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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

上機嫌なバッハも素敵です

バッハの魅力と言えば、やはり、荘厳、厳粛、厳格、謹厳実直、といったところでしょうか。インヴェンション・シンフォニアを練習していて楽しいのは、そんな曲が多いです。なので、他の作曲家では長調が好きな私ですが、バッハに限っては、どちらかと言えば短調萌えです。あと、長調で悲しい曲を書ける第一人者がモーツァルトであるのに対して、バッハは短調で煌びやかな曲を書ける第一人者だと思います。とはいえ、バッハにも、今...

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バッハの魅力と言えば、やはり、荘厳、厳粛、厳格、謹厳実直、といったところでしょうか。インヴェンション・シンフォニアを練習していて楽しいのは、そんな曲が多いです。なので、他の作曲家では長調が好きな私ですが、バッハに限っては、どちらかと言えば短調萌えです。あと、長調で悲しい曲を書ける第一人者がモーツァルトであるのに対して、バッハは短調で煌びやかな曲を書ける第一人者だと思います。

とはいえ、バッハにも、今年最初に弾いた平均律1巻13番(嬰ヘ長調)や、今やってるシンフォニア14番、まだ練習はしてないけど平均律1巻17番(変イ長調)みたいな、長調の癒し系の曲があり、これもかなり萌えます(*´▽`*)

さらに、上機嫌で、はじけた感じの楽しい曲にも、捨てがたいものがあります。例えば、鍵盤楽器の独奏曲ではないですけど、ブランデンブルク協奏曲とか…。

ブランデンブルク協奏曲第5番です。チェンバロが大活躍する、チェンバロ萌えにはたまらない曲です。動画の6分あたりから、チェンバロの活躍ぶりが凄いです\(◎o◎)/!

協奏曲といえば、イタリア協奏曲(協奏曲という名前がついているくせに独奏曲だけど…)も、御機嫌でウキウキ、ノリノリな曲ですよね。特に第3楽章がはじけまくってます。私は、チェンバロでの演奏が好きです。


↑PTNAに載ってた小倉貴久子さんの演奏。確か、著書が何冊かある、結構有名な方ですよね。
躍動的に疾走しながらも、繊細で表情豊かです。チェンバロ萌えるわ~~。

チェンバロ萌え(*´▽`*)で終わりにしようと思ったら、ピアノの演奏にも躍動的で表情豊かなのがあったので、それも貼っておきます。

↑この演奏です。ピアノでバッハを弾くと借りてきた猫みたいな演奏になりがちだというイメージを勝手に抱いている(グールドとかシフみたいな超一流の人はもちろん除く)のですが、これは遠慮なくエネルギッシュに「上機嫌なバッハ」を弾いていて、心惹かれました。主題が戻ってくるたびに表情ががらりと変わっていたり、結構テンポを揺らしたり…。チェンバロの演奏の表情付けをそのままピアノに置き換えたら、こうなるのが意外と自然なんじゃないかという気もします。
演奏している方は、大分の芸術短大の先生をされているらしいです。ビシバシ厳しい指導をしそうな雰囲気を漂わせてますが(笑)、この演奏はとても楽しいです(*^▽^*)

聴いているうちに、イタリア協奏曲が、とても気になってきました(≧▽≦)


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* Category : ピアノ曲の鑑賞・考察

Comment-open▼ * Comment : (6)

No Subject * by -
Nekoushiさん、こんにちは
かつです。

わたしも『イタリア協奏曲』大好き!!
小学生のころから弾いてみたい曲リストに登録されていました。

そして、杉目先生(一番最後の方)の演奏も大好き!!
ショパンのエオリアンハープの素晴らしいもUPされていますよ。
やっぱり快活で爽やかなんです。
…でもたしかに厳しさが垣間見える感じがしますね(笑

To:かつさん * by Nekoushi
かつさん、コメントありがとうございます(^^♪

何と!!小学生のころから『イタリア協奏曲』が弾きたい曲リストに入っていたとは、それは、もう今すぐにでも弾き始めるしかないでしょう(≧▽≦)

> ショパンのエオリアンハープの素晴らしい

その演奏、私も素敵と思いました(*´▽`*)
あと、ワルトシュタインもド真ん中でした。
思わぬところで好みの演奏に出会えるのが楽しいですよね~~

> …でもたしかに厳しさが垣間見える感じがしますね(笑

杉目先生にビシバシ鍛えられたくなってしまったのでは…?
目指せ、大分県立芸術文化短大!!笑

No Subject * by 名無しさん
いつも楽しい話題、ありがとうございます。。
萌えるバッハ、上機嫌のバッハ、いいですね!

ブランデンブルグ5とかなり感じが似ている曲に
コーヒーカンタータの第2曲がありますね。
もっともこれは父親の怒りの曲なのですが、エネルギーがすごくて笑っちゃいます。
ニ長調ですが、娘の部分はロ短調で、管弦楽組曲の2番に似ています。
世俗カンタータの中でも大好きのものです。
落ち込んだ時などいいのは?

そしてコーヒー
nekoushiさんの次のブログにあったので、
また、笑いそうになってしまいました。
じっくり読ませていただきます。

No Subject * by ねこぴあの
こんにちは~Nekoushiプチトリアノンに遊びにきました(笑)
わたしも基本長調好きなんですけど、なぜかバッハに関しては短調萌えなんです!
ニ短調のピアノ協奏曲も大好き、BWVの543のフーガとか、パッサカリアとフーガも、好きなんてもんじゃない。半音階的幻想曲のフーガなんて鼻血が出そう。
でも、シンフォニア14番は別格です!あの短さで完璧なる音楽、天国的な響き、言葉で表せません。
イタリアンコンチェルトはもちろん好きですとも~いつか弾きたい憧れ曲でしたけど・・・バッハはどうもインベンションの後はシンフォニア街道まっしぐらになりそうです(笑)

Re: No Subject * by Nekoushi
名無しさま、コメントありがとうございます(^^♪

確かに!コーヒーカンタータは楽しいですね。
コメントをいただいて、久しぶりに聴いてみました。
歌詞の内容が何とも滑稽で…笑

バッハの色々な面を楽しんでいけたらいいな、と思います。

そういえば、世俗カンタータって、オペラが長編小説だとしたら、短編小説みたいですね。

> そしてコーヒー
> nekoushiさんの次のブログにあったので、
> また、笑いそうになってしまいました。

コーヒーに触れたくだりは一行だけですが、連想ゲームみたいですね(笑)
楽しんでいただけたとしたら幸いです。

To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、プチトリアノンへようこそ~~
コメントありがとうございます(^^♪

> わたしも基本長調好きなんですけど、なぜかバッハに関しては短調萌えなんです!

そうなんです、そうなんです!!
不思議ですよね~~

> ニ短調のピアノ協奏曲も大好き、BWVの543のフーガとか、パッサカリアとフーガも、好きなんてもんじゃない。半音階的幻想曲のフーガなんて鼻血が出そう。

素晴らしい曲ばっかり並べてくださって…(≧▽≦)
ねこぴあのさんってば、興奮し過ぎ(笑) いや、そこが素敵なのですが…。

> でも、シンフォニア14番は別格です!あの短さで完璧なる音楽、天国的な響き、言葉で表せません。

雑にならないよう、ゆっくり練習してます。
弾けば弾くほど、凄い曲だと思い知らされます。

> イタリアンコンチェルトはもちろん好きですとも~いつか弾きたい憧れ曲でしたけど・・・バッハはどうもインベンションの後はシンフォニア街道まっしぐらになりそうです(笑)

私は、シンフォニアの後は、インベンション・シンフォニアの2周目(おそらく抜粋、他の曲もはさみつつ)行くと思います(≧▽≦)
イタリア協奏曲とか、半音階的幻想曲とか、弾けるといいなぁ。

ドゥシェック『フランス王妃の受難』他

今日11月2日は、マリー・アントワネットの誕生日です。それにちなんで、ドゥシェック(ドゥシーク)のアントワネットさん関連の曲をご紹介します。ソナチネアルバムでお馴染みの、あのドゥシェックです。ドゥシェックは1760年に今のチェコ(当時はハプスブルク帝国の領内)で誕生、音楽家の家系らしいです。若い頃、なんとアントワネットさんに気に入られて仕えていたそうです。プチトリアノンで取り巻きの一人としてクラヴィーア...

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今日11月2日は、マリー・アントワネットの誕生日です。
それにちなんで、ドゥシェック(ドゥシーク)のアントワネットさん関連の曲をご紹介します。ソナチネアルバムでお馴染みの、あのドゥシェックです。

ドゥシェックは1760年に今のチェコ(当時はハプスブルク帝国の領内)で誕生、音楽家の家系らしいです。若い頃、なんとアントワネットさんに気に入られて仕えていたそうです。プチトリアノンで取り巻きの一人としてクラヴィーア弾いてたりしたのかな…。そういうわけで、バリバリの王党派だったのですが、革命が勃発するとロンドンに亡命します。ロンドンでは、ハイドン先生に絶賛を受けたといいますから、かなり才能があったことは間違いなさそう。

さて、今回は2曲取り上げますが、まず1曲目は『フランス王妃の受難』という標題音楽・描写的音楽です。短いエピソードを連ねた11分ぐらいの曲で、王妃の投獄、処刑を経て、殉難者として神格化されるまでを描いています。その中には、子供との別れとか、運命の日を前にした祈りとか、深く心を打たれるものが入っています。グリッサンド的に入る下降音階でギロチンの描写をしていたりとグロテスクな側面も…(*_*;
言ってみれば、ベルばらの最後の最後を音楽にしたようなものですね。

前置きが長くなりましたが、YouTube動画で聴いてみることにしましょう。

まずはフォルテピアノでの演奏です。

弾いているのはチョコのピアニストのようですが、何で仮装してるんだろう??笑 というか、この曲、私も仮装して弾きたいぞ( *´艸`)
それにしても、「ソナチネのドゥシェックさん」のイメージを根底から覆す、ロマン派的な作品ですね。

次はチェンバロでの演奏です。

こちらは、河合珠江さんという方が宝塚のホールで弾いています。2015年ということなので生誕260周年記念(アントワネットさんは1755年生まれ)でしょうか。
チェンバロで弾いてもかなりドラマティックです。

そういえば、この曲は1793年に出版されているのだけど、アントワネットさんが処刑されたのがその年の10月なので、かなり素早い仕事ですね\(◎o◎)/!

次の曲は、ドゥシェックのピアノソナタ 変イ長調 『パリへの帰還』です。
4楽章が特にアントワネットさんに関連があるらしい。というわけで、まずは4楽章です。


なかなかブリリアントな感じです!!
ウェーバーに少し似ているような気がしました。

続いて1楽章です。

和声がかなりロマン派的に聞こえます。シューベルトっぽいかなぁ。
というか、私の萌え調の変イ長調だし、弾いてみたいです!!でも、長いんですよね…。楽譜をコピーするとインクの消費が大変。←心配事はそこか!笑

今日の曲紹介は以上です。
アントワネットさん、ハッピーバスデー!!


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No Subject * by amy
Nekoushiさんこんばんは~
お!!ベルばらの曲!(笑)
なかなかロマンチックな曲ですね。
ギロチンの描写は思った以上にビックリしましたよ~~( ̄▽ ̄;)
そうそう仮装も!面白いよね~~(・・で、なんで仮装してる??)

また曲の紹介を楽しみにしていますね~

To:amyさん * by Nekoushi
amyさん、こんばんは~~
コメントありがとうございます(^^♪

以前amyさんが標題シリーズで取り上げられていたのを思い出して、音源を探してみました!
「ベルばら、ベルばら~~」と独り言を言いながら(笑)←めっちゃ不審者
でも、見つかってよかったです(≧▽≦)

> ギロチンの描写は思った以上にビックリしましたよ~~( ̄▽ ̄;)

ドゥシェックさんを見る目が一変してしまいましたよ~~
「ソナチネアルバムの人」から「ギロチンの人」へと…!!

> で、なんで仮装してる??

その後、同じ人が仮装してモーツァルトを弾いてる動画にも出くわしました(^^;
そういうコンセプトのピアニストなのかしらね?笑

『永遠のショパン』by 仲道郁代―プレイエルの繊細で素敵な響き♪♪

なかみっちゃんのコンサートの余韻、まだ続いてま~す(*^▽^*)今回は、先日のコンサート会場のサイン会で購入したCDの話です。買ったのは『永遠のショパン』と題する、ショパン名曲集。ショパンの時代(1842年製)の、ショパンが愛したプレイエル製のピアノで弾かれているところが目玉です。2007年にNHKのショパンの足跡をたどる番組でフランスを訪れた仲道郁代さんが、すっかり惚れ込んで買ってしまわれたそうです\(◎o◎)/!プレ...

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なかみっちゃんのコンサートの余韻、まだ続いてま~す(*^▽^*)
今回は、先日のコンサート会場のサイン会で購入したCDの話です。

永遠のショパン(仲道郁代)

買ったのは『永遠のショパン』と題する、ショパン名曲集。
ショパンの時代(1842年製)の、ショパンが愛したプレイエル製のピアノで弾かれているところが目玉です。
2007年にNHKのショパンの足跡をたどる番組でフランスを訪れた仲道郁代さんが、すっかり惚れ込んで買ってしまわれたそうです\(◎o◎)/!

プレイエルで聴くと、本当に繊細、ニュアンス豊か、音の陰影の移ろいが魅力的です。
古語では「影」ということばが、光と影は表裏一体ということで、光の意味でもありますが、まさにそんな感じです。
普段慣れ親しんだ曲がとても新鮮に聞こえます。ショパンは貴族のサロンの作曲家ですが、そんな情景が目に浮かんでくるようです。素敵すぎます(*´▽`*)

プレイエルの魅力について、CDのライナー・ノーツに、なかみっちゃんは次のように書いてらっしゃいます。
演奏者ならではの感覚を知ることができてとても興味深いです。

力をかけて打楽器的にたたいてしまうと反応せず、音が閉じてしまう。けれども、哀しみや清らかさを鞭をしならせるかのようなタッチで奏でると、得も言われぬ想いが音にのって表れる。それが、プレイエルの持っていた特性でした。

しなやかな強さには心がともないます。柔らかいけれど決して折れない、そんな強さです。そして、それはショパンの音楽そのものに繋がるしなやかさなのだと思いました。


そして、このCDのコンセプトについては次のように書いてらっしゃいます。
文章が分かりやすくて、知的で、感性に満ちていて、いつもながら素敵です!!
演奏家としての姿勢にも、すごく共感できます。

このCDで私は、レトロな音で在りし日のショパンを懐かしむということをしたいのではないのです。

ショパンが愛したプレイエルの特質(中略)を駆使して、改めてショパンの、耳に馴染んだ名曲たちに向き合いたい。それがこのCDなのです。

そこから見えてきたものは、あらゆる音の光と影に敏感で繊細なショパンの姿でした。プレイエルの持つ音のパレットの多彩さ、減衰する音の中に聴こえる人生の哀しみ、輝き。

それらの音の質感がショパンに大いなるインスピレーションを与えたのではないか。


実は、以前HMVの視聴コーナーで、このCDのサンプル音源を聞いた時は、「音が頼りない感じがして物足りない」なんて思ってしまって、購入をついつい後回しにしてきたのですが、実際にCDをプレイヤーにかけてみると、とんでもない!!なかみっちゃんが惚れ込んで買ったプレイエルが物足りない訳ないのにね。コンサート会場の雰囲気にのまれてこのCDを買って良かったです(≧▽≦)
次は、なかみっちゃんのプレイエルの生演奏が聴きたくなってきちゃったよ~~~

収録曲のどれも素敵ですけど、『革命のエチュード』とか『英雄ポロネーズ』とか、現代のグランドピアノでは大袈裟で若干恥ずかしい表情になりがちな(←私の感想では)曲が、プレイエルだと優雅さを失わず気品を保っていて特に好きです。
私のお気に入りCDにまたスペシャルな1枚(ボーナスDVDもついているので2枚ですが…笑)が加わり、大感激です(*´▽`*)
ショパン好きには、かなりオススメの1枚です。

そして、持つべき人の手元に行った、このプレイエルは本当に幸せ者だと思います!!

永遠のショパン』収録曲:
1.幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66
2.ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2
3.ワルツ 変ニ長調 作品64の1「小犬のワルツ」
4.前奏曲 第15番 変ニ長調作品28の15「雨だれ」
5. 練習曲 第5番 変ト長調 作品10の5「黒鍵」
6.前奏曲 第4番 ホ短調作品28の4
7.マズルカ 第13番 イ短調 作品17の4
8.夜想曲 第2番 変ホ長調作品9の2
9.前奏曲 第7番 イ長調作品28の7
10.練習曲 第12番 ハ短調作品10の12「革命」
11.練習曲 第3番 ホ長調作品10の3「別れの曲」
12.夜想曲 第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
13.バラード 第1番 ト短調 作品23
14.ポロネーズ 第6番 変イ長調作品53「英雄」
15.ワルツ 第9番 変イ長調 作品69の1「告別」
[ボーナストラック]
16.夜想曲 第2番 変ホ長調作品9の2(スタインウェイで録音:プレイエルとの聴き比べができる)
17.前奏曲 第7番 イ長調作品28の7(同上)
18.前奏曲 第4番 ホ短調作品28の4(同上)
19.夜想曲 第20番 嬰ハ短調(同上)


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No Subject * by utokyo318
同じ曲でも、演奏するピアノによって表現が変わってくるんですね!
そして、弾き方によっても音が違ってくる・・・・
ピアノは奥が深いですね(^o^)
昔の作曲家の方も、本当に偉大だなと思います。

今はピアノを弾く機会がありませんが、まだ機会があれば、演奏会など行ってみたいです。
仲道さんも、ずっと活躍されていてすばらしいですね。

To:utokyo318さん * by Nekoushi
utokyo318さん、コメントありがとうございます(^^♪

そうなんですよ~~
同じ曲でも、ピアノによって全然表情が違ってくるみたいですね。
今回買ったCDでは、ショパンが生きていた時代の楽器を使っているということで、全く別物のような新鮮な雰囲気でした(*^▽^*)

utokyo318さんも是非、コンサートに行かれてみてくださいね!!
仲道さんは昨年デビュー30周年を迎え、色々と新たな挑戦をされているようです。とても素敵です(≧▽≦)

マンネリ打破に長々しい曲を♪♪シューベルトとかシューベルトとかシューベルトとか・・・

毎回、チェルニー、バッハのシンフォニア、ハイドンのソナタ、『幻想即興曲』or『献呈』の繰り返しでは、さすがにマンネリ化してきました。このままでは倦怠期に入りかねない(笑)というわけで、普段弾かないような曲を選んで遊び弾きをしてみました。「普段弾かないような」という割には、私にしては珍しい作曲家を選んだというわけではありません。プロコフィエフ、バルトーク、ましてやシェーンベルクなんかではなく、ドビュッシ...

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毎回、チェルニー、バッハのシンフォニア、ハイドンのソナタ、『幻想即興曲』or『献呈』の繰り返しでは、さすがにマンネリ化してきました。このままでは倦怠期に入りかねない(笑)

というわけで、普段弾かないような曲を選んで遊び弾きをしてみました。
「普段弾かないような」という割には、私にしては珍しい作曲家を選んだというわけではありません。プロコフィエフ、バルトーク、ましてやシェーンベルクなんかではなく、ドビュッシーとかラヴェルですらなく、シューベルトの後期ソナタです。

具体的な曲は、20番イ長調(D959)の3楽章以外と、21番変ロ長調(D960)の両端楽章。シューベルトが亡くなる数か月前に完成した曲です。とにかく長い!!長いんだけど、その長さがいい。曲自体が長いというのと、旋律線が長いというのと、二つの意味で長い。クセになりそうです。途中で止める気がしないんですよね。決して、まともに弾けるわけではなく、超スローテンポで、つっかえたり立ち止まりまくったりしてるのに…。

例によって、PTNAから音源を拝借してきて並べてみたいと思います。


↑20番の第1楽章です。
長調のなのに、ふっと寂しさや哀しさが紛れ込み(というか、むしろそっちのほうが優勢?)、行進曲ちっくになりがちな付点のリズムがそうならないのが、何ともシューベルトらしいです。
演奏は西川潤子さん。今回初めて聴きました。透明感があっていいですね(*^▽^*)


↑続いて第4楽章。この楽章、めっちゃ好きです(*´▽`*)
ロンド主題は、別の曲の緩徐楽章で使われたものを転用しているそうです。
この動画よりもう少し遅いテンポの演奏の方が、私は好みです。指定テンポはアレグレットですし…。でも、この動画の演奏のように淡々と早めのテンポで進んでいくのも、晩年の死を意識した作品らしさが出ている気もします。


↑21番の第1楽章。シューベルト最後のソナタです。昔から大のお気に入り。第1主題がショパンの『別れの曲』に似ている気がしてなりません。シューベルトの『別れの曲』だと勝手に思っています。心が浄化されます。提示部をリピートして30分ぐらいかけて(プロの演奏でも20~24分ぐらい)弾きましたよ~~。聴くのも弾くのも、終わってほしくない曲の一つです。
そして、動画はシューベルトの専門家、今井顕さんの演奏。かなり好みのタイプの演奏です!


↑21番の第4楽章。シューベルトの文字通り最後の最後の曲です。
いきなり調性が不明でビックリ。変ロ長調の曲のはずなのに、ハ短調で始まって色々な調をさまよい、なかなか変ロ長調が出てきません。不思議な雰囲気を醸し出していて素敵!!
そういえば、今井顕さんはベーゼンドルファーご愛用だそうですが、この演奏もそうかも…??

こうやって並べてみると、最近の私は、ピアノの練習において歌に飢えていたのかなぁ、と思いました。
シューベルトは「一番好きな作曲家」というわけではないけど、ハマると魂を持って行かれそうです。ん~~、シューベルトの世界、恐るべし!!すっかりマンネリ感も打破された気がします。弾けもしないのに何を言うか、って感じではありますが…Σ( ̄ロ ̄lll)!!
あと、私は、シューベルトをシューマンっぽく弾いているようで、若干(かなり?)苦笑を禁じ得ないのでした(^^;;

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No Subject * by amy
Nekoushiさんこんにちは~
長々しい曲、と言えばシューベルトですね~(笑)
私も最後のソナタ21番が好きです。
以前楽譜を買って練習(遊び弾き)を始めたものの、長続きしなくてそのままお蔵入り。。
シューベルトは、時々ブームになり弾いてみるものの、曲が長すぎて好きな部分だけ弾いて満足して終了~のパターンです(笑)
他には即興曲D899-1やD935-1など好きなんですけど、
・・・長いよなぁ。。。( ̄▽ ̄;)

Nekoushiさんのシューマンぽいシューベルトの演奏、どんなだろう?
めっちゃ感情爆発的な?!・・気になります(笑)

To:amyさん * by Nekoushi
amyさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

ソナタ21番いいですよね(*´▽`*)
amyさんもお好きだったとは、嬉しいです!

> シューベルトは、時々ブームになり弾いてみるものの、曲が長すぎて好きな部分だけ弾いて満足して終了~のパターンです(笑)

同じような感じかなぁ(笑)
私は、1、2回通して満足して終了~が多いです。
しっかり練習しようと思ったら気が遠くなりそう…(^^;;

> 他には即興曲D899-1やD935-1など好きなんですけど、
・・・長いよなぁ。。。( ̄▽ ̄;)

シューベルトの即興曲は短調曲の方が充実してるかも~~
私もその2曲好きです。

> シューマンぽいシューベルトの演奏

rit.大好き、アゴーギク大好き、ためまくりな感じです(笑)
「天国的なシューベルト」にするには、やり過ぎちゃいけないようです。←今さらのように気づいた( ^ω^)・・・

No Subject * by ねこぴあの
21番の1楽章大好きです。長いからかシューベルト不人気のためか、弾く人が周りにまったくいません。
自分に弾ける腕があれば、即興曲90-1も絶対弾きたいのですが、こちらも長くて、今のわたしでは聴く人をうんざりさせる自信があります(;´▽`A


To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、こんばんはー☆彡
コメントありがとうございます(^^♪

D960と即興曲op90-1がお好きだとおっしゃってたの、よく覚えてます!
そうですねぇ、シューベルトの醍醐味は長さにもあると思うのですが、発表会や弾き合い会向きじゃないですよね(^^;;
即興曲ともども、まずは一人でこっそり(?)楽しんでみられてはいかがでしょう?
ブラームスの間奏曲の練習ぶりなんかを記事で拝見してますと、もし取り組まれたら、すごく掘り下げた演奏をされるだろうなぁと思います(*´▽`*)

No Subject * by 私はタワシ
マンネリ打破に長々しい曲を!まるで自分に言われてるような気がするタイトルでした(笑)Nekoushiさんはいいペースで曲も入れ替えていて、決してマンネリという印象はないのですが。

それはともかく、20番の終楽章は私も大好きです!前にちょっとだけ遊び弾きしてみたことがあります。でも当然ながら途中で息切れしました。笑
テンポやはりこの動画よりもう少し遅いほうが好みです。

シューマンっぽいシューベルト、それもありじゃないですかね?
Nekoushi先生はなんとおっしゃるかわかりませんが・・・思いっきり修正入っちゃうかな?笑

To:タワシさん * by Nekoushi
タワシさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> マンネリ打破に長々しい曲を!まるで自分に言われてるような気がするタイトルでした(笑)Nekoushiさんはいいペースで曲も入れ替えていて、決してマンネリという印象はないのですが。

いや~、やっぱりたまには違ったことをしないと、刺激に乏しくなって飽きてしまいます(^^;;
タワシさんこそ、毎週いろんな曲を録音されていて、はたから見ていると全くマンネリとは無縁そうに思えます。
相互誤解(?)もまた味わい深いです(笑)

> それはともかく、20番の終楽章は私も大好きです!前にちょっとだけ遊び弾きしてみたことがあります。でも当然ながら途中で息切れしました。笑

この楽章はシューベルトらしい「歌いっぱい」な音楽で素敵ですよね(≧▽≦)
入り込むと、出てきたくなくなるような感じです!
出てきたくないんだけど、よほど気分が乗ってないと途中で力尽きますね(^^;; 
いっそのこと、割り切ってロンド主題だけ遊び弾きするのも、十分楽しめる気がします。

> シューマンっぽいシューベルト、それもありじゃないですかね?
> Nekoushi先生はなんとおっしゃるかわかりませんが・・・思いっきり修正入っちゃうかな?笑

たぶん、↓こんな感じかと…(笑)
「シューベルトの、特に晩年のソナタは透明感がとても大事です。その中に、この世の物とは思えないゾクゾクっとするような不気味さがある。表情をつけすぎると、この世の物、現実的な感じになってしまいます。少しずつ余分なものを削ぎ落していきましょう」

モーツァルトの「変だけど癖になる曲」(^^♪

ベートーヴェンの「変だけど癖になる曲」について、ブログ仲間の方と盛り上がって楽しかったので、それじゃモーツァルトはどうだろう?と思って、ピアノ曲限定で探してみました。色々と片っ端から聞いてみたのですが、モーツァルトには、そんな曲がさっぱり見当たらないぞ?「変だけど癖になる曲」企画が成り立たないじゃないの(笑)目を皿のようにして探してみた結果、ソナタから1曲、それ以外から1曲を選びました。ソナタでは、第...

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ベートーヴェンの「変だけど癖になる曲」について、ブログ仲間の方と盛り上がって楽しかったので、それじゃモーツァルトはどうだろう?と思って、ピアノ曲限定で探してみました。

色々と片っ端から聞いてみたのですが、モーツァルトには、そんな曲がさっぱり見当たらないぞ?
「変だけど癖になる曲」企画が成り立たないじゃないの(笑)
目を皿のようにして探してみた結果、ソナタから1曲、それ以外から1曲を選びました。

ソナタでは、第15番(第18番) K.533+494 ヘ長調。当初、終楽章に当たるロンドK.494が単独で作曲され、後から1楽章のアレグロと2楽章のアンダンテが追加され、1人前のピアノソナタとして出版された曲です。1楽章が変という印象を持っていたのですが、対位法的な動きが多過ぎる感じがするというだけで、意外と普通でした。でも、聴いているうちに、2楽章が地味に「変な曲」であることに気づいて、小躍りして喜んでしまいました。そうじゃないと記事書けないもの(笑)

ピティナの『ピアノ曲事典』によりますと、

主題は、フレージングがイレギュラーである上、女性終止(弱拍で終わること)のために非常に不安定な印象を与える。また、特に展開部の和音が対位法的な動きを伴って不可思議な響きをもたらしている。

とのこと。


↑これです。
私は地味に「じわっと」来たのですが、いかがでしょうか?
え?あんまり変じゃない!?

ソナタ以外だと、幻想曲とかカプリッチョあたりに少し変わった曲調のものが多いですが、それよりも何よりも、小ジーグ ト長調 K.574です!!この曲は、自信をもって「変だけど癖になる曲」と断言できます(笑)


↑これは凄いでしょう(*´▽`*) この曲がなかったら、さすがに企画を断念してます。
よくよく見ると、ブログを始めたばかりの頃【モーツァルトの不思議な小品「小ジーグK.574」】として、自分で記事にしてました(^^;; 曲の解説は、横着してそこから再掲しますと、

モーツァルトが1789年にベルリンへの旅行の帰りにライプツィヒの聖トーマス教会に立ち寄ってオルガンを演奏したら、宮廷オルガニストのカール・エンゲルって人が感激して曲をリクエストしたので、彼の記念帳にこの作品を書き残したらしい。

最初の2小節で、単音で進行するにもかかわらず、12音(ド、ド#、レ、レ#、…、シ)のうちレ#とラ#以外の10音も使っちゃってるので、12音(無調)音楽のような感じがするのだとか…。(偉い学者の先生がそう言ってた)


モーツァルトの場合、どんな凄い仕掛けがしてあっても、あんまりそれと感じさせず、普通に美しい曲に聞こえてしまうようです(K.574以外(笑))。それがモーツアルトの美学なのですね。凄いことです\(◎o◎)/!
『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』(講談社現代新書)の著者でピアニストのイリーナ・メジューエワさんは、「モーツァルトは保守的な革命家」と言ってましたけど、こういうことなのかなと思いました。

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No Subject * by 私はタワシ
K.574!確かに不思議な、いや、ぶっちゃけ、変な曲ですね〜
美しいとはお世辞にも思えないけど、でも3回リピして聴いちゃいました!
記念帳にこんな変な曲を書いてもらったカール・エンゲルさんがどう思ったかも、気になります。笑

それにしても、よくよく見てやっと過去記事で取り上げたことを思い出すなんて!とっても聡明なNekoushiさんなのに、そんな天然な一面もあるんですね〜


To:タワシさん * by Nekoushi
タワシさん、コメントありがとうございます(^^♪

K.574は、ホントに不思議な変な曲Σ(゚д゚lll)!!

> 3回リピして聴いちゃいました!

あっ、早速クセになってますね~~
記念の回のシューイチにいかがですか?笑

> 記念帳にこんな変な曲を書いてもらったカール・エンゲルさんがどう思ったかも、気になります。笑

「大バッハを意識した対位法が素敵な曲!」と感激したか、予想とは全然違って困惑したか、確かに気になりますね(笑)

> そんな天然な一面もあるんですね〜

実は意外とそうなんですよ(^^;;
今度は何をやらかすか、乞うご期待!!笑

No Subject * by amy
わぉ~今度はモーツァルト(*^▽^*)♪♪♪
モツさん、ピアノ曲以外だと色々ヘンな(おふざけ)曲がありますよね~
ばかなマルティンK.560とか、音楽の冗談とか(笑)

ソナタ15番は昔1,3楽章を習いましたが2楽章は難しそうなのでパスしました💦
響きが不思議で神秘的な感じがしますね。
K.574は確かにヘンな曲!(笑)
ここまで変じゃないけど、メヌエットニ長調K.355(K.576b)も不思議な響きの曲ですね。(トリオはモーツァルト作じゃないけど・・)

モツさん、ベートーヴェンとは変さ加減(?)が違う様な・・
私はあれから”なくした小銭・・”が頭の中でリピートしております(笑)
他の作曲家でも「変だけど癖になる曲」シリーズ、とかどうですか~?(笑)

To:amyさん * by Nekoushi
amyさん、コメントありがとうございます(^^♪
ベートーヴェンがあまりにも面白かったので、モツさんでもやってみちゃいましたよ~~

> ばかなマルティンK.560とか、音楽の冗談とか(笑)

amyさん詳しい!!
『ばかなマルティン』って、どれだっけ?と、検索してしまいました。仲間内で面白がって盛り上がる系のカノンですね♪♪
『音楽の冗談』の方は、すぐわかりました。「田舎の下手な音楽家の連中って、こんな曲作ってこんな演奏するよね?キャハハハ(≧▽≦)」って曲ですよね(笑) モツさんってば、性格悪いな~~(^^;;

ソナタ15番は、変というか不思議なんですよね。1楽章と3楽章をされたのでしたら、2楽章もいかがですか?

> メヌエットニ長調K.355(K.576b)

実は、これも入れようか迷いました!

”なくした小銭・・”が頭の中でリピートですか?
私はK.574がリピート中です!!笑

> 他の作曲家でも「変だけど癖になる曲」シリーズ、とかどうですか~?(笑)

わ~、楽しそう(≧▽≦) まさかのショパンとか…?
amyさんも何か思いついたら是非!!

おはようございます^^ * by どれみ
上の2曲、モーツァルトにもこんな曲があるんだな~と思いましたが、
いや待て、なにも知らないで聴いたら 
誰の曲だろう?と思うと思いました。


To:どれみさん * by Nekoushi
どれみさん、おはようございま~~す
コメントありがとうございます(^^♪

モーツァルトを練習中のどれみさんに関心を持っていただけて、よかったです(*^▽^*)

> 上の2曲、モーツァルトにもこんな曲があるんだな~と思いましたが、
> いや待て、なにも知らないで聴いたら 
> 誰の曲だろう?と思うと思いました。

私も、何も知らないで聴いたら誰の曲か当てられないかもしれません(^^;;
世の中には「モーツァルトの曲はみんな同じに聞こえる」と言う人もいますけど、こんな曲を聞かせてみたいですね(笑)