セルフレッスン第14回:久しぶりのグランドピアノに大苦戦(*_*)

昨日は、約1か月ぶりに、レンタル練習室でグランドピアノを弾いてきました。
すっかり禁断症状だったので、グランドを弾いて癒されると思いきや、かなり苦しい練習になりましたΣ(゚д゚lll)!!

せっかくなので、セルフレッスンにしてみましたが、曲目は全く変わり映えせず、相変わらず、フランス組曲6番のアルマンド、シンフォニア3番、モーツァルトK311の第3楽章、チェルニー40番の19です。

練習課題の前に、久しぶりのグランドピアノにすっかり舞い上がって、遊び弾き~~♪♪
シューマン=リストの『献呈』をどうしてもグランドで音出ししてみたかったので、弾いてみました(≧▽≦)
グランドピアノの音ってこんな大きかったっけ?とか、この曲にふさわしいマイルドな音も出てくれるので楽しい、とか思いながら、よろよろよたよた弾いて「この曲レッスンでやりたいです」アピール!笑

先生「いくら弾けない曲だからって、おどおどし過ぎ(^^;; でも、グランドピアノって、そういうところもストレートに伝わってくるのがいいよね。やっぱり買った方がいいってば!!笑 ところで、この曲をレッスンでやってみたいの?弾きたければ、そのうちレッスンで取り上げますよ。私も変イ長調フェチだし(笑)」←かなり物分かりがいい

「楽しみです(≧▽≦)」

平和だったのはこの辺までで、だんだん雲行きが怪しくなる。

練習課題の1曲目は、K311の第3楽章。とりあえず弾いてみる。

先生「ストップ!と私が止める前に、止まっちゃったけど…(笑) 左手の親指がコントロールを失って突っ込んで酷い音になってる」

「はっ、はい。自分でもビックリして思わず止まりました(^^;;」

先生「何だか今日は力の入り方がおかしいような気がする。落ち着いて。無駄な力を抜いて。そう言えば、私がレッスンで力を抜く話したの初めてじゃない?」

私:「私、『脱力が重要』ってみんなが言ってるけど、正直、ピンと来てなかったんですよ。今回初めて意識させられました(*_*)」

先生「左手のアルベルティバス的音形、8分の6拍子なので移動ドで言うとドソミソミソ的な形ね、かなりもたついて遅れがちな箇所がある。波に乗ったような感じにならなきゃいけない部分↓とか、右手が綺麗になってきたのに、台無しですよ」
K311 3楽章56-57小節

(久しぶりのグランドに指の感覚がイマイチついていけずに困りながら何度かやってみる)

先生「一番ややこしい125~136小節あたりは、少し良くなってきたと思います。あっ、もしかして、125~136以外はほとんど練習してないのでは?前よりミスも増えてますよ」

「はい。連休中は、そこばっかりやってました(^^;;」

先生「部分練習はもちろん必須ですが、そろそろ、全体の中での位置づけを確認する意味でも、通し練習を増やしてみたらいいと思います。この楽章はロンド形式だから、主題と色々なエピソードが繰り返し現れるでしょ?ロンドを弾くということは、その組み立てを考えるということなので。ただ、通してみて粗を見つけるたびに、そこも部分練習ですよ。色々厳しく言いましたけど、音階や装飾音は綺麗になってきているし、苦労してた出だしも優雅になって来てますから、あまり自信を失わないように」

「分かりました。11月中に仕上げることを目標に頑張ります」

先生「あ!そうだ!!これの後は、さっき弾いてた『献呈』やってみない?やる気があるのでしたら、全音ピースでいいので楽譜買ってきてください」

「本当ですか!?嬉しいです。でも、ショパンのエチュードはどうしましょうか?」

先生「その構想は、後でお話しますね」

と、何やら楽しそうな話も出てくる(≧▽≦)
しかし、好きなはずのバッハに入り一気に暗転Σ(゚д゚lll)!!

バッハ1曲目はブログの記事で何回も登場している悪魔のようなシンフォニア3番。
家のアップライトでレッスンを受けた前回は「合格間近」の雰囲気だったのに、また崩壊に逆戻り。

先生「えッ!?何回か前に一時寝かせることにした時と同じようになってる。音を全然つかみきれてない」

「特に酷い部分を部分練習でも…(半泣き)」

先生「いや、どんなに崩壊しても最後まで通して2,3回弾いてみてください。私が手の動きを綿密に観察したいので」

(これ、ほとんど拷問だよー)←心の声

先生「あっ、少し分かってきたかもしれません(←先生も新米なので分かるのに時間がかかった…笑)。フーガでは音の保持を意識するあまり、指が硬直化して伸びきってる事が多いです。グランドの鍵盤は重いし、手が小さい上に非力なので、フーガは苦しいのです。でも、ここを何とか工夫しないとフーガは弾けません。まずは指をほんの少し立てるよう意識してみてください。そして運指ですね。ちょっと考えてみるので次回まで時間をください。それでは、次にフランス組曲6番のアルマンドを弾いてみてください」

(指が硬直する場面も少なく、シンフォニアの後から始めたとは全く思えないぐらいの出来)

「これは弾きやすいです。指が硬直しないのは、2声メインとガッツリ3声の差でしょうか?」

先生「そういうことになりますね。3声以上は保持が必須だからどうしてもねぇ」

(勝手にフランス組曲4番のアルマンドも弾いてみる)

先生「レッスンしてないその曲が一番きれいに弾けるじゃないの。私の立場が…(笑) いや、私の立場なんてどうでも良くて、余計な力の入っていない弾き方をしているのが分かる、明らかに美しい音色で、大変結構です。今の指の感覚を忘れずに6番を弾いてみて」

(6番を弾く)

「さっきと雰囲気がまるっきり変わってしまって、4番のようにしっとり系になっちゃいました」

先生「私はこの方が好きだけど、ここまで変わるってことは、あなたの曲に対する解釈が全然確立してないということでもありますよね」

「今のイメージで弾いてみたいと思います」

先生「よりエレガント寄りにするということね。一か所だちょっとしたけヒントを…。後半部分の15~18小節あたり、下の図で示したように、各小節前半の右手をやや強く、左手をやや弱く弾いてみるのです。そうすると、こだまのような感じを受けることができるので、私は好みです。試してみて、気に入ったら取り入れてみてください。図ではfとpと書いたけど、そんなに明確にではないですよ。書くのはmfとmpぐらいにしときゃよかったかな…」

フランス組曲6番 アルマンド 15~17小節

「面白いですね!こういう風に弾いてみるとバロックらしい感じがします(≧▽≦)」

先生「左手がテーマを弾くところだけは、まだ手がガチガチなのでそれに気を付けて引き続き重点練習ですね。あとは、アーティキュレーションを右手は心もち抑えめ、左手はもっとしっかり。同じテーマのアーティキュレーションが左右バラバラだったらおかしいでしょ?」

先生「あっ、それでシンフォニア3番は…」

「やります!原因が分かったらしいので、もっと研究してみたいです」

先生「ん~、それなら、書き込みの山を消してください。見づらくて仕方ありません。こんな楽譜じゃ、私だって弾けないですよ(^^;; 消してもらったけど消した跡が気になりますね。運指も比較してみたいから、ウィーンかヘンレの原典版を買っておいてください。で、これからは、市田版は使い倒すとして、原典版には必要最小限しか書き込まないことにしましょう」

最後はわずかな時間でチェルニー40番の19を何回か通しました。
これはアップライトよりグランドの方が圧倒的に弾きやすかった。
指がようやく慣れてきたみたいです。遅いよー(泣)

「この曲、きちんと速く弾けたら、ショパンの10-1みたいにキラキラした感じだと思うのですが」

先生「確かにね!言われてみたら、左手がしっかりベースのラインを作っている上を右手のアルペジオが走り回る構成は根本的には同じだもんね。キラキラした感じに弾きたければ、2分音符単位でうねりを感じられるようにするといいと思います。40-19は4分の4拍子だけど、指定テンポの単位は2分音符ですよね。意外とチェルニー先生って、そこまで考えてるのかもしれません」

「40-19は最初見た時、こんな曲弾きたくないと思ったんですけど、最近は、綺麗に弾きたいと思うようになりました」

こんな感じでレッスン自体は終了。



以下、場所を移して反省会と今後についての話し合い。

先生「今頃気づいたんだけど、あの狭い防音室で大屋根を開けたのは大失敗でしたね。思ったような音が出せなくてパニックになった原因の一つかも」

「音がこもって増幅されるし、残響はすごいですしね。次回からは閉めたままにします」

先生「それから、よく弾ける易しめの曲をいくつか選んで、指ならし用にそういう曲の楽譜を毎回持参することにしたら?」

「はい。候補を探しておきます」

先生「あと、レッスンの今後についてだけど」

「え!?まさかレッスンやめようとか、別の先生に習ったら?なんておっしゃることはないですよね(オロオロ)」

先生「そんなわけないでしょう(^^;; もっと前向きな話です。K311が終わったら『献呈』にしましょう。それで、チェルニー40番で飛ばしたい曲があるので、その枠でショパンやりましょう!」

「え!?何番を飛ばすのですか?」

先生「まず、21番。これは飛ばすというより、自己申告を認めて合格ということで。次は、ひたすら同音連打の22番。高速の同音連打で1234の指替え、大事と言えば大事ですが、電子やアップライトでやるのは躊躇を覚えます」

「素敵そうな感じがしないですしね」

先生「あっ、それは、ノーコメントにしておきましょう(笑) 半端な数の連符の練習の26番も敢えてやる必要あるかな?と思います。こっちは結構綺麗なんですが、こういうのって、ショパンやってれば嫌というほど出てくるでしょ?というわけで、この3曲の分、ショパンのエチュードのどれかをやりたいと思うのだけど…。時期は20番の後。」

「是非そうしたいです!!」

先生「差し当たって、チェルニーは、キラキラ19番と、次の『分散和音+ヘミオラ萌え』な20番を頑張ってください。ショパンのエチュードが待ってるんだから! K311の次には『献呈』も(≧▽≦)」←先生ってばエサで釣ることにしたらしい(笑)

「練習を頑張る気が湧き起こってきました(笑)」←単純なヤツ(^^;;

今回のレッスン&アフター・レッスンはこんな感じです。
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セルフレッスン第13回(後編):寄せては返す波のように…

前編より続く)

バッハのレッスンでかなりスペースを使ってしまったので、モーツァルトは後編に分けます。

曲は、ソナタK.311より第3楽章です。
フランス風ロンドというコンセプトで進んできています。

K311 3楽章

まずは通しで弾いてみる。

先生「かなり慣れてきたようですね。出だし、まだ荒いかなぁ。ここは前打音より主音を強く弾くのは正しいとして、鋭いアクセントにならないように。ちょっと提案なのだけど、打鍵前にペダル踏んでおくと響きが豊かになっていいかもしれません。ただし、小節を跨がないよう気を付けて」

「こっちの方がイメージに合います。ここは前ペダルということで…」

先生「それから、アウフタクト過ぎて1小節目。装飾音を省くと、8分音符で、レド#レ、レド#レの部分。ここは1拍目と4拍目はスタッカート付いていませんから、短くし過ぎないように。好みの問題とは思うのだけど、その方が落ち着いた感じになって、私たちの演奏コンセプトに合うような気がする」

:(何度か試してみる)「分かりました。そうします」

先生「次は、56小節から見てください。ラ~ド#~♪とイ長調の主和音を弾いて、16分音符の下降スケールが続く箇所です。ラ~ド#~♪の部分、『単に主和音の音を置きました』って感じにならないように。動きをもって」

K311 3楽章56-57小節

(弾いてみる)

先生「ラ~ド#~♪がまだ置いてるというか、『フォルテで主和音を二つ鳴らしてます』って感じ。ベートーヴェンだったらそういう表現もありかもしれないけど、ここは、寄せては返す波のように弾いたほうがいいでしょう。上の図にイメージの矢印を書いておきました。ラ~ド#~♪は頂点のレを目指して歌いつつ高揚していく感じ。そこからスケールでなだれ落ちていく」

「波ですね。おお、何だか乗ってきたかもしれません」(ノリノリで演奏♪)

先生「いや、今度はちょっとやり過ぎかも(^^;; 波といっても暴風波浪警報の波ではなく…(笑)」

「あっ、はい。でも波をイメージして弾くと楽しいです。暴風波浪警報って、週末に台風情報を見過ぎたのですか?笑」

先生「まあ、そんなところです(^^;; 次は、102~103小節(下の図)。この音型は何回か出てくるのだけど、この箇所が一番説明すべきことが多いので、まとめて説明します」

K311 3楽章102-103小節

「スラーの終わりを乱暴に弾かないということでしょうか」

先生「なんだ、分かってるじゃないの(^^;; そのように弾いてください。それから、この箇所は、レファ#ラ、つまりニ長調の主和音の転回だなと思って聞いてると、最後、レじゃなくてドが鳴る。ト長調の属七に化けて、そのまんまト長調に転調するのですね。大事にしないといけない音です」

「転調を意識して、最後のドを強調した方がいいのでしょうか」

先生「強調…。う~ん、sf付いてるわけじゃないからねー。勝ち誇ったように強く弾いたらベートーヴェン的になってしまいます。むしろ、肩透かしを食らって『あれれ~っ』となってる感じに、ふわっとね。アマデウスがいたずらしてるイメージで(笑)」

「125~136小節あたりのややこしい部分は、まだ練習が必要ですよね。硬い感じにならないか心配なのですが」

K311 125~136小節

先生「↑この部分ですよね。ここは、曲の中で音楽的に一番緊張している部分なので、力が入り過ぎることを恐れずに、しっかり練習しておいてください。さすがに10月中には仕上がりませんでしたね。でもまあ、次回かその次には何とかできるよう頑張りましょう」

あとは、おまけでチェルニー40-19も。

・メトロノームに合わせる時は、単位を細かくし過ぎないように(せいぜい8分音符)
・速いテンポで各拍の先頭(16分音符4つのうち1個目)だけを、実際に弾く指で拾って行ってポジションを掴む
・「左手は推進力」(バッハの時の注意と同じ)なので、片手練習するとしたら左手重視で

今回のセルフレッスンはこんな感じです。

だんだん生徒パートの存在感がなくなって来てるような…笑

セルフレッスン第13回(前編):人間万事塞翁が馬?

少し久しぶりに、一人二役セルフレッスンのコーナーです。

今の練習課題は、チェルニー40番の19番、バッハの『フランス組曲6番』よりアルマンド、モーツァルトのソナタK311より第3楽章、それに寝かせ中のバッハ『シンフォニア』第3番があります。

まずは、前回のレッスンであまりにも滅茶苦茶だった『シンフォニア』に替えて気分転換を図ろうと、急遽課題に加わった『フランス組曲6番』のアルマンド。

フランス組曲 アルマンド


先生「フランス組曲はウィーン原典版を使ってるんですね」

「実は全音の廉価版しか持っていなかったのですが、これを機に原典版買いました。フランス組曲は優雅で好きです」

先生「やる気満々ですね(笑) 今まで原典版を持っていなかったのが意外です」

「本当はベーレンライターの爽やかな青い表紙の方が好みなのですが、売り切れてたので仕方なく…」←そういう問題なのか!?

先生「まあ、ウィーン原典版は日本語の解説があるし、確か、ベーレンライターはアルペジオを波線じゃなくて斜線で書いてて見づらかったと思うので、間違った選択ではないと思います。それでは、早速弾いてもらいましょうか」

(とりあえず弾いてみる)

先生「ストップ、ストップ!右手のスラーかかってない16分音符、跳ね過ぎです」

(もう一度弾く)

先生「今度は、ふてくされた子供が弾いてるハノンかチェルニーみたいになってる。1小節目はラララタ、タタタタ~♪2小節目はラッティララ、ラッティララ~♪って感じでお願いします」

(「跳ね過ぎ」と「ふてくされた子供」を交互に繰り返し、そのたびに止められるΣ(゚д゚lll)!!)

「いきなりですが、シフ先生はかなりスタッカートで弾いていたと思うのですが…」

先生「スタッカートでも跳ねるのとは違いますよ。それから、シフ先生の演奏は、組曲全体の解釈としてスタッカート気味になってますからね。最初に説明すべきだったんだけど、バロック組曲の柱になってるのは?」

「アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグでしたっけ」

先生「その通りです。テンポは順に、モデラート~アレグレット、アレグロ、アダージョ、プレストという感じ。で、アルマンドの位置づけは、全曲の性格を決める重要な、ソナタで言えば冒頭のソナタ楽章みたいなものです。だから、演奏コンセプトはアルマンドで決まります。プレリュードのないフランス組曲では特にそうですね」

「6番からは、軽快な中に優雅な印象を受けるので、アルマンドはそういうイメージを凝縮して弾かなきゃいけないということですね」

先生「そうです。シフ先生みたいに弾きたいのだったら、もちろんそれはいいのだけど、もし全曲弾く場合は、クーラントとかジーグとか、さらに生き生きと弾かないといけなくなります」

(また弾く)

先生「ストップ。右手は少しずつ良くなってきましたが、左手をもっとしっかり」

「右手のテーマをよく響かせたいと思ったのですが…」

先生「左手でしっかり音楽を支えてください。ここでは左手は音楽の駆動力です。続けて」

(何度も止められつつ最後まで弾く)

先生「左手と右手の役割が逆転している部分では、右手が支え役に回って音楽を駆動する。左手でテーマを弾くのは難しいので、それは部分練習でしょうね。あとは、音の読み違いをいくつか直しておきましたので、引き続き頑張りましょう」

「あの、実は、保留中のシンフォニアも少しやったので見ていただけないでしょうか」

先生「あ、やっぱり?やると思ってた(笑)というか、密かに期待してた」←完全に心理を読んでる(^^;;

「うまく弾けたら今日合格をもらえたりしないでしょうか?」

先生「そんな虫のいい話(笑) とりあえず聞かせてください」

(弾いてみる)

先生「んー、寝かせる前に戻ったか、いや、少し良くなったか…。合格はあげられませんが、向上したことは間違いないですね。ちょっとメトロノームかけてみます。4分音符=72、市田先生ご推奨テンポの9割です」

「えっ、かなり速いですΣ(゚д゚lll)!!」

先生「これぐらいで弾けるように練習しといてください。メトロノームの助けを借りていいですから」

「それにしても、前回崩壊したおかげで、思い切って寝かせておいて良かったです。いつの間にか熟成してるし、フランス組曲も弾けることになったし、フランス組曲の原典版楽譜を買うきっかけにもなりましたし」

先生「まさに、人間万事塞翁が馬、禍福はあざなえる縄の如し、ですね(笑)」

バッハはこんな感じでおしまい。
『シンフォニア』が練習課題に復活しました!

モーツァルトは後編に回します。

セルフレッスン第11回:色々と急展開~~♪♪

何日か前に「ツィメルマンのシューベルトに魂を吸い取られてピアノに向かう気が起こらず」なんて言ってましたが、弾きたいという気持ちがすぐに打ち勝ちました。そりゃそうだ(笑) 

というわけで、私が私にピアノを習うセルフレッスンの第11回目をお届けします。

最初は、まだまだ苦戦中のバッハのシンフォニア3番です。

先生「書き込みがかなり増えましたね。モチーフを正確に表せるようフレージングも書いたのですね。でも、増えすぎて見づらくはないですか?」

「頭に入ってくると、音符以外は目に入らなくなってくるみたいです。なので、意外と見づらくないです」

先生「いや、見づらくなってきたら、もう1冊買ったらどうかと思ったのですが(←何で!?笑)、その必要はなさそうですね」

(弾いてみる)

「この曲には本当に手こずっていて…」

先生「バッハ大好きのはずなのに、珍しいですよね。でも、必死で取り組んだだけあって、かなり良くなりました。フレージングも工夫の成果が表れています。次回仕上げようと思いますので、そのつもりで」

:(*´▽`*)

というわけで、シンフォニア3番もそろそろ卒業できそうになってきました(≧▽≦)
やっぱり、ピアノってしつこく練習する以外に上達するいい方法はないと、改めて実感しました。

次は左手メインのチェルニー40番の18番。
とりあえず弾いてみる。

先生「少しずつ形になって来てますね。テンポ上げるのはもう少し我慢した方がいいかも。あと左は手首あまり上げないで。上げ過ぎると力入るので。椅子を1.5センチぐらい下げてみたら?」

「あっ、弾きやすくなりました!左手も幅広いアルペジオが苦手なので補充的に『左手のための24の練習曲』あたりから抜粋してやってみたいのですが…」

先生「そこまで苦手意識をいだくことはないと思うけど…。『左手のための24の練習曲』チェルニーのop.718だっけ?希望に沿えそうなのは、例えば3番とかでしょうね」

チェルニー Op718-3
↑『左手のための24の練習曲』3番

「わ~っ、これこれ!!こんな感じの探してました。これをレッスン曲に加えていいでしょうか」

先生「わざわざレッスンするほどではないでしょ(^^;; 左手に余分な力がかからないことだけよく気を付けて自習しておいてください。でも、私は、左手にこだわるんだったら、ショパンの10-12(革命)に挑戦してみたらいいと思うけどなぁ」

「えっ!?そんな無茶なΣ(゚д゚lll)!! 『パンがないならお菓子食べたらいい』的に無謀な気が…」

先生「パンがなければお菓子を、左手が苦手なら『革命のエチュード』を!!笑 どっちも理に適ってるじゃない(笑)」←今日は暴走したい日らしい(^^;;

チェルニー40番の19番は、引き続き地道に進んでいて、特に書くことなし。
次は、モーツァルトのソナタニ長調K311です。

(まずは弾いてみる)

先生「何か所かミスはあるけど、かなり良くなってますね。華麗な序曲的雰囲気に弾けていると思います」

「練習次第でしょうけど、あと1か月ぐらいやれば合格できそうでしょうか?」

先生「ん~、いや、むしろ今日合格を出します!」

「えっ、もういいのですか。何だか嬉しいような寂しいような…」

先生「2楽章を弾いてみてください。初見ってことはないでしょう?笑」

「はい、こっそり譜読みしたことあります」

というわけで弾いてみる。

先生「悪くないですね。ハイドンの時もそうでしたが、緩徐楽章が得意みたいですね」

K311 2楽章
↑K311 2楽章

先生「気を付ける点は、3小節目のようなスタッカート(ピンクの囲み)が重くなり過ぎないように。もちろん跳ねるのでもなく、軽いアクセントと考えるといいと思います。7小節目はossia(黄色の囲み)の方を採用しているのですね。好みで選んで問題ありません。私もossiaの方が好みです。もう一度弾いてみてください」

「次の課題はこれにしますか?」

先生「それもいいのだけど、2楽章も合格にしちゃいましょう。あとで復習はよくしておいてくださいね。で、次のレッスン曲は3楽章です」

「何だか急展開ですね(*_*;」

先生「このソナタの重心は3楽章にあるので、是非しっかりやっておきたいと思いますので。ちょっと楽譜を見てみてください。どういう雰囲気に弾きたいですか?」

K311 3楽章
↑K311 3楽章

「8分の6拍子のアレグロらしく溌剌と弾けたらいいなあとは思いますけど…」

先生「それも一つの良い解釈ですね。私なら、アレグロといっても少し遅めにグラツィオーソに弾きます。楽譜を見ると、ロンドをフランス語で"RONDEAU"って書いてあるでしょ。それにヒントを得て、おフランスな感じで優雅に(笑) 1楽章、2楽章との関係もよく考えて解釈を決めてきてください」

「分かりました。今年の残りはK311のロンドをじっくりとですね?」

先生「何言ってるの。まずは1か月を目標にやってください。10月いっぱいですね。もちろん、その時の出来具合で延長もあり得ますけど」

「はっ、はい(^^;; 先生は今日は何だかハイテンションですね」

先生「そんなことないと思うけど…。そうそう、K311が終わったら、10-12やりましょうかね」

「え!?革命のエチュードって本気でおっしゃってたんですか!?てっきり冗談かと…」

先生「はじめはモーツァルトのK309でもいいかと思っていたのですが、ちょっと偏り過ぎるので、そろそろショパンでもと思いまして。他の曲でもいいですよ。10-12以外では、25-1(エオリアンハープ)、25-9(蝶々)、あるいは、全く有名ではないですがヘ短調の10-9あたりを候補に、楽譜を眺めたりCD聴いたりして考えてみてください」

ピアノを弾くのにも快適な季節になってきたせいか、色々と進展があった第11回目でした。

セルフレッスン第9回:内声に埋もれた主題を目立たせよう&ドMの勧め(笑)

残暑お見舞い申し上げます。

私は気温の変化についていけず、ごく軽い目まいなど、若干体調不良気味です。
というわけで、「お盆休みはピアノ三昧」と決めていたのに、全く計画通りにいってません(泣)
萎えるわぁぁ( ;∀;)

でもまあ、気を取り直して、私が私にピアノを習うコーナー第9回目をお届けします。
朝っぱらからセルフレッスンをやったわけではなく、単に記事の投稿が朝なだけですよ(笑)
今回は、バッハのシンフォニア3番の難関、内声に移ったテーマをどう目立たせるかというのがメインの課題です。

先生「夏バテ気味なら、ゆっくり休んでればいいのに…(^^;;」

「ピアノを全然弾いていないとかえって具合が悪くなる気がして…。」

先生「それは、気のせいだと思います(笑) 今日は、シンフォニア3番の主題の弾き方を少し詳しくやってみましょう。4小節~5小節のような箇所ですよね」

シンフォニア3番 5小節

「右手だけでソプラノとアルトを弾くけど、テーマがアルト(オレンジ色に塗った音符)に移っているので、こっちを響かせないといけない部分です。上声を大きくというのなら右手は得意分野ですけど、逆なので…」

先生「まず、どういうイメージで弾きたいのですか?音色とか表情の面で」

「アルトはテーマなので朗々と響かせたいですが、華やかな中にも渋さを残した感じでしょうか。ソプラノは、大和撫子的な…?」

先生「普段、電子ピアノでしたよね?その目標はなかなか厳しいのでは!?でも、何はともあれ、イメージが明確なのは良いことです。最終目標は今言ってくれた通り設定するとして、まずは音量のバランスでしたね。3度進行の部分、上下に時間差を与えることを考えてみてください」

「3度進行の部分だけ言うと、32分音符でド#ミシレラド#とバラしてみる感じでしょうか?」

先生「むしろ、波線アルペジオで考えてみてください」

「あれ?逆に上声が強くなってしまうようですが?」

先生「弾く順番を逆にしてみて。つまり、下向き矢印付きの波線でってこと」

シンフォニア3番 5小節

「意外です!!上を先に弾いたらもっと強調されてしまうかと思ったのに、逆なのですね!」

先生「下向き矢印付きの波線アルペジオにすると、手首を左回転させるので、下の音が自然と大きくなるのですね。それに、アルペジオって、最後の音が本命でそれ以外は装飾というイメージでしょ?力の入れ方はこのやり方でコツをつかんで、ただし、もちろん音が鳴る時間差を小さくして行って最終的には上下の音を同時に弾きます。正しいバランスで鳴らせるようになってしまえば、アルペジオがどうのということは自然と意識の外に飛んでいくと思います」

(あくまでセルフ師弟の自己流ですが、何度かやってみて、それらしくなり大満足!!笑)

先生「あとは表情付けをしっかりやらなければなりませんね。それ以前に、他の部分で、音が並んでなかったり音価があやふやな箇所が多過ぎるし、各声部がどんな風に絡まっているのか構造がまだよく把握できていません。1フレーズずつ、場所によっては1小節ずつ丁寧に譜読みしてください。できればメインの声部を歌いながら弾けるぐらいに」

「…」

先生「思うのですが、ピアノ上達のコツの一つはドMになることかもしれません。克服すべき難しい課題が沢山あると嬉しい!的な…(笑) あっ、もちろん、手が痛くなって嬉しいとか、そういうのは間違いなので絶対やってはいけませんが…」

残りは、チェルニー40番の18と19を少々ずつ。
・左手メインの18番は意外と苦になってない感じ、右手も左手より和音をつかめてる。
・右手が分散和音の19番は課題山積、ゆっくり着実に取り組むこと。

今回のレッスンは、こんな感じで「ドMになること」を勧められましたΣ(゚д゚lll)!!笑
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Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇練習中
・チェルニー40-19
・バッハ フランス組曲第6番~アルマンド
・バッハ シンフォニア 3番
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第3楽章

◇保留中
なし

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、(17)、18番
・バッハ シンフォニア 1、5、6、9、8、11、10、15番
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第1&第2楽章
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