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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第20回:今年最初の合格曲は…

私が私にピアノを習うコーナーも、めでたく20回目を迎えました。特にお祝いのイベントはありません(笑)早速レッスンに入ります。まずはチェルニー40-19。気づいたら半年もやってます。明らかに身の丈に合ってないということですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!もはや書くことも尽きてきたので、先生の心の声だけ紹介しておきます。先生「私もさすがに飽きてきちゃった(^^;; 強制終了にして、あとは自主練ってことにしたいけど、せっかく熱心に...

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私が私にピアノを習うコーナーも、めでたく20回目を迎えました。
特にお祝いのイベントはありません(笑)
早速レッスンに入ります。

まずはチェルニー40-19。
気づいたら半年もやってます。明らかに身の丈に合ってないということですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!
もはや書くことも尽きてきたので、先生の心の声だけ紹介しておきます。

先生「私もさすがに飽きてきちゃった(^^;; 強制終了にして、あとは自主練ってことにしたいけど、せっかく熱心にやってるので水を差しちゃいけないか…」(心の声)

次はチェルニー40-20。
チェルニー40-20
↑この子です。

「何だか壁を感じつつあるというか、後退してる気がします」

先生「片手練習をしてないでしょ?左手に弾けていない部分が結構あります。特に↓の16~17小節のような指使いに対応できていません。ちょっと左手だけ弾いてみて」

チェルニー40-20 16-17小節

「うっ…」

先生「16小節の3拍目、1512の運指は15弾いたら一瞬5を軸にして、すばやくポジンションを左に移して12を弾く。次の拍は、括弧内の指を使って5134でいいですが、51の後1を軸にさっきと同じこと」

私:(何回かやってみる)「少し神経がつながってきた気がします」

先生「あと、気が急いてる感じがしますね。テンポアップしたくなってきているのかもしれないけど、そこを我慢してください。さっき確認した通り、まだきちんと弾けているわけではないので。そのためには、メトロノーム使いましょう。指定は付点2分音符=63ですか。ちょうど3分の1の、4分音符=63から始めて、84ぐらいまで少しずつ上げるようにしてください」

「はい、分かりました。最近まで20番楽しかったのですが、楽しくない段階に入ってきたかもしれません」

先生「ピアノの練習は、ただひたすら楽しいだけなんて、そんな虫のいいことはないので、焦らず頑張ってくださいね」

次は、バッハ平均律第1巻13番です。
まずはプレリュード。

先生「終りの方、もう少し変化を付けた方がいいかも」

平均律I-13プレリュード 終結部

先生「具体的には↑こういうこと。27から28小節にかけて和声が緊張感を高めていって、29小節目の1拍目で嬰ヘ長調のトニックに解決されるでしょ?ということは、ほんの少しクレッシェンドかつストリンジェンド気味に進んで、トニックに解決される部分で落ち着く。というのがいいでしょう。でも、バッハですから、やり過ぎないようにね」

私:(演奏)「こんな感じでしょうか?」

先生「そうそう、そんな感じ。プレリュードは合格にしましょう。では次、フーガ行きましょう」

(演奏してみる)

先生「もう少しテンポを落としてもう一回弾いてみて」

(もう一度演奏)

先生「これも、まあ良さそうね。フーガもOKです」

「え~っ?やっぱり、楽しい曲ほど早く終わる法則ですか!?」

先生「楽しい曲というのは、だいたい自分に合ってる曲だから、自然とそうなっちゃうよね~」

というわけで、今年最初の合格曲は平均律第1巻の13番でした(≧▽≦)

「次は4声のフーガやってみたいんですけど…。1番か17番あたり」

先生「シンフォニアの存在を無視しようとしてるでしょ(^^;; 4声のフーガももちろんいいんだけど、次はシンフォニア2番をやりましょう。↓これです。水色の矢印のような音形を自然な感じで滑らかに落下させられるように。手首の柔軟性をしっかり使ってということですね。それから、16分音符はレガートで綺麗に。そのあたりに気を付けて譜読みしておいてください」

シンフォニア2番

最後はシューマンリストの『献呈』です。

先生「今日はホ長調に転じる中間部を重点的にやりましょう」

「譜面ヅラは何てことなく見えますね」

先生「何だか強気じゃないの(笑) そこが落とし穴だと思うけどなぁ」

献呈 32-43小節

(弾いてみる)

先生「落とし穴に陥らないよう願っていたのだけど、落ちたみたいですね。ちゃんと歌えてないです。いわゆる縦刻みになっちゃってる」

「音価はしっかり守ってるつもりなのですが、手をいっぱいいっぱい広げないといけないので必死で…」

先生「ん〜、音価はもちろん大事ですが、フレーズが明確ではないですね。フレーズの終わりはすっと力抜いて。それから、内声の刻みがうるさくならないように。内声は指を上げずに鍵盤に触れた状態から押すぐらいの方が響きがおとなしくなっていいでしょう。逆に旋律は少し上からしっかり響かせる感じで」

「パートごとに練習しないといけないですよね?」

先生「まずね、右手の旋律と左手だけ合わせて骨格を掴んで。次は、右手の旋律を右手で、右手の内声を左手で弾いて、響きのバランスを掴む。その感覚を掴んだら右手だけでそれを再現する。そして、最後に全部合わせる。こういう風に組み立てていきましょう。前回まで重点的にやってた2ページ目(左手が旋律で右手が伴奏)と今日やった3ページ目をしっかり練習しておいてください」

先生「あっ、そういえば、モーツァルトのディヴェルティメントK334のメヌエットを遊びで弾いてるんでしたっけ?それ、次の課題曲に入れましょうよ。バッハが1曲に減る分として」

「楽しみです(≧▽≦)」

今回のレッスンは、こんな感じです。
当たり前ですが、『献呈』は道のりが遠いです。
あと、チェルニー40-19、何とかならないものか…(-_-;
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* Category : セルフレッスン

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セルフレッスン第19回:バレンタイン?バースデー?

寒い!!という言い訳で、練習不足なのですが、レッスンしました。なぜか、先生、ケーキを持って現れる(笑)私「バレンタインですか!?ありがとうございます~~(*´▽`*)」先生「それは明日でしょ?」私「それじゃ、先生の晩御飯!?パンがなかったのでケーキ買ってきちゃったとか…?」先生「…」←珍しく、やり込められてる何はともあれ、ケーキが目の前にあったら気になって仕方がないので、冷蔵庫に入れておきます。それでは、本...

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寒い!!という言い訳で、練習不足なのですが、レッスンしました。

なぜか、先生、ケーキを持って現れる(笑)

「バレンタインですか!?ありがとうございます~~(*´▽`*)」

先生「それは明日でしょ?」

「それじゃ、先生の晩御飯!?パンがなかったのでケーキ買ってきちゃったとか…?」

先生「…」←珍しく、やり込められてる

何はともあれ、ケーキが目の前にあったら気になって仕方がないので、冷蔵庫に入れておきます。
それでは、本題のレッスンです。

まずは、チェルニー40-19。

ほとんど進展しませんでしたが、新たな練習法を教わりました。

チェルニー40-19

先生「右手のポジションを掴む練習法なのですが、16分音符4つのうち最初の1つを8分音符の音価で鳴らす、次に残りの3つを同時に8分音符で鳴らす、というのをやってみてください。その時、指使いはアルペジオで弾くときと必ず同じにすること。もっと早く教えるべきだったのだけど、うっかり忘れてました」

「わかりました。試してみます」

次は、チェルニー40-20。

先生「19番より成長が速いですね。もしかして、こっちばっかり弾いてる?」

「半々ぐらいだと思うのですが、20番の方が楽しくなってきてしまって…(^^; ヘミオラ(3拍子が2拍子に聞こえる)萌えで(笑)」

先生「ヘミオラで思い出したのだけど、2拍子にも3拍子にも弾ける部分があるの、分かります?」

「え?どこ?どこ?」

先生「後半の↓この部分」

チェルニー40-20 ヘミオラ?

先生「小節線の通りに3拍子でも弾けるし、赤で囲ったように2拍子でも弾けますね。2拍子にするには、赤の囲みの最初の音にスフォルツァンド付ければ、そう聞こえます。面白い遊び、じゃなくて、練習になると思うので、両方でやってみたらいかがでしょう?」

「ヘミオラ萌えがますます進みそうですね(*^▽^*)」

次はバッハ『平均律1巻』の第13番。
とりあえず、プレリュードとフーガを通して弾く。

先生「ん~~。プレリュードがね、前回より下手になってる。譜読みがさっさと終わったと安心して、侮って練習してないでしょ」

「うっ。確かに練習不足は否めないと思いますが…」

先生「明らかに弾いてるときの注意力が散漫になってて、間違えそうもないところで間違ってる。この曲は、そこまで難しくないし、可愛らしくて親しみやすそうですが、まだ知り合ったばかりなのに、馴れ馴れしい感じで接してしまっては、友情を築けません。曲も人も同じことです。見捨てられますよ」←容赦ないΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「ひぃっ。そうならないように真面目に取り組みます。フーガの方はどうでしょうか」

先生「フーガの方はね、『ちょっと手ごわい』と、ちゃんと意識して練習してるでしょ?笑 その分、前より良くなってます。テーマがアルトの時に埋もれないように気を付けて。それが一番の注意点ですね」

「楽譜に書かれていない装飾音の補充も練習してみたのですが」

先生「今聞いた感じでは、テンポを半分ぐらいに落として集中的に部分練習する必要があると思います。私としては、アルトがテーマを歌い出すところを明確にするとか、マクロな部分を優先的にしっかりやって欲しいですが、せっかく装飾音に意欲を持ったということなので、それもやってみましょうかね」

怒られながらも、平均律は、まあ順調に進みました。
次はシューマンリストの『献呈』です。今回は三部形式の第一部だけやりました。

先生「最初の1ページはだいぶ慣れてきた感じですね。アクセントがついている音は、リテヌート気味に。2ページ目、左手が旋律を歌うのですが、左手の和音を、指定がなくても波線アルペジオにしていいですよ。具体的にいうと、21小節目の3拍目とか」

献呈20小節

先生「ん?この1拍目の2分音符を右手で取る指定は頂けない。抹消しておきます。あとは、2ページ目でずっと続く右手の伴奏で音を外さないように。ここは片手練習が効果的です。次回も2ページ目を中心にやっておいてくださいね」

今回のレッスンはこんな感じでおしまい。
あ、ケーキの行方ですが…。

「先生の晩御飯、持って来ました」

先生「いや、そうじゃなくて…。バースデーでしょ♪♪」

「え?私、2月生まれじゃないですよ。先生と同じ日なのに(←同一人物だから)」

先生「私は、まだそこまで耄碌してません(^^;; ほら、今日は2月13日」

「はっ、なかみっちゃん!?先生、気が利く~~(*´▽`*)」

というわけで、Happy Birthdayを歌って、ケーキ食べて、お開き。
なんと麗しい師弟愛!!笑

* Category : セルフレッスン

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セルフレッスン第18回:アマデウスの御加護で(?)順調でした

今日は、モーツァルトの誕生日です。それに合わせてというわけでもないのですが、今年2回目のセルフレッスンです。メニューは、チェルニー40番より19&20番、バッハ平均律第1巻の13番、シューマン=リストの『献呈』。前回と同じですが、さて、どれだけ進捗できたでしょうか。まずは大苦戦中のチェルニー40-19(アルペジオの練習)を弾いてみます。私「これ、開始から1年ぐらいかけてでも、きちんと弾きたいと思うのですが…」先生...

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今日は、モーツァルトの誕生日です。
それに合わせてというわけでもないのですが、今年2回目のセルフレッスンです。

メニューは、チェルニー40番より19&20番、バッハ平均律第1巻の13番、シューマンリストの『献呈』。
前回と同じですが、さて、どれだけ進捗できたでしょうか。

まずは大苦戦中のチェルニー40-19(アルペジオの練習)を弾いてみます。

「これ、開始から1年ぐらいかけてでも、きちんと弾きたいと思うのですが…」

先生「じっくり取り組むのはいいことだとは思いますが、これは何もそこまでやる内容の曲じゃないでしょ…(^^;; 前回よりはスムーズになってますよ。春ぐらいには終わりたいですね」←先生、若干飽きてきてるΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「チェルニー大好きな先生なのに、珍しいですね」

先生「物には限度がありますからね。あ、そうそう。左手のベースのライン、もっとつなげた方がいいのだけど。そうだ!こうしましょう(と言って、赤鉛筆でダーッと結んでしまう)。あとは、手首の移動を合理的に、迅速にね。つっかえる箇所は部分練習の時、前後1小節、前後2小節など、取り出す長さも変えてみて。引き続き頑張りましょう」

次は20番です。

チェルニー40-20

「これ、意外と面白くて、ハマってしまいました。ヘミオラ(3拍子の曲が2拍子に聞こえる箇所)萌えです」

先生「ベートーヴェンの初期ソナタ的な面白さがあるでしょ?ヘミオラもそう。それに、大抵の人が困難を感じる4,5や3,5の素早い動きの練習にもなるし、いい練習曲だと私は思います。ところで、左腕疲れない?」

「はい。ほとんど同じ動きなのに、右手より左手が圧倒的に」

先生「力が入っていて手首を少し柔軟に使えていませんね。片手練習をするときに、右手で左腕を掴みながら、筋肉が硬直しない動きを探しながらやってみたらいいと思います。この調子で、速さより正確さ重視で、丁寧にやっていってください」

次はバッハの平均律1巻の13番。
かなりの萌え曲です。
まずはプレリュードから。

平均律I-13 プレリュード冒頭

先生「冒頭、左手に出てくる右手と同じテーマをしっかり歌わせること。あとは、右手のシンコペーションをギクシャクさせ過ぎないようにね。全体的にレガートな感じの中、シンコペーションのブレスとアクセントは控えめに。あとは、ミスタッチしなければ問題ないです。弾きこみが足りない気はします」

「バレましたか!?」

先生「そりゃそうです(^^;; なまじ譜読みが早く終わると、横着してその後の上達が遅くなったり止まったりすることがあるので気を付けてくださいね。それじゃ、次はフーガ。テーマ探しはやってきましたか?」

「1小節ソプラノ嬰ヘ長調、3小節アルト嬰ハ長調、5小節バス嬰ヘ長調、11小節ソプラノ嬰ヘ長調、15小節アルト嬰ハ長調、20小節バス嬰ト短調、28小節アルト:ロ長調、31小節ソプラノ嬰ヘ長調、でしょうか」

先生「そうですね。テーマの歌い出しが曖昧にならないようしっかりとね。他にもテーマと同じ音形で始まる動機が出てきますが、ま、この曲には複雑怪奇な点はないので把握できるでしょう」

「テーマの付点+トリルですけど、トリルが書いていない部分は補って弾いた方がいいのでしょうか」

先生「本来はそうです。でも、楽譜でトリルがついていない部分は、ちょうど、トリル弾きづらい箇所なのですよ。まずは譜面通りトリル無しで確実に弾けるようにして、余力があればトリルを付けてみるということにしましょう。装飾音って、綺麗になるから装飾音の意味があるのであって、付けることでかえって綺麗じゃなくなるぐらいなら省略した方がいい。私の先生の受け売りだけど(笑)」

「私も聞いたことあるような記憶があります。でも、ちゃんと装飾音を補って弾けるように練習したいです。あと、16分音符の動機のアーティキュレーションですが、2音ずつスラー、ただし気分としては4音にもより大きなスラーがかかているように弾きたいと思うのですが、いかがでしょうか」

平均律I-13 フーガ7~9小節

先生「↑こういうことですね。ロマン派よりの解釈ですね(笑) いや、それで結構です。ただ、曲の後半に出てくるとき、弾いてて楽しくて仕方がないのか、4音ともスタッカート気味のノンレガートになってることがあります。そこは首尾一貫させないと不自然です。そのあたりで躍動感を出すためには、大きなスラーだけを外す意識でニュアンスの違いを表すのがいいんじゃないかな…。あとは、これもちゃんと弾きこめば、そろそろ目途が立ちますね」

「ええっ!!まさか、楽しい曲ほど早く終わる法則ですか!?」

先生「レッスン終わっても、折に触れて自主的に弾けばいいじゃないの…(^^;; まあ、でも、慢心は禁物ですよ。急にスランプに陥って長引かないとも限らないし」←いきなり縁起でもないことを言う

というわけで、いよいよメインイベントの『献呈』です(≧▽≦)

先生「まずは1回通してください」

(何ヶ所か譜読みの間違いを指摘された後…)

先生「重点的にやるべきなのは、やはり左手で旋律を歌う16小節以降、ホ長調に転調する前まででしょうね」

「左手でレガートで旋律を歌わせるのが難しいです。音の多い和音や波線アルペジオまでついてますし…」

先生「それじゃ、16~18小節で説明しましょう。まず、レガートだからと言って、必ずしも鍵盤を押さえ続けた方がいいとも限らないのですよ。ペダルの助けを駆使して、つながっているように聞かせるのがコツです。16小節の4つ目の音符(ミ♭)。これは、スラーの真ん中あたりに位置してますが、思い切ってポーンと弾ませる感じで弾いた方がうまく繋がります。フレーズの頂点の音らしくよく響くというメリットもあります。あと、波線アルペジオですが、一番上の音が拍に揃うように。つまり、弾き始めは拍より前。そうしないと、旋律がゆがんだ感じになるというか、歌い遅れた感じになります。17小節冒頭は、上の2つをまとめて同時に」

『献呈』16~18小節

(何回か練習してみる)

「アルペジオって、かえって一番上の音だけが残って歌いやすくなっているのですね」

先生「そういう効果を狙っているのだと思います。リストのほかの曲でも、そういう意図と思われる個所をよく見かけるような気がします。次回までに最初からホ長調に転調するまで、つまり、三部形式の第一部をしっかり譜読みしておいてくださいね。臨時記号がついて和音がややこしくなる部分は、響きとして覚えてしまうのがいいでしょう」

「分かりました。『献呈』の練習楽しいです(*^▽^*)」

先生「さすがにこのレベルになると、楽しい曲ほど早く終わる法則には当てはまらなくなると思います(笑) あと、どうせ通して弾いてみたくもなるでしょうから、他の部分も必要最小限の注意をしておきますね。コーダのfffでクロスリズムで盛大に歌うところ、縦刻みにならないように。ここは旋律を声に出して歌いながら弾いてみてください。それから最後のストリンジェンドをやり過ぎているのでもう少し穏やかに。そして、最後の2つの和音がベートーヴェンのシンフォニーの終結みたいにジャン、ジャンとならないよう。終わりから2番目の和音は、その前から自然な流れでつないで、最後の和音はffではなくfですから出し過ぎないで。あと、一番重要なのは、ペダルを踏み直さないこと(下の図参照)」

『献呈』終結部

こんな感じで、アマデウスの誕生日記念のレッスンは、割と順調に進みました。
めでたしめでたし(^^♪

* Category : セルフレッスン

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美しく、気高く、ちょっと照れる『献呈』の歌詞

前回の記事で、最近気が滅入り気味だけど「私の本業はピアノの練習!!」と開き直る、と豪語して、それを実践してみたら、すっかり気が晴れてきました。そして、気の持ちようで運気を呼び込むことができるというのは本当のような気がしてきました(笑)今日もシューマン=リストの『献呈』にハマります(≧▽≦)それから、前回はあまり練習できなかったバッハの平均律1巻の13番ですね。↑平均律第1巻の13番はこの曲です。プレリュードもフ...

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前回の記事で、最近気が滅入り気味だけど「私の本業はピアノの練習!!」と開き直る、と豪語して、それを実践してみたら、すっかり気が晴れてきました。
そして、気の持ちようで運気を呼び込むことができるというのは本当のような気がしてきました(笑)

今日もシューマンリストの『献呈』にハマります(≧▽≦)
それから、前回はあまり練習できなかったバッハの平均律1巻の13番ですね。


平均律第1巻の13番はこの曲です。
プレリュードもフーガも癒されるわ~
そして、この動画(演奏:近藤由貴さん)、おそらく3度目の登場の、お気に入りです。

さて、『献呈』の原曲は、シューマンの歌曲『ミルテの花』op.25の第1曲なのですが、リクエストをいただきましたので、全訳を掲載します。テノール歌手の山枡信明さんが訳されて公開されているものです。転載自由ということですので。

献呈

君は僕の魂 僕の心
僕の歓び ああ僕の苦しみ
君は 僕の生きる世界
僕がただよう天国
ああ 僕の墓 そこに
僕は 悩みを永遠に葬った

君は憩い 君は安らぎ
君は天から僕につかわされた人
君の愛によって 自分の価値を知り
君のまなざしが 僕を光で満たす
君は愛によって 僕を高める
僕の善き霊 より良き「私」!

君は僕の魂 僕の心
僕の歓び 僕の苦しみ
君は 僕の生きる世界
僕がただよう天国
僕の善き霊 より良き「私」!

(フリードリヒ・リュッケルト、訳:山枡信明



有名な話ですが、シューマンが妻クララに結婚前夜に贈った曲です。
あらためて全訳を読んでみると、ロマンチックで美しく、気高い愛の歌ですね。
訳をされた山枡さんは、曲の最後に「アヴェ・マリア」の旋律が引用されることについて「世俗の愛と宗教の愛は表裏一体ですね」と書いていらっしゃいますが、まさに、そんな雰囲気ですね。

でも、私みたいな古風な(?)日本人には、すこし照れる感じもします(^^;;
いい年して恥ずかしがるのもどうかと思いますが、こればっかりは仕方ない(笑)
ほら、文化の違いだから!←大袈裟

美しく、高貴で、でも少し恥ずかしい『献呈』の世界に、もっともっと浸りたいと思います。

* Category : ピアノライフの話色々

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セルフレッスン第17回:ありがたくないお年玉と嬉しいお年玉

さて、今年初めて、私が私にピアノを習います(^^♪どんなレッスンになるでしょうか。私「遅くなりましたけど、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」先生「こちらこそ、どうぞ宜しくね」と、さすがに新年は和やかに始まる。まずは去年から持ち越しのチェルニー40番の19番。いきなり指使いが2→1で始まる、なんとも弾きづらいアルペジオの練習です。弾いてみるけど、若干改善された程度で、相変わ...

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さて、今年初めて、私が私にピアノを習います(^^♪
どんなレッスンになるでしょうか。

「遅くなりましたけど、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」

先生「こちらこそ、どうぞ宜しくね」

と、さすがに新年は和やかに始まる。

まずは去年から持ち越しのチェルニー40番の19番。いきなり指使いが2→1で始まる、なんとも弾きづらいアルペジオの練習です。
弾いてみるけど、若干改善された程度で、相変わらずミス多過ぎΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「引き続き、スタッカート練習、リズム変奏を駆使して頑張ります」

先生「今気づいたのだけど、これ5か月もやってるんですよね。1曲にこんなに時間をかけるのは、本来のチェルニーの使い方とは違っていますが、せっかく意欲満々なので、もう少し頑張ってみましょうかね。でも、あまりにも進まないのも困りものです」

「まさか、追加でもう1曲とか!?」

先生「察しがいいですね(笑) 次の20番も課題に追加しましょう」

チェルニー40-20

先生「↑この曲なんだけど、手首の柔軟性の良い練習になります。ハノンみたいで退屈そうに見えて、中盤あたりからヘミオラ(3拍子の曲が2拍子に聞こえる)が面白くて、意外とハマると思いますよ。あっ、ちょっと弾いてみて」

「ヘミオラ以外、萌えポイントないじゃないですかーっ(^^;;」

先生「まあ、そう言わずに、私からのお年玉と思って20番も練習頑張って下さい。19番より先に仕上がっても全然かまいませんからね。あと、アルペジオ苦手としょっちゅう言ってるので、12番を課外で復習してみたらどうですか?」←全然ありがたくないお年玉Σ(゚д゚lll)!!

次は、楽しみだった新曲、『平均律1巻』より第13番(BWV858)。

平均律I-13 プレリュード冒頭

まずプレリュードをウキウキで弾く(笑)

「ちょっとバッハにしては流麗すぎたでしょうか」

先生「この曲は、それでいいと思いますよ。バッハだからって、何でもかんでもノンレガートにするのは間違いでしょう。ほどよくシンコペーションを感じながら、流れを大事に弾いてください。プレリュードは譜読みは大体できているので、仕上げに入っていきましょう。次はフーガですね」

プレリュードのようにはいかないが、何とか弾く。

先生「練習はフーガの方を重点的にやりましょう。まずは、主題探し。冒頭は↓こうですよね」

平均律I-13 フーガ冒頭

先生「まずソプラノに嬰ヘ長調、次にアルトに嬰ハ長調、次にバスに嬰ヘ長調で主題が出てるでしょう?典型的なフーガ主題の提示です。私が全部指摘してしまっては勉強にならないので、残りを探しておいてください」

「あ、はい。頑張って探してきます」

先生「それから、主題に絡む、↓こういう形のモチーフが印象的ですよね」

平均律I-13 フーガ7小節

先生「この4つの音は、いわゆる『チェルニーやハノンのようにタカタカ弾いちゃいけない』のは当然として、いや私はチェルニーも機械的に弾くな!って思うけど、それはともかく、アーティキュレーションどうしますか?」

「レジェーロで軽くでしょうか」

先生「ん~、それだけではアーティキュレーションとは言いません。各音すべて分離?前後2音ずつスラー?それとも4音にスラー?全体の弾き方を考えて、趣味で決めていいと思います。次回、工夫の成果を見せてくださいね」

そして、最後は待ちに待った『献呈』(≧▽≦)

シューマン=リスト 『献呈』

先生「譜読みの前に、ちゃんと歌詞読んでみましたか?」

「あ、はい。そう言われていましたので、ドイツ語の辞書を探し出してきて色々と苦労しながら…。シューマンがクララに結婚式の前日に贈っただけあって、なかなか恥ずかしい歌詞でした(^^;;」

先生「笑笑。こういう、一見無駄っぽく見える努力が、いかにも『大人ピアノ』って感じがして楽しいですよね(笑)」

「…」

先生「冗談はさておき、何でそんなことしてもらったのか説明しましょう。例えば、7小節(下の段の最初)、3拍目の頭にアクセントがついてるでしょ?ここは、du meine Welt、「あなたは私の世界」という歌詞なのだけどdu(あなた)にアクセントがついてる。「あなた」を強調してるのですね。他の人じゃない、あなただーっ!!って(笑) 次は9小節目後半。ここはアウフタクトで入って、mein Himmel du、「あなたは私の天国」。Himmel(天国)にアクセントがついてて強調されてます。譜例に載せた範囲外にも、12小節目にGrab(墓)という言葉があるのだけど、そこの和声が減7になってて不気味さを醸し出してたりとか…。歌詞と曲がよく一致してるでしょ?だから、歌詞が演奏の良い手掛かりになるのです。それでは、弾いてみてください」←先生ってば、年明け早々飛ばし過ぎ(^^;;

譜読みしかけのよろよろな演奏を見てもらう。

先生「意外と悪くなかったですよ。歌い出しとブレスに気を付けて丁寧に譜読みしていってください。パッと見た感じ、2ページ目の左手のテノールが旋律を朗々と歌うところが一番難しそうですね」

「アルペジオで華麗に駆け回る中間部はどうでしょうか。アルペジオ苦手なのですが」

先生「いや、その部分は、そこまで苦戦しそうにないです。正確に自己分析できてないんじゃないの?笑 それより、最後のクライマックスのクロスリズムがあたふたした感じになってる方が気になります。ロベルトが愛の告白の最後に差し掛かってドキドキし過ぎてる様子を描写したくてわざとやった、なんてことはないですよね?」

「そこまで高等なこと、できるわけないじゃないですかーー」

先生「譜読み始めたばかりでしたね。忘れてました。ところで、もう一つお年玉があるのだけど」

「まさか、また何か課題曲ですか!?」

先生「あ、いや、本を進呈します。仲道郁代さんの『ピアニストは面白い』。これ、欲しがってたでしょう?」

「わ~い、ありがとうございます(*´▽`*) これで一年間頑張れそうです!!」

というわけで、幸先よいスタートとなりました。
今年も二人三脚(?)で頑張るぞー(^o^)丿

* Category : セルフレッスン

Tag: バッハ 平均律第1巻 BWV858 チェルニー40番 シューマン リスト 献呈 仲道郁代 | Comment-open▼ * Comment : (8)

NoTitle * by ね~み♪
Nekoushiさん、セルフレッスンお疲れ様でした!
今回も盛り沢山な内容でしたね~。
それに先生からのお年玉、いいですね~。生徒のツボを押さえていますよね♪
献呈、素敵な曲ですね(#^.^#)
待ちに待ったレッスン曲、気合いが入りますよね~。

今年もnekoushiさんの楽しいセルフレッスン記事、楽しみにしていますね~(^^)/

To:ね~み♪さん * by Nekoushi
ね~み♪さん、コメントありがとうございます(^^♪

やっぱり、待ちに待った曲のレッスンなので、先生も生徒も張り切ってるみたいですよ(≧▽≦)
献呈はもちろんのこと、平均律1巻の13番も予想以上に気に入ってしまいまして…。
献呈は、一生弾いていたいぐらいの気分です(*´▽`*)

> それに先生からのお年玉、いいですね~。生徒のツボを押さえていますよね♪

お年玉で飴と鞭を駆使しちゃってね~(笑)

> 今年もnekoushiさんの楽しいセルフレッスン記事、楽しみにしていますね~(^^)/

ありがとうございます。
楽しみにしてくださってるとの声を励みに、頑張ります!

NoTitle * by ここまふぃん
Nekoushi さん セフル楽しく読ませていただきました。
ツエルにー19番 2から始まるアルペシオ 私も苦手です〜 ショパンの華麗なwaltzだったかな。。中盤で2から始まるアルペシオのせいで放棄したの覚えてます。
バッハは難しいけど テーマを探すの楽しいですね。
そして弾くたびにいつも新しい発見がでてきますよね。
献呈には歌詞があったとは!
「恥ずかしい歌詞」ってどういう歌詞なんでしょう、、興味深々 (笑
歌詞によって、どの音を強調するかとか変わってくるんですね。ためになりました。
またセルフレッスン がんばってくださいn。

To:ここまふぃんさん * by Nekoushi
ここまふぃんさん、セルフレッスン記を読んでくださって、コメントをくださり、ありがとうございます(^^♪

2から始まるアルペジオって、ホント弾きにくい(>_<)
これのせいで弾きたい曲を放棄しないといけなくなるのは悔しいですよね。

バッハのテーマ探しは楽しいです(≧▽≦)
美しいし、知的作業もいっぱいだし、指の訓練にもなるし、バッハは偉大です!
素晴らしい音楽はバッハに限らずそうなのでしょうけど、バッハは特にという意味で…。

『献呈』ってシューマンの歌曲を編曲したものなので、歌詞ありますよ♪♪
恥ずかしいというか、読んでいると照れるというか…(^^;;

> 歌詞によって、どの音を強調するかとか変わってくるんですね。ためになりました。

ありがとうございます!
先生役をやるために頑張って勉強しました(笑)

NoTitle * by REIKO
いつも面白いレッスン、特に今回は言葉と和音のお話、興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
 
 私も「献呈」は何年も前からちょこちょこっとやってはいますが、手が小さいせいもあって(言い訳・・・)なかなか思うようにいきません。

 今回載せてくださった楽譜は、私の楽譜(春秋社)と指使いが全然違います。なんとなく弾きやすそう・・・? 出版社を教えていたけると嬉しいです!!

 本当に素敵な曲ですよね。私も少しずつやっていきたいと思います。


To:REIKOさん * by Nekoushi
レッスン記をいつも読んでいただいて、ありがとうございます。
今回は、歌詞と音楽の関係を頑張って勉強したので、興味深いと言っていただけて嬉しいです。

やはり、リストは手が大きかっただけあって、手が小さいと厳しいですよね。私もです。
お互い、手を痛めないよう気を付けながらたのしめるといいですね!

掲載した楽譜は、全音のピース(No577)で、2,3か月前に出版されたばかりの取れたて(?)です。

楽譜の紹介、ありがとうございました。 * by REIKO
Nekoushiさん、
「献呈」の楽譜、早速く注文しました!

この曲が大事はモチーフとなった映画で、クララシューマンを描いた「愛の調べ」をご存知ですか?半世紀も前のものなので、今ではDVDで安く見られます。

それによると、クララはリストの編曲が気に入らなかったようです。(あくまでもフィクション)

いずれにしても、ロベルト、クララ、そしてリストという素晴らしい音楽家たちの遺産を、自分の手で弾ける(早くそうなりたい)とは素敵なことですね。

To:REIKOさん * by Nekoushi
お役に立てて良かったです。

指使いは、楽譜を見比べながら、各部分によって自分の手に合った方を採用していくしかないのかなぁと思います。

『愛の調べ』の存在自体は知っていましたが、まだ見たことはありませんでした。
ご紹介ありがとうございます!DVDを見てみたいと思います。

> いずれにしても、ロベルト、クララ、そしてリストという素晴らしい音楽家たちの遺産を、自分の手で弾ける(早くそうなりたい)とは素敵なことですね。

本当にそうですね。
ピアノを弾く醍醐味だと思います(^^♪