カデンツ探しに熱中、そしてハッと気づく

熱しやすく冷めやすい(?)私が今少し凝っているのが、前回の記事で書いた和声学で、特に、曲の中からカデンツ(終止部)を探すのに、つい熱中してしまっています。カデンツって何?と聞かれると、全然まともに答えられないけど…Σ(゚д゚lll)!!笑
文章で言ったら句読点みたいな、区切れる部分のことです。(これは、『和声法がさくさく理解できる本』にも書いてあった)

例えば、↓こんな部分。
シンフォニア3番 3~4小節 カデンツ

ロマン派のややこしいのはどう考えても無理なので、もっぱらバッハのフランス組曲です。(譜例はシンフォニアだけど)
宝探しというと言い過ぎですが、子供が砂浜で貝殻拾いなんかをするみたいに、ひたすら探して、お目当てのものが見つかることが楽しいのですね。
それに、句読点って重要でしょ?
例えば、目まぐるしく動き回る無窮動的と言われる曲では、カデンツがさっぱり見つからなくて(たぶんあるんだろうけど隠れてる?)、「句読点が目立たないから動き回ってる感じなのか~」という感じで、面白かったです。

でも、ふと気づいたのだけれど、普段、文章を読んだり話したりするのに文法的分析なんてしない(笑)
というか、流暢に話せるかっていうのは別問題ですよね。
ピアノで言えば、指がきちんと動いてくれなきゃ話にならない(^^;;
文法や和声って「裏方」的存在なので、あんまりカデンツ探しに熱中し過ぎないで、弾く時間もしっかりとらなければ…!!

「役に立つかどうか」という議論は、あまり好きではありません。
単に、「意外なものに熱中してみると楽しい場合もある」という感想です(^^♪
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コンパクトで手ごろな和声の本を買ってみたー♪♪

和声の体系的な本を勉強してみたいと思いながら、挑戦してみても挫折しそうなのばかりで、なかなか踏み切れずにいました。
エネルギーを和声の勉強に注ぎ過ぎてピアノを弾く時間と労力が取れなくなってしまったら本末転倒ですから…。

そんな中、最近出たばっかりの、yamaha music mediaの『和声法がさくさく理解できる本』(土田京子)という文庫本(8年ぐらい前に出版された『説き語り和声法講座』を文庫化したものらしい)を買ってみたら、お気楽そうなタイトルから受けた印象に反して、コンパクトなのに充実していて、かなり良さそうです!

著者が言うには、

「和声法」という技法は、西欧の音楽家たちが何百年もの間、工夫に工夫を重ねて書き残してきた「経験則」、「智恵の固まり」なのです。「世界遺産」は、なにも神社・仏閣だけでもありますまいものを、と私は思いますね。この技法は、立派に「世界遺産」に数えられてもいいくらい、「音楽する」うえで役に立ちます。(「はじめに」より)



とのこと。なかなか気合入ってます。
「神社・仏閣~」の部分は引用しなくてもいい話なのですが、全体的にこんな感じの口調で書かれているので、この本の特徴を示すのにいいと思って、引用しました。
本文にも例えば「導音は嫁ぎ先の決まってる娘(行先は必ず主音)」みたいな、印象的な比喩が沢山使われています。

で、和声の教科書が難解で面白くないのは、もはや「常識」になってしまっていますが、「わかる日本語で書かれた和声法の教科書がどうしても必要だ」というのが著者がこの本を書いた動機らしいです。

この本は「教科書」としては使い勝手がよくないかもしれません。しかし、「和声法とはどういうものか」ということを、音楽を学ぶ数多くの人にわかってもらいたい。そういう思いから、現代の日本人が日常使っているわかりやすい日本語で、時には目の前にいる相手に話しかけるように語った本ですから、教科書を脇から支えるものとしてお使いいただきたいと思います。(「はじめに」より)



というのが、この本のコンセプトです。
私は「教科書を脇から支える」どころか、教科書そのものとして使う気満々なのですが…(笑)

著者は3種類の読者を考えていて、

すでに教師になっている人々には、この本が「納得して音楽を教えられる生活」の助けになりますように。学生には、「和声がわかる」「音楽の姿が見える」「素敵な演奏を楽しめる」「よい教師になれる」…そうした素晴らしい連鎖の第一歩の助けになりますように。音楽を職業にはしなかったけれど、真から音楽が好きでたまらない人々には、「和声法がわかる」「音楽の姿が見える」「今よりもっと音楽を楽しめる」…そういう豊かな人生の実現をお手伝いできますように。(「はじめに」より)



だそうです。

おお~っ、全部当てはまる!セルフ先生だし、セルフ生徒だし、音楽愛好家だし、まさに私のための本(*´▽`*)
そう思って、すぐに飛びついてしまいました(笑)
いや、もちろん、中身がいいと思ったから買ったのですよ。

一つ大きな特徴は、和音の転回形を表すのに、第1転回、第2転回ではなく、数字付き低音(バスの音から何度上に音があるか数字で示す)を採用している点です。
第1転回、第2転回という呼び方は日本独自のもので、数字付き低音がグローバルスタンダードだそう。
まあ、分かりやすければどちらでもいいとは思うのですが、バッハやるなら数字付き低音を知っておきたいと前から思っていたので、この点にも惹かれました。

文庫なので、譜例はちょっと見づらい、というか、見ながら弾きたい場合に無理があるかな…。
有名曲を和声的にシンプルに改変したらどれだけつまらなくなるかとか、面白い譜例がいくつかあるので、その点は少し残念な気もします。でも、五線紙に手で書き写せばいいのですよね!手を動かすのも楽しいですから。え!?数小節ぐらい暗譜すればいい!?まあ、それも考えてみます(笑)

というわけで、手ごろで充実した楽しそうな和声の本が手に入ったので、しばらく楽しめそうです(≧▽≦)
この本、おススメです。「和声やってみたいけど、ほど良い本がない」とお悩みの方がいたら見かけたら手に取ってみてください。
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プロフィール

Nekoushi

Author:Nekoushi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆レッスン歴は子供の頃と大学生の頃(20年ほど前)に少々。
◆ちゃんと継続していないので完成した曲はありませんが、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇練習中
・チェルニー40-19
・バッハ フランス組曲第6番~アルマンド
・バッハ シンフォニア 3番
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第3楽章

◇保留中
なし

◇2017年の終了曲
・チェルニー40-14、21、15、16、(17)、18番
・バッハ シンフォニア 1、5、6、9、8、11、10、15番
・ハイドン ソナタ ホ短調 Hob.XVI:34~第2&第3楽章
・モーツァルト ソナタ ニ長調 K.311~第1&第2楽章
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