FC2ブログ

NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第39回(後編):熟成に成功した曲、失敗した曲

前編より続く。一人二役のレッスン第39回の後半です。それでは次は、ベートーヴェンのピアノソナタ第10番です。(一通り弾く♪)先生「なかなかいい感じになってきましたね。展開部以外はかなり弾き慣れてきた感じがします。表情も程よく古典的ですね」私「実は、あんまり練習していなかったのですが・・・。熟成されたってことでしょうか??」先生「そうそう、そういうことあるよね。展開部は熟成されてないですが…。というわけで...

続きを読む

前編より続く。
一人二役のレッスン第39回の後半です。

それでは次は、ベートーヴェンのピアノソナタ第10番です。

ベトソナ10番 第1楽章冒頭

(一通り弾く♪)

先生「なかなかいい感じになってきましたね。展開部以外はかなり弾き慣れてきた感じがします。表情も程よく古典的ですね」

「実は、あんまり練習していなかったのですが・・・。熟成されたってことでしょうか??」

先生「そうそう、そういうことあるよね。展開部は熟成されてないですが…。というわけで、展開部を練習しましょう。77小節から98小節の、右手が3連符のアルペジオ、左手が旋律を受け持つ部分。ここが一番の難関であり見せどころですね」

ベトソナ10番 第1楽章77-97小節
ベトソナ10番第1楽章のクライマックス部分。なかなか難しいです(>_<)

先生「左手だけ弾いてみて」

(弾く♪)

先生「スタッカートで駆け回る部分、変にスラーが付いちゃってる時がある。主に指替えの場面ですね。腕から指先まで一体化したハンマーのような感じで、粒を揃えて叩いていきましょう」

「一体化した感じを得ようとすると力が入ってしまいます((*_*)

先生「それじゃ、音増やしてオクターブにしてみて。その次に、オクターブ下に追加した音を省略します。全部親指で弾くことになりますね」

(やってみる)

「感覚はつかめてきました」

先生「その次は、指使いを元に戻して。そして、最後に右手を加える」

(何回か繰り返す)

先生「あと、左手がスタッカートの箇所は、ペダルは踏んじゃいけません。sfがついているところだけ、瞬間的に踏んで響きを豊かにするというのは、例外的にやってもいいかな。逆に、左手がレガートのところは、濁らないように気をつけつつ浅く踏んだ方がいいかも。右手の3連符は、3つのうち1番目の音を強調してください。旋律線が浮かび上がってきます」

(何度かやった後、通す♪)

先生「展開部はまだアヤシイですが、かなり良くなりました。レッスンでやるのはこれで終わりでいいでしょう。あとは自分で弾き込んでおいてください」

「次の曲、どうしましょう?」

先生幻想即興曲を見てから決めましょうかね」

ベトソナ10番は熟成に成功(≧▽≦)
放置しておいても、できる時はできるようになるものです。

最後は『幻想即興曲』です。

「これも練習不足なのですが・・・。何だかあんまり楽しくなくなってきてしまって」

先生「ひょっとすると、寝かせている間に熟成されているかもよ?とりあえず弾いてみてください」

(ひとまず通す♪)

「こっちは駄目だわ。熟成じゃなくて腐敗してるΣ( ̄ロ ̄lll)!!」

先生「楽しくないなら、無理して続けず放棄してもいいけど、どうする?」

「…」

先生「それじゃね、これ↓見てからどうするか決めて」



「やります!!もう少し頑張ってみます(^o^)丿」←単純なやつ

先生「そうでしょう、そうでしょう(笑) 次回までにやるべきことを言っておきますね。左手の片手練習がメインになります。6連符が均等になるように気をつけながら、スローテンポで繰り返してください。均等と言っても、機械的にではなく、自然な音楽の流れの中でという意味ね。そして、1番目と4番目の音を意識する。右手は、左手に比べれば軽めの練習でいいですけど、やることは同じくスローテンポで出すべき音を指に馴染ませる。そういえば、スロー練習をしっかり頑張るって、自分で言ってなかったっけ?」

「言っていたような気がします。今度は、腐敗しないように、ちゃんとやっておきます」

先生「やる気が失せた時は、なかみっちゃんの動画を見て、取り戻してください(笑) あと、ベトソナ10番の次ですが、『憧れの無謀曲の下地作りプロジェクト』をそろそろ始動させましょう。急にこの場では決められないでしょうから、次回までに1曲考えておいてくださいね」

いよいよ無謀な挑戦の時が近づいてきました(笑) 幻想即興曲』が既にけっこう無謀な気もしないでもないですが・・・
楽しみだけど、なんだか空恐ろしい。そして、何にしようかめっちゃ迷います~~


にほんブログ村
スポンサーサイト

* Category : セルフレッスン

Comment-open▼ * Comment : (2)

No Subject * by 私はタワシ
NekoUshiさん、こんにちは!
熟成に成功する曲と逆に腐敗する曲があるって興味深いですね。
でも曲によるとはいえ、熟成できるってすごくないですか?本当に羨ましい限りです!
私なんてしばらく曲を放置していたら、現状維持ならば御の字で、大抵は腐敗の一途を辿りますもの。そして普通そんなものだと思ってきました。
どんな曲だったら熟成できるのか、いくつも例を積み上げれば傾向もわかってくるのかな?

To:タワシさん * by NekoUshi
タワシさん、こんにちは!
コメントありがとうございます~~(^^♪

正しいというか適切な練習をした後しばらく寝かせたら熟成して、ダメな練習をした後に放置したら腐敗する、という傾向はあるかもしれません。

それから、私のピアノは、数年ピアノに触れなくてもそれほど退化せず、逆に弾き続けても遅々とした進歩しないタイプみたいで、それも関係してるのかな~~
タワシさんのシューイチ的なのは、私にはまず無理なので、とても羨ましいです。
隣の芝は…。というより、自分にはない能力を他人に見出して「すごいな~~」と思えるのも醍醐味かもしれませんね(*^▽^*)

熟成する場合と腐敗する場合の考察は、いずれ記事にしたいと思います(^o^)丿
ちょうどいいキッカケをいただいて、ありがとうございます。

セルフレッスン第39回(前編):チェルニーさん楽しいな♪♪

このところ課題曲を熟成と称してサボり気味でしたが、一人二役のレッスンを強行します。さてどうなることやら・・・??まずはシンフォニア14番です。(一通り弾く♪)先生「この曲、他の楽器編成にするとしたら?」私「少人数の弦楽合奏。できれば、古楽器のノンビブラート奏法で」先生「細かいですね(笑) イメージはそれでピッタリだと思います。でも、演奏は全然そうなってなかったな~~。オーボエみたいに鋭かったです。あと...

続きを読む

このところ課題曲を熟成と称してサボり気味でしたが、一人二役のレッスンを強行します。
さてどうなることやら・・・??

まずはシンフォニア14番です。

シンフォニア14番

(一通り弾く♪)

先生「この曲、他の楽器編成にするとしたら?」

「少人数の弦楽合奏。できれば、古楽器のノンビブラート奏法で」

先生「細かいですね(笑) イメージはそれでピッタリだと思います。でも、演奏は全然そうなってなかったな~~。オーボエみたいに鋭かったです。あと、テンポが速すぎる気がする」

「主題を浮き上がらせようとすると、どんどん固い感じになってしまって…」

先生「強く弾こうとすると、そうなりますね。むしろ、主題以外を弾く指をのばし気味にして、音色的に引っ込めることで、相対的に主題を浮き上がらせる。そういう風に考えてみてください」

(何回か弾く♪)

「浮き上がらせたい旋律は指を丸めて、それ以外はのばし気味。なるほど!!最近読んだ『指先から感じるドビュッシー』にそんなこと書いてありました」

先生「それなら、ちゃんと実践しなきゃ…(^^;; でも、一気によくなりましたね」

「コツが掴めた気がします。そろそろ卒業できそうですかね?」

先生「今回で終わりにしましょう!!ただし条件付き。今年中に録音すること」

「終わるの次回でいい代わりに、録音を免除というのは…?」

先生「ダメです。今年の年末の振り返りの時に、録音してなかったら、合格を取り消します。いや、その頃には私も忘れてしまっているかもしれないけど…(笑) 次は、7番ホ短調か12番イ長調、どっちにする?」

「てこずりそうな速いフーガの12番を先にやっておきたいです」

ということで、シンフォニア14番、めでたく終了です(*^^)v

次はチェルニー40-28に行きます。

チェルニー40-28

(まずは通して弾く♪)

先生「オクターブをバラさないで旋律線を感じてみて。旋律線といっても基本的に単なる音階だけど…。で、旋律線がしっかり頭に入ったら、楽譜通りバラす。手に力を絶対に入れちゃダメで、勝手に震えている感覚ですね。それから、左手の和音は一番上の音がぼやけないように、手首を右回転させる意識で親指に重みを掛けましょう」

「バスの音が大事なのでは…?」

先生「それはそうなのですが、和音はしっかり全ての音を同時に鳴らして下さい。親指を子供の頃に怪我した後遺症で弱いようなので、手首の力を借りるのです」

「分かりました」

(何回か弾く♪)

先生「いいじゃない。これ、今日で終わりでいいよ(≧▽≦) 29番行きましょう」

チェルニー40-29

「うっ、3度の音階Σ( ̄ロ ̄lll)!! チェルニー30-23をパワーアップしたような曲ですね。こういうのめっちゃ苦手です(*_*)」

先生「苦手だからこそ、しっかりやらなきゃね。この際、30-23とセットでやりましょうか」

「30-23には、ブログ仲間の方と『子猫のエチュード』って名前つけたんですよ。左右の手が、じゃれ合っている子猫の兄弟みたいだということで」

先生「なるほど。そうすると、40-29の方は『親猫のエチュード』(笑) あっ!猫好きでしょ??猫を思い浮かべながら弾けば、きっと30-23も40-29も萌えると思いますよ~~」

「…」

チェルニーを2曲もやることになりました。
長くなってきたので、前編と後編に分けます。
以下、後編に続きます。


にほんブログ村

* Category : セルフレッスン

Comment-open▼ * Comment : (2)

No Subject * by ねこぴあの
Nekouma:「僕もダメです。今年の年末の振り返りの時に、録音してなかったら、合格を取り消すだけではなく、僕のところに来るように。」

きゃ~~~~NekoUshiさんがんばって~~~(*´▽`*) ←他人事(笑)

親猫のエチュード(笑)、すごい~~~!!!頑張ってください♪

To:ねこぴあのさん * by NekoUshi
ねこぴあのさん、コメントありがとうございます~~(^^♪

え、まさかのUma兄(笑)登場!?
合格取り消し以上に怖いですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!

> 親猫のエチュード(笑)、すごい~~~!!!頑張ってください♪

ありがとうございます(≧▽≦)
実は、セットでやっている『子猫』で既に大苦戦してます。
『親猫』の方が、左右並行進行のスケールが若干少ないようです。おとな猫なので、2匹が独立行動をとることが多いのかも!?笑

セルフレッスン第38回:ベトソナ10番をみっちり&今年初の合格曲は・・・?

私が私にピアノを教えるコーナー、2019年の第1回目です。今回はベートーヴェンのソナタ第10番とチェルニー40-27をやりました。早速、一人二役のレッスンの模様を覗いてみましょう。まずはベトソナ10番の第1楽章です。先生「冒頭の主題のニュアンスの付け方が難しいよね。最初の音は裏拍の裏拍なので軽く、次は跳躍するので膨らませる感じ。フワッとね。決して乱暴にならないように。スラーがかかっている6つの音は、ひと塊と意識し...

続きを読む

私が私にピアノを教えるコーナー、2019年の第1回目です。今回はベートーヴェンのソナタ第10番とチェルニー40-27をやりました。早速、一人二役のレッスンの模様を覗いてみましょう。

まずはベトソナ10番の第1楽章です。

ベトソナ10番 第1楽章冒頭

先生「冒頭の主題のニュアンスの付け方が難しいよね。最初の音は裏拍の裏拍なので軽く、次は跳躍するので膨らませる感じ。フワッとね。決して乱暴にならないように。スラーがかかっている6つの音は、ひと塊と意識して。1段目最後の跳躍(ラドシ)は、ほんの少し溜めたほうがいいでしょうね」

「その部分の指使いですけど、145で弾いてみたらアーティキュレーションが正確に弾きやすく感じました。アンダーラッピングが不自然かもしれませんが、どうでしょうか?」

先生「2段目のラーソファ#ミレドは、どう続けるの?」

「543212です」

先生「通すと、145、543212ですか。5が続くところが、ちょっとショパンちっく(笑) 確かにアーティキュレーションとニュアンスは付けやすいかもしれません。もっと速い曲だったら難しいと思うけど、これはアレグロでもテンポ自体はそこまで速くないので、それでやってみましょう」

ベトソナ10番 第1楽章15-19小節

先生「次は装飾音の弾き方です。上の図の装飾音を拍とともに開始するか、拍より前に弾いて主音を拍に合わせるか。図で言うと、緑の線で行くか、オレンジの線で行くかということですね」

「古典派なので装飾音の開始を拍に合わせてますけど…」

先生「そうですね。原則はその通りです。ただ、ここは例外的に拍の前に出すことを考えてみたらいかがでしょう?というのは、ここまで優雅に進んできているのに、装飾音を拍に押し込むことで弾き急いでいるというか鋭い感じになりがちです。二通り試してみて気に入った方を選んでください」

(早速試す♪)

「あっ!!装飾音を前に出すことにします。この部分、余裕がなくて苦手だったんですよ。その手があったのですね。あと、急にシューマンっぽくなった気がします(*^▽^*)」

先生「次は、32分音符で走り回るパッセージが難しい箇所に行きましょう」

ベトソナ10番 第1楽章40-46小節

先生「右手は、弾きやすいポジションを考えながら地道に、というのを基本に、時々、あえて弾きたいテンポより速いテンポで練習してみたらいいでしょう。でももっと大事なのは右手ではありません」

「それじゃ左手ですか?」

先生「チェルニーやるときに私がいつも言ってるでしょ?」

「あっ、音楽の流れを作るのは左手、でしたっけ」

先生「そうそう、それ!!左手の和音を『どの音押さえるんだっけ』と迷っていたり、和音がばらけてしまうようでは、ダメです。左手に意識をより多く持って行って、右手は勝手に動くぐらいの感じにしましょう。それから、32分音符の下降音階に挟まっている、4分音符二つ」

「下の段の2小節目、4小節目ですよね」

先生「その、それぞれ2音目がうるさくならないようにね。1音目はスフォルツァンドがついているので強調して、でも、2本目はスラーの終わりなので、すっと巻き取るように静かに収めます」

「32分音符に必死になって、その部分をおざなりにしてしまうみたいです。気を付けます」

先生「次は展開部に行きましょうか。右手が3連符の和音、左手が主題の動機を繰り返す、一番緊張が高まる部分」

ベトソナ10番 第1楽章77-85小節

先生「↑ここね。巨大な赤い矢印以降。左手のアーティキュレーションを正確にすること。特に、スタッカートに変わるところは、粒を揃えてください。長さも音量もという意味です。そして、右手を推進力にして緊張感を高めること。あと、右手は3連符の最初の音、つまり一番上の音を強調してください。この部分で言ったらミ♭とレがよく聞こえるようにしましょう」

「この部分、好きです。クロスリズム萌えます(*´▽`*)」

先生「見てて分かります(笑) でも、まだまだ左手がおぼつかないですね。左手の片手練習と両手練習を繰り返してください。次回のレッスンまでの一番の重点ポイントです」

先生「次は再現部に入る直前の32分音符のパッセージの部分。↓ここです」

ベトソナ10番 第1楽章107-112小節

先生「そこまで大した話ではないのですが、ここは内声をしっかり歌わせましょう。32分音符に負けないように朗々と。再現部は型どおりなので、注意事項は提示部と同じです。そろそろ卒業を視野に頑張りましょう!!」

次はチェルニー40-27です。

チェルニー40-27

先生「cantando 歌うように。内声はトレモロ。そのバランスの練習ですね」

(弾いてみる)

「この曲いいですね(*´▽`*) まだプレストでは弾けませんが」

先生「これ、プレストなんかで弾かなくていいよ(笑) というか、今回で合格にしましょう。40-28を譜読みしといてくださいね」

「えっ、早っっ\(◎o◎)/!」

今回も【好きな曲は早く終わる法則】でした(笑)
そして、今年最初の合格曲はチェルニーさんでした。カール萌えな1年になりそうな予感です(^^;;
再び倦怠期気味の『幻想即興曲』も頑張らねば!!


にほんブログ村

* Category : セルフレッスン

Comment-open▼ * Comment : (4)

No Subject * by ねこぴあの
レッスンお疲れ様です~
ブログタイトルがいつ「Nekousagiの音楽帖+α」になるんだろうと思ってたりします・・・・(笑)
ところで、αってなんですか??

No Subject * by さっちん
>えっ、早っっ\(◎o◎)/!
●この自分突っ込み。。。www
楽しいレッスンですね。カール萌いいなぁ。

>次は再現部に入る直前の32分音符のパッセージの部分
●ここいいですね~3度目の正直的たたみかけがええわぁ~(´▽`)

次回レッスンが楽しみです♡
応援ポチ

To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、こんにちは。
コメントありがとうございます(^^♪

> ブログタイトルがいつ「Nekousagiの音楽帖+α」になるんだろうと思ってたりします・・・・(笑)

いっそのこと、干支の動物さん全てに登場してもらいましょうか?
1か月おきに、Nekonezumi、Nekoushi、Nekotora、Nekousagi・・・と名前が変わるの(笑)

> ところで、αってなんですか??

最初、音楽の話題だけで持つかなぁと自信がなくて、他の話題も書くかもという意味で「プラスアルファ(+α)」とつけたんですよ。でも、いざブログを始めてみると、音楽の話題だけで精いっぱいです(^^;;

To:さっちんさん * by Nekoushi
さっちんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます(^^♪

> >えっ、早っっ\(◎o◎)/!
> ●この自分突っ込み。。。www

一人二役なので、何でも一人でこなさないといけなくて…(笑)

> 楽しいレッスンですね。カール萌いいなぁ。

時々、「レッスン記を書くのが楽しいからピアノを弾く」という本末転倒なことになっていたりします(^^;;
本末転倒でも何でも、ピアノを続ける原動力になってればいいかな~(笑)

> >次は再現部に入る直前の32分音符のパッセージの部分
> ●ここいいですね~3度目の正直的たたみかけがええわぁ~(´▽`)

いかにもベートーヴェン!!って感じがしますよね。
萌えポイントです(≧▽≦)
でも、少し気が緩むと崩れる部分でもあり…(>_<)

応援ポチありがとうございます<(_ _)>

セルフレッスン第37回:リズム練習は禁止です(>_<)

私が私にピアノを教えるシリーズ、今年は今回で最後です。今日は大晦日なので、弾き納めでもあります。今回取り上げたレッスン曲は、チェルニー40-23、ショパン『幻想即興曲』です。バッハのシンフォニア14番は、練習不足なので年明けてから改めてやろうと思います。それではチェルニー40-23から。(まずは弾いてみる)先生「何だかガチガチですね。もしかして、何か変な練習でもしたの?」私「練習不足を補おうと思って、リズム変...

続きを読む

私が私にピアノを教えるシリーズ、今年は今回で最後です。
今日は大晦日なので、弾き納めでもあります。

今回取り上げたレッスン曲は、チェルニー40-23、ショパン幻想即興曲』です。バッハのシンフォニア14番は、練習不足なので年明けてから改めてやろうと思います。

それではチェルニー40-23から。

チェルニー40-23

(まずは弾いてみる)

先生「何だかガチガチですね。もしかして、何か変な練習でもしたの?」

「練習不足を補おうと思って、リズム変奏練習をしてみました。付点とか逆付点とか」

先生「あっ、それはダメ!!この曲は全ての音をしっかり出すのではなくて、手首の柔軟性を駆使して軽やかにパラララララ♪と6音ひとまとめに弾かないと無理です。それにはリズム変奏は相応しくありません。そういえば、ノコギリで木を切ったら手の余分な力が抜けてよかったとか言ってたことがありましたね。ちょっと木でも切ってきてください」

「え…。寒いし、それに、切る枝がもうないです(>_<)」

先生「それじゃ、仕方ないので、超スローテンポ練習をしましょうか」

(何回かやってみる)

先生「手首を柔らかく。適切に回転するようにね」

「あっ、少しずつ感覚が戻ってきたようです」

先生「いい感じになってきましたね。私がいいと言ったとき以外は、リズム練習しないようにしてくださいね」

(さらに繰り返す)

「年明けには何とかなりそうな気がしてきました」

先生「ん~~~、アヤシイ部分多いんだけど、ワンステップ上を目指すと、何か月もかかってしまうと思います。大晦日で区切りがいいので、ひとまず終了にしておきましょう」

「何だか、あっけない幕切れですね。24と25は終わっているので、次は26番でしょうか?」

先生「いや、26番は飛ばします。割り切れない連符の練習は、チェルニーでわざわざやることないですから。27番やりましょう」

チェルニー40-27

先生「↑これね。外声がレガートの旋律、内声がさざ波のようなトレモロで、なかなか綺麗ですよ~~」

「無言歌みたいな感じですか?」

先生「そうね~。リストっぽいかも。リストはチェルニーの弟子ですが、この曲を弾くと、そのことがよく分かると思います。指定テンポはプレストだけど、当面それは忘れて、ごくゆっくりから始めて下さいね。間違ってもリズム練習なんかしないように。リズム練習禁止令を出します」←先生くどい(笑)

「はい。リズム練習には懲り懲りですΣ( ̄ロ ̄lll)!!」

若干(というか、かなり)無理やり感がありますが、チェルニー40-23は終了、明日から心新たに27番です(^o^)丿

次は『幻想即興曲』です。

先生「何だかこれも力が入り過ぎですね。リズム練習なんてしてないよね?」

「こっちはしてません」

先生「クラビノーバの鍵盤が滑るのと、老朽化してスムーズに動かなくなっているのがいけないのかも。アップライト置いてる部屋に移りたいけど、暖房ないんでしたよね。それはそれで、手がかじかんで弾けないですね(^^;; 少しスローテンポで弾いてみて、このタッチに慣れましょうか」

(しばらく弾く)

先生「全体的にまだ音を外しがちですね。あっ、でも、苦戦してたコーダの冒頭部がかなり良くなってます」

「スローテンポ練習を繰り返して、しばらく寝かせておいたんですよ~~。ゆっくり弾きの威力、恐るべしですね!」

先生「急がばレントです。自分でそういう記事書いていたのに、忘れちゃったの?」

「ほかの部分も、ゆっくり弾きで根気よくやっておきます」

先生「あと、終結部分でいくつか補足しときますね」

幻想即興曲 終結部分

先生「この部分ですけど、左手をレガートで歌わせてください。チェロをイメージして。でも、ダイナミクスはあくまでもピアニシモ。それと、終結の和音は、波線アルペジオを慌てず、かつ均等に。最後はフェルマータついてないので、長く伸ばし過ぎず、少しあっさり終わってもいいかもしれません」

「分かりました。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします」

先生「こちらこそ、宜しくお願いしますね」

今年のレッスンは、これでおしまい。

あとは、シューマンの『幻想曲』の一部を遊び弾きして弾き納めにしました(≧▽≦)
シューマンの『幻想曲』って、めっちゃ長いし難しい曲だけど、いつかちゃんと練習したいです。


シューマン幻想曲』他抜粋&インタビュー(by なかみっちゃん)


にほんブログ村

* Category : セルフレッスン

Comment-open▼ * Comment : (2)

No Subject * by ここまふぃん
Nekoushi さん 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
セルフレッスン興味深く読ませていただきました。
リズム練習したらダメな曲もあるなんて!
幻想の方もまだ頑張ってらっしゃるのですね。
そして なかみっちゃんのビデオ。この曲は初めて聴きますが
素敵な曲ですね。 なかみっちゃんの説明を聞いて弾きたくなって
しまいました。

To:ここまふぃんさん * by Nekoushi
ここまふぃんさん、あけましておめでとうございます(^^♪
こちらこそ、今年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>

> リズム練習したらダメな曲もあるなんて!

リズム練習が向いていない曲や、やるとしたらかなり注意深くやらないと副作用が大きい曲があるようです。
あと、私は実は本当のレッスンで一度もやらされたことないので、コツがイマイチ分かっていなかったりします(先生役も含めて…笑)。

> 幻想の方もまだ頑張ってらっしゃるのですね。

飽きたり弾きたくなったりしながら、もうすこし粘ってみたいと思ってます(≧▽≦)
せっかくなので、心残りのないように頑張りたいです!

> そして なかみっちゃんのビデオ。この曲は初めて聴きますが
> 素敵な曲ですね。 なかみっちゃんの説明を聞いて弾きたくなって
> しまいました。

シューマンの『幻想曲』素敵でしょ~~(*´▽`*)
気に入っていただけて、なかみっちゃんの動画を載せた甲斐があります(笑)
収録されている「ロマンス」op28-2嬰ヘ長調もすごく好きで、こっちの方はそこまで長くないので、少し気楽に取り組めるかなぁなんて思ってます。

セルフレッスン第36回:クリスマスプレゼントはベトソナ10番(^^♪

今回は、ベトソナ10番ことベートーヴェンのソナタ第10番の第1楽章の徹底解剖(←大袈裟(^^;;)をやります(≧▽≦)前回から間が空いてしまった分だけ、量がやたらと多かったので、涙を呑んで、対話形式ではなくメモ形式にします。↑冒頭部分・まず、テンポについて。2/4拍子で書かれているけど、基本単位は8分音符。4/8拍子を出発点に考える。4/4拍子に対する2/2拍子と同じようなこと。4分音符単位ではモデラート、8分音符単位ではモルト...

続きを読む

今回は、ベトソナ10番ことベートーヴェンのソナタ第10番の第1楽章の徹底解剖(←大袈裟(^^;;)をやります(≧▽≦)
前回から間が空いてしまった分だけ、量がやたらと多かったので、涙を呑んで、対話形式ではなくメモ形式にします。

ベトソナ10番 第1楽章冒頭
↑冒頭部分

・まず、テンポについて。2/4拍子で書かれているけど、基本単位は8分音符。4/8拍子を出発点に考える。4/4拍子に対する2/2拍子と同じようなこと。4分音符単位ではモデラート、8分音符単位ではモルト・アレグロぐらいの感覚でいいでしょう。ただし、2拍子の感覚を失わないように。

・アウフタクトを大事に。最初の16分休符をしっかり感じること。

・冒頭、4回繰り返されるオクターブの跳躍(レレ×2、ミミ×2)は、ブツ切りにならないように気を付ける。手首の回転を使って、ふわっと繋げること。

・4小節目(1段目の右端)のアーティキュレーション、跳躍する2音にスラー、残り1音にスタッカートの部分。スラーのところは膨らませる感じで。でも、ロマン派的に溜めるというのではなく、あくまでニュアンス程度に。

・5小節から7小節(2段目)の左手の16分休符を正確に。その後の16分音符3つは転ばないように、凸凹しないように滑らかに。

・7小節から8小節に進むとき(矢印の部分)、停滞しない。

ベトソナ10番 第1楽章第2主題
↑第2主題の冒頭

・26小節目から第2主題。レガートで優美な第1主題に対して、第2主題は軽快な雰囲気。しっかり転換すること。第2主題に入る前のラの連打は、ややリタルダンド、かつ、第2主題の直前でブレスを入れる。

・16分音符2個ずつにスラーがかかっている音形(右端)では、1個目の音を重く、2個目は軽く。音の長さも「長短」と聞こえるぐらいがちょうどいい。不均等であることを意識する。

ベトソナ10番 第1楽章 32-35小節
↑32-35小節

・続いて、推移部(32小節以降)。ここから、多声の処理が特に大事になります。例えば、33・34小節では、ベースライン(赤い矢印)をしっかり聞く。右手の重音進行はバラけることのないように。かつ、重音を楽譜の指示通りレガートで弾かなきゃいけない。35小節では、右手のメロディと内声をきちんと弾き分ける。もちろん、内声はうるさくなってはいけません。

ベトソナ10番 第1楽章 40-42小節
↑40-42小節

・提示部、展開部、再現部、それぞれ1カ所ずつ、32分音符のパッセージが出てきます。テンポ設定の手掛かりになります。つまり、これらが弾けないような速いテンポというのは適切ではない。通常の4分音符単位のアレグロではないことが、この部分から分かります。それから、もちろん、機械的に必死に弾くのではなく、あくまで軽やかに。

ベトソナ10番 第1楽章 47-51小節
↑47-51小節

・提示部の終わりの部分、47小節以降、再び多声の弾き分けに注意。右手の内声のシンコペーションにつられて、左手がノンレガートにならないように。ベースラインはしっかりと歌わせないといけません。外声だけ弾く練習をして、上下のメロディラインをよく把握しておくとよいはず。シューマン的ややこしさがあります。

・47小節から48小節にかけて、クレッシェンド気味に。でも、ドルチェでピアノは守って。

・展開部は、どの素材がどう使われているか、把握しておくこと。それほど複雑な構造ではありません。変ホ長調での「偽の再現」があるので、そこは、いかにも再現部の開始っぽい雰囲気に弾く。そして、聴き手を騙す(≧▽≦) 

ベトソナ10番 第1楽章 69-72小節
↑69-72小節

・展開部では、左右が対位法的な掛け合いになる部分(69-72小節あたり)で、特に苦戦している。ここは片手練習を念入りに。バッハのインベンションと同じことです。

・再現部は、提示部とほとんど同じなので、課題も同じ。

今回のレッスンメモは以上です~~(^^♪
メリークリスマス🎄


にほんブログ村

* Category : セルフレッスン

Comment-open▼ * Comment : (4)

* by Arietta
Nekoushiさん、こんにちは〜。
充実のレッスン!楽しませて頂きました〜♫
偽りの再現、聴き手を騙す!なんて発想が素晴らしいですね〜そんな風に聴き手を意識しながら弾いたらとっても楽しそうです(*^▽^*)なんかこの曲、エンターテイメント性があるように感じます。一人で家で弾いてるより誰かに聴いてもらいたくなるような(笑)
第2主題のスラーの重→軽の所、どうしても思うように出来なくて(T_T)本当に苦労しました。
Nekoushiさんのセルフレッスン読んだらまた弾きたくなりました〜♫久しぶりに楽譜を開いてみようと思います〜(*^_^*)

To:Ariettaさん * by Nekoushi
Ariettaさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

レッスンを楽しんでいただけて嬉しいです。

> 偽りの再現、聴き手を騙す!

ベートーヴェンのよく使う手みたいです。
師に当たるハイドンも、この手法かなり使ってます。それを受け継いだのでしょうね。

> なんかこの曲、エンターテイメント性があるように感じます。一人で家で弾いてるより誰かに聴いてもらいたくなるような

あっ、そうですね(≧▽≦)
ウィットに富んでいますし、32分音符のパッセージでは技巧も聴いてもらえますし…。コメントを拝見して、一人で家で弾いているのが勿体なくなりました(笑)

> 第2主題のスラーの重→軽の所、どうしても思うように出来なくて(T_T)

力をタイミングよく込めたり抜したりしなきゃいけない上に、重音がばらけないように気を付ける必要もありますもんね。私も、なかなか安定しません(>_<)

> Nekoushiさんのセルフレッスン読んだらまた弾きたくなりました〜♫

ぜひぜひ(*^▽^*)
過去に弾いた曲を発掘する刺激になれたとしたら、書いた甲斐があります(*´▽`*)

* by Arietta
ハイドンもよく使う手法なのですね。勉強になります〜!
私もこの曲、人前では弾いたこと無いんですけどね。犠牲になったのは先生くらいで(^_^;)
人前で弾けるくらい上手くなりたい!と強く思わせてくれる曲です(笑)

To:Ariettaさん * by Nekoushi
Ariettaさん、コメントありがとうございます~~(^^♪

> ハイドンもよく使う手法なのですね。

ハイドンの騙しには、ベートーベン以上に騙されてしまいます(笑)

> 人前で弾けるくらい上手くなりたい!と強く思わせてくれる曲です(笑)

私もそう思います~~♪♪
前回のコメントで書いてくださったように、エンターテイメント性が強く感じられますもんね。
練習するかどうか、まだ決めてないのですけど、3楽章もかなり面白いです(≧▽≦)