楽譜への書き込み、どういうのがNG?

練習をしていると、楽譜への書き込みは不可避と言ってもいいですよね。
書き込みについては、例えば「音名を記入すると読譜力が落ちるからダメ」とか聞きますが、どうでしょう?
というわけで、私が練習していて感じることを少し書いてみたいと思います。

まず、音名について。
よく間違える音は、音名をカナで記入することがあります。そのせいで読譜力が落ちているとは思いません。
というか、記入しても、段々かえって邪魔になって来て、最後は消してしまうこともあります。

次は、臨時記号関連。
どうしても臨時記号をつけ忘れる部分は、追記する場合がありますね。
作曲家自身、必要ない所でも敢えて記入して間違えないようにしてくれてることもあるので、まあいいのかなと思います。

臨時記号関連で、ちょっと反則っぽいのが、「変則ナチュラル」。
どういうことかというと、次の小節の臨時記号を先取りして付けてしまうミスが絶えない場合があって、そういう音には敢えてナチュラルを書いておくことがあります。
臨時記号が付く前に「元に戻せ」ってどういうことよ?とは思いますが、それ以外に書きようもないし…。
でも、こういうのこそ、読譜力に影響してくるかもしれませんので、便利ですがオススメはしません(^^;;

次は、指番号。
これは「書いちゃダメ」って話聞いたことないですよね。
ただ、書き過ぎるとかえって間違えるみたいです。例えば、音階になってる箇所の全ての指を書いてしまったりすると、混乱しがちです。

最後に、最近「一番NGかもしれない」と思ってる音価関連です。
主にバッハですが、音価を正確にしようと、長い音符を伸ばして離すポイントまで矢印を引いていたら、それが癖になってしまって、矢印がないと正しく伸ばせなくなってきましたΣ(゚д゚lll)!!
それに、矢印書き過ぎると、どの声部がどうなってるのか分かりにくくなるというか、声部をきちんと感じるよりも「音価を守っておけばいいや」と堕落するというか…(笑)
消したいんだけど書き込みがあり過ぎて消すのも面倒だし、セルフの先生に相談したら「もう一冊買えばいい」って言うに決まってるし、困った!!

たぶん、「書き込むとそれに頼り切ってしまう」のがNGな書き込みなのでしょうね。
って、何だか曖昧な結論ですみません(^^;;
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レンタル練習室、やっぱり時間配分が難しい

レンタル練習室

今日はレンタル練習室で練習をしてきました。
練習というより、先生無しで羽を伸ばしてきた(笑)

いつもバッハで時間を食い過ぎてしまっているので、今日は珍しくバッハの楽譜を家に置いてきました。
それは良かったのですが、今やってるチェルニー40番の18と19をまだグランドピアノで弾いことなかったと思い出して、感触だけでも掴んでみるつもりでやり始めたら、けっこう時間をかけ過ぎました。

前回の記事で「変イ長調萌え」について語ったので、シューマン=リストの『献呈』の譜読みしてみよう!
ということで、始めてみたものの、クリアファイルに入れた楽譜に蛍光灯が反射して全然見えない(*_*;
引っ張り出すと直立しないし、いきなり萎えました。
当たり前ですが、楽譜がちゃんと見えなきゃ譜読みなんてできません。

気を取り直して、最近練習中のモーツァルトのK311ニ長調。
まだ間違えまくるけど、少しは慣れてきたかなぁ。
このトリルは上から弾くべき?主音から弾くべき?と検討したり、フレージングを見直したり、セルフレッスン並みにしっかりやりました。
あと、2楽章も弾きました。少し前に家で弾いてみた時は簡単そうに思えたのですが、グランドで弾くと歌わせられてないことが目立って気になり、歌わせる練習を少々。これは予定してなかった行動なので、時間配分がまた狂ってしまったのですが、それはそれで有意義でした。

モーツァルト2曲目は、次にやる曲候補のK309ハ長調。
K311につられて(?)、ほとんど練習してないのに前回弾いた時より上達しているような気がして、嬉しい誤算です。
このままK311につられ続けて、K311が何とか格好付く頃にはK309もそれなりに弾けるようになってたらいいのだけど、そんな虫のいい話があるはずがない(笑)

次は、前からやってみたかったハイドンの50番を初めてグランドでやってみました(≧▽≦)
んー、この曲は予想通りかなり難しい(^^;;

そうこうしているうちに時間が無くなってきて、『幻ポロ』どうするか迷った結果、変イ長調を1曲もやらないわけにはいかない(?)ということで、家でやればいいような超スロー譜読みをやりました。
無謀曲でありがちな、「回を重ねると弾ける気がしなくなる」法則に当てはまりつつあります。
いや、そもそも「いつの日か弾けるかもしれない」なんて思うのが大間違いなのは、よ~く分かってるのですが…(^^;;
時間延長したかったけど、今日使ったのは1時間1500円の高い場所だったので止めておきました。

というわけで、レンタル練習室は楽しいのだけれど、毎度のことながら時間配分が難しいですね。
学習能力ない!?笑

愛しの変イ長調!?

純正律じゃなくて平均律では、調性の個性はどのぐらい大きいのか分かりませんが、やはり好きな調ってあるような気がします。
「弾いてみたい曲リスト」(未公開)を眺めていたら、私の場合はものすごく「変イ長調萌え」であることに改めて気づきました。
本当は「弾いてみたい無謀曲リスト」を記事にしようと思って書き始めたのですが、気が変わって「愛しの変イ長調リスト」にします(笑)

というわけで、弾きたい曲たちの中から変イ長調をリストアップヽ(´ー`)ノ

まずはベートーベン。

・ピアノソナタ31番
たぶん、ベートーベンのソナタの中で一番好きです(≧▽≦)
後期ソナタの中では無謀度が若干低そうだし、いつか挑戦しようと思います!

次は、ショパンの無謀曲。

・バラード3番
・幻想ポロネーズ

過去の記事でも何回か触れた、当ブログお馴染みの(?)無謀曲です(*'▽')
あと、変イ長調ではないのですが、同じくフラット4つの『幻想曲』(ヘ短調)も、目標としている無謀曲です。
まあ、このあたりは、目標にしたからと言って、とてもじゃないけど気軽に手を出せるようなものではありませんね。
というか、書いてはみるものの、たぶん一生かかっても手に負えない\(◎o◎)/!

次は、それ以外のショパンの変イ長調で、好きな曲、きちんと弾いてみたい曲です。

・ワルツ2番『華麗なる円舞曲』(Op.34-1)
・ワルツ5番(Op.42)
・ワルツ9番(Op.69-1)

ワルツで一番好きなのは、この変イ長調の3曲かも。
5番は、第1主題が、右手は事実上8分の6拍子、左手は4分の3拍子になってて面白いのですが、かなりお手上げです(^^;;
2番は、有名な『大円舞曲』とは別物です。

・ノクターン10番(Op.32-2)
ノクターンでは、10番よりも好きかもしれない曲はありますが(変ニ長調の8番とか、変ホ長調の16番とか)、10番かなり好きです。

・マズルカ31番(Op.50-2)
・マズルカ37番(op.59-2)

マズルカでは、一番思い入れがあるのは、3歳ぐらいの時にお気に入り(もちろん弾くのではなく聴く方)だった『5番(Op.7-1)変ロ長調』ですが、今弾きたいのは31番と37番かなぁ。

続いては、リストで気になる曲です。

・愛の夢1番&3番
・献呈


『愛の夢』1番は、有名な3番にちょっと似てるし、3番よりテンポ指定がゆっくりなので何とかなるかもしれないし、変イ長調だし、というわけで、かなり関心があります(≧▽≦)

ふと気づいたら「変イ長調萌え」というより「ショパンの変イ長調萌え」になってますが…(笑)
作曲家と調性の相性(○○さんの△調が好き)というのもあるのかもしれませんね。

皆さんは、好きな調性ってありますか!?

感情をこめて弾く?感情は自然とついてくる?

演奏では「感情をこめて弾きなさい」ってよく言われるけど、実は、私はその意味を今もってよく掴めていません(^^;;

よく言われるけどよく分からない「感情をこめて弾く」が気になるようになったのは、25年ぐらい前に合唱の伴奏をしていた時に「Nekoushiさんのピアノは感情がこもっていて素敵」と言われたけれど、実は本人は全然感情のことなんか考えていなかったという「事件」(大袈裟…笑)がきっかけです。
伴奏でもありましたし、私が考えてたことは「合わせやすいように」とか「でも強弱や速度の変化はニュアンスしっかり付けて」とか、そういうことばかりでした。
それで、最近まで「軽いテンポルバートに騙されて感情がこもってるように聞こえたのかな」と、気になりつつも深く考えずに納得してました。

最近色々弾いたり聴いたりしてみて、演奏と感情の関係って、「感情をこめて弾く」よりも「感情が自然とついてくるように弾く」というほうがいいかも、というのが今考えていることです。

作曲家は、音の前に、感情とか魂とかインスピレーションが当然あったと思います。
でも、演奏する立場だと、自分の感情をぶつけるのではなくて、無心に楽譜に向かい合って演奏したら、自分や聴いてくださる方の感情を乗せやすい音楽ができる、作曲家はそういう風に作ってくれているのではないかと考えるようになりました。
弾いてる本人も含めて色々な人が、無心で奏でられる音にそれぞれの思いを乗せることができるのがいい演奏なのでは?

もちろん、自分の音に合わせて感情が乗り、その感情が演奏に影響を与えて、ということもあるでしょうし、それが演奏の醍醐味だと思います。

「感情がこもっていて素敵」という褒め言葉は、「合唱者の感情を乗せやすい伴奏だった」という意味の褒め言葉だったのかもしれません。
あっ、でも、伴奏者への最高の褒め言葉は「歌いやすかった」「演奏しやすかった」なので、「感情がこもってて素敵」の真意は「独奏みたいに弾いてて歌いにくかった」だったとか…Σ(゚д゚lll)!?

演奏にまつわることって、ややこしいことだらけ(;^ω^)
今日書いたことも、そのうち全然違う考えに変わるかも知れないし…(^^;;
でも、だから面白い!笑

セルフレッスン第9回:内声に埋もれた主題を目立たせよう&ドMの勧め(笑)

残暑お見舞い申し上げます。

私は気温の変化についていけず、ごく軽い目まいなど、若干体調不良気味です。
というわけで、「お盆休みはピアノ三昧」と決めていたのに、全く計画通りにいってません(泣)
萎えるわぁぁ( ;∀;)

でもまあ、気を取り直して、私が私にピアノを習うコーナー第9回目をお届けします。
朝っぱらからセルフレッスンをやったわけではなく、単に記事の投稿が朝なだけですよ(笑)
今回は、バッハのシンフォニア3番の難関、内声に移ったテーマをどう目立たせるかというのがメインの課題です。

先生「夏バテ気味なら、ゆっくり休んでればいいのに…(^^;;」

「ピアノを全然弾いていないとかえって具合が悪くなる気がして…。」

先生「それは、気のせいだと思います(笑) 今日は、シンフォニア3番の主題の弾き方を少し詳しくやってみましょう。4小節~5小節のような箇所ですよね」

シンフォニア3番 5小節

「右手だけでソプラノとアルトを弾くけど、テーマがアルト(オレンジ色に塗った音符)に移っているので、こっちを響かせないといけない部分です。上声を大きくというのなら右手は得意分野ですけど、逆なので…」

先生「まず、どういうイメージで弾きたいのですか?音色とか表情の面で」

「アルトはテーマなので朗々と響かせたいですが、華やかな中にも渋さを残した感じでしょうか。ソプラノは、大和撫子的な…?」

先生「普段、電子ピアノでしたよね?その目標はなかなか厳しいのでは!?でも、何はともあれ、イメージが明確なのは良いことです。最終目標は今言ってくれた通り設定するとして、まずは音量のバランスでしたね。3度進行の部分、上下に時間差を与えることを考えてみてください」

「3度進行の部分だけ言うと、32分音符でド#ミシレラド#とバラしてみる感じでしょうか?」

先生「むしろ、波線アルペジオで考えてみてください」

「あれ?逆に上声が強くなってしまうようですが?」

先生「弾く順番を逆にしてみて。つまり、下向き矢印付きの波線でってこと」

シンフォニア3番 5小節

「意外です!!上を先に弾いたらもっと強調されてしまうかと思ったのに、逆なのですね!」

先生「下向き矢印付きの波線アルペジオにすると、手首を左回転させるので、下の音が自然と大きくなるのですね。それに、アルペジオって、最後の音が本命でそれ以外は装飾というイメージでしょ?力の入れ方はこのやり方でコツをつかんで、ただし、もちろん音が鳴る時間差を小さくして行って最終的には上下の音を同時に弾きます。正しいバランスで鳴らせるようになってしまえば、アルペジオがどうのということは自然と意識の外に飛んでいくと思います」

(あくまでセルフ師弟の自己流ですが、何度かやってみて、それらしくなり大満足!!笑)

先生「あとは表情付けをしっかりやらなければなりませんね。それ以前に、他の部分で、音が並んでなかったり音価があやふやな箇所が多過ぎるし、各声部がどんな風に絡まっているのか構造がまだよく把握できていません。1フレーズずつ、場所によっては1小節ずつ丁寧に譜読みしてください。できればメインの声部を歌いながら弾けるぐらいに」

「…」

先生「思うのですが、ピアノ上達のコツの一つはドMになることかもしれません。克服すべき難しい課題が沢山あると嬉しい!的な…(笑) あっ、もちろん、手が痛くなって嬉しいとか、そういうのは間違いなので絶対やってはいけませんが…」

残りは、チェルニー40番の18と19を少々ずつ。
・左手メインの18番は意外と苦になってない感じ、右手も左手より和音をつかめてる。
・右手が分散和音の19番は課題山積、ゆっくり着実に取り組むこと。

今回のレッスンは、こんな感じで「ドMになること」を勧められましたΣ(゚д゚lll)!!笑

ドビュッシー、習っておくべきだったー(*_*;

私のピアノの関心はかなり古いほう(年代というより作曲技法的に)に偏ってて、ドビュッシーあたりになると弾き方が違う「未知の領域」という感じがします。
仲道郁代さんの本を立ち読みしていたら、ドビュッシーを初めて本場の先生に習った時「タッチから、ペダルから、何から何まで直された」的なことが書いてあって、やっぱりそうなのかと思いました。

もったいないことをしたのが、20数年前にセルフじゃなくて本物のレッスンを受けてた時に、ドビュッシーの曲(かなり初歩的なの)を発表会で弾いてみたら?と言われて、ちょっとだけ譜読みしただけで、何だか得体が知れないとか思ってしまって、放棄しちゃったこと…(^^;;
「本番で間違えても誰も気づかないから」と大胆な(?)励ましをいただいてたのに、すぐに「何だかあんまり楽しくなさそうね」(←すごく的確な観察…笑)ということでボツになりましたΣ(゚д゚lll)!!
けど、その時は萌えないのを我慢して、タッチとかペダルの使い方とか、少しでも教えてもらっておけばよかったです。

それで、もしドビュッシーを本格的に弾きたくなったらセルフの師弟どうするよ!?って話です。
生徒的には「先生、ドビュッシー大丈夫なのかな…?」と不安。
先生的には「ドビュッシー弾きたいなんて言い出したらどうしよう!?教えることになったら、本とか資料を取り寄せて勉強しないといけないわあ。レッスン料タダなのに…(^^;;」とヒヤヒヤ。
意表を突いた解決策は「アップライトでは無理があるのでドビュッシーはやめましょう」と合意が成立すること(笑)

出自不明の廉価版『ドビュッシー名曲集』の楽譜を遊び弾きしてみたら、どう考えてもロマン派的表情になってしまってて、ふと思ったこと色々です。

練習曲って貯金に似てるかも

この内容、昨日のセルフレッスン記(第8回前編)で触れたのですが、単独の記事にしておきます。

ピアノの練習曲(特に、チェルニーとかハノンとか、あんまり面白くない系…笑)を必死に練習するのって、貯金に励むのに似ている気がします。
貯金の中でも、「グランドピアノを買うために」とか「家を買うために」とか「教育費に」といった目標をはっきり決めたわけではない、漠然と、いざという時の蓄えのためにする貯金です。

ピアノでは、特に大人ピアノの場合は、目標曲を持っていない人は滅多にいないと思います。
そして、練習曲と目標曲の間の関係は、たいてい、よく分かんない(^^;;
でも、練習曲やったからといって直接役に立つわけじゃないけど、「お金を貯めとけば何かの足しになる」というのと同じで、テクニックを貯めておくと何かの役に立たないわけはないと信じてます。
お金と違って、身に付けたテクニックをいくら使っても減ることないし…(≧▽≦)

あっ、決して「だから練習曲やるべき」と言いたいわけではなくて、「貯金みたいに考えたら意外と苦にならないような気がした」という話です。
でも、貯金でもお金に執着し過ぎて不幸せになることがあるのと同じように、練習曲それ自体が目的になってしまったら、ちょっと微妙かも…(^^;;
チェルニーとかハノンに萌えすぎて、別に曲弾かなくてもいいや、みたいな…(笑)
って、そこまで行ったら、それはそれで幸せ!?

セルフレッスン第8回(後編):モーツァルトK311「アナリーゼ祭り」など

前編より続きます。

「アナリーゼ祭り」なんて、大袈裟過ぎるタイトルですみません(^^;;
こういうのを羊頭狗肉っていうんでしょうね(笑)

さて、次のセルフレッスン曲は、バッハのシンフォニア3番です。

「これ、かなりお手上げです。ネットで見かけた難易度表では、3番はシンフォニアの中では中ぐらいということになってましたが、釈然としません」

先生「難易度表は、誰が作ったものにせよ、気にしない方がいいです。自分が弾きにくいと感じた曲が難しい曲なのですよ。人が何と言おうと…」

(弾いてみるけど、かなり酷い)

先生「この曲は難関が色々仕掛けられているので…。例えば、4~5小節のあたり、主題が内声に移っているのだけど、それがソプラノの3度下を動く部分(下の図)とか。主題を浮き上がらせるのがかなり大変ですよね」

シンフォニア3番 4~5小節

「保持している声部を他の声部が横切るく部分も苦手です」

先生「多声音楽らしい、厄介な箇所ですよね。♪=60~80ぐらいで、しっかり音を手に覚えさせる練習がまだまだ必要なようですね。それは自分でやってもらうとして、あと一つだけ解説しておきましょう。12~14小節のあたり、下の図で、右手のピンクで色付けた部分を追っていくと、主題を嬰へ短調にしたものになるのですよ」←楽譜の解説に書いてあった(笑)

シンフォニア3番 12~13小節

「面白いですね!その部分は、やはり主題を強調して弾いたほうがいいのでしょうか?」

先生「きちんと音を追っていけばそのように聞こえますから、あまり強調し過ぎない方がセンス良く聞こえると思います。下手に強調し過ぎると、たぶん嫌味っぽく聞こえますよ。『私、この部分に主題が隠れてるの知ってます。凄いでしょう』みたいな感じに(笑) これからは、シンフォニアは1回に1曲やることにして、追加の課題はありません」

次は、本日最後のレッスン曲、モーツァルトのソナタK311の第1楽章です。

先生「何でしたっけ?もつ鍋祭りでしたっけ?」

「モツ祭りですよ(^^;; モーツァルトの略で『モツ』。って、御存じのくせに…」

先生「バレましたか?笑 もつ鍋って、バブルの頃に突然流行り出した記憶があります。それで、私の中では、もつ鍋=バブリーというイメージです。いや、そんなことはどうでもいいとして、K311のアナリーゼ、してみましたか?主題を指摘してみてください」

(文字だけじゃワケ分からないので、末尾の追記部分に参照譜例を載せておきます)

「冒頭、17小節、28小節でしょうか。冒頭が第1主題と見せかけて序奏、17小節が第1主題、28小節が第2主題。展開部で扱われているのは、提示部の最後の部分ばっかり。58小節で第2主題がト長調で再現、79小節からニ長調で第1主題再現、91小節から同じく第2主題再現、そして99小節以下は、序奏を用いたコーダ。こんな感じではどうでしょうか?」←これ、かなりめちゃくちゃなので、覚えないでください(笑)

先生「何とも斬新な解釈ですね(^^;; 属調で第1主題というのは少し無理があると思いますよ。やはり冒頭が第1主題、17小節は第2主題、28小節は普通は主題とは言われないですが、第3主題と呼んでも差し支えないと思います。58小節は第3主題の再現ではなく、そこはまだ展開部です。でも、ハイドンとかベートーベンが好んだような『偽の再現』ではありますよね。再現部は79小節からです。第2主題が最初に再現されるということです」

「最後に出てくる第1主題は、コーダとは解釈できないでしょうか?」

先生「最後はコーダじゃなくて、やはり第1主題の再現ですね。実行するかどうかはともかくとして、一応、その後にリピート記号ついてるから、純粋にコーダととらえるのは無理がありそうです」

「通常のソナタ形式とは、かなり形が違いますね」

先生「そうですね。ショパンのソナタ形式、例えば2番以外のバラードとか、少しそれに通じる所があるといったら言い過ぎかもしれないけど、変則的ですよね。モーツァルトの時代は、ソナタ形式が確立し始めた時期だけに、あえて主題の再現の順番を入れ替えてみたというのが、モーツァルト流のユーモアなのだと思います」

(何回か弾いてみるけど、66小節から78小節にかけての16分音符で苦戦。何回か練習するうちに少し繋がるようになってくる。やっぱり、この曲楽しすぎる!!)

先生「そんなにK311が好きなのですね。それならきっと上達するに違いありません。もつ鍋祭り、頑張ってくださいね(←まだ言ってる)」

こんな感じで、今日のレッスンは終了。
残り1時間ぐらいは、弾き散らかしタイム。今日弾いてみた曲は以下の通りです。

・ハイドン『ソナタ50番 ハ長調』1楽章。珍しくハイドンで気になる曲なのですが、あっさり玉砕して数分で放棄Σ(゚д゚lll)!!
・ベートーベン『田園』ソナタの2楽章と3楽章。実は2楽章が大変難しいみたい(*_*;
・ショパン『ノクターン10番 変イ長調 作品32-2』
・ショパン『匿名曲 変イ長調』の終わりの方

先生が言うには、

・『田園』と『ノクターン10番』は、そのうちレッスンしましょう
・『匿名曲』は、昔いい加減に音を出してみた後遺症で、まともに譜読みできてないから、断念しないのなら譜読みを少しずつでもやり直すことから始めた方がいい
・変イ長調がそんなに好きなの?笑

段々ぐだぐだ感が増してきましたが、今日のレッスン記はこの辺で。

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セルフレッスン第8回(前編):チェルニーはあっさり、バッハはしっかり

「今日はレンタル練習室が夏休みに入ってたはず」と思って確認してみたら、いつも使ってる二つの練習室のうち一つが開いてました(≧▽≦)
というわけで、グランドピアノ使用のセルフレッスンを急遽実施しました!
前回の練習室での練習の時は、先生が夏バテでレッスンできなかったという設定になっているので、私が私にピアノを習うのは約3週間ぶりです。

今日のメニューは、チェルニー40番の17番、バッハのシンフォニア2曲、モーツァルトのソナタK311です。
そして、もちろん弾き散らかしも…(笑)

それでは、チェルニーから。

先生「先週は御迷惑をおかけしました。それでは、早速チェルニーの40-17を見てみましょう」

「はい。右手の5の指で旋律を鳴らすことに苦戦してます」

先生「そういう練習曲ですからね。あっ、リピート記号の直後、旋律が右手の下のパートに移ってるところ、旋律が行方不明になってます。そこは、一番上に移ってる分散和音がうるさくならないように」

(何回か弾いてみる)

先生「そうです、そんな感じでいいでしょう。この曲は今日で終了ということにしましょう」

「もう一回ぐらいやったほうがいいのでは…?」

先生「左手がまだ音を外すとか、言いたいことは色々ありますが、早く色々な技法を手に当てておきたいので、次に進みたいと思います。それに、5の指への負担も気になりますし」

「先生がそうおっしゃるなら、そうします」←いまいち納得してない(笑)

先生「というわけで、次回は18番をやってきてください。ちょうど16番の左右を入れ替えたような感じですよね」

チェルニー40-18

「すごく時間がかかりそうで、何だか憂鬱ですが、頑張ってみます!」

先生「まあ、そう言わずに。これをしっかりやれば、あなたの大好きな『モシュコフスキーの20の小練習曲』の18番が楽に弾けると思いますよ。あれは、これに似た音型が左右に出てくる曲なので」

「それなら、チェルニーの16と18の代わりにモシュコ20-18をやれば1曲で済むのに…」←と、心の中で思ったけど、口が裂けても声に出しては言えない(^^;;

先生「気が向いたら19番もやってみてください。もちろん、無理にというわけではありませんが、苦手な分散和音の練習に早く取り掛かりたい気もするので」

「万が一余裕があればそうします。チェルニーの練習って、目標をはっきり定めない貯金みたいな感じがしますね。いつ何に使うか分からないけど、お金でも技法でも、貯めとけばいざという時に困らない、的な…」

先生「はっはっはっ(笑) うまいことを言いますね。そういう練習法が嫌な生徒だったら強制しないけど、そんなに嫌でもないでしょ?」

先生に騙されて、チェルニーの課題は2曲に増やされてしまったΣ(゚д゚lll)!!
次はバッハ。シンフォニア15番から。

「先生のお好きな『ベルサイユのばら』の15番ですね。その後いくら見ても登場しませんでしたが…」

先生「登場したのは、この曲を次にやろうと決めた時の1回限りでした(笑) ちょっと待って。そんな話をして脱線させないで…(^^;;」

「15番は、あまりの弾けなさに愕然として、先週かなり練習しました」

先生「グランドピアノだとロマンチックな表現にしたくなってしまう、とか言ってた記憶がありますが、今日はどうでしょうか?主題のアーティキュレーションを3通り試してみるというのは試してみましたか?」

「結局、3連符の2音をスラーで、もう1音をスタカート気味に、というパターンに落ち着きました」

先生「それが一番自然だと思います」

(とりあえず弾いてみる)

先生「アーティキュレーションが少し不明瞭というか、敢えてそう表現してるの?」

「あまりくっきりし過ぎるより落ち着いた感じの方がいいような気がして来て…。その分、32分音符の分散和音のブリリアントな部分を出来るだけチェンバロ的に弾いて、対比をつけたいという意図です」

先生「考えてやっているのでしたら、それはそれでいいと思います。チェンバロ的というより、ベートーベン的になってる気はしないでもないけど…。」

「もう1回やったほうがいいでしょうか?」

先生「う~ん、悩むところだけど、『優、良、可、不可』の成績で言ったら、辛うじて可の合格ということにしておきましょう」←チェルニーだと大甘なのに…。

というわけで、次は絶賛苦戦中の3番。
長くなってきたので、残りは後編として別記事にします(^^;;

シンフォニア、内声は「かすがい」!?

バッハのシンフォニア(3声)の練習をしていたら、ふと2声のインヴェンションの方を弾いてみたくなり、遊び弾きしてました。
声部が一つ減ったからといって、必ずしも格別易しくなるわけでもないような気がします。
昔レッスンでやった曲も、さっぱり覚えてませんでした…(^^;;

不思議だったのは、2声のインヴェンションだと、左右の手が独立して(しないと困るけど)協調しない方向に脳が働き、3声のシンフォニアの方が協調してくれるように感じられたことです。
たぶん、3声だと、内声を左右で担当しなきゃいけないので、嫌でも協調するように脳が働かざるを得ないのでしょうね。
それで思いついたのが「内声は(左右の)かすがい」(笑)

内声を左右で担当すると言っても、バッハみたいに旋律の形になっているのと、ロマン派のように内声の分散和音を左右で分担する場合は、また感覚が違うかもしれません。

まあ、本当は、「かすがい」がないインヴェンションでも、左右が協調して音楽を作らなきゃいけないのですが…。
バッハの他の曲でも2声になっている部分は全然珍しくないのに、そういう部分では左右が勝手にバラバラになる感触は少ないみたいです。
インヴェンションの場合、はじめっから「2声」と思って弾くから…?
そういう微妙なところが、不思議でもあり楽しくもあります。
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Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇練習中
・チェルニー40-18、19
・バッハ シンフォニア 3番
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第1楽章

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、17
・バッハ シンフォニア(1巡目) 1、5、6、9、8、11、10、15番
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
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