということで」

先生「なるほど。そうすると、40-29の方は『親猫のエチュード』(笑) あっ!猫好きでしょ??猫を思い浮かべながら弾けば、きっと30-23も40-29も萌えると思いますよ~~」

「…」

チェルニーを2曲もやることになりました。
長くなってきたので、前編と後編に分けます。
以下、後編に続きます。


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tag : バッハ,シンフォニア,チェルニー40番,

2日遅れですがモーツァルト誕生日記念音楽鑑賞会~~!!

モーツァルトは1756年1月27日生まれなので、一昨日は生誕263周年の記念日でした。というわけで、2日遅れですが、記念日にちなんで、私の好きなモーツァルトの曲を何曲かピックアップして聴いてみたいと思います。

まず、3歳ぐらいの時に、ショパンの『マズルカ 変ロ長調 Op.7-1』(あと、軍隊ポロネーズ、英雄ポロネーズ)とともに子守歌がわりに聞いていた曲は、ホルン協奏曲とアイネクライネナハトムジークでした。レコードプレイヤーに張り付いて聴きまくってました~~
ホルン協奏曲は4曲ありますが、その中から第1番を貼っておきましょう。


↑ホルン協奏曲第1番 K.412 ニ長調

冒頭に収録されていたせいか、第1番が一番印象に残っています。ひょっとすると、他の3曲が変ホ長調なのに対して、1番だけニ長調なので雰囲気が違うと感じていたということもあるかも…。とても楽しい曲です。

次は、ピアノソナタ。好きな曲は色々ありますけど、1曲選ぶとしたら第17(18)番K.576です。ピアノソナタの中で群を抜いて好きな曲です。第1楽章は「狩りの曲」、第2楽章はモーツァルトの晩年の曲らしいこの世のものと思えない美しい曲、第3楽章は透明感のある軽快な曲です。そして、第1楽章と第3楽章では対位法が沢山使われていて、バッハ萌えとしても堪りません(≧▽≦)


↑ピアノソナタ第17(18)番 ニ長調 K.576

この動画で言うと、第2楽章は4分56秒あたりから、第3楽章は9分42秒あたりからになります。
K.576は、モーツァルトがプロイセン国王ヴィルヘルム二世の御前で演奏した際に、王女様のために作曲するよう依頼された6つの易しいソナタの中の1曲(でも結局この曲しかできなかった)だとか・・・。全然易しくないんですけどね(^^;; 易しくないどころか、『「本当に弾きたい無謀な憧れ曲」ピックアップ』の記事で取り上げようか迷ったぐらいです(*_*;
最近の研究では、ヴィルヘルム二世に依頼された説は怪しいということになっているようですが、私は、この曲を渡された王女様が「こんな曲弾けない。モーツァルトに頼むのやめて」と父王に泣きついたために企画がボツになったと勝手に信じています(笑)

次はピアノ協奏曲。これはピアノソナタ以上に迷います~~
特に好きなのは、第23番(K.488)、第26番『戴冠式』(K.537)、第27番(K.595)あたり…。今回は『戴冠式』にしておきましょうかね。


↑ピアノ協奏曲第26番『戴冠式』 ニ長調 K.537

第1楽章は35秒ぐらいから、第2楽章は15分ごろから、第3楽章は20分44秒あたりからです。
この曲は、神聖ローマ帝国・ハプスブルク帝国皇帝レオポルト2世(マリア・テレジアの子息、マリー・アントワネットの兄)の戴冠式の祝典で演奏されたので『戴冠式』という名前がついています。第1楽章と第3楽章はとても輝かしく、第2楽章は安心させられる落ち着いた曲です。学者や評論家からは、書法がシンプル過ぎるとか言って低く見られる傾向にあるようですが、音楽って、書法が複雑な方が立派というわけでもないですよね。

次は交響曲です。ト短調の2曲(25番&40番)ももちろん大好きですが、それ以上に第39番 K.543が一番好きです(*^▽^*)
三大交響曲(39番、40番、41番『ジュピター』)の1曲目です。


↑交響曲第39番 変ホ長調 K.543

この動画では、第2楽章は9分7秒あたりから、第3楽章は16分45秒あたりから、第4楽章は21分あたりからになります。
華々しい序奏が終わって第1主題が静かに現れる辺り、特に萌えます。第2楽章は「愛しの変イ長調」です(≧▽≦) 
あと、全体的にクラリネットの響きがとても印象的です。

それでは、今回のモーツァルト誕生日記念音楽鑑賞回は、この辺で~~


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tag : モーツァルト,K.412,K.576,K.537,K.543,

いづみこ先生に学ぶ「タッチと音色のいろいろ」

最近すっかりハマっている『指先から感じるドビュッシー』(青柳いづみこ著、春秋社)より、今回は、色々な音色の出し方についてのタッチの解説を取り上げます。昨日の脱力に関する記事で「機会があったらご紹介します」なんて書きましたが、善は急げです!!

以下、同書の「タッチ音色のいろいろ」と題する章の要点メモです。
いづみこ先生の文章は、いつもながら、とても分かりやすいです(≧▽≦)

・のびる音
タッチのスピードと深くかかわっている。スピードが速すぎると固く冷たい音になる。アタックせず、指の腹でじわっと、しかし、ある一点で確実に鍵盤の底に力を伝えるように工夫すると、あとになってぐっとのびる音が出る。たっぷり響かせたい時は「じわっと」のタッチに重さの助けを追加。

・鐘のような音
指先を固く金属の棒のようにする。腕全体が鐘を響かせる撞木(しゅもく)のようなイメージで、タッチしてからすぐにペダルの中に開放する。そうすると、カーン、チーンといった音が出る。

・ボーンという音
肩を起点に腕全体を使って、重さを十分にかけて音を出す。かかった力は手首や肘で逃がす。そうしないと固い汚い音になってしまう。

・歌う右の4の指
4の指は一番弱いが一番歌える指。ショーパンのノクターンなどで、右手の4の右端を使って、鍵盤にぴったりくっつけたまま少し手首を向こう側に返すようにすると、甘い、おねだりするような音が出る(*´▽`*)
(私は、10本の指の中で右手の4の指が一番萌えます(笑))

・音をべったり練る
指のしなりを利用して、ピーナツバターをすくうように粘っこくタッチする。メロディの歌い出しなどで、もっとはっきり意思表示したい時は、右手の5を肘から落とすようにする。落ちる瞬間に肘や手首のクッションを使って、固くならないように。

・星のようにキラキラ光る音
根元の関節のバネを使い、指先を少し手前にひっかくようにする。音の響き方は、指先にどれだけ集中させるかによって決まる。光らせたい時は指先を尖らせ、柔らかくしたい時は力を分散させる。

・ダイヤモンドのようにギラギラした音
指先はしっかりひっかきながら、腕の上下運動を併用する。

・強弱
重さを使う方法と指の力で出す方法があり、たいていは両方の合わせ技を使う。

・旋律の弾き分け
フーガなど対位法的な作品で必須の、旋律の弾き分け。強弱ではなく音質で変化をつけるのが理想。弾き分けはタッチのスピードと圧力のかけ方次第で決まる。たとえば、上の線を少し固めの指でスピードの速いタッチで弾き、下の線はやわらかめにじわっと弾く。一方の線には重さをかけ、片方にはかけない。出したい線は指を曲げ、控えたい線はのばす(角度による調節)。などなど。

この章の締めくくりでは、次のように書かれています。

「自分の音をよく聴きなさい」というのは簡単ですが、(中略)「音が出ていない」状態では、聴きたくても聴く音がありません。自分の「歌」を伝えられる音が出て初めて、それを聴き、あとにつづけていくことができるのです。そして、そうした「音」たちの連なりが「モティーフ」であり「フレーズ」であり、「主題」であり「展開」であるのです。

たかが音というなかれ。すべては、たったひとつの「のびる音」から始まるのですから。


まさに底なし沼の深い音の世界です!!
そこが楽しいのですけどね(^^♪ というか、それが楽しいと思えなければ続かないです~~


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tag : 音色,タッチ,青柳いづみこ,指先から感じるドビュッシー,

脱力が大切だと口で言うのは簡単だけど・・・

ピアノを弾くのに無駄な力を入れてはいけないのは言うまでもありません。「無駄な力を入れちゃいけない=脱力」なのですが、私の中では「脱力」という言葉は、使うのをできるだけ避けているような気がします。どこがスッキリしないのか考えてみると、どうも得体が知れないから…(^^;; 

でも、先日購入した青柳いづみこ先生の『指先から感じるドビュッシー』の中にスッキリした説明がありました。それによると、「ピアノをひくときに脱力が一番大切だ、と口で言うのは簡単ですが、どこかで支える点がなければ力が抜けません」。そう言ってもらえれば腑に落ちやすいですね。その支える点は、具体的には指の一番根元の関節(第3関節)だそうです。そういう明確な説明が欲しかったのよ~~!!で、根元の関節を鍛える方法が載っていたのでご紹介します。いづみこ先生の命名によれば「逆立ち体操」だとか…。

曲げた指ものばした指も、基本になるのは指の根元の関節です。毎日逆立ち体操をして、腕の重さを支えられるしっかりした関節を準備しましょう。各指1本ずつで1)~5)の動作(注:下記)をやります。


ということで、1)~5)の動作をしている自分の手の写真を撮りたかったのですが、難しかったので、本のイメージ画像とともに見て行きましょう。

1)ピアノのふたの上で各指を逆立ちさせ(注:逆立ちというか垂直に立てるといった方が分かりやすいかも?)、根元の関節で重さを支える。→そのとき、他の指(とくに親指)の力が抜けているかどうか確かめる。
逆立ち体操(1)
2)根元の関節に重さがかかった状態で、ゆっくり手首を下げていく。

3)指を曲げた状態(指の先に鍵盤(の蓋)があたる)で止める→そのとき、根元の関節がしっかり出ているかどうか確かめる。

4)指をのばした状態(指の腹に鍵盤(の蓋)が当たる)で止める→そのとき、各関節(とくに第2)がマムシ(注:逆向きに反り返る)にならないように気をつける。
逆立ち体操(2)
5)曲げた指ものばした指も、そのままの状態で各々50ずつ数える。(最初は10ぐらいでもいいらしいですが)


早速試してみましたよ~~
私は、5の指以外は苦しくありませんでした。50でも100でも数えますよっ、て感じで(笑)
指の脱力は比較的よくできている気はしていましたが、「逆立ち体操」をやってみて、「既に第3関節がしっかりしていたからか~~」と納得できました。たぶん、子供の頃に正しい弾き方を教わっていたということでしょうね。幸運なことで、ありがたいです。

指に無駄な力を入れないことは(←やっぱりこっちの表現のほうが好きらしい(笑))、指を痛めないためにというのはもちろん、しっかり歌う音を出すとか表現の上でも重要ですね。引用ばっかりで恐縮ですが・・・

のびる音、歌う音をだすためには、手指が完全に脱力している必要があります。そして完全な脱力を得るためには、根元の関節が重さを支えられるくらいに十分にしっかりしている必要があります。関節が弱いのに力だけ抜いても、ふにゃふにゃした音しか出ません。



最後の一文、そうそう!そうなのよ~~!!と思います。

「逆立ち体操」は効果があると思いますので、おススメです。
今回やってみてダメだった5の指については、私もやってみようと思います(^o^)丿

機会があったら、この本の、のびる音、歌う音など色々な音の出し方についてのタッチの解説も紹介しますね。


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tag : 脱力,青柳いづみこ,指先から感じるドビュッシー,

卯の刻にもピアノ弾く♪♪

私のHNは「猫は丑三つ時にもピアノを弾く」ということでNekoUshi(←密かにUを大きくしてみた)なのですが、朝練をすると「卯の刻にもピアノを弾く」になりますね。卯の刻は、午前5時から7時ぐらいです。

だいたい、この時間はバッハを弾くのが定番で、「朝バッハ」の記事を何回か書いた記憶があります。バッハの、特に長調の曲が「朝バッハ」にふさわしく感じています。ただ、変にテンションが高い時は、朝チェルニーのこともあります。

でも、今日は、珍しく、練習課題でも何でもないブラームスを弾いてみました。op.117とop.118から適当に選んで、まったりと…。朝練というより、週末にため込んでしまった内職を片付けるために、寝損ねたのです(>_<) 普段だったら、ブラームスの後期の曲は、できれば黄昏時に弾きたい曲ですが、今日はこの時間に黄昏れたかったので(笑)、敢えて「卯の刻ブラームス」にしてみました。意外と悪くなかったです(≧▽≦)

というわけで、「猫は卯の刻にもピアノを弾く」!!笑
『2019年の目標・抱負構想会議』で、セルフの先生の単独名を公募で決めるというのを目標にしたところ、いくつか案を頂きまして、その中の「Nekousagi」が今日の私にはピッタリ当てはまってるなぁ、なんて思ってます。優柔不断なので、まだまだ決まりそうにありませんけど…(^^;; 

今週のピアノは、卯の刻ブラームスで幕を開けました。
何だか慌ただしい週になりそうなので、ピアノを弾く時間をどれだけとることができるのか、少し心配です(*_*;


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tag : ブラームス,

『指先から感じるドビュッシー』が届いた~♪♪

前からずっと読みたいと思っていた『指先から感じるドビュッシー』(青柳いづみこ、春秋社)が届きました。ドビュッシーのエキスパート、青柳いづみこ先生の読み応えのある本です(≧▽≦) 安川加寿子先生の門下生で、文筆業とピアニストの兼業で活躍されていることで有名ですね。
指先から感じるドビュッシー

帯に書いてあった紹介によりますと「19世紀末の美意識、作曲家が愛した絵画、文学、人など、作品の文化的背景を紹介し、その演奏技法を詳しく解説。自分で自分の解釈を選びとるための多角的レッスン」だそうですが、パラパラとめくってみら、まさにそんな感じでした。

取り上げられている曲は、

・アラベスク第1番
・アラベスク第2番

《映像》第1集より
・水の反映
・運動

・小さな黒人
・忘れられた映像

ドビュッシーのお引越し

《前奏曲集》第1巻より
・デルフの舞姫たち
・帆
・亜麻色の髪の乙女
・沈める寺
・ミンストレル

《子供の領分》より
・雪は踊っている
・ゴリウォーグのケーク・ウォーク

これらの曲の演奏技法、運指、演奏するための基礎練習、背景の解説が図解入りでとても詳しく書かれています。どうやったらオシャレで色彩感覚豊かな表現ができるのか、この本を読むと沢山の実践的なヒントをもらえそうです。一口にスタッカートやレガートと言っても、豊富で、それに応じて数多くのタッチも工夫しないといけません。ペダルも細やかさが求められます。そういった技術的なことも細かく書いてくれているので有り難いです!!しかも、文章が上手いし、固くない話題(ドビュッシーは女性の長い黒髪フェチだった、とか(笑))もうまく混ぜているので、肩に力を入れ過ぎずに読めます。

本の冒頭には「ドビュッシーが好きだった名画」というコーナーがあって、目を楽しませてくれるとともに、ドビュッシーの音楽が絵画と密接な関係にあることがよく分かります。ドビュッシーは、おどろどろしい絵画も好きだったらしく、けっこう不気味な曲を書いているのも納得できました。

各曲の解説の後は、「タッチと音色の色々」「指先から感じるドビュッシー」「耳と足先から感じるドビュッシー」「タイトルの意味を間違えなくとらえよう」と続き、各曲の解説とは少し違った切り口からドビュッシーに迫ります(*´▽`*)

「ドビュッシーらしさ」のよく出た演奏について、いづみこ先生は

 こうじゃなければいけない…というのはないのですが、よくみかける傾向として、音が厚くなりすぎた「ブラームスみたいなドビュッシー」、というのがあります。それはちょっと違うんじゃないかな?と。
 ドビュッシー自身は「物事を半分だけしゃべって、残りの半分は聴いている人の想像力にまかせるような音楽を書きたい」と言っていました。
 だからロマン派を弾くときみたいに、全部の気持を音楽に託してしまうとか、表面的に演奏効果が上がるような弾き方をするとか、そういうのはちょっと合わないのではないかと思う。



と書いておられます。これはショパンやモーツァルトに通じるような気がしますね。彼らも音楽に関しては「節度の人」ですから…。

読んで楽しい、生徒の役に立つ、先生にも役に立つ、素晴らしい本を手にして、とても嬉しいです。ドビュッシーの世界への関心が深まりました。おススメの本です!!


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セルフレッスン第38回:ベトソナ10番をみっちり&今年初の合格曲は・・・?

私が私にピアノを教えるコーナー、2019年の第1回目です。今回はベートーヴェンのソナタ第10番とチェルニー40-27をやりました。早速、一人二役のレッスンの模様を覗いてみましょう。

まずはベトソナ10番の第1楽章です。

ベトソナ10番 第1楽章冒頭

先生「冒頭の主題のニュアンスの付け方が難しいよね。最初の音は裏拍の裏拍なので軽く、次は跳躍するので膨らませる感じ。フワッとね。決して乱暴にならないように。スラーがかかっている6つの音は、ひと塊と意識して。1段目最後の跳躍(ラドシ)は、ほんの少し溜めたほうがいいでしょうね」

「その部分の指使いですけど、145で弾いてみたらアーティキュレーションが正確に弾きやすく感じました。アンダーラッピングが不自然かもしれませんが、どうでしょうか?」

先生「2段目のラーソファ#ミレドは、どう続けるの?」

「543212です」

先生「通すと、145、543212ですか。5が続くところが、ちょっとショパンちっく(笑) 確かにアーティキュレーションとニュアンスは付けやすいかもしれません。もっと速い曲だったら難しいと思うけど、これはアレグロでもテンポ自体はそこまで速くないので、それでやってみましょう」

ベトソナ10番 第1楽章15-19小節

先生「次は装飾音の弾き方です。上の図の装飾音を拍とともに開始するか、拍より前に弾いて主音を拍に合わせるか。図で言うと、緑の線で行くか、オレンジの線で行くかということですね」

「古典派なので装飾音の開始を拍に合わせてますけど…」

先生「そうですね。原則はその通りです。ただ、ここは例外的に拍の前に出すことを考えてみたらいかがでしょう?というのは、ここまで優雅に進んできているのに、装飾音を拍に押し込むことで弾き急いでいるというか鋭い感じになりがちです。二通り試してみて気に入った方を選んでください」

(早速試す♪)

「あっ!!装飾音を前に出すことにします。この部分、余裕がなくて苦手だったんですよ。その手があったのですね。あと、急にシューマンっぽくなった気がします(*^▽^*)」

先生「次は、32分音符で走り回るパッセージが難しい箇所に行きましょう」

ベトソナ10番 第1楽章40-46小節

先生「右手は、弾きやすいポジションを考えながら地道に、というのを基本に、時々、あえて弾きたいテンポより速いテンポで練習してみたらいいでしょう。でももっと大事なのは右手ではありません」

「それじゃ左手ですか?」

先生「チェルニーやるときに私がいつも言ってるでしょ?」

「あっ、音楽の流れを作るのは左手、でしたっけ」

先生「そうそう、それ!!左手の和音を『どの音押さえるんだっけ』と迷っていたり、和音がばらけてしまうようでは、ダメです。左手に意識をより多く持って行って、右手は勝手に動くぐらいの感じにしましょう。それから、32分音符の下降音階に挟まっている、4分音符二つ」

「下の段の2小節目、4小節目ですよね」

先生「その、それぞれ2音目がうるさくならないようにね。1音目はスフォルツァンドがついているので強調して、でも、2本目はスラーの終わりなので、すっと巻き取るように静かに収めます」

「32分音符に必死になって、その部分をおざなりにしてしまうみたいです。気を付けます」

先生「次は展開部に行きましょうか。右手が3連符の和音、左手が主題の動機を繰り返す、一番緊張が高まる部分」

ベトソナ10番 第1楽章77-85小節

先生「↑ここね。巨大な赤い矢印以降。左手のアーティキュレーションを正確にすること。特に、スタッカートに変わるところは、粒を揃えてください。長さも音量もという意味です。そして、右手を推進力にして緊張感を高めること。あと、右手は3連符の最初の音、つまり一番上の音を強調してください。この部分で言ったらミ♭とレがよく聞こえるようにしましょう」

「この部分、好きです。クロスリズム萌えます(*´▽`*)」

先生「見てて分かります(笑) でも、まだまだ左手がおぼつかないですね。左手の片手練習と両手練習を繰り返してください。次回のレッスンまでの一番の重点ポイントです」

先生「次は再現部に入る直前の32分音符のパッセージの部分。↓ここです」

ベトソナ10番 第1楽章107-112小節

先生「そこまで大した話ではないのですが、ここは内声をしっかり歌わせましょう。32分音符に負けないように朗々と。再現部は型どおりなので、注意事項は提示部と同じです。そろそろ卒業を視野に頑張りましょう!!」

次はチェルニー40-27です。

チェルニー40-27

先生「cantando 歌うように。内声はトレモロ。そのバランスの練習ですね」

(弾いてみる)

「この曲いいですね(*´▽`*) まだプレストでは弾けませんが」

先生「これ、プレストなんかで弾かなくていいよ(笑) というか、今回で合格にしましょう。40-28を譜読みしといてくださいね」

「えっ、早っっ\(◎o◎)/!」

今回も【好きな曲は早く終わる法則】でした(笑)
そして、今年最初の合格曲はチェルニーさんでした。カール萌えな1年になりそうな予感です(^^;;
再び倦怠期気味の『幻想即興曲』も頑張らねば!!


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宴の後は我に返り・・・

先日の、今年挑戦したい憧れ曲候補ピックアップ企画は、私の中では近年まれに見るインパクトでした(≧▽≦)
まさに饗宴と呼ぶにふさわしい感じです。私のピアノライフはこれからどれだけ充実するのだろう?と思うと、マリッジブルーに(いや全然意味違うけど…笑)なりかけました(^^;; そして、はっと我に返りました。ああ、宴が終わったら現実に戻るんだなぁ、って…。

正確に言うと、もっと盛大な宴、つまり憧れ曲への挑戦の開始に向けて、一旦日常に戻ります。そうすると、日々の練習課題が待っているわけです。

チェルニー40-27、シンフォニア14番、ベートーヴェンのピアノソナタ10番、ショパンの幻想即興曲…。現実に戻って地味な練習です。テンポをごくゆっくりに落として手に馴染ませたり(急がばレント!!)、部分練習をしたり、片手練習をしたりということですね。ベトソナ10番か『幻想即興曲』を早く片付けないと、憧れ曲に入れないぞ。と思えば、今までより気合も入るというものです。

そして、また我に返って思うには、現実に戻ったといっても、えらく豪華な現実だなぁと…(笑) だって、チェルニーさんはともかくとして、シンフォニア14番、ベトソナ10番、幻想即興曲なんて、こんな素敵な曲が並んだメニューって贅沢過ぎる日常ですもの。こんなに幸せなピアノライフでいいものだろうか?と、再びマリッジブルー(笑)になってしまいました。ま、すぐ気を取り直して、豪華な地味練(って矛盾してるけど)の世界を楽しんでいますけど…。

この調子だと、憧れ曲への挑戦が具体化した日には、どれだけマリッジブルー(違)になることでしょう!!怖いけど楽しみです(*´▽`*) ふと気づくと、「マリッジブルー」という言葉を連発し過ぎですΣ(゚д゚lll)!! 比喩的表現にしても、いい年して恥ずかしいなぁ…笑


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ピア友さん、恐るべし!!

前回の記事『「本当に弾きたい無謀な憧れ曲」ピックアップ』でもそうでしたけど、選曲について書くと、毎回のようにピアノ仲間の皆さんの鋭さにビックリさせられます。曲の好みや心の中をすっかり読まれていますΣ(・ω・ノ)ノ! 私より私についてよくご存じで…笑

自分でも忘れていた曲を発掘されることもあるし、好みにピッタリな未知の曲を教えていただけることも…。皆さん、常にアナリーゼしている(ピアノ弾く時は意識していてもしていなくても常にアナリーゼしていますよね)ので、分析力が高いです。あと、私は、弾いてみたい曲を臆面もなく書いてしまう方なので、分析しやすいというのもあるかも!?奥ゆかしく弾きたい曲を内緒にするというのに密かに憧れていないこともないのですが、選曲の時に色々と助けていただけるというメリットがあるので、これからも奥ゆかしくないままで行こうかと思います(笑)

ピアノ仲間の方のアドバイスや感想って、先生(←本物の)とは違った視点からの鋭さがありますね。先生の場合は、やはり教育的な観点が強いと思いますが、同業者(笑!)ですと、立場が近い分だけ同志としての気持ちが通じ合える気がします。「ああ、分かる分かる!!」ということが色々あって楽しいですね~~

音楽という共通の言葉が通じるのは、本当に素晴らしいことです!!
お付き合いの長い方とも、言葉を交わし始めたばかりの方とも、すぐにコミュニケーションできるなんて(≧▽≦)
単なる共通の話題というのを越えた何かがある気がします。音楽の不思議な魅力に改めて感動しています。
これからもピア友さんたちにビックリさせられることを楽しみにしています~~(^^♪


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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇自主練
・チェルニー『毎日の練習曲』2番

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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