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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

モーツァルトの「変だけど癖になる曲」(^^♪

ベートーヴェンの「変だけど癖になる曲」について、ブログ仲間の方と盛り上がって楽しかったので、それじゃモーツァルトはどうだろう?と思って、ピアノ曲限定で探してみました。色々と片っ端から聞いてみたのですが、モーツァルトには、そんな曲がさっぱり見当たらないぞ?「変だけど癖になる曲」企画が成り立たないじゃないの(笑)目を皿のようにして探してみた結果、ソナタから1曲、それ以外から1曲を選びました。ソナタでは、第...

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ベートーヴェンの「変だけど癖になる曲」について、ブログ仲間の方と盛り上がって楽しかったので、それじゃモーツァルトはどうだろう?と思って、ピアノ曲限定で探してみました。

色々と片っ端から聞いてみたのですが、モーツァルトには、そんな曲がさっぱり見当たらないぞ?
「変だけど癖になる曲」企画が成り立たないじゃないの(笑)
目を皿のようにして探してみた結果、ソナタから1曲、それ以外から1曲を選びました。

ソナタでは、第15番(第18番) K.533+494 ヘ長調。当初、終楽章に当たるロンドK.494が単独で作曲され、後から1楽章のアレグロと2楽章のアンダンテが追加され、1人前のピアノソナタとして出版された曲です。1楽章が変という印象を持っていたのですが、対位法的な動きが多過ぎる感じがするというだけで、意外と普通でした。でも、聴いているうちに、2楽章が地味に「変な曲」であることに気づいて、小躍りして喜んでしまいました。そうじゃないと記事書けないもの(笑)

ピティナの『ピアノ曲事典』によりますと、

主題は、フレージングがイレギュラーである上、女性終止(弱拍で終わること)のために非常に不安定な印象を与える。また、特に展開部の和音が対位法的な動きを伴って不可思議な響きをもたらしている。

とのこと。


↑これです。
私は地味に「じわっと」来たのですが、いかがでしょうか?
え?あんまり変じゃない!?

ソナタ以外だと、幻想曲とかカプリッチョあたりに少し変わった曲調のものが多いですが、それよりも何よりも、小ジーグ ト長調 K.574です!!この曲は、自信をもって「変だけど癖になる曲」と断言できます(笑)


↑これは凄いでしょう(*´▽`*) この曲がなかったら、さすがに企画を断念してます。
よくよく見ると、ブログを始めたばかりの頃【モーツァルトの不思議な小品「小ジーグK.574」】として、自分で記事にしてました(^^;; 曲の解説は、横着してそこから再掲しますと、

モーツァルトが1789年にベルリンへの旅行の帰りにライプツィヒの聖トーマス教会に立ち寄ってオルガンを演奏したら、宮廷オルガニストのカール・エンゲルって人が感激して曲をリクエストしたので、彼の記念帳にこの作品を書き残したらしい。

最初の2小節で、単音で進行するにもかかわらず、12音(ド、ド#、レ、レ#、…、シ)のうちレ#とラ#以外の10音も使っちゃってるので、12音(無調)音楽のような感じがするのだとか…。(偉い学者の先生がそう言ってた)


モーツァルトの場合、どんな凄い仕掛けがしてあっても、あんまりそれと感じさせず、普通に美しい曲に聞こえてしまうようです(K.574以外(笑))。それがモーツアルトの美学なのですね。凄いことです\(◎o◎)/!
『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』(講談社現代新書)の著者でピアニストのイリーナ・メジューエワさんは、「モーツァルトは保守的な革命家」と言ってましたけど、こういうことなのかなと思いました。
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* Category : ピアノ曲の鑑賞・考察

Tag: モーツァルト K.533+494 K.574 | Comment-open▼ * Comment : (6)

No Subject * by 私はタワシ
K.574!確かに不思議な、いや、ぶっちゃけ、変な曲ですね〜
美しいとはお世辞にも思えないけど、でも3回リピして聴いちゃいました!
記念帳にこんな変な曲を書いてもらったカール・エンゲルさんがどう思ったかも、気になります。笑

それにしても、よくよく見てやっと過去記事で取り上げたことを思い出すなんて!とっても聡明なNekoushiさんなのに、そんな天然な一面もあるんですね〜


To:タワシさん * by Nekoushi
タワシさん、コメントありがとうございます(^^♪

K.574は、ホントに不思議な変な曲Σ(゚д゚lll)!!

> 3回リピして聴いちゃいました!

あっ、早速クセになってますね~~
記念の回のシューイチにいかがですか?笑

> 記念帳にこんな変な曲を書いてもらったカール・エンゲルさんがどう思ったかも、気になります。笑

「大バッハを意識した対位法が素敵な曲!」と感激したか、予想とは全然違って困惑したか、確かに気になりますね(笑)

> そんな天然な一面もあるんですね〜

実は意外とそうなんですよ(^^;;
今度は何をやらかすか、乞うご期待!!笑

No Subject * by amy
わぉ~今度はモーツァルト(*^▽^*)♪♪♪
モツさん、ピアノ曲以外だと色々ヘンな(おふざけ)曲がありますよね~
ばかなマルティンK.560とか、音楽の冗談とか(笑)

ソナタ15番は昔1,3楽章を習いましたが2楽章は難しそうなのでパスしました💦
響きが不思議で神秘的な感じがしますね。
K.574は確かにヘンな曲!(笑)
ここまで変じゃないけど、メヌエットニ長調K.355(K.576b)も不思議な響きの曲ですね。(トリオはモーツァルト作じゃないけど・・)

モツさん、ベートーヴェンとは変さ加減(?)が違う様な・・
私はあれから”なくした小銭・・”が頭の中でリピートしております(笑)
他の作曲家でも「変だけど癖になる曲」シリーズ、とかどうですか~?(笑)

To:amyさん * by Nekoushi
amyさん、コメントありがとうございます(^^♪
ベートーヴェンがあまりにも面白かったので、モツさんでもやってみちゃいましたよ~~

> ばかなマルティンK.560とか、音楽の冗談とか(笑)

amyさん詳しい!!
『ばかなマルティン』って、どれだっけ?と、検索してしまいました。仲間内で面白がって盛り上がる系のカノンですね♪♪
『音楽の冗談』の方は、すぐわかりました。「田舎の下手な音楽家の連中って、こんな曲作ってこんな演奏するよね?キャハハハ(≧▽≦)」って曲ですよね(笑) モツさんってば、性格悪いな~~(^^;;

ソナタ15番は、変というか不思議なんですよね。1楽章と3楽章をされたのでしたら、2楽章もいかがですか?

> メヌエットニ長調K.355(K.576b)

実は、これも入れようか迷いました!

”なくした小銭・・”が頭の中でリピートですか?
私はK.574がリピート中です!!笑

> 他の作曲家でも「変だけど癖になる曲」シリーズ、とかどうですか~?(笑)

わ~、楽しそう(≧▽≦) まさかのショパンとか…?
amyさんも何か思いついたら是非!!

おはようございます^^ * by どれみ
上の2曲、モーツァルトにもこんな曲があるんだな~と思いましたが、
いや待て、なにも知らないで聴いたら 
誰の曲だろう?と思うと思いました。


To:どれみさん * by Nekoushi
どれみさん、おはようございま~~す
コメントありがとうございます(^^♪

モーツァルトを練習中のどれみさんに関心を持っていただけて、よかったです(*^▽^*)

> 上の2曲、モーツァルトにもこんな曲があるんだな~と思いましたが、
> いや待て、なにも知らないで聴いたら 
> 誰の曲だろう?と思うと思いました。

私も、何も知らないで聴いたら誰の曲か当てられないかもしれません(^^;;
世の中には「モーツァルトの曲はみんな同じに聞こえる」と言う人もいますけど、こんな曲を聞かせてみたいですね(笑)


モーツァルトの不思議な小品「小ジーグK.574」

モーツァルトのソナタ以外のピアノ曲集のCDを聴いていたら、『小ジーグ ト長調 K.574』という曲が、ものすごく気になってきました。タイトルでは「不思議な」と書いたけど、「変な」というほうが合ってるかも…(^^;楽譜の冒頭部分はこんな感じ↓モーツァルトが1789年にベルリンへの旅行の帰りにライプツィヒの聖トーマス教会に立ち寄ってオルガンを演奏したら、宮廷オルガニストのカール・エンゲルって人が感激して曲をリクエストし...

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モーツァルトのソナタ以外のピアノ曲集のCDを聴いていたら、『小ジーグ ト長調 K.574』という曲が、ものすごく気になってきました。
タイトルでは「不思議な」と書いたけど、「変な」というほうが合ってるかも…(^^;

楽譜の冒頭部分はこんな感じ↓
Mozart K574

モーツァルトが1789年にベルリンへの旅行の帰りにライプツィヒの聖トーマス教会に立ち寄ってオルガンを演奏したら、宮廷オルガニストのカール・エンゲルって人が感激して曲をリクエストしたので、彼の記念帳にこの作品を書き残したらしいです。

対位法をしっかり使ったジーグというスタイルはバッハに敬意を表したからでしょうけど、それよりも何よりも、響きが現代音楽っぽい。
最初の2小節で、単音で進行するにもかかわらず、12音(ド、ド#、レ、レ#、…、シ)のうちレ#とラ#以外の10音も使っちゃってるので、12音(無調)音楽のような感じがするのだとか…。
いや、私が発見したのではなくて、偉い学者の先生がそういうことを書いていたので、数えてみたのです(笑)
シェーンベルクあたりがモーツァルトへのオマージュとして書いた曲、と言われたら、納得してしまいそうです。

曲自体を聞いたほうが分かりやすいと思うのでYouTubeを貼っておきます。
1分半ぐらいの小品です。



最初聞いた時は「なんだこりゃぁぁ」と思ったのですが、だんだんクセになってくる感じがします。
短い曲だし、弾き散らかし曲に加えちゃおうかな。というか、楽譜をダウンロードしている時点で弾く気満々のような…(笑)

『新モーツァルト全集 デジタル版』で「K.574」と入れて検索したら、合法的に無料でダウンロードできます。気になる方はどうぞ!

* Category : ピアノ曲の鑑賞・考察

Tag: モーツァルト 小ジーグ K.574 | Comment-open▼ * Comment : (0)