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コンパクトで手ごろな和声の本の続編を買ってみたー♪♪

私のお気に入りの和声法の本『和声法がさくさく理解できる本』(yamaha music media、土田京子)の続編を買ってみました。『和声法がぐんぐん身につく本』という本です。

コンセプトは『さくさく~』と同じく、分かりやすい日本語で書かれた和声の本で、より実践的なところに踏み込んでいます。

こんな和声本が欲しかった!
「わかりやすい理論」+「理解を深める実践」
複雑な和声法を、軽快な語り口調でていねいに解説。
充実の課題で体得できる1冊!!


というキャッチコピーの通りの内容です。

『さくさく~』は基礎からの説明が詳しい分、音楽の中で実際の応用みたいなのが少し手薄だったような気もするのですが、『ぐんぐん~』では、「課題の実施」(注)を意識して、より実践的な書き方になっています。特に、禁則、借用などの特別な和音、和音外音、などは、2冊とも読んだ方が分かりやすそうです。

(注)ベースラインが与えられて、それに適切な和声とメロディをつけるバス課題。メロディラインが与えられ、それに適切な和声をつけていくソプラノ課題。どっちも4声体にする。

そして、土田京子さんの和声シリーズの目玉、数字付き低音は『ぐんぐん~』を読んでみて、ようやく少しだけワケが分かってきました。数字付き低音では、和音の転回形を表すのに、第1転回、第2転回ではなく、バスの音から何度上に音があるか数字が示されますが、使い慣れたら便利そうです。この本の「課題」では、和音を指示する箇所は数字付き低音を使っています。

この本のメインは「課題の実施」で、著者も「課題を実施して初めて和声法が本当に身に付く」という意味のことを書いておられ、その通りなのでしょうけど、なかなか実施する時間が無いのも事実。巻末付録の「課題集/実施例」が実は付録じゃなくてメインです。でも、この本の「第5章 課題実施の手引き」を読むだけでも、和声への理解がぐっと深まるように思えます。あと、課題集と実施例を書写してみるのもいいかも…??余談ながら「課題を実施する」って、ちょっと業界用語っぽくて萌えますね(笑)

『さくさく~』だけでも十分用をなすと思いますが、というか、『さくさく~』を何度も繰り返し読むのが先だとは思いますが、少し変化も欲しいので、やはり『ぐんぐん~』もセットで手元に置いておくのがいいかなぁと思います!!

細かい理屈は分からなくても趣味のピアノは十分楽しめますが、少しでも理屈に触れると知的好奇心が満たされて、より楽しいのではないでしょうか。軽い気持ちで読んでます~~('◇')ゞ


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tag : 和声法,土田京子,和声法がぐんぐん身につく本,

m.d、m.s、m.g.、どれがどれ・・・??

m.d、m.s、m.g…。実用上は、「逆の手で交差させて弾けばいい」ということさえ分かっていれば、あんまり困らない気もするのですが、それでは何となく気持ち悪くもあり。ということで、楽典の本を引っ張り出してきて、まとめてみました(^o^)丿

m.d.…mano destra(マーノ・デストラ、イタリア語)、または、main droite(マン・ドロワト、フランス語):右手で

m.s…mano sinistra(マーノ・シニストラ、イタリア語):左手で

m.g…main gauche(マン・ゴーシュ、フランス語):左手で

右手が略語としては1つなのに左手が2つあるのが、ややこしさを倍増させている原因ですね。右手も別々の方がいいというわけでもないのですが。イタリア語 vs フランス語。音楽用語といえばイタリア語なので、m.s.のほうが正統派のように思えるのは気のせいでしょうか(笑) いや、ショパンはm.g.派だったかな…?←横着して調べていないらしい(^^;;

でも、一番簡単なのはR.H.とL.H.よね~。英語でright handとleft handだから。
と思いきや、ドイツ語もそうなんですってね。シューマンが使っているから、あれ?と思ったのです。

R.H.…rechte hand(レヒテ・ハント、ドイツ語):右手

L.H.…linke hand(リンケ・ハント、ドイツ語):左手

って、自分で話を余計ややこしくしてないか!?笑
ま、手の交差の指定なので、こんがらがるのが当然なのです。
お粗末さまでした(^^;;


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tag : m.d,m.s.,m.g.,

メモ:減7の和音あれこれ

強烈な緊張感と不安定な響きが独特な「減7の和音」という存在には、とても心惹かれます。今回は、減7の和音についてちょっとしたメモを書いてみたいと思います。

減7の和音は世の中に3パターンしかない♪
まず、減7の和音の見かけは、短3度の等間隔で音が4つ重なっているというものです。1番目の音から4番目の音までが減7度になるので「減7の和音」。そのまんまですね。そして、世の中には次の3パターンしか存在しません。
減7の和音は3つだけ
左から順に、半音ずつ上がるように並べていますが、(3)をさらに半音上げると、【ミ♭ファ♯ラド】。これは(1)の「転回」ですので、結局同じものですね。以下同様。音が等間隔で並んでいるのでそうなってしまいます。
そうそう、この譜例の♯と♭は適当に付けているわけではなくて、それぞれある調に属するという意味が明確になるように付けています。詳しくはまた後で。

・減7さんの本名は実は別にある?根音がない!?
和声を考える上では、トニック(主和音)なのか、ドミナント(属和音)なのか、サブドミナント(下属和音)なのか、和音の機能が分からないと不便です。というか、逆にそれを決めるのが和声法と言うべきでしょうか。そうすると「減7」というのは何だかよく分からない(笑)
実は、正体は属9の和音の一種です。つまり、基本的にはドミナントなのですね。減7さんの本名は「属9の和音の根音省略形」です。しかも短調限定です。分かりづらいので図にしましょう。
属9の和音
ここではハ短調で考えています。和声の話なので、和声的短音階上の音を使います(『メモ:短音階とか導音とか・・・』参照)。ハ短調のドミナントの基本形は属音のソを根音として【ソシ(ナチュラル)レ】。ハ長調と同じです。さらに3度上の音を乗せると属7の【ソシレファ】。これもハ長調と同じ。さらに3度上の音を乗せて5音にすると、【ソシレファラ♭】。これが属9です。長調だと【ソシレファラ】(ラ♭はハ長調の音じゃない)となります。属9は短調と長調で別の和音になるのです。
短調の属9では、根音(ソ)と一番上の音(ラ♭)の音程が短9度。これって、オクターブ+半音、結局、半音違いの音が同時に鳴るということ。それはいくらなんでも気持ち悪いぞ、何とかせねば(笑) で、何とかした結果、根音が負けて省略され(右側の形)、【シレファラ♭】。ハ短調の減7の和音にたどり着けました(≧▽≦) そして、導音のシが調の決め手として重要です。

・異名同音で変幻自在、転調の名手\(◎o◎)/!
減7の和音は響きが独特というだけはなくて、異名同音(ソ♯とラ♭みたいなの)の読み替えによってあっさり遠隔調に転調できる機能があります。早速、具体例を見てみます。
減7の和音、エンハーモニック転調
一番左は、最初の図の(1)の並べ替えです。これが何調に属するかというと、♭と♯が同居している場合は、♯の音は和声的短音階の導音と考えてだいたい間違いないです。ファ♯が同音の短調はト短調ですね(って、図に書いてしまってますが)。それを真ん中のように並べ替えます。そして、例えば、ミ♭をレ♯に、ドをシ♯に読み替えてみます。この場合はシ♯が導音で、嬰ハ短調です。ト短調から嬰ハ短調まで飛んじゃったよΣ(・ω・ノ)ノ!自分で例題を作っておきながら、かなりビックリです。減7さん、恐るべし!笑

最後まで引っ張ってしまった、というか、あやうく忘れかけてた最初の図の(2)と(3)の調性ですが、(2)はド♯が導音でニ短調、(3)はソ♯が同音でイ短調です。実際に曲中に出てくるときは、異名同音の読み替えがあるので、そう単純には決められないとは思いますが…。

今回は、何かと刺激的で興味深い、減7の和音についてあれこれ書いてみました(^^♪
こんな記事書いてるけど、実際に演奏する時は、しっかり和声分析せずに、「あ~、転調した」とか「この和音の響きは印象的なので大事にせねば」とか、ものすご~く感覚的に(適当に?)済ませていることがほとんどです(笑)


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tag : 減7の和音,

メモ:短音階とか導音とか・・・

短音階の3種類。基礎の基礎ですが、眺めているとなかなか面白かったので、メモにしてみました。手書きの図が綺麗じゃないのはご容赦くださいませ。

・自然短音階
イ短調:自然短音階
(イ短調を例にします。以下同じ)
音程が「全半全全半全全」となる、短音階の基本ですね。第7音(主音の一つ手前)と第8音(主音)の間が長2度(全音)開いているので、終結感のない間延びした感じがします。
長調だったらドレミファソラシドの第7音シと第8音ドの間が短2度(半音)で、それが「あ~、終わった」という感じをもたらしているのですね。この第7音が導音です。逆に、導音は、次に進むべき音が主音と決まっている「限定進行音」です。土田京子先生の『和声がさくさく理解できる本』によれば、「婚約娘」だそうです(笑)

それじゃ、短音階にも無理やり導音を作ってしまえ~~!!ということで、第7音に♯を付けますと…。

・和声的短音階
イ短調:和声的短音階
めでたく導音ができました。和声的短音階ですね。ですが、無理やり導音を作ったものだから、新たな問題発生!!今度は第6音(ファ)と第7音(ソ♯)の間が開き過ぎです。増2度、つまり全音×1+半音×1も開いてしまいます。これを声に出して歌ってみようと思ったらかなり難しいです(>_<) 試してみてください(笑)

ということで、よく見てみると、第5音(ミ)と第6音(ファ)の間が半音なので、第6音を半音上げることで第7音との音程を増2度から長2度(全音)に縮めればバランスが良くなって歌いやすくなります。

・旋律的短音階
イ短調:旋律的短音階
旋律的短音階の上行形です。導音はできたし増2度もなくせたし、めでたしめでたしです。実は、旋律的短音階って長音階と1音しか違わないのですね。第3音(ド)に♯が付いたら、イ長調になっちゃう。そのせいで、下りは、そのままだとイ長調に聞こえてしまいます。よって、下行形は導音が不要なので、♯を二つとも取り除きます。これは自然短音階に他ならないですね(図は省略)。第6音の♯だけ取り除くと、和声的短音階になり、せっかく撲滅した増2度が復活してしまうので、♯は2つとも除去します。

上りと下りで音が違うと、和声を考えるのに困ります。旋律的短音階で考えたら、例えばイ短調の属和音はミソ#シ?ミソシ?これじゃ使い物にならない。和声では上行と下行が同じ自然短音階か和声的短音階のいずれかを使うということになりますが、和声では導音が重要な役割を果たしますから、和声的短音階を使うということになります。名前の通りですね。

余談ですが、先日スペインものを色々弾いて遊んだ限りでは、スペインものはメロディにも和声的短音階を多用しているという印象を受けました。増2度の音程がエキゾチックなムードを醸し出しているような気がしました。

(追記:手書きの図のヘ音記号の【:】マークの位置が1段下にずれてますね。お恥ずかしい(^^;;)


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tag : 短音階,導音,

楽典の本を買ってみました(*^▽^*)

実は今まで、1冊にまとまったしっかりした楽典の本を持っていなくて、高校の音楽の副読本(楽典の初歩の初歩が一応載ってる)と色々な音楽書に散らばっている楽典的内容を適宜参照していました。でも、それも面倒なので一冊買ってみました。『楽典 音楽家を志す人のための』(菊地有恒、音楽之友社)という本です。

楽典 音楽家を志す人のための

主な用途は、音高のテキスト、音大受験参考書みたいですが、まえがきによりますと、「今までの楽典書の概念から少しでも脱皮したもので、演奏家を志す人、作曲家を志す人など、あらゆる分野のの人々に利用してもらえるような、現実的な楽典」とのことで、「音楽家を目指して勉強中の方から現在音楽を指導されている方々、そして、一般の音楽愛好家の方々まで、広くご利用いただける」(←Nekoushi音楽院にピッタリ!笑)そうです。

音高の先生が実践的な観点から構想しただけあって、少しでも具体的な解説を増やして抽象的な理論を理解できるように工夫しているように思えます。

調性の判定の方法などが特に充実していて、読むのが楽しみです!
いや、調性の判定は、パッと眺めた感じ、かなりややこしそうでしたけどΣ( ̄ロ ̄lll)!!

対位法に関連する事項ついての説明も、対位法そのものについての独立した章立てはないのですが、簡明にして要を得ていて、他の本を読んでいると時々混乱するような事項がスッキリと解説されています。もちろん、この本だけでは物足りないのですが…。

また、演奏記号と用語の解説も山のように載っているので、辞書代わりになり便利です。ネットで検索する必要がぐっと小さくなりそうです。私は、「ネット検索より紙の本」派なので、これは嬉しい。

あと、受験参考書だけあって、問題集も充実しています。音楽の知識も増えるし脳トレにもなる。まさに一石二鳥! できるだけ、時間を見つけてやってみたいと思います。

税抜き定価3110円なので、決して安い買い物ではないのですが、買ってよかったと思っています(≧▽≦)
楽典書は、なければないで困らないような気もするけど、知識が増えればそれだけ楽しさも増すと信じてます。それに、Nekoushi音楽院としては必携アクセサリーでしょうし…(笑)←ホントか!? 

tag : 楽典,

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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