セルフ・レッスン第4回:チェルニー40-15&16と無謀曲祭り

私が私にピアノを習うコーナー第4回目をお届けします。
今回は、チェルニー40番の15、16を少々やって、メインイベントは「先生が薦める無謀曲候補が明らかになる」です!笑

「今回はバッハのインヴェンションが進みませんでした。すみません」

先生「え!?珍しいこともあるものですね。まさか具合が悪いなんてことはありませんよね?」

「大丈夫です。その代わり、チェルニーを2曲やってみました。15がさっぱり上達しないのですが…」

先生前に見た時より良くなっていますよ。強弱もスムーズになってきましたし、左手の1音目スタッカートで次の3つスラーという音形にも慣れてきたようですし」

「合格まであとどれぐらいかかるでしょうか?」

先生「そうねえ、練習次第という答えを求めているわけじゃなさそうだし…(笑) あまり時間をかけ過ぎるより、思い切って、ここで一区切りにして次に行きましょうか?ただし、一通り終わったらもう一度やることを条件に」

「はい、分かりました!それでは16番を見てください」

チェルニー40-16


先生「15番より好調のようですね。こういう動きは比較的得意なのかも?手首の回転も使えていますね。あとは、指使いを譜面通りにしてください。そうすれば、スムーズに行くと思います」

「以前は楽譜の指使いをあまり守っていなかったのですが、最近、譜面通りの方が弾きやすいことが多いと気づきました(^^;」

先生「それから、伸ばす音と切る音の区別をしっかりつけてください。特に小節の最後で音価をうやむやにしている感じのところが多いので。ほら、普段の会話でも語尾をはっきりさせないと、何を言っているのか分からないでしょう?私はそういう傾向があるので直さないといけないのだけど…。ピアノでも同じことです。というわけで、指使いと音価に気を付けて16番をもう一度よく練習して来て下さい」

「はい、そうします。前回、無謀曲の候補を考えてくださるとのことでしたが…」

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セルフ・レッスン第3回:シンフォニア8番&10番

私が私にピアノを教える公開講座(←大袈裟)の第3回目は、バッハのシンフォニア第8番と第10番です。
チェルニーは、今回は休み。

まず8番から。
シンフォニア8番

先生「この曲は、主題が21回も出てくるのですが、ちゃんとチェックしていますね」

「市田先生(注:楽譜を編集した先生)が、親切にヒントを書いてくださっていますので」

先生「主題の入りは意識できていると思うのですが、各声部の弾き分けがまだできていないようですね」

「主題のアーティキュレーションにばかり気を取られてしまって、つかめない感じで…」

先生「それだけではないと思いますよ。もっと本質的なことは、各声部をよく聞くことです。声部ごとの練習はしましたか?」

「いえ、やっていませんでした」

先生「つかめない感じの時は、やるようにしてください。いきなり3声を合わせて弾いても聞き取れる時は省略してもいいです。音楽の道を目指す可能性が少しでもある若い人だったら、きちんとアナリーゼをして必ず声部ごとの練習をするよう言いますが、大人は少し手抜きしてもいいかなと…。まさか今から音楽の道を目指したりしないですよね?笑」

「まさか…(^^;」

先生「主題のアーティキュレーションのことを言ってましたが、スタッカートが硬い感じというか引っ掻く感じというか、ちょっとバッハにふさわしくないように思いました。テヌートにはしないよう意識しつつ、スタッカートにこだわらず綺麗に響くことを優先させてください」

「トリルの入れ方はどうでしょうか?回数とか」

先生「回数は綺麗に弾ける範囲で入れるようにしてください。8分音符にトリルのところは32音符で弾ければいいです。無理して多くの音を詰め込もうとするとテンポが乱れたり綺麗じゃなくなったりしますから。それより、バッハの時代は、基本は上から(ドにトリルがついていたらレドレドレド)ですから、そちらの方を気を付けてください。気まぐれで上から始めたり主音から始めたり、というのはよくありません」

「弾きやすさで決めているところがあるかもしれません。気を付けます」

先生「8番はもう1回やりましょう」

続いて10番。
シンフォニア10番

「チェルニー40-15が行き詰ってスランプに陥ってしまって、ついシンフォニアの10番を譜読みしてしまいました」

先生「40-15に行き詰まったら、次の16番を譜読みしてみてもよかったのですが、というか、むしろその方がいいような気もします。あるいは、40-15に似た音形の30番の21を見てみるのはどうでしょうか。」

「すみません。思いつきませんでした」

先生「でも、せっかく譜読みをしたのですから見てみましょう。そうですね、8番よりよくできていると思います」

「8番より、弾いていて、声部の聞き分けが出来ていた感じがします。こっちも声部ごとの練習をしてきます」

先生「バッハには熱心ですね。いや、もちろんいいことなのですが…。そういえば、スランプということですが、最近、無謀曲をやっていないのでは?」

「えっ!?無謀曲やったほうがいいですか!?」

先生「やりたくないのなら無理にとは言いませんけれど、ショック療法もいいかもしれないと思って…。次回までに候補を考えてみます」

「はぁ、ありがとうございます(^^;」

―――
何やら道を誤りつつある師弟…。このコンビ、大丈夫なのでしょうか?(;^ω^)

セルフ・レッスン第2回:チェルニー40-15&シンフォニア9番

セルフ・レッスンの模様を(音は無しで)お伝えするコーナー、第2回目はチェルニー40番の15とバッハのシンフォニア(3声)の9番です。先生パートの方が分量が圧倒的に多くなってしまいました。生徒は、口答えでもしない限り、あんまり言うことがないので(笑)

まず、チェルニーから。
チェルニー40-15

先生「何というか、子供が必死になって、あるいは、ふてくされて弾いているような感じになってしまっていますね」(←いきなり口が悪い)

「音を外しまくっていますし、やはり練習不足でしょうか?」

先生「むしろ、今の弾き方で練習を重ねられたら、その方が困ります。まず、冒頭の強弱記号は何ですか?」

「pです」

先生「fぐらいで弾いていましたね。というか、全体的にfで強弱がほとんどなかったです。子供がふてくされて弾いてる感じになっていたのは、そのせいです」

「すみません。必死になっていて見落としていました」

先生「最初はスローテンポから始めていると思いますが、その時点から強弱はきちんとつけるようにしてください。あくまで練習曲で、指の訓練ではありませんから。よく見ると、音楽の流れに対して不自然ではない強弱指定になっていると思いますよ。それを無視して全部fなんかにしてしまうと、弾きにくいのは当然だと思います」

「チェルニーも音楽的に弾かなければいけないということですね」

先生「そういうことです。よく『ショパンをチェルニーのように弾いてはいけません』なんて言いますが、チェルニーもチェルニーのように弾いてはいけません(笑)」

「…」

先生「それから、アーティキュレーションですね。冒頭の左手のスタッカートとレガートの組み合わせが全然できていませんでした」

「スタッカートは子供のころから苦手で…。『三つ子の魂百まで』って、昔の人は、うまいこと言いますよね」

先生「感心している場合ではありません(^^; それは何か工夫をしなければ。今回の場合は、左手に合わせて、タッ、ラ~リ~ラ、と歌ってみるとか。え?恥ずかしいですか?安心してください。そもそも、ピアノを弾いている姿というのは結構恥ずかしいものなので、それに恥ずかしさが少しぐらい加わっても気にすることはありません」

次はシンフォニア。
シンフォニア9

先生「バッハはお好きなようですね。9番はテンポがゆったりしているということもあるのでしょうけど、必死に弾いてるという感じではなくていいと思います」

「バッハは楽しいです」

先生「気になったのは、16分音符1個に32分音符2個が続いている音形のリズムが崩れてる時がありますね。特に左手。16分音符が短すぎることが多いです。16分音符を切り詰めた分、2番目の32音符の後に間を取り過ぎてしまっています」

「たぶん、その部分に続く内声部との重音に備える感じになっているのだと思います。よく練習しておきます」

先生「他には特にありません。曲の分析なんかは、市田先生の楽譜の解説に詳しく書いてるので、私は出番がありません(笑)」

セルフ・レッスン第1回=教材選び

GW中にソナチネで遊び過ぎたのが原因で、両手の小指の付け根辺りに負荷がかかり過ぎたらしく、最近は、泣く泣くピアノを弾く時間をかなり減らしています。

最近、レッスンに通うかどうか迷った結果、とりあえず「Nekoushi先生にお願いする」(つまりセルフレッスン)ということに決まっていた(『レッスン受けようか迷った結果…』参照)ので、こういうピアノをあまり弾けない時こそ、レッスンの教材でも考えてみようかな、ということになりました。

というわけで、1回目のレッスンは、先生(自分だけど…笑)と相談して教材選びです。
思わず、会話記録の形式にしてしまいました(^^;
よく考えると一人二役なので恥ずかしいのですが、かっこよく言えば「自分との対話」(笑)

先生「教則本と言いますか、できるだけ毎日少しずつやる教材があった方が良さそうですね。何もないと弾き散らかして終わりにしちゃうみたいだから…(笑) どんな教則本を持ってますか?」

「うちにあるのをかき集めてきたら、チェルニー40番、チェルニー左手、チェルニー30番から何曲かコピー、モシュコフスキーの20の小練習曲、どういうわけかハノンもありました。それから、教則本というべきか分かりませんがインベンション・シンフォニアです」

先生「まず、インベンション・シンフォニアは決定です。これは毎日少しずつやってください。特にシンフォニアをよく勉強したらいいと思います。対位法をしっかりやることで、音楽性も高まるし、もちろん指の訓練にもなりますから。」

「チェルニーとモシュコフスキーで迷っているのですが」

先生「それは、はじめの方をやりかけているチェルニー40番の残り(15番以降)をやってください。苦手な技法がある時は、30番の同じような技法の曲をまずやってみたらいいと思いますよ。例えば、40-15の半音階が苦手だったら30-21をまずやってみるとか、両手で3度や6度のスケールをやる40-29が苦手だったら30-23で予習してみるとか…。左手の練習曲は要らない気がします。演奏を聞かせていただいたら、意外と左手もしっかりしていましたから」

「モシュコフスキーはどうでしょうか?最近お気に入りなのですが…。」

先生「なかなか取り扱いに困る曲集を買ってきましたね(笑) 私も、モシュコフスキーの20の小練習曲は綺麗な曲集なので好きです。でも、どういう技術の習得を目指しているのか少し中途半端なところがあるかも…。対位法的なことはインベンション・シンフォニアがありますし、メロディを綺麗に歌わせるのは普通に曲でやればいいのですよ。モシュコ20は、ときどき気分転換に弾いてみるという使い方はどうでしょう?」

「先生はチェールニー贔屓なのでは…?笑」

先生「それを言うなら、チェルニーを何種類も用意してたあなたこそ(笑) それに、チェルニー40番が終わって、それでも練習曲をやりたいときは、モシュコ20の上の段階のモシュコフスキーの15の練習曲をやってもいいかなと思ってますよ」

「ハノンはやらなくてもいいですよね?」

先生「そうですね、要りません。それから、お持ちではないようですがピシュナみたいな指強化練習本は特に強く禁止します。指を痛めて弾けなくなってしまっては元も子もないですから」

レッスン受けようか迷った結果…

弾き散らかしはもちろん楽しいし止めるつもりはないのですが、久しぶりにレッスンを受けてみてもいいかなと思って、ネットで少し調べてみました。

候補と検討結果は…。

まず、え?そんな近くにあったの!?というぐらい近所と思われる教室。
あまりの便利さに心惹かれたのですが、逆に近過ぎるのもどうかと思い直しました。
レッスン課題を放置して(いや、放置しなきゃいいんだけど)、無謀曲を弾き漁っているところを聞かれかねない。
それは気まずいぞ(笑)

それから、逆に、かなり遠いんだけど、経歴も華やかで優秀そうな先生。
その先生のブログを読んでみたら、少し気が強そうというのと、経歴が華やかなだけあってレベルのあんまり高くない生徒のレッスンにはフラストレーションを感じそう。無謀曲持ってったら白眼視されそうな気も…(笑)
たぶん悪い人じゃないと思ったけど、何か敷居高い。
↑大人は、こんな風に色々と気を遣ってしまいますね(^^;

もう一人は、距離はほどほどで、レッスン用のピアノがベーゼンドルファー。
この方も経歴は華やかだったような気がしますが、キャラは薄そうな感じ。というか、あんまり手掛かりがない。
そもそもベーゼンドルファー目当てだし(笑)
でも、ベーゼンドルファー使ってるだけあって、レッスン料が…。

候補の中ではベーゼンドルファーかなあとは思うんだけど(レッスンが第一目的じゃない時点で間違ってる)、とりあえず今回は保留。考えているうちに段々と面倒になってきて、「もう、Nekoushi先生でいいじゃん」って気になってきてしまいました。
つまり、先生の立場で自分のレッスンのメニューを考えて、ダメなところは反省文を書かせる(注:二番目に習ったスパルタ教師に書かされてた…笑)。反省文を書いてブログにアップすればネタに困らないしね。
それだったら、気を使うことないし、気に入らなければクビにすればいい(単なる弾き散らかしに戻ればいい)!笑
模範演奏が不可能なのが重大な欠陥だけど、まあいいや(^^;
プロフィール

Nekoushi

Author:Nekoushi
数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが好きです♪
聴くほうは、ブラームスやチャイコフスキーも好きです。

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