セルフレッスン第11回:色々と急展開~~♪♪

何日か前に「ツィメルマンのシューベルトに魂を吸い取られてピアノに向かう気が起こらず」なんて言ってましたが、弾きたいという気持ちがすぐに打ち勝ちました。そりゃそうだ(笑) 

というわけで、私が私にピアノを習うセルフレッスンの第11回目をお届けします。

最初は、まだまだ苦戦中のバッハのシンフォニア3番です。

先生「書き込みがかなり増えましたね。モチーフを正確に表せるようフレージングも書いたのですね。でも、増えすぎて見づらくはないですか?」

「頭に入ってくると、音符以外は目に入らなくなってくるみたいです。なので、意外と見づらくないです」

先生「いや、見づらくなってきたら、もう1冊買ったらどうかと思ったのですが(←何で!?笑)、その必要はなさそうですね」

(弾いてみる)

「この曲には本当に手こずっていて…」

先生「バッハ大好きのはずなのに、珍しいですよね。でも、必死で取り組んだだけあって、かなり良くなりました。フレージングも工夫の成果が表れています。次回仕上げようと思いますので、そのつもりで」

:(*´▽`*)

というわけで、シンフォニア3番もそろそろ卒業できそうになってきました(≧▽≦)
やっぱり、ピアノってしつこく練習する以外に上達するいい方法はないと、改めて実感しました。

次は左手メインのチェルニー40番の18番。
とりあえず弾いてみる。

先生「少しずつ形になって来てますね。テンポ上げるのはもう少し我慢した方がいいかも。あと左は手首あまり上げないで。上げ過ぎると力入るので。椅子を1.5センチぐらい下げてみたら?」

「あっ、弾きやすくなりました!左手も幅広いアルペジオが苦手なので補充的に『左手のための24の練習曲』あたりから抜粋してやってみたいのですが…」

先生「そこまで苦手意識をいだくことはないと思うけど…。『左手のための24の練習曲』チェルニーのop.718だっけ?希望に沿えそうなのは、例えば3番とかでしょうね」

チェルニー Op718-3
↑『左手のための24の練習曲』3番

「わ~っ、これこれ!!こんな感じの探してました。これをレッスン曲に加えていいでしょうか」

先生「わざわざレッスンするほどではないでしょ(^^;; 左手に余分な力がかからないことだけよく気を付けて自習しておいてください。でも、私は、左手にこだわるんだったら、ショパンの10-12(革命)に挑戦してみたらいいと思うけどなぁ」

「えっ!?そんな無茶なΣ(゚д゚lll)!! 『パンがないならお菓子食べたらいい』的に無謀な気が…」

先生「パンがなければお菓子を、左手が苦手なら『革命のエチュード』を!!笑 どっちも理に適ってるじゃない(笑)」←今日は暴走したい日らしい(^^;;

チェルニー40番の19番は、引き続き地道に進んでいて、特に書くことなし。
次は、モーツァルトのソナタニ長調K311です。

(まずは弾いてみる)

先生「何か所かミスはあるけど、かなり良くなってますね。華麗な序曲的雰囲気に弾けていると思います」

「練習次第でしょうけど、あと1か月ぐらいやれば合格できそうでしょうか?」

先生「ん~、いや、むしろ今日合格を出します!」

「えっ、もういいのですか。何だか嬉しいような寂しいような…」

先生「2楽章を弾いてみてください。初見ってことはないでしょう?笑」

「はい、こっそり譜読みしたことあります」

というわけで弾いてみる。

先生「悪くないですね。ハイドンの時もそうでしたが、緩徐楽章が得意みたいですね」

K311 2楽章
↑K311 2楽章

先生「気を付ける点は、3小節目のようなスタッカート(ピンクの囲み)が重くなり過ぎないように。もちろん跳ねるのでもなく、軽いアクセントと考えるといいと思います。7小節目はossia(黄色の囲み)の方を採用しているのですね。好みで選んで問題ありません。私もossiaの方が好みです。もう一度弾いてみてください」

「次の課題はこれにしますか?」

先生「それもいいのだけど、2楽章も合格にしちゃいましょう。あとで復習はよくしておいてくださいね。で、次のレッスン曲は3楽章です」

「何だか急展開ですね(*_*;」

先生「このソナタの重心は3楽章にあるので、是非しっかりやっておきたいと思いますので。ちょっと楽譜を見てみてください。どういう雰囲気に弾きたいですか?」

K311 3楽章
↑K311 3楽章

「8分の6拍子のアレグロらしく溌剌と弾けたらいいなあとは思いますけど…」

先生「それも一つの良い解釈ですね。私なら、アレグロといっても少し遅めにグラツィオーソに弾きます。楽譜を見ると、ロンドをフランス語で"RONDEAU"って書いてあるでしょ。それにヒントを得て、おフランスな感じで優雅に(笑) 1楽章、2楽章との関係もよく考えて解釈を決めてきてください」

「分かりました。今年の残りはK311のロンドをじっくりとですね?」

先生「何言ってるの。まずは1か月を目標にやってください。10月いっぱいですね。もちろん、その時の出来具合で延長もあり得ますけど」

「はっ、はい(^^;; 先生は今日は何だかハイテンションですね」

先生「そんなことないと思うけど…。そうそう、K311が終わったら、10-12やりましょうかね」

「え!?革命のエチュードって本気でおっしゃってたんですか!?てっきり冗談かと…」

先生「はじめはモーツァルトのK309でもいいかと思っていたのですが、ちょっと偏り過ぎるので、そろそろショパンでもと思いまして。他の曲でもいいですよ。10-12以外では、25-1(エオリアンハープ)、25-9(蝶々)、あるいは、全く有名ではないですがヘ短調の10-9あたりを候補に、楽譜を眺めたりCD聴いたりして考えてみてください」

ピアノを弾くのにも快適な季節になってきたせいか、色々と進展があった第11回目でした。
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ツィメルマンのシューベルトに魂を吸い取られ…(^^;;

私は写真に撮られるのが大の苦手で、よく「写真に写ると魂を吸い取られるから嫌だ」と拒否しています。
「一体いつの時代の人よ?笑」と馬鹿にされますが、カドを立てずに断るのに一番便利な言葉だと思うので…笑

それはさておき、最近買ったクリスチャン・ツィメルマン演奏によるシューベルトの『ピアノソナタ20番(イ長調 D959)&21番(変ロ長調 D960)』の最新録音のCDには、すっかり魂を吸い取られてしまいました。
ツィメルマンと言えば、ショパンのバラード集の凄い録音があって、ショパン萌えには神様的存在だと思うのですが、シューベルトも負けず劣らず凄いです。

ツィメルマンのシューベルトは、30年ぐらい前に録音した即興曲集を聞いたことがあります。それはそれで、端正で素晴らしかったです。
でも、今回のソナタ集は、最後の2曲という神がかった音楽を、ツィメルマンの神がかった演奏で聴くことができます!!
一言で言うと、「この世のものとは思えない」です。ものすごい透明感をもって丁寧に哀しみが描かれているように感じました。
繰り返しの多いシューベルトの大曲なのに、全然飽きることなく、「え?もう終わってしまうの?」という感じで、82分間あっという間に過ぎてしまい、魂を吸い取られましたΣ(゚д゚lll)!!

この録音は、新潟県柏崎市の文化会館アルフォーレというところで録音されたそうです。去年の1月のことで、3メートルもの大雪が降る中「建物の中は完全な別世界であり、私たちは5日のあいだ、どっぷりシューベルトに浸ることができました」と解説書に載っているインタビューで、ツィメルマンは語っています。たぶん雪が降ってなくても同じような感動的な演奏になったとは思うのですが、そのシチュエーションがぴったり過ぎるので、「大雪でよかった」なんて思ってしまいました(^^;;

ピアノにも特殊な調整を加えたとか…。打弦位置を少しずらしたり、鍵盤のアクションを軽くしたりして、シューベルトの使っていた楽器に近づけたそうです。さすが、完璧主義者のツィメルマンです。

あまりにも凄かったので、しばらくピアノに近づく気が失せちゃいましたよ(笑)
いや、実を言うと、21番(D960)はシューベルトで一番弾いてみたい曲なのですが、そんなことを口に出すのが恥ずかしいぐらいです。と言いながら口に出しちゃってるけど…(笑)
この記事を書くというので、また聴いて、また、しばらくピアノに近づく気が失せてきました。
素晴らしい演奏なのですが、危険すぎる(?)ので封印しないといけませんねΣ(゚д゚lll)!!

今日はプチ・チェルニー祭り

今日はアップライトで1時間ぐらいチェルニーばっかり弾きました。
弾いたのは、練習中の40-18と40-19です。
題して『プチ・チェルニー祭り』~~♪♪

チェルニー40-18

18番の方は、左手のジグザグ進行には少し慣れて来ましたが(といっても指定テンポの半分ぐらい)、音域の広いアルペジオの部分になると苦戦します。両手ともにアルペジオ苦手…(*_*;
じゃあ、全調アルペジオをやりたいのかと言うと、今のところ、そういう気にはまだなっていません。

この曲集で左手のアルペジオが出てくるのは、30番まで待たないといけないらしいので、どうしよう…。
あと、左手は速い動きで若干硬直気味かもしれないので、気を付けねば。

18番では、リピート記号を過ぎたあたり、左手がpで低音からジグザグと上って来てクレッシェンドで盛り上がる部分にかなり萌えます(*´▽`*)
セルフレッスンでの標語に「チェルニーも音楽的に」「チェルニーをチェルニーのように弾かない」というのがあるのですが、こういう部分では特にそう感じます。いや、萌えポイントじゃなくても音楽的に弾かないといけないのですが…。

チェルニー40-19

19番の方は、手首の回転(グルグル、くねくね…笑)を意識しつつ、部分練習の繰り返しです。
部分練習と言っても、練習しない部分はありませんΣ(゚д゚lll)!!
超スロー、スロー、レガート気味、スタッカート気味など、バリエーションを加えてやってみました。
弾けな過ぎて、萌えポイントがまだ見つかりません(^^;;

毎日このぐらいの時間でもいいので、チェルニーもきちんと練習できればもっと早く上達するとは思うのですが、なかなかそうはいきませんね。
あと、タッチが違い過ぎるので電子ピアノでチェルニーやる意味はあるのか?とか、手を傷めないか?とか心配で、電子ピアノではあんまりチェルニーをやってません。

演奏は喋り方に似るという説も…

「説」というほどではないのですが…(笑)

仲道郁代さんのCDの解説書の中に「私は舌足らずな話し方をするので、そういう弾き方になっているかもしれない」という意味のことが書いてあったのが、印象に残っています。
読んだときは「なかみっちゃん何言ってるの~!?笑」(←めっちゃ馴れ馴れしい(^^;;)と思ったのですが、たまたまその時はショパンのピアノ協奏曲やバラード・スケルツォの雄弁な演奏(曲が曲なので舌足らずにはならない)を中心に聞いていたので、あまり腑に落ちなかっただけのような気がしてきました。
ノクターンとか即興曲をきくと、まあ本人がおっしゃる通りかも!?

そう言われてみると、アンドラーシュ・シフさんのレクチャーコンサートは、お喋りで饒舌、でも辛口な感じで面白いのですが、そんな感じの演奏をしているようにも思えてきます。
あと、ジャン・マルク・ルイサダさんのレクチャーコンサートも饒舌で楽しいですが、シフさんとは方向性が違って、いかにもフランス人らしいお洒落な感じの饒舌で、彼のショパンのワルツやマズルカを聴くと確かにそのイメージにピッタリ!!

というわけで、「演奏は喋り方に似る」というのも、「そう言われればそうかもしれない」という程度には当たっているのかもしれません。

で、思い出したのが、前回の記事『自分の演奏って好き?』です。
自分の話し方は好きじゃないので、演奏がそれに似ているとすると、好きなわけがないΣ(゚д゚lll)!!

でも、前回の記事を書いた後、演奏自体については、「好きじゃない」とか言いながら意外とそうでもない、いわゆる「ツンデレ」かもしれないという結論になりつつあるので、何かが違うような気がします。
可能性としては「演奏と話し方が似てない」あるいは「ピアノの音としてはいいけど、人間の声としてはダメ」。
似てないと断言できる自信はないので、とりあえず、後者ということにしておきます(*'▽')

自分の演奏って好き?

自分の演奏、好き?嫌い?

必死に練習している時なんかは、あまり考えないですが、余裕が出てきた時や録音をよく聴いてみた時に、ふと考えることがあります。
今日は、前回の記事でUPした録音を聴きながら考えているのですが、この問いは意外と難問ですね。

色々と不満はあっても、「嫌い」とは断言できないですね。
「嫌い」というのと、もっと改善したい、成長したいと思うのは、必ずしも同じではないですよね。
そもそも、嫌いだったらピアノ弾くのやめてると思います(^^;;

じゃあ、好きなのかっていうと、それもかなり違いますね。
「何でそこでミスるかな」とか、「声部のバランスがなってない」とか、ダメ出ししたいことは山ほどありますΣ(゚д゚lll)!!
ただ、細かいテンポの揺らし方やアーティキュレーションの癖なんかは、それが正しいのかどうかはともかくとして、「こうでなくては私らしくない」なんて思ってしまいます。
好き嫌いとは別の次元で、自分の家に帰ってきたような感じ?笑

どういう風になったら「自分の演奏が好き」と思えるのか、まだよく分かりませんが、そういう日が来るのを夢見ながら、練習を続けていきたいと思います。

セルフレッスン第10回:モーツァルトは音が少ない? and 苦手なシューマンのワンポイントレッスン

昨日はレンタル練習室に行って、約1か月ぶりに、私が私にピアノを教えるセルフレッスンをしてきました。
そして、このレッスンも記念すべき10回目となりました!
レッスンの模様はこんな感じです。

まず、苦戦中でお馴染み(?)、バッハのシンフォニア3番。
一通り弾いてみたら、「出口の光がわずかに見えてきた感じですね。この調子で練習してください」ということで、あとはひたすら練習あるのみ!

次はチェルニー40番より第18番。
左手が分散音階、分散音で走り回って、その間、右手は和音を叩いて行く練習曲です。

先生「この曲に入る前にかなり嫌がっていましたが、意外と楽しそうじゃない?笑」

「左右の手の役割が逆転しているので、どうしようもないかと思ったのですが、地道にやっているうちに繋がってきた感じで…」

先生「もしかして生まれた時は左利きだったのでは?」

「物心ついた時には直されていましたが、生まれた時はそうでした。今の私の手にキャラを設定してみると、左手は愚直に取り組む勤勉な生徒で、右手は手を抜きたがる怠け者(^^;;」

先生「分かっているなら、ちゃんと右手も勤勉にさせなさ~い(笑) それはさておき、18番はそろそろ仕上げを視野に頑張りましょう」

次は同じく第19番。
上で槍玉に挙がった右手に、分散和音を鍛えこむ練習曲です。
チェルニー40-19

「こういう感じの分散和音、ものすごく苦手です」

先生「それだと弾ける曲が限られてしまいますよね。こういう練習曲を活用して是非とも克服しなければ!」

(弾いてみるがかなり酷い)

先生「もっと手首の回転を使って。指を硬直させてたら、指を痛める上に、正確に打鍵するのも難しいです」「もっとグルグル、くねくね!! いや、くねくねはちょっと違うか…」

「少しコツがつかめてきたかもしれません。1小節に2カ所ぐらいの頻度でミスってたのが1カ所ぐらいに減った感じがします」

先生「あとは、左手の2分音符はしっかり伸ばしてベースのラインを感じて。この曲をしっかり弾き込んで終了したら、世界が少し違って見えてくると思いますよ」←大袈裟(笑)

次はモーツァルトのニ長調ソナタ(K311)です。

「この曲は弾くのが楽しくて仕方がない曲なのですが、1週間ぐらい寝込んでいる間に指の動きが後退してしまった気がして落ち込んでいます」

(とりあえず弾いてみる)

先生「えっ、そう?そんなことないと思うけど…。それより、もっとずっと気になることがあります。第2主題の部分」

「主題であることを意識して強調してみたのですが」

先生「その方向性自体は正しいです。でも、表現の方向性が正しくありません。第1主題が主和音でジャンと始まって歯切れのいい音楽で、第2主題はそれとは対照的ですよね」

「カンタービレな感じでしょうか」

先生「その通りです。ら~り~り~♪ですね。でも、ターターターってなってる。スラーがついているのだから楽譜通りに弾けばいいのです。指使いは絶対に4からでなくてはなりません。4は歌うのに最も適した指ですから。そして、フレーズの最後は手首に少し回転を感じてクルっとまとめて、次に進んでください。下に図示しておきますね」
K311 28小節

(何度か全体を弾いてみる)

先生「悪くないと思うけど、何だか物足りないと言うか、借りてきた猫みたいな感じがするのよね。あ、そうそう、モーツァルトは音が少ないイメージ?多いイメージ?」

「少ないとよく言われますが、必ずしも、それだけでは片づけられないような気もします」

先生「和音が薄いと言う意味では確かに音が少ないんだけど、横に音が多いのと、薄い和音でありながら耳の錯覚的によく響いて聞こえると言う意味で、私にはむしろ音が多いイメージです。当時のモーツァルトの作品への批評も『音が多過ぎる』といったのが多かったようですよ。たぶんね、『音が多い』と感じながら、昨今流行の響きの薄いモーツァルトをやろうとして中途半端になってるのかも。いや、もちろん、そういう正統派とされているモーツァルトが感性に合っていて、それを目指すと言うのでしたら、それはそれで尊重されるべきだと思います。どう弾きたいですか?」

「そうですね、若いころはロマン派的に弾いていました。どうしてもそういう風に感じられて…。当時の先生には不評でしたけど(笑) 最近は、モーツァルトの透明感の高い側面に目覚めて、ペダルを少なめに、スタッカート気味にという通常の弾き方にも魅力を感じているところです。でも、迷いはあるかもしれません」

先生「ロマン派的にって、ルバートでドロドロに?笑 さすがにそれは問題だと思うけど、音が多いことを意識して味付けしてみると、弾いていて満足できるかもしれません。特に、この曲は華麗に鳴らすべきだと私は思いますけど」

(とりあえずやってみる)

「何だか、鳴らしたい音になってきた気がします! でも、こういう音、アップライトや電子ピアノで出るのかな」

先生「だから、グランドピアノ早く買った方がいいって、いつも言ってるのに…(笑)」

というわけで、「モーツァルトは実は音が多い」説で盛り上がったところで今回のK311のレッスンは終わり、次回に継続。

最後に、祝・10回!ということで、先生がやってみたかったらしい曲を特別講義としてワンポイントレッスンで。

先生「今日のフリータイムは趣向を変えて、私が教えてみたい曲をワンポイントでやらせてもらえるのですね。以前『能天気になってしまってイメージが違う』と嘆いていた、シューマンの子供の情景の『見知らぬ国々』をやってみましょう。早速弾いてください」

シューマン『子供の情景』より第1曲『見知らぬ国』


「よりによってシューマン。しかも練習してないのに」(と文句言いながら弾いてる)

先生「子供の情景なので、能天気な解釈というのもあっておかしくないとは思いますよ。(←本当か!?) でも、問題はそこじゃないと思います。情緒的な話ではなく、もっと技術的な問題で、あたふたした感じになってます」

「内声を左右で弾き分けるのがスムーズにできていないとかですか?」

先生「それもありますが、もっと根本的なことですね。声部のバランスが悪い。音楽の主導権を最終的に握っているのはどのパートですか?」

「バスです」

先生「そうですね。でも、内声ばかりに気を取られて、そうなってなかった。それが一番の原因です。克服すべき課題の優先順位としては、その次が内声ですね。まず3連符のリズムです」

「もっと均等にした方がいいでしょうか」

先生「と言いますと、1音目を今より長くする?短くする?」

「短くします」

先生「いや、待ってください。むしろ既に短すぎるので、浮足立った感じになっているのです。ベースの音をしっかり出して、それにつられるように3連符の1音目はほんのわずか長めにしてみてください。ただ、やり過ぎると8分の6拍子のリズムになってしまいます」

「内声の受け渡しに何かコツはないでしょうか」

先生「愚鈍な親指、いや言い過ぎました、あまり機敏ではない親指で受け渡すので気を使いますよね。できるだけ寝かせて、そっと音を出すように」

(しばらく練習)

先生「あっ、そうだ!せっかくだから録音してみましょう」

「えっ?何で!?ビフォアを録音してないのに、アフターだけ録音しても、御指導の効果のほどがよく分からないですし…」←必死に抵抗してる

先生「まあ、そんなに恥ずかしがらずに。ダメな演奏を録音して公開しといた方が、お仲間の皆さんに過大評価されずに済むから、けっこうなことでしょ(笑)」

というわけで、今回のレッスンは終了。
先生に嵌められ、事の成り行きで約3か月ぶりに録音を公開する羽目に陥りました(^^;;
グランドでは初めてです。音質落としてるから電子ピアノで録音した時とあんまり変わらない気もする。
というか、それ以前に演奏が酷いという大問題があるΣ(゚д゚lll)!!
それでも宜しければ…。







↓プレイヤーが表示されない場合はこちらからどうぞ。
【練習音源:シューマン『子供の情景』より第1曲『見知らぬ国』 2017-09-15】

バッハ『半音階的幻想曲とフーガ』の楽譜を衝動買い

ベートーヴェンのソナタ2,3曲のヘンレ版ピースを買おうと思って、楽譜屋さんに行ってきました。
全音の全集を持ってはいるのですが、編集・校訂に疑問な点が多いので、一生弾いていきたいような曲については原典版も持っておきたい気がします。
私の技量では楽譜にこだわる必要があるのだろうか?と思わないでもないのだけど、先生の指導方針や人格に疑問が出てきてしまったらあんまり習い続けたくないというのと似たようなことです。え?似てない!?笑

で、買いに行ったのはいいのですが、2,3曲って少な過ぎて選べないΣ(゚д゚lll)!!
最終的には、10曲弱ぐらい揃えようかとは思っているのだけど、今日はどれ買うか決めないで買いに行ったのが、かなり間違ってた(^^;;
ヘンレの全集は分厚過ぎて扱いづらそうなので、割安になるとはいえ躊躇します。
お店で眺めていると、ウィーン原典版の第2巻と第3巻を買えば欲しい曲が大体揃うことに気づいて浮気してみたり…(笑)
決められなくて、今日はベートーヴェンは見送りになりました。

そして、もう一つの候補だった、バッハの『半音階的幻想曲とフーガ』に走ってしまいました。
バッハで弾いてみたい曲のうちでたぶん一番無謀な曲です!
ドラマチックで素敵な曲です(≧▽≦)
最近買ったチェンバロでの演奏のCDがすっかり気に入ってしまって、楽譜を見るだけ見てみたかったのです。
でも、見るだけでは済みませんでした(^^;;
ウィーン原典版とヘンレで迷いましたが、ウィーン原典版は2700円もするので1900円のヘンレにしました。
幻想曲の中に和音を2分音符で書いてるだけなのをアルペジオで弾かせる部分があって、ウィーン原典版は奏法を書いてくれてるけど、ヘンレは書いてないので、800円ケチったばかりに弾く時になって困るんじゃないかと思いつつ、ウィーン原典版に書いてあった奏法を頭に入れようと何度も読んできました。

半音階的幻想曲 32~42小節
↑問題の箇所は、こんな感じの部分です。
意外と単純で、基本的に和音を下から順番にバラして弾いて行って、折り返して降りてくればいいらしい。

家に帰って恐る恐る音を出してみると、音の把握が全然できないかもと予想していたのですが、それよりは少し(あくまでも、「それよりは少し」…笑)何とかなりそうな感じでした。
せっかくのバッハの無謀曲なので、今すぐ取り組むというわけではなく、気長に楽しみたいと思います(*´▽`*)

ピアノを弾くと疲れる箇所は…

ピアノを弾くと痛くなったり疲れたりする身体の部位といえば、指、手首、腕などでしょうか。

手や腕関係では、私は、小指の構造がおかしくて、関節のあたりで内向きに湾曲していて動きづらいせいで、手を大きく開く曲を長時間弾いていると、小指が全体的に痛くなることがよくあります。

でも、一番疲れるのは、手や腕よりも足、特に太腿です。
ペダルのせいですね。正確に言うと、それプラス運動不足Σ(゚д゚lll)!!笑
でも、不思議なのが、ほとんど使ってないはずの左も同じように疲れたり、ペダルをあんまり使わない曲でも疲れることです。
バッハとかチェルニーなどでは、ペダルを使うのを我慢するのに力が入ってるのかも(^^;;
あ、でも、それだと左足の説明がつかないか…。

次に疲れるのは顎です。
ピアノを長時間弾いた後しばらくは、物を食べるのに苦労することがあります。
いや、決して、変顔とか顔芸しながら弾いているわけではないですよ。
というか、楽譜見るのに必死で、そんな余裕ない(笑)

ひょっとすると、足や顎が引き受けてくれていなかったら、その分の力が手や腕にかかって痛めてしまってるのかも。
それに、顎はともかくとして、足が疲れるというのは運動になっていて運動不足を補ってくれているという、そんな都合のいい話だったりしないものでしょうか。

秋になってピアノの音変わった~♪♪

週末は、やっと久しぶりに長時間の練習ができました。
涼しくなり湿度も下がってきたので、私のアップライトピアノの音も変わってきました。
夏の間は、くどい感じの音色だったのが、からっとした感じの古典派やバッハにふさわしい音色になってきました。
ピアノはまさに生き物です!
ブログでアップライトへの不満をよく書いてますが、バッハだけはひょっとするとグランドよりいいんじゃないかと思ってます。真夏のくどい感じの音色の時ですらそう思ってたので、今の音色なら尚更です。

(記事のタイトルにしたにもかかわらず、「音色」の話はこれだけで終わり…笑)

というわけで、休んでいる間になぜか後退してしまったモーツァルトのソナタK311と、なぜか成長していたバッハのシンフォニア3番を中心にやりました。

K311にはかなり力を入れたのですが、ある部分ができるようになったら別の部分が弾けなくなる、いわゆる「もぐら叩き現象」に陥ってしまったり、表情の付け方がイマイチ気に入らない部分が出てきたり、引き続き苦戦中です。
弾けるようになるのか、自信がなくなってきましたΣ(゚д゚lll)!!
もちろん、曲自体はお気に入りのまま変わりありません。

バッハには、少しだけ手ごたえが出て来ました(≧▽≦)
20年ぐらい前に習ってた先生(セルフじゃなくて本物)に「バッハはいいけどモーツァルトは上手くない」と言われたことがあって、その時はあんまり納得してなかったのだけど、やはり鋭い指摘だったのですね(^^;;

チェルニーは、まだ本格的には再開していませんが、さっと弾いてみた感じ、今やってる課題のうち40-18は、モーツァルトほどは後退していませんでした。40-19のほうは元が酷かった上に練習を積んでいなかったので、ゼロに戻ってしまった感じ…( ;∀;)

バッハやチェルニーは練習時間の蓄積が効いて来るように思えるけど、モーツァルトは練習の効果があんまりストレートに伝わらないような気もします。調子いい時はあんまり練習しなくてもスムーズに行っちゃうこともあるし…。
やっぱりアマデウスは気まぐれだから!?笑

練習再開、元の木阿弥VS果報は寝て待て

そろそろ体調も落ち着いてきたということで、昨日、久しぶり(といっても1週間か10日ぶりぐらいですが)に、ピアノの練習を再開しました。
弾いたのは、モーツァルトのソナタニ長調K311の第1楽章と、バッハのシンフォニア第3番です。

まずK311のほうは、記事に書くたびに「楽しすぎる」って書いてた曲ですね(笑)
練習を休む直前ぐらいには「ひょっとして近いうちに人に聞かせても許されるぐらいになる?」と期待していたのが、昨日はものすご~く後退して音が並ばない部分続出でした( ;∀;)
何でよーーっ!!
というわけで、「元の木阿弥」…(^^;;

で、逆に記事にするたびに「苦手」と弱音を吐いてたシンフォニア3番のほうは、どういうわけか中断前よりも進歩してる気がしました。まあ酷いことには変わりないので、今まで20点ぐらいだったのが30点になったとか、そんなレベルですが(^^;;
それでも、楽譜に書いてることが以前より頭に入るようになってたので、進歩に違いないですよね。
寝かせておくと熟成して進歩することがありますが、それのしょぼいバージョンだったのだと思います(笑)
「果報」ってほどではないのですが、苦手意識がかなり減ってきたので、やっぱり「果報は寝て待て」です。

それにしても、「元の木阿弥」と「果報は寝て待て」の差が出てくる原因は何なのでしょうね。

たぶん、一つ目は、曲との相性。好き嫌いじゃなくて、自分の手にとって定着しやすいかどうかという意味で。
二つ目、というか、おそらくこれが一番の原因なのでしょうけど、練習の仕方でしょうね。
モーツァルトは「楽しすぎる~♪♪」とはしゃぎ過ぎて地道な練習が少し足りなかったのかも…。それに比べてシンフォニア3番は全然ダメだったので、諦めて、ねちっこくやってた(笑)
楽しすぎる曲って、意外にかえって成長しなかったりするのかなΣ(゚д゚lll)!!
三つめは、まさかの「気のせい」という可能性も…(笑) K311が順調でシンフォニア3番はダメダメと思ってたのは幻想で、しばらくぶりに弾いて我に帰って正しい評価になったとか!?

まあ、分析もいいのだけど、練習時間をできるだけ確保して、取り戻していくことが一番大事そうです。
記念すべきセルフレッスン第10回を早くやりたいですし。
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Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇練習中
・チェルニー40-19
・バッハ フランス組曲第6番~アルマンド
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第3楽章

◇保留中
・バッハ シンフォニア 3番

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、17、18
・バッハ シンフォニア(1巡目) 1、5、6、9、8、11、10、15番
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第1&第2楽章
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