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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

実はバッハに悩んでいたりとか・・・

バッハはもちろん大好きなのですが、得意な(←弾くのが)作曲家なのかどうかとなると、自信がなくなってきます。バッハ好き!と何度も口走り過ぎて自己洗脳と言ったらいいのか、それに、25年ぐらい前に本物の先生に「バッハは得意っぽい」と言われたこともあり、そういうことになってますけど、ハッと気づくと疑問が湧いてくるのです。そもそも、「バッハは得意っぽい」と言われたのだって、思い出してみるに、モーツァルトやショ...

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バッハはもちろん大好きなのですが、得意な(←弾くのが)作曲家なのかどうかとなると、自信がなくなってきます。バッハ好き!と何度も口走り過ぎて自己洗脳と言ったらいいのか、それに、25年ぐらい前に本物の先生に「バッハは得意っぽい」と言われたこともあり、そういうことになってますけど、ハッと気づくと疑問が湧いてくるのです。そもそも、「バッハは得意っぽい」と言われたのだって、思い出してみるに、モーツァルトやショパンに比べたらマシ、ってだけのことだった気もするし…。

悩みは色々ありますが、一番は、バッハをピアノでどういう弾くのがいいのか?弾きたいか?です。

ピアノでバッハを弾く時の模範的な演奏というと…。
ノンレガートでパリッと弾く。テンポはあまり揺らさない、できれば速め。ペダルは使わない。そして歌う。
こんな感じでしょうか?

ん~~、でも何だかイメージと違うんですよね。もっと豊饒であってほしいというか、饒舌であってほしいというか…。あんまりパリッとしたバッハを弾きたいと思わない。そりゃぁ、シューマンみたいなバッハにしちゃいけないのは、もちろん分かってます。

いや、そんな高級なことで悩まないで、まずは指がよく動くようにしなさい!!という気もしないでもないですが、バッハを単なる指の練習にしてしまうのは勿体無いにもほどがあります。

悶々としながら動画を眺めていたら、↓この動画が参考になるかな~~、と閃きました。


前々回の『パルティータ全集』のCDの記事で取り上げた植山けいさんと、そのCDの音楽監督のオルハン・メメッドさん(めっちゃ熱い解説を書いていた人!)が、ゴールトベルク変奏曲のアリアを弾き比べてくれています。メメッドさんがチェンバロ、けいさんはベーゼンドルファー!!←私の萌えピアノ(*´▽`*)

あ、これだ!!ゴールトベルク変奏曲のアリアのテンポがゆっくりしているということも大きいとは思うのですが、そして、ベーゼンドルファーの威力もあるとは思うのですが、これが私のバッハの理想像です。豊饒で饒舌なバッハ。ジーグとか、テンポの速いフーガの場合も、全く同じようには行かないでしょうけど、イメージとしては損ねないようにしたいものです。

それには、ひたすら落ち着いてゆっくり練習するしかないか…。
結論は面白くもなんともないんだけど(笑)、少しだけ悩みが晴れた気がします(≧▽≦)

さっ、GW明けたらシンフォニアの練習を再開するぞ~~♪♪


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* Category : 演奏・解釈・技術

Tag: バッハ, | Comment-open▼ * Comment : (9)

ロマンチックなバッハ、いいですね。 * by 名無しさん
お久しぶりです。

バッハというと,どうしてもグールドの音楽が頭に浮かんできてしまいますね。

でも、少し古いですが リヒテルの平均律などを聞くと、曲によっては本当にロマンチックです。

グールドもあれで十分歌っているわけなので、やはり自分なりの歌が大切なのだと思います。

バッハも、インベンションの目的の一つもカンタービレと言っているので。

Re: ロマンチックなバッハ、いいですね。 * by NekoUshi
名無しさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

そうなんですよね、バッハのカンタービレ奏法・・・

> グールドもあれで十分歌っているわけなので、やはり自分なりの歌が大切なのだと思います。

歌わせたいのにイメージ通りに上手く歌わせられない、というのが悩みの原因みたいです(>_<)
色々な演奏を聴いて、イメージを作って行くことにしようと思います。
いちばん頭から離れないのは、やっぱりチェンバロなんですよ~~


実は、このところ名無しさんをお見かけしないなぁと、ふと思っていたところです。
コメント、とても嬉しかったです<(_ _)>

バッハは奥深いですね! * by きんどーちゃん
NekoUshiさん、こんにちは♬
子どもの頃は嫌いだったけれど、ピアノを再開してから、バッハの奥の深い素晴らしさと演奏する難しさを同時に味わってます。
聴くのは最高にいいけれど弾くのは激難し〜

先生にバッハは得意っぽいと言われたなんてい良いですね♬
以前、ポップスは苦手みたいな事を言っていた気がするんですけど
以前の記事でポップスに苦手意識があるような事をおっしゃてった気がしますけど(うろ覚えなんで違ってたらすいません〜汗)NekoUshiさんは古典〜ロマン派の様式美がお好きなのかなぁとバッハが得意と言われてた事も鑑みまして、ちらっと思いました〜

私は僭越ながら高校生の時の先生にはベートーベンが似合うと言われました!ロック魂炸裂で勢いだけで乱暴な演奏なんですけど〜笑
ベートーベンが似合うといより大好きでノリ乗りで弾いていたからかと思います。NekoUshiさんもバッハいいなぁと思って弾いていたのかもしれませんね〜好きこそものの上手なれかなぁ。気持ちが入りますから♥

紹介して戴いたチェンバロとピアノの演奏は素敵でしたし、興味深く聴きました。前回のインベンションのレッスンで先生にチェンバロの演奏を聴いてみたらと言われたばかりでタイムリー♬

そうそう、私の先生はバッハはきちっと様式形式を意識してきっちり弾く。でも旋律をよく歌う事も大事。ただ、歌うんだけど形式を崩す事は決してせず、あまり感情を込め過ぎない等と言っています。

習った当初はまず指が動かない→特に左手がめちゃくちゃ→そして両手が合わないバラバラ等酷い演奏だったんですけど、特訓の甲斐あってさいぶマシになりました♬
やっと大体楽譜通りに弾けるようになった段階で、前回レッスンで先生から言われた事が曲の構造を理解して弾くようにです。
う〜ん、奥が深い世界ですね〜

インベンションとシンフォニアはまた違う難しさがあって、これまた奥の世界お
NekoUshiさんはシンフォニア、私はインベンションですけど、お互いに素晴らしいバッハの世界を堪能しながら、精進しましょう♬

バッハに関してはもっとお喋りしたい事がありますが、長くなるのでまたの機会にしますね♥(十分長いでしょ!爆)
そのうち、自分のホームでバッハについて語りたいとも思います♬

そうそう、リンクを貼らせて戴いてもいいでしょうか?!

No Subject * by きんどーちゃん
急いで打ったので間違いだらけでした〜汗
そそっかしい性格なので間違いはしょっちゅう!
大体、意味はわかると思いますけどね〜

【誤】↓ダブり、削除し忘れ
●以前、ポップスは苦手みたいな事を言っていた気がするんですけど

↓これまた奥の深い世界
●インベンションとシンフォニアはまた違う難しさがあって、これまた奥の世界お

Re: バッハは奥深いですね! * by NekoUshi
きんどーちゃん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> 先生にバッハは得意っぽいと言われたなんてい良いですね♬

ゆるいレッスンしてた時なので、どこまでホントか不明ですが…(笑)
あっ、でも、子供の頃から知っている先生だから、今更お世辞でもないか。
好きこそものの上手なれ、ということにしておきましょう(*^▽^*)

> 以前の記事でポップスに苦手意識があるような事をおっしゃてった気がしますけど(うろ覚えなんで違ってたらすいません〜汗)

ポップスは苦手ですよ~~(>_<)
シンコペーションの処理がどうしてもクラシック風になってしまって、全然、サマになりません(^^;;

> NekoUshiさんは古典〜ロマン派の様式美がお好きなのかなぁとバッハが得意と言われてた事も鑑みまして、ちらっと思いました〜

そうそう、古典派~ロマン派の様式美!まさにそれです(≧▽≦)
すっかり分析されつくされてますね(笑)

> 私は僭越ながら高校生の時の先生にはベートーベンが似合うと言われました!ロック魂炸裂で勢いだけで乱暴な演奏なんですけど〜笑

いや、ベートーヴェンはロックだと思いますよ~~
基本はロックで(笑)、でも、めっちゃ美しい世界もあったり、崇高で祈るような世界もあったり…。
やっぱり、すごい作曲家ですよね!

> 紹介して戴いたチェンバロとピアノの演奏は素敵でしたし、興味深く聴きました。前回のインベンションのレッスンで先生にチェンバロの演奏を聴いてみたらと言われたばかりでタイムリー♬

チェンバロで弾いたバッハ、素敵でしょう(*´▽`*)
タイムリーで良かったです~~

> そうそう、私の先生はバッハはきちっと様式形式を意識してきっちり弾く。でも旋律をよく歌う事も大事。ただ、歌うんだけど形式を崩す事は決してせず、あまり感情を込め過ぎない等と言っています。

私は、あんまり感情を持たずに弾くタイプなので、バッハが向いてるのかも?笑
無心と称して感情無し(^^;;

> やっと大体楽譜通りに弾けるようになった段階で、前回レッスンで先生から言われた事が曲の構造を理解して弾くようにです。
> う〜ん、奥が深い世界ですね〜

奥深いですよね。
でも、そこがいいのです(≧▽≦)

> インベンションとシンフォニアはまた違う難しさがあって、

そうなんですよね。
曲として組み立てるのは、実はシンフォニアよりインベンションの方が難しいような気がします。

> NekoUshiさんはシンフォニア、私はインベンションですけど、お互いに素晴らしいバッハの世界を堪能しながら、精進しましょう♬

シンフォニアは何回も繰り返して一生弾こうと思ってます(*´▽`*)
お互い頑張りましょう!!

> そのうち、自分のホームでバッハについて語りたいとも思います♬

楽しみです~~♪♪

> そうそう、リンクを貼らせて戴いてもいいでしょうか?!

もちろんです!!
こちらからも貼っておきますね~~

p.s コメントを書くときにパスワードを設定しておくと、あとから誤字などを発見した時に直せるので便利ですよ。
私もそそっかしいので、その機能をよく使ってます(笑)

いい事を教えていただいちゃった♬ * by きんどーちゃん
早速、リンクを貼らせて頂きました〜
コメントを後から編集出来るやり方を教えて下さって助かりました〜コメントの下に編集とあるのに、ここをクリックしても編集出来ないのはなぜかな?と疑問に思っていたので。
コメント欄のPassという部分にパスワードを設定すればいいんですね♬なるほど〜
いつも、ミス誤字脱字変換ミスだらけなので、いい機能を教えて頂きました〜

ブログ初心者なので他にも何かありましたら、いろいろと教えて下さい♬NekoUshi先輩、よろしくお願いします♥

Re: いい事を教えていただいちゃった♬ * by NekoUshi
きんどーちゃん、どうもです~~
リンクありがとうございます<(_ _)>

> コメント欄のPassという部分にパスワードを設定すればいいんですね♬なるほど〜

そうなんですよ、これで怖いものなし!!笑

ただ、誤字のまま引用返信されてしまったら、その時は諦めるしかないですが…。
訂正はもちろんできるのですけど、原文を直してしまうと、引用した人が勝手に間違えたように見えるので(笑)

> ブログ初心者なので他にも何かありましたら、いろいろと教えて下さい♬NekoUshi先輩、よろしくお願いします♥

いえいえ~~、こちらこそ、どうぞ宜しくお願いいたします('◇')ゞ

No Subject * by 私はタワシ
バッハは得意っぽいって言われたなんてすごいです!なかなかそういう人いないですよ〜 それだけでもう、羨ましく思う人は多いのでは?(バッハを愛するNPさんとか)
本物の先生がそうおっしゃるからには、ポリフォニーがちゃんと表現できていたということではないでしょうか?v-10

教会でピアノ弾いている、というと、かなりの確率で
「すごいですね〜バッハとか(弾くんでしょ)?」
という反応があるので戸惑ってます(笑)
インベンションの1曲もまともにやったことがないと知ったら、さぞがっかりするでしょうね〜😓

To:タワシさん * by NekoUshi
タワシさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> バッハは得意っぽいって言われたなんてすごいです!なかなかそういう人いないですよ〜 それだけでもう、羨ましく思う人は多いのでは?(バッハを愛するNPさんとか)

笑笑
NPさんが飛んできそうです(*^▽^*)

> 本物の先生がそうおっしゃるからには、ポリフォニーがちゃんと表現できていたということではないでしょうか?v-10

消去法でバッハがいいということ(確か、バッハ>ベートーヴェン>ショパン>モーツァルト)だった気がしますが、ポリフォニーがちゃんと表現できていたのなら嬉しいです(*´▽`*)

> 教会でピアノ弾いている、というと、かなりの確率で
> 「すごいですね〜バッハとか(弾くんでしょ)?」
> という反応があるので戸惑ってます(笑)

教会=バッハのイメージ強いですよね。
でも、中高時代に教会に行ったことありますけど、ほとんどバッハを耳にした記憶ありません。
有名なカンタータ147番ぐらいです。

> インベンションの1曲もまともにやったことがないと知ったら、さぞがっかりするでしょうね〜😓

ここは、教会=バッハのイメージ通り(?)、バッハを強化されてみてはいかがでしょうか!?

速く弾くための練習2通り

私のピアノにおける最大のコンプレックスは、指が素早く動いてくれないことです。チェルニー40番こと「速度練習曲」に執着しているのもそれが原因です。実はチェルニーが思いのほか楽しいというもあるんだけど…(笑) さて、昨日記事にした『ピアニストは指先で考える』(青柳いづみこ)に、速く弾くための練習について書かれていたので、自分用の覚書も兼ねて紹介します。それによると、速く弾けない人には二つのタイプがあるそう...

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私のピアノにおける最大のコンプレックスは、指が素早く動いてくれないことです。チェルニー40番こと「速度練習曲」に執着しているのもそれが原因です。実はチェルニーが思いのほか楽しいというもあるんだけど…(笑) さて、昨日記事にした『ピアニストは指先で考える』青柳いづみこ)に、速く弾くための練習について書かれていたので、自分用の覚書も兼ねて紹介します。

それによると、速く弾けない人には二つのタイプがあるそうです。

一つは、フレーズをまとめて捉えられない人です。私はあんまり当てはまらないような…。
この場合、一つ一つの音を誠実に弾こうとするので、どうしてもあるところからテンポが上がらくなるそうです。こういう時に有効なのはリズム変奏練習らしいです。ただ、漫然とやっていても「勤勉に練習したという満足感」しか得られません。リズム練習をするときに意識すべきことは「指が走る部分と止まる部分をはっきり分けること」だそうです。

リズム変奏

↑こういったパターンにおいて長い音符ではしっかり止まる意識を持ち、短い音符では走る(1個ずつしっかり弾くのではなく)意識を持つということですね。走る感覚を少しずつ身に着けて、次はリズム変奏を解除して全体的に「走る」ようにするというわけです。ちなみに、いづみこ先生は、上図の3番目のリズムをもっと鋭くした「複付点8分音符+32分音符の3連符3つ」をよく使われるとのことです。音符3つ分速く流す3連符入りが、この目的のためには効果的に思えます。

速く弾けない人のもう一つのパターンは、筋肉に瞬発力がない人、スポーツ選手で言ったら長距離型だそうです。筋肉の質によってタッチのスピードが速い人と遅い人がいて、後者ですね。どうも私はこれに該当するような気がします。このタイプにスピードの速いタッチを習得させるには、指先のすばやいスタッカートがいいらしい。手首を使った柔らかいスタッカートでは駄目で、あくまで手首の力を借りずに、根元の関節から鋭いスタッカートを打ち下ろす。で、いづみ子先生のおススメはダブルスタッカート(2連打)やトリプルスタッカート(3連打)だそうです。そういえば、ブログ仲間の方が習っている先生にダブルスタッカートやトリプルスタッカートをやるよう言われたという話を読んだことがあり、早速真似してみた記憶があります。

リズム練習スタッカート練習も全く目新しい練習法ではありませんが、理屈が分かった上でやると、効果も倍増するに違いありません(^^♪

そして、気づいたら、月に2桁回数更新のノルマが途切れずにすみました\(^o^)/
応援やご心配をくださった皆様、ありがとうございました<(_ _)>


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Tag: リズム変奏, リズム練習, スタッカート練習, 青柳いづみこ, ピアニストは指先で考える, | Comment-open▼ * Comment : (2)

No Subject * by さっちん
こんにちは^^
練習って何が目的なのかちゃんと意識してするのとしないのとでは、ものすごい差がでまよね。
止まる所と走る所の意識すごく勉強になりました(*˘︶˘*).。.:*♡
応援P

To:さっちんさん * by NekoUshi
さっちんさん、こんにちは~~
コメントありがとうございます(^^♪

> 練習って何が目的なのかちゃんと意識してするのとしないのとでは、ものすごい差がでまよね。

何も考えずにやってると、無駄に時間が過ぎていくだけということになりかねませんよねΣ(゚д゚lll)!!
なので、気づいたことがあったらブログにメモ帳がわりに記録しておくようにしてます('◇')ゞ

> 止まる所と走る所の意識すごく勉強になりました(*˘︶˘*).。.:*♡

お役に立ててよかったです~~♪♪
いつも応援Pありがとうございます<(_ _)>

いづみこ先生に学ぶ「タッチと音色のいろいろ」

最近すっかりハマっている『指先から感じるドビュッシー』(青柳いづみこ著、春秋社)より、今回は、色々な音色の出し方についてのタッチの解説を取り上げます。昨日の脱力に関する記事で「機会があったらご紹介します」なんて書きましたが、善は急げです!!以下、同書の「タッチと音色のいろいろ」と題する章の要点メモです。いづみこ先生の文章は、いつもながら、とても分かりやすいです(≧▽≦)・のびる音タッチのスピードと深く...

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最近すっかりハマっている『指先から感じるドビュッシー』(青柳いづみこ著、春秋社)より、今回は、色々な音色の出し方についてのタッチの解説を取り上げます。昨日の脱力に関する記事で「機会があったらご紹介します」なんて書きましたが、善は急げです!!

以下、同書の「タッチ音色のいろいろ」と題する章の要点メモです。
いづみこ先生の文章は、いつもながら、とても分かりやすいです(≧▽≦)

・のびる音
タッチのスピードと深くかかわっている。スピードが速すぎると固く冷たい音になる。アタックせず、指の腹でじわっと、しかし、ある一点で確実に鍵盤の底に力を伝えるように工夫すると、あとになってぐっとのびる音が出る。たっぷり響かせたい時は「じわっと」のタッチに重さの助けを追加。

・鐘のような音
指先を固く金属の棒のようにする。腕全体が鐘を響かせる撞木(しゅもく)のようなイメージで、タッチしてからすぐにペダルの中に開放する。そうすると、カーン、チーンといった音が出る。

・ボーンという音
肩を起点に腕全体を使って、重さを十分にかけて音を出す。かかった力は手首や肘で逃がす。そうしないと固い汚い音になってしまう。

・歌う右の4の指
4の指は一番弱いが一番歌える指。ショーパンのノクターンなどで、右手の4の右端を使って、鍵盤にぴったりくっつけたまま少し手首を向こう側に返すようにすると、甘い、おねだりするような音が出る(*´▽`*)
(私は、10本の指の中で右手の4の指が一番萌えます(笑))

・音をべったり練る
指のしなりを利用して、ピーナツバターをすくうように粘っこくタッチする。メロディの歌い出しなどで、もっとはっきり意思表示したい時は、右手の5を肘から落とすようにする。落ちる瞬間に肘や手首のクッションを使って、固くならないように。

・星のようにキラキラ光る音
根元の関節のバネを使い、指先を少し手前にひっかくようにする。音の響き方は、指先にどれだけ集中させるかによって決まる。光らせたい時は指先を尖らせ、柔らかくしたい時は力を分散させる。

・ダイヤモンドのようにギラギラした音
指先はしっかりひっかきながら、腕の上下運動を併用する。

・強弱
重さを使う方法と指の力で出す方法があり、たいていは両方の合わせ技を使う。

・旋律の弾き分け
フーガなど対位法的な作品で必須の、旋律の弾き分け。強弱ではなく音質で変化をつけるのが理想。弾き分けはタッチのスピードと圧力のかけ方次第で決まる。たとえば、上の線を少し固めの指でスピードの速いタッチで弾き、下の線はやわらかめにじわっと弾く。一方の線には重さをかけ、片方にはかけない。出したい線は指を曲げ、控えたい線はのばす(角度による調節)。などなど。

この章の締めくくりでは、次のように書かれています。

「自分の音をよく聴きなさい」というのは簡単ですが、(中略)「音が出ていない」状態では、聴きたくても聴く音がありません。自分の「歌」を伝えられる音が出て初めて、それを聴き、あとにつづけていくことができるのです。そして、そうした「音」たちの連なりが「モティーフ」であり「フレーズ」であり、「主題」であり「展開」であるのです。

たかが音というなかれ。すべては、たったひとつの「のびる音」から始まるのですから。


まさに底なし沼の深い音の世界です!!
そこが楽しいのですけどね(^^♪ というか、それが楽しいと思えなければ続かないです~~


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Tag: 音色, タッチ, 青柳いづみこ, 指先から感じるドビュッシー, | Comment-open▼ * Comment : (8)

No Subject * by 古都子
NekoUshiさん、こんばんは(^^)
いろんなタッチでいろんな音が出ることは分かっていても、弾いている最中にタッチを工夫するのって難しいですよね~。
弾くことに必死になってしまって、タッチのことまで考えている余裕がないです。

プロのピアニストの演奏を見ていると1音1音タッチを変えたり、指の上げ方を変えているように見えますよね。
それがいつもすごいと思います。
私はいつも不用意に指を振り下ろしてしまって、音が出てから「あっ、しまった!」と思っています。(^^;)

右の歌う4の指「甘い、おねだりするような音」、いつかノクターンで出してみたいです!

To:古都子さん * by NekoUshi
古都子さん、コメントありがとうございます~~(^^♪

> 弾くことに必死になってしまって、タッチのことまで考えている余裕がないです。

そうなんですよね(*_*;
譜読みの時から、「ここはこういう音」とイメージしながらやっていくしかないでしょうけど、めっちゃ難題です。

> プロのピアニストの演奏を見ていると1音1音タッチを変えたり、指の上げ方を変えているように見えますよね。それがいつもすごいと思います。

全くです!!
「それができるなら私も今頃はプロ」と開き直ることにしていますが…(笑)

> 私はいつも不用意に指を振り下ろしてしまって、音が出てから「あっ、しまった!」と思っています。(^^;)

私もです。重みをかける感じで強調しようと思ったのにキーンと鋭い音が鳴ってしまったりとか、バッハなんかで旋律の弾き分けをし損ねたりとか…。何回もやらかしているうちに心が折れそうになりますΣ( ̄ロ ̄lll)!!

> 右の歌う4の指「甘い、おねだりするような音」、いつかノクターンで出してみたいです!

熱情の次は、右手の4が活躍できそうな曲をされてみてはいかがでしょう?

No Subject * by やぢま
 とても丁寧に解説されている本なのですね~。ピーナツバターをすくうように、なんて、思いもよらない表現です。青柳いづみこさんはもちろん、著名な演奏家ですけれど、指導者としても良い仕事をしそうです。
 この助言をしっかり心に刻めたら、NekoUshi先生のセルフレッスンにも活かせそうです♪

To:やぢまさん * by NekoUshi
やぢまさん、コメントありがとうございます~~(^^♪

この本は、とても充実していて大満足の1冊です(*´▽`*)
奏法から時代背景まで、本当に色々なことが書いてあって…。

> ピーナツバターをすくうように、なんて、思いもよらない表現です。

ピーナツバターの存在を久しぶりに思い出しましたよ(笑)
こんな表現、よく思いついたものですね!!

> 青柳いづみこさんはもちろん、著名な演奏家ですけれど、指導者としても良い仕事をしそうです。

習ってみたいですね(≧▽≦)
↑さらっと、厚かましいこと書いてみる(^^;;

>  この助言をしっかり心に刻めたら、NekoUshi先生のセルフレッスンにも活かせそうです♪

そうですね~~
頑張ります(^o^)丿

No Subject * by 名無しさん
こんにちは、 いつもためになる情報、ありがとうございます。

・旋律の弾き分け
フーガなど対位法的な作品で必須の、旋律の弾き分け。強弱ではなく音質で変化をつけるのが理想。弾き分けはタッチのスピードと圧力のかけ方次第で決まる。

確かに、チェンバロでは強弱が出せませんよね。(クラヴィコードなら何とか)
自由自在に(?)強弱が出せるピアノを弾くときも、気をつけたいと改めて思いました。

To:名無しさん * by NekoUshi
名無しさん、コメントありがとうございます(^^♪

> こんにちは、 いつもためになる情報、ありがとうございます。

お役に立てまして幸いです<(_ _)>

> ・旋律の弾き分け
> フーガなど対位法的な作品で必須の、旋律の弾き分け。強弱ではなく音質で変化をつけるのが理想。弾き分けはタッチのスピードと圧力のかけ方次第で決まる。

バッハを弾くとき、これでいつも苦戦してます(>_<)
この本の解説は納得できますので、実践していきたいと思います!

> 確かに、チェンバロでは強弱が出せませんよね。(クラヴィコードなら何とか)
> 自由自在に(?)強弱が出せるピアノを弾くときも、気をつけたいと改めて思いました。

強弱だけで弾き分けようとすると、不自然なほど大きく強弱をつけないと分離してくれないことが多い気がします。そうすると、結局、ぎこちなくなってしまうんですよね…。
いっそのことバッハを弾くためにチェンバロが欲しいです(笑)

こんばんは^^ * by どれみ
この解説、とても表現がわかりやすく
出来そうな気になり(気です ^^; )読み込めますね。

>(私は、10本の指の中で右手の4の指が一番萌えます(笑))
・・わかる気がします。
薬指といえば、お姉さん指、薬指、紅さし指。。
なんとなく色気のある指ですね^^
一番弱い指であるけれど、ショパンとかにはあいますよね。
4の指を使う手の形もきれいかも。

ツェルニーでは4の指の所を5とか3の指で弾いて
先生によく注意されてます^^;

To:どれみさん * by NekoUshi
どれみさん、コメントありがとうございます~~(^^♪

> この解説、とても表現がわかりやすく
> 出来そうな気になり(気です ^^; )読み込めますね。

そうなんですよ~~
表現がうまくて分かりやすいですよね!!
ホント、その気になってしまいます(笑)

> 薬指といえば、お姉さん指、薬指、紅さし指。。
> なんとなく色気のある指ですね^^

どれみさん、ロマンチックで素敵です( *´艸`)
色気のある指という表現がピッタリです~~

> 4の指を使う手の形もきれいかも。

それもありますね!!
薬指がますます好きになります。

> ツェルニーでは4の指の所を5とか3の指で弾いて
> 先生によく注意されてます^^;

私は逆に、3で弾くべきところを4で弾いてしまって(特に指替えの時)、困ることが多いです(^^;;
4の指が好きだからというより、単なる悪い癖かも…。

脱力が大切だと口で言うのは簡単だけど・・・

ピアノを弾くのに無駄な力を入れてはいけないのは言うまでもありません。「無駄な力を入れちゃいけない=脱力」なのですが、私の中では「脱力」という言葉は、使うのをできるだけ避けているような気がします。どこがスッキリしないのか考えてみると、どうも得体が知れないから…(^^;; でも、先日購入した青柳いづみこ先生の『指先から感じるドビュッシー』の中にスッキリした説明がありました。それによると、「ピアノをひくときに...

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ピアノを弾くのに無駄な力を入れてはいけないのは言うまでもありません。「無駄な力を入れちゃいけない=脱力」なのですが、私の中では「脱力」という言葉は、使うのをできるだけ避けているような気がします。どこがスッキリしないのか考えてみると、どうも得体が知れないから…(^^;; 

でも、先日購入した青柳いづみこ先生の『指先から感じるドビュッシー』の中にスッキリした説明がありました。それによると、「ピアノをひくときに脱力が一番大切だ、と口で言うのは簡単ですが、どこかで支える点がなければ力が抜けません」。そう言ってもらえれば腑に落ちやすいですね。その支える点は、具体的には指の一番根元の関節(第3関節)だそうです。そういう明確な説明が欲しかったのよ~~!!で、根元の関節を鍛える方法が載っていたのでご紹介します。いづみこ先生の命名によれば「逆立ち体操」だとか…。

曲げた指ものばした指も、基本になるのは指の根元の関節です。毎日逆立ち体操をして、腕の重さを支えられるしっかりした関節を準備しましょう。各指1本ずつで1)~5)の動作(注:下記)をやります。


ということで、1)~5)の動作をしている自分の手の写真を撮りたかったのですが、難しかったので、本のイメージ画像とともに見て行きましょう。

1)ピアノのふたの上で各指を逆立ちさせ(注:逆立ちというか垂直に立てるといった方が分かりやすいかも?)、根元の関節で重さを支える。→そのとき、他の指(とくに親指)の力が抜けているかどうか確かめる。
逆立ち体操(1)
2)根元の関節に重さがかかった状態で、ゆっくり手首を下げていく。

3)指を曲げた状態(指の先に鍵盤(の蓋)があたる)で止める→そのとき、根元の関節がしっかり出ているかどうか確かめる。

4)指をのばした状態(指の腹に鍵盤(の蓋)が当たる)で止める→そのとき、各関節(とくに第2)がマムシ(注:逆向きに反り返る)にならないように気をつける。
逆立ち体操(2)
5)曲げた指ものばした指も、そのままの状態で各々50ずつ数える。(最初は10ぐらいでもいいらしいですが)


早速試してみましたよ~~
私は、5の指以外は苦しくありませんでした。50でも100でも数えますよっ、て感じで(笑)
指の脱力は比較的よくできている気はしていましたが、「逆立ち体操」をやってみて、「既に第3関節がしっかりしていたからか~~」と納得できました。たぶん、子供の頃に正しい弾き方を教わっていたということでしょうね。幸運なことで、ありがたいです。

指に無駄な力を入れないことは(←やっぱりこっちの表現のほうが好きらしい(笑))、指を痛めないためにというのはもちろん、しっかり歌う音を出すとか表現の上でも重要ですね。引用ばっかりで恐縮ですが・・・

のびる音、歌う音をだすためには、手指が完全に脱力している必要があります。そして完全な脱力を得るためには、根元の関節が重さを支えられるくらいに十分にしっかりしている必要があります。関節が弱いのに力だけ抜いても、ふにゃふにゃした音しか出ません。



最後の一文、そうそう!そうなのよ~~!!と思います。

「逆立ち体操」は効果があると思いますので、おススメです。
今回やってみてダメだった5の指については、私もやってみようと思います(^o^)丿

機会があったら、この本の、のびる音、歌う音など色々な音の出し方についてのタッチの解説も紹介しますね。


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No Subject * by さっちん
第3関節で支えるって色んな本に出てますが、実際の演奏で感覚的につかむの難しいですよね。いづみこさんの指逆立ちわかりやすくてよいですね!
応援P完了です☆

To:さっちんさん * by NekoUshi
さっちんさん、コメントありがとうございます~~(^^♪

> 第3関節で支えるって色んな本に出てますが、実際の演奏で感覚的につかむの難しいですよね。

そうなんですよね~~
今までは「手を痛くしたこともないから大きく間違った弾き方はしてないに違いない」と、勝手に漠然と思ってました。

今回、分かりやすい解説に出会えてよかったです!
それに指逆立ちが面白くて癖になりそう(≧▽≦)
というわけで、プチお役立ち(かもしれない(笑))情報として、記事にしてみました。

> 応援P完了です☆

いつも応援ありがとうございます(*´▽`*)

続続・自分の演奏って好き?

『続続』というからには、本編と続編があるわけでして、シリーズ化しつつあります。1回目の『自分の演奏って好き?』では、「自分の演奏は、嫌いとは言えないけど、好きともいえない。でも、自分の家に帰ってきたような感じがする」と書きました。2回目の『続・自分の演奏って好き?』では、「弾きたい方向性で弾ける頻度が増えてきた」とか「いいと思った時は遠慮なく(恥ずかしがりながらも)評価していこう」なんて書いてます。...

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『続続』というからには、本編と続編があるわけでして、シリーズ化しつつあります。

1回目の『自分の演奏って好き?』では、「自分の演奏は、嫌いとは言えないけど、好きともいえない。でも、自分の家に帰ってきたような感じがする」と書きました。2回目の『続・自分の演奏って好き?』では、「弾きたい方向性で弾ける頻度が増えてきた」とか「いいと思った時は遠慮なく(恥ずかしがりながらも)評価していこう」なんて書いてます。

最近の心境は、基本的に2回目と同じなのですが、「自分の解釈が好き?」というのと「自分の演奏が好き?」というのを、明確に分けて考えるようになった気がします。過去2回でも、それらしき書きぶりをしてはいますが、もっと実感としてという意味で。

「自分の解釈が好き?」については、自信をもってYesと言えます。より正確には、好きも嫌いも何も、そういう風に表現したいと感じる欲求が湧き起こってくるのだから仕方ないと言うべきかな…。たぶん、「なかみっちゃんの演奏のこの部分のこの表現が好きで真似したい」などと悪あがきしたりする場合も、それは、なかみっちゃんの演奏の中に自分の解釈を見つけたからなのです。これって、音楽の本質に触れることだと思います。まあ、明らかに変な解釈は直していかなきゃいけないですけど、嫌いというのとは違う気がします。

「自分の演奏が好き?」かどうか…。音を外したりつっかえたりするのが気に入らないのは、まあ当然ですね。一方で、1回目で書いた「自分の家に帰ってきたような感じ」がするというのは、我ながら言い得て妙だと思います。あと、ポイントとなる箇所で思い描いた通りの解釈で弾けたりすると、他の部分でのミスとか弾けてなさ加減を上回って、全体としては満足することも…。

最近の夢は、自分の演奏で泣けること(笑)←回を追うごとにツラの皮が厚くなってる(^^;;
いや、無茶なこと言ってるというのは自覚してますよ? だから、あくまで「夢」なのです。

何だか「自分の演奏をもっと好きになろう」シリーズに、趣旨が変わって来ました( *´艸`)
でも、それって、いいことですよね~~
「もっと好きになる」には、それだけ練習しなくちゃいけないので、そういう目標を掲げてれば練習の励みになります。それに、「自分の演奏は好きじゃない」と言いながら弾くのは曲に対して失礼な気もするし。


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* Category : 演奏・解釈・技術

Tag: 自分の演奏好き?, | Comment-open▼ * Comment : (2)

NoTitle * by ねこぴあの
>自分の演奏で泣けること(笑)←回を追うごとにツラの皮が厚くなってる

突っ込みに笑ってしまいました~(笑)
わたし、弾きながら感情移入して泣いちゃうこと、わりとありますよ!
あっ、そういう意味じゃないですね?^^;

自分の演奏、好きになりたいですよね!^^


To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、こんばんは☆彡
コメントありがとうございます(^^♪

> >自分の演奏で泣けること(笑)←回を追うごとにツラの皮が厚くなってる
>
> 突っ込みに笑ってしまいました~(笑)

アハハ。
そこ、笑ってほしいところです(≧▽≦)

> わたし、弾きながら感情移入して泣いちゃうこと、わりとありますよ!
> あっ、そういう意味じゃないですね?^^;

そういうこともありますね~~
私はピアノを始めてから今までに数回ぐらいかなぁ。
本文で書いたのはそういう意味じゃないですけど、感情移入して泣けるというのも、音楽の素晴らしさだと思います(*´▽`*)

> 自分の演奏、好きになりたいですよね!^^

なりましょう、なりましょう!!
せっかく酔狂にもピアノ弾いているのですから…(笑)