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NekoUshiの音楽帖+α

ピアノを弾き散らかし、音楽を聴き散らかし、音楽と戯れています。

 

セルフレッスン第20回:今年最初の合格曲は…

私が私にピアノを習うコーナーも、めでたく20回目を迎えました。特にお祝いのイベントはありません(笑)早速レッスンに入ります。まずはチェルニー40-19。気づいたら半年もやってます。明らかに身の丈に合ってないということですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!もはや書くことも尽きてきたので、先生の心の声だけ紹介しておきます。先生「私もさすがに飽きてきちゃった(^^;; 強制終了にして、あとは自主練ってことにしたいけど、せっかく熱心に...

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私が私にピアノを習うコーナーも、めでたく20回目を迎えました。
特にお祝いのイベントはありません(笑)
早速レッスンに入ります。

まずはチェルニー40-19。
気づいたら半年もやってます。明らかに身の丈に合ってないということですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!
もはや書くことも尽きてきたので、先生の心の声だけ紹介しておきます。

先生「私もさすがに飽きてきちゃった(^^;; 強制終了にして、あとは自主練ってことにしたいけど、せっかく熱心にやってるので水を差しちゃいけないか…」(心の声)

次はチェルニー40-20。
チェルニー40-20
↑この子です。

「何だか壁を感じつつあるというか、後退してる気がします」

先生「片手練習をしてないでしょ?左手に弾けていない部分が結構あります。特に↓の16~17小節のような指使いに対応できていません。ちょっと左手だけ弾いてみて」

チェルニー40-20 16-17小節

「うっ…」

先生「16小節の3拍目、1512の運指は15弾いたら一瞬5を軸にして、すばやくポジンションを左に移して12を弾く。次の拍は、括弧内の指を使って5134でいいですが、51の後1を軸にさっきと同じこと」

私:(何回かやってみる)「少し神経がつながってきた気がします」

先生「あと、気が急いてる感じがしますね。テンポアップしたくなってきているのかもしれないけど、そこを我慢してください。さっき確認した通り、まだきちんと弾けているわけではないので。そのためには、メトロノーム使いましょう。指定は付点2分音符=63ですか。ちょうど3分の1の、4分音符=63から始めて、84ぐらいまで少しずつ上げるようにしてください」

「はい、分かりました。最近まで20番楽しかったのですが、楽しくない段階に入ってきたかもしれません」

先生「ピアノの練習は、ただひたすら楽しいだけなんて、そんな虫のいいことはないので、焦らず頑張ってくださいね」

次は、バッハ平均律第1巻13番です。
まずはプレリュード。

先生「終りの方、もう少し変化を付けた方がいいかも」

平均律I-13プレリュード 終結部

先生「具体的には↑こういうこと。27から28小節にかけて和声が緊張感を高めていって、29小節目の1拍目で嬰ヘ長調のトニックに解決されるでしょ?ということは、ほんの少しクレッシェンドかつストリンジェンド気味に進んで、トニックに解決される部分で落ち着く。というのがいいでしょう。でも、バッハですから、やり過ぎないようにね」

私:(演奏)「こんな感じでしょうか?」

先生「そうそう、そんな感じ。プレリュードは合格にしましょう。では次、フーガ行きましょう」

(演奏してみる)

先生「もう少しテンポを落としてもう一回弾いてみて」

(もう一度演奏)

先生「これも、まあ良さそうね。フーガもOKです」

「え~っ?やっぱり、楽しい曲ほど早く終わる法則ですか!?」

先生「楽しい曲というのは、だいたい自分に合ってる曲だから、自然とそうなっちゃうよね~」

というわけで、今年最初の合格曲は平均律第1巻の13番でした(≧▽≦)

「次は4声のフーガやってみたいんですけど…。1番か17番あたり」

先生「シンフォニアの存在を無視しようとしてるでしょ(^^;; 4声のフーガももちろんいいんだけど、次はシンフォニア2番をやりましょう。↓これです。水色の矢印のような音形を自然な感じで滑らかに落下させられるように。手首の柔軟性をしっかり使ってということですね。それから、16分音符はレガートで綺麗に。そのあたりに気を付けて譜読みしておいてください」

シンフォニア2番

最後はシューマンリストの『献呈』です。

先生「今日はホ長調に転じる中間部を重点的にやりましょう」

「譜面ヅラは何てことなく見えますね」

先生「何だか強気じゃないの(笑) そこが落とし穴だと思うけどなぁ」

献呈 32-43小節

(弾いてみる)

先生「落とし穴に陥らないよう願っていたのだけど、落ちたみたいですね。ちゃんと歌えてないです。いわゆる縦刻みになっちゃってる」

「音価はしっかり守ってるつもりなのですが、手をいっぱいいっぱい広げないといけないので必死で…」

先生「ん〜、音価はもちろん大事ですが、フレーズが明確ではないですね。フレーズの終わりはすっと力抜いて。それから、内声の刻みがうるさくならないように。内声は指を上げずに鍵盤に触れた状態から押すぐらいの方が響きがおとなしくなっていいでしょう。逆に旋律は少し上からしっかり響かせる感じで」

「パートごとに練習しないといけないですよね?」

先生「まずね、右手の旋律と左手だけ合わせて骨格を掴んで。次は、右手の旋律を右手で、右手の内声を左手で弾いて、響きのバランスを掴む。その感覚を掴んだら右手だけでそれを再現する。そして、最後に全部合わせる。こういう風に組み立てていきましょう。前回まで重点的にやってた2ページ目(左手が旋律で右手が伴奏)と今日やった3ページ目をしっかり練習しておいてください」

先生「あっ、そういえば、モーツァルトのディヴェルティメントK334のメヌエットを遊びで弾いてるんでしたっけ?それ、次の課題曲に入れましょうよ。バッハが1曲に減る分として」

「楽しみです(≧▽≦)」

今回のレッスンは、こんな感じです。
当たり前ですが、『献呈』は道のりが遠いです。
あと、チェルニー40-19、何とかならないものか…(-_-;
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* Category : セルフレッスン

Tag: バッハ 平均律第1巻 BWV858 チェルニー40番 シューマン リスト 献呈 | Comment-open▼ * Comment : (0)

セルフレッスン第19回:バレンタイン?バースデー?

寒い!!という言い訳で、練習不足なのですが、レッスンしました。なぜか、先生、ケーキを持って現れる(笑)私「バレンタインですか!?ありがとうございます~~(*´▽`*)」先生「それは明日でしょ?」私「それじゃ、先生の晩御飯!?パンがなかったのでケーキ買ってきちゃったとか…?」先生「…」←珍しく、やり込められてる何はともあれ、ケーキが目の前にあったら気になって仕方がないので、冷蔵庫に入れておきます。それでは、本...

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寒い!!という言い訳で、練習不足なのですが、レッスンしました。

なぜか、先生、ケーキを持って現れる(笑)

「バレンタインですか!?ありがとうございます~~(*´▽`*)」

先生「それは明日でしょ?」

「それじゃ、先生の晩御飯!?パンがなかったのでケーキ買ってきちゃったとか…?」

先生「…」←珍しく、やり込められてる

何はともあれ、ケーキが目の前にあったら気になって仕方がないので、冷蔵庫に入れておきます。
それでは、本題のレッスンです。

まずは、チェルニー40-19。

ほとんど進展しませんでしたが、新たな練習法を教わりました。

チェルニー40-19

先生「右手のポジションを掴む練習法なのですが、16分音符4つのうち最初の1つを8分音符の音価で鳴らす、次に残りの3つを同時に8分音符で鳴らす、というのをやってみてください。その時、指使いはアルペジオで弾くときと必ず同じにすること。もっと早く教えるべきだったのだけど、うっかり忘れてました」

「わかりました。試してみます」

次は、チェルニー40-20。

先生「19番より成長が速いですね。もしかして、こっちばっかり弾いてる?」

「半々ぐらいだと思うのですが、20番の方が楽しくなってきてしまって…(^^; ヘミオラ(3拍子が2拍子に聞こえる)萌えで(笑)」

先生「ヘミオラで思い出したのだけど、2拍子にも3拍子にも弾ける部分があるの、分かります?」

「え?どこ?どこ?」

先生「後半の↓この部分」

チェルニー40-20 ヘミオラ?

先生「小節線の通りに3拍子でも弾けるし、赤で囲ったように2拍子でも弾けますね。2拍子にするには、赤の囲みの最初の音にスフォルツァンド付ければ、そう聞こえます。面白い遊び、じゃなくて、練習になると思うので、両方でやってみたらいかがでしょう?」

「ヘミオラ萌えがますます進みそうですね(*^▽^*)」

次はバッハ『平均律1巻』の第13番。
とりあえず、プレリュードとフーガを通して弾く。

先生「ん~~。プレリュードがね、前回より下手になってる。譜読みがさっさと終わったと安心して、侮って練習してないでしょ」

「うっ。確かに練習不足は否めないと思いますが…」

先生「明らかに弾いてるときの注意力が散漫になってて、間違えそうもないところで間違ってる。この曲は、そこまで難しくないし、可愛らしくて親しみやすそうですが、まだ知り合ったばかりなのに、馴れ馴れしい感じで接してしまっては、友情を築けません。曲も人も同じことです。見捨てられますよ」←容赦ないΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「ひぃっ。そうならないように真面目に取り組みます。フーガの方はどうでしょうか」

先生「フーガの方はね、『ちょっと手ごわい』と、ちゃんと意識して練習してるでしょ?笑 その分、前より良くなってます。テーマがアルトの時に埋もれないように気を付けて。それが一番の注意点ですね」

「楽譜に書かれていない装飾音の補充も練習してみたのですが」

先生「今聞いた感じでは、テンポを半分ぐらいに落として集中的に部分練習する必要があると思います。私としては、アルトがテーマを歌い出すところを明確にするとか、マクロな部分を優先的にしっかりやって欲しいですが、せっかく装飾音に意欲を持ったということなので、それもやってみましょうかね」

怒られながらも、平均律は、まあ順調に進みました。
次はシューマンリストの『献呈』です。今回は三部形式の第一部だけやりました。

先生「最初の1ページはだいぶ慣れてきた感じですね。アクセントがついている音は、リテヌート気味に。2ページ目、左手が旋律を歌うのですが、左手の和音を、指定がなくても波線アルペジオにしていいですよ。具体的にいうと、21小節目の3拍目とか」

献呈20小節

先生「ん?この1拍目の2分音符を右手で取る指定は頂けない。抹消しておきます。あとは、2ページ目でずっと続く右手の伴奏で音を外さないように。ここは片手練習が効果的です。次回も2ページ目を中心にやっておいてくださいね」

今回のレッスンはこんな感じでおしまい。
あ、ケーキの行方ですが…。

「先生の晩御飯、持って来ました」

先生「いや、そうじゃなくて…。バースデーでしょ♪♪」

「え?私、2月生まれじゃないですよ。先生と同じ日なのに(←同一人物だから)」

先生「私は、まだそこまで耄碌してません(^^;; ほら、今日は2月13日」

「はっ、なかみっちゃん!?先生、気が利く~~(*´▽`*)」

というわけで、Happy Birthdayを歌って、ケーキ食べて、お開き。
なんと麗しい師弟愛!!笑

* Category : セルフレッスン

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美しく、気高く、ちょっと照れる『献呈』の歌詞

前回の記事で、最近気が滅入り気味だけど「私の本業はピアノの練習!!」と開き直る、と豪語して、それを実践してみたら、すっかり気が晴れてきました。そして、気の持ちようで運気を呼び込むことができるというのは本当のような気がしてきました(笑)今日もシューマン=リストの『献呈』にハマります(≧▽≦)それから、前回はあまり練習できなかったバッハの平均律1巻の13番ですね。↑平均律第1巻の13番はこの曲です。プレリュードもフ...

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前回の記事で、最近気が滅入り気味だけど「私の本業はピアノの練習!!」と開き直る、と豪語して、それを実践してみたら、すっかり気が晴れてきました。
そして、気の持ちようで運気を呼び込むことができるというのは本当のような気がしてきました(笑)

今日もシューマンリストの『献呈』にハマります(≧▽≦)
それから、前回はあまり練習できなかったバッハの平均律1巻の13番ですね。


平均律第1巻の13番はこの曲です。
プレリュードもフーガも癒されるわ~
そして、この動画(演奏:近藤由貴さん)、おそらく3度目の登場の、お気に入りです。

さて、『献呈』の原曲は、シューマンの歌曲『ミルテの花』op.25の第1曲なのですが、リクエストをいただきましたので、全訳を掲載します。テノール歌手の山枡信明さんが訳されて公開されているものです。転載自由ということですので。

献呈

君は僕の魂 僕の心
僕の歓び ああ僕の苦しみ
君は 僕の生きる世界
僕がただよう天国
ああ 僕の墓 そこに
僕は 悩みを永遠に葬った

君は憩い 君は安らぎ
君は天から僕につかわされた人
君の愛によって 自分の価値を知り
君のまなざしが 僕を光で満たす
君は愛によって 僕を高める
僕の善き霊 より良き「私」!

君は僕の魂 僕の心
僕の歓び 僕の苦しみ
君は 僕の生きる世界
僕がただよう天国
僕の善き霊 より良き「私」!

(フリードリヒ・リュッケルト、訳:山枡信明



有名な話ですが、シューマンが妻クララに結婚前夜に贈った曲です。
あらためて全訳を読んでみると、ロマンチックで美しく、気高い愛の歌ですね。
訳をされた山枡さんは、曲の最後に「アヴェ・マリア」の旋律が引用されることについて「世俗の愛と宗教の愛は表裏一体ですね」と書いていらっしゃいますが、まさに、そんな雰囲気ですね。

でも、私みたいな古風な(?)日本人には、すこし照れる感じもします(^^;;
いい年して恥ずかしがるのもどうかと思いますが、こればっかりは仕方ない(笑)
ほら、文化の違いだから!←大袈裟

美しく、高貴で、でも少し恥ずかしい『献呈』の世界に、もっともっと浸りたいと思います。

* Category : ピアノライフの話色々

Tag: バッハ 平均律第1巻 BWV858 近藤由貴 シューマン リスト 献呈 山枡信明 | Comment-open▼ * Comment : (0)

セルフレッスン第17回:ありがたくないお年玉と嬉しいお年玉

さて、今年初めて、私が私にピアノを習います(^^♪どんなレッスンになるでしょうか。私「遅くなりましたけど、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」先生「こちらこそ、どうぞ宜しくね」と、さすがに新年は和やかに始まる。まずは去年から持ち越しのチェルニー40番の19番。いきなり指使いが2→1で始まる、なんとも弾きづらいアルペジオの練習です。弾いてみるけど、若干改善された程度で、相変わ...

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さて、今年初めて、私が私にピアノを習います(^^♪
どんなレッスンになるでしょうか。

「遅くなりましたけど、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします」

先生「こちらこそ、どうぞ宜しくね」

と、さすがに新年は和やかに始まる。

まずは去年から持ち越しのチェルニー40番の19番。いきなり指使いが2→1で始まる、なんとも弾きづらいアルペジオの練習です。
弾いてみるけど、若干改善された程度で、相変わらずミス多過ぎΣ( ̄ロ ̄lll)!!

「引き続き、スタッカート練習、リズム変奏を駆使して頑張ります」

先生「今気づいたのだけど、これ5か月もやってるんですよね。1曲にこんなに時間をかけるのは、本来のチェルニーの使い方とは違っていますが、せっかく意欲満々なので、もう少し頑張ってみましょうかね。でも、あまりにも進まないのも困りものです」

「まさか、追加でもう1曲とか!?」

先生「察しがいいですね(笑) 次の20番も課題に追加しましょう」

チェルニー40-20

先生「↑この曲なんだけど、手首の柔軟性の良い練習になります。ハノンみたいで退屈そうに見えて、中盤あたりからヘミオラ(3拍子の曲が2拍子に聞こえる)が面白くて、意外とハマると思いますよ。あっ、ちょっと弾いてみて」

「ヘミオラ以外、萌えポイントないじゃないですかーっ(^^;;」

先生「まあ、そう言わずに、私からのお年玉と思って20番も練習頑張って下さい。19番より先に仕上がっても全然かまいませんからね。あと、アルペジオ苦手としょっちゅう言ってるので、12番を課外で復習してみたらどうですか?」←全然ありがたくないお年玉Σ(゚д゚lll)!!

次は、楽しみだった新曲、『平均律1巻』より第13番(BWV858)。

平均律I-13 プレリュード冒頭

まずプレリュードをウキウキで弾く(笑)

「ちょっとバッハにしては流麗すぎたでしょうか」

先生「この曲は、それでいいと思いますよ。バッハだからって、何でもかんでもノンレガートにするのは間違いでしょう。ほどよくシンコペーションを感じながら、流れを大事に弾いてください。プレリュードは譜読みは大体できているので、仕上げに入っていきましょう。次はフーガですね」

プレリュードのようにはいかないが、何とか弾く。

先生「練習はフーガの方を重点的にやりましょう。まずは、主題探し。冒頭は↓こうですよね」

平均律I-13 フーガ冒頭

先生「まずソプラノに嬰ヘ長調、次にアルトに嬰ハ長調、次にバスに嬰ヘ長調で主題が出てるでしょう?典型的なフーガ主題の提示です。私が全部指摘してしまっては勉強にならないので、残りを探しておいてください」

「あ、はい。頑張って探してきます」

先生「それから、主題に絡む、↓こういう形のモチーフが印象的ですよね」

平均律I-13 フーガ7小節

先生「この4つの音は、いわゆる『チェルニーやハノンのようにタカタカ弾いちゃいけない』のは当然として、いや私はチェルニーも機械的に弾くな!って思うけど、それはともかく、アーティキュレーションどうしますか?」

「レジェーロで軽くでしょうか」

先生「ん~、それだけではアーティキュレーションとは言いません。各音すべて分離?前後2音ずつスラー?それとも4音にスラー?全体の弾き方を考えて、趣味で決めていいと思います。次回、工夫の成果を見せてくださいね」

そして、最後は待ちに待った『献呈』(≧▽≦)

シューマン=リスト 『献呈』

先生「譜読みの前に、ちゃんと歌詞読んでみましたか?」

「あ、はい。そう言われていましたので、ドイツ語の辞書を探し出してきて色々と苦労しながら…。シューマンがクララに結婚式の前日に贈っただけあって、なかなか恥ずかしい歌詞でした(^^;;」

先生「笑笑。こういう、一見無駄っぽく見える努力が、いかにも『大人ピアノ』って感じがして楽しいですよね(笑)」

「…」

先生「冗談はさておき、何でそんなことしてもらったのか説明しましょう。例えば、7小節(下の段の最初)、3拍目の頭にアクセントがついてるでしょ?ここは、du meine Welt、「あなたは私の世界」という歌詞なのだけどdu(あなた)にアクセントがついてる。「あなた」を強調してるのですね。他の人じゃない、あなただーっ!!って(笑) 次は9小節目後半。ここはアウフタクトで入って、mein Himmel du、「あなたは私の天国」。Himmel(天国)にアクセントがついてて強調されてます。譜例に載せた範囲外にも、12小節目にGrab(墓)という言葉があるのだけど、そこの和声が減7になってて不気味さを醸し出してたりとか…。歌詞と曲がよく一致してるでしょ?だから、歌詞が演奏の良い手掛かりになるのです。それでは、弾いてみてください」←先生ってば、年明け早々飛ばし過ぎ(^^;;

譜読みしかけのよろよろな演奏を見てもらう。

先生「意外と悪くなかったですよ。歌い出しとブレスに気を付けて丁寧に譜読みしていってください。パッと見た感じ、2ページ目の左手のテノールが旋律を朗々と歌うところが一番難しそうですね」

「アルペジオで華麗に駆け回る中間部はどうでしょうか。アルペジオ苦手なのですが」

先生「いや、その部分は、そこまで苦戦しそうにないです。正確に自己分析できてないんじゃないの?笑 それより、最後のクライマックスのクロスリズムがあたふたした感じになってる方が気になります。ロベルトが愛の告白の最後に差し掛かってドキドキし過ぎてる様子を描写したくてわざとやった、なんてことはないですよね?」

「そこまで高等なこと、できるわけないじゃないですかーー」

先生「譜読み始めたばかりでしたね。忘れてました。ところで、もう一つお年玉があるのだけど」

「まさか、また何か課題曲ですか!?」

先生「あ、いや、本を進呈します。仲道郁代さんの『ピアニストは面白い』。これ、欲しがってたでしょう?」

「わ~い、ありがとうございます(*´▽`*) これで一年間頑張れそうです!!」

というわけで、幸先よいスタートとなりました。
今年も二人三脚(?)で頑張るぞー(^o^)丿

* Category : セルフレッスン

Tag: バッハ 平均律第1巻 BWV858 チェルニー40番 シューマン リスト 献呈 仲道郁代 | Comment-open▼ * Comment : (8)

NoTitle * by ね~み♪
Nekoushiさん、セルフレッスンお疲れ様でした!
今回も盛り沢山な内容でしたね~。
それに先生からのお年玉、いいですね~。生徒のツボを押さえていますよね♪
献呈、素敵な曲ですね(#^.^#)
待ちに待ったレッスン曲、気合いが入りますよね~。

今年もnekoushiさんの楽しいセルフレッスン記事、楽しみにしていますね~(^^)/

To:ね~み♪さん * by Nekoushi
ね~み♪さん、コメントありがとうございます(^^♪

やっぱり、待ちに待った曲のレッスンなので、先生も生徒も張り切ってるみたいですよ(≧▽≦)
献呈はもちろんのこと、平均律1巻の13番も予想以上に気に入ってしまいまして…。
献呈は、一生弾いていたいぐらいの気分です(*´▽`*)

> それに先生からのお年玉、いいですね~。生徒のツボを押さえていますよね♪

お年玉で飴と鞭を駆使しちゃってね~(笑)

> 今年もnekoushiさんの楽しいセルフレッスン記事、楽しみにしていますね~(^^)/

ありがとうございます。
楽しみにしてくださってるとの声を励みに、頑張ります!

NoTitle * by ここまふぃん
Nekoushi さん セフル楽しく読ませていただきました。
ツエルにー19番 2から始まるアルペシオ 私も苦手です〜 ショパンの華麗なwaltzだったかな。。中盤で2から始まるアルペシオのせいで放棄したの覚えてます。
バッハは難しいけど テーマを探すの楽しいですね。
そして弾くたびにいつも新しい発見がでてきますよね。
献呈には歌詞があったとは!
「恥ずかしい歌詞」ってどういう歌詞なんでしょう、、興味深々 (笑
歌詞によって、どの音を強調するかとか変わってくるんですね。ためになりました。
またセルフレッスン がんばってくださいn。

To:ここまふぃんさん * by Nekoushi
ここまふぃんさん、セルフレッスン記を読んでくださって、コメントをくださり、ありがとうございます(^^♪

2から始まるアルペジオって、ホント弾きにくい(>_<)
これのせいで弾きたい曲を放棄しないといけなくなるのは悔しいですよね。

バッハのテーマ探しは楽しいです(≧▽≦)
美しいし、知的作業もいっぱいだし、指の訓練にもなるし、バッハは偉大です!
素晴らしい音楽はバッハに限らずそうなのでしょうけど、バッハは特にという意味で…。

『献呈』ってシューマンの歌曲を編曲したものなので、歌詞ありますよ♪♪
恥ずかしいというか、読んでいると照れるというか…(^^;;

> 歌詞によって、どの音を強調するかとか変わってくるんですね。ためになりました。

ありがとうございます!
先生役をやるために頑張って勉強しました(笑)

NoTitle * by REIKO
いつも面白いレッスン、特に今回は言葉と和音のお話、興味深く読ませていただきました。ありがとうございます。
 
 私も「献呈」は何年も前からちょこちょこっとやってはいますが、手が小さいせいもあって(言い訳・・・)なかなか思うようにいきません。

 今回載せてくださった楽譜は、私の楽譜(春秋社)と指使いが全然違います。なんとなく弾きやすそう・・・? 出版社を教えていたけると嬉しいです!!

 本当に素敵な曲ですよね。私も少しずつやっていきたいと思います。


To:REIKOさん * by Nekoushi
レッスン記をいつも読んでいただいて、ありがとうございます。
今回は、歌詞と音楽の関係を頑張って勉強したので、興味深いと言っていただけて嬉しいです。

やはり、リストは手が大きかっただけあって、手が小さいと厳しいですよね。私もです。
お互い、手を痛めないよう気を付けながらたのしめるといいですね!

掲載した楽譜は、全音のピース(No577)で、2,3か月前に出版されたばかりの取れたて(?)です。

楽譜の紹介、ありがとうございました。 * by REIKO
Nekoushiさん、
「献呈」の楽譜、早速く注文しました!

この曲が大事はモチーフとなった映画で、クララシューマンを描いた「愛の調べ」をご存知ですか?半世紀も前のものなので、今ではDVDで安く見られます。

それによると、クララはリストの編曲が気に入らなかったようです。(あくまでもフィクション)

いずれにしても、ロベルト、クララ、そしてリストという素晴らしい音楽家たちの遺産を、自分の手で弾ける(早くそうなりたい)とは素敵なことですね。

To:REIKOさん * by Nekoushi
お役に立てて良かったです。

指使いは、楽譜を見比べながら、各部分によって自分の手に合った方を採用していくしかないのかなぁと思います。

『愛の調べ』の存在自体は知っていましたが、まだ見たことはありませんでした。
ご紹介ありがとうございます!DVDを見てみたいと思います。

> いずれにしても、ロベルト、クララ、そしてリストという素晴らしい音楽家たちの遺産を、自分の手で弾ける(早くそうなりたい)とは素敵なことですね。

本当にそうですね。
ピアノを弾く醍醐味だと思います(^^♪

セルフレッスン第16回:ピアノに年末年始はありません(たぶん…笑)

私の一人二役レッスンには、年末年始は関係ないようで、12月30日というのに、おせちを横目にレッスンです(笑)あ、でも、フレージングのない音楽など存在しないのと同じで、どこかに節目は作るべきかもしれません。通常でしたら、発表会とか…?でも、「セルフ」だと、節目を作るの難しいですね。考え込みます(^^;;それはさておき、まずはチェルニー40-19から。ちゃんと弾ければ意外とキラキラとして綺麗と思われる、この子です。(...

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私の一人二役レッスンには、年末年始は関係ないようで、12月30日というのに、おせちを横目にレッスンです(笑)
あ、でも、フレージングのない音楽など存在しないのと同じで、どこかに節目は作るべきかもしれません。
通常でしたら、発表会とか…?
でも、「セルフ」だと、節目を作るの難しいですね。考え込みます(^^;;

それはさておき、まずはチェルニー40-19から。

チェルニー40-19

ちゃんと弾ければ意外とキラキラとして綺麗と思われる、この子です。

(とりあえず弾いてみる)

「歳末特別セール的に合格なんてことありませんよね?」

先生「そんなもの、あるわけないじゃないの。こんなにつっかえたりミスしていたのでは、当然不合格です」←相変わらず容赦ない

「どうしても壁のようなものがある気がして、何か乗り越えるヒントはないでしょうか?」

先生「そうですね。何回も言っていると思うのだけど、左手でしっかり音楽の流れを作ること。そのためには左手を自動運転できるように。右手は、16分音符を4つおきに弾いて手にポジションをしっかり覚えこませる練習をしてみてください。それから、全体をスタッカートで弾いてみる練習ですね。手首の回転を意識しているのは結構ですけど、軸がブレ過ぎてます。肘を引っ込めて脇を少し締める気持ちで」

「こんな感じですか?」←必死に締めてる

先生「ちょっと待って!いくらなんでもそれはやり過ぎ…(^^;; 陶芸家がロクロを回す姿みたいになってる(笑) それじゃ腕動かないでしょ?」

「は、はい。あ、少しイイ感じになったかもしれません。リズム変奏練習はどうでしょうか?」

先生「どうしてもうまく行かない小節やフレーズで最終兵器的に使うぐらいなら許可します。やるとしたら付点と逆付点ぐらいでいいのでは?チェルニー40番の本名は『流暢さのための訓練』(注:『速度練習曲』も本名ですが…)ですから、流暢に弾けるまで気長にやりましょう」

チェルニー40-19は、越年ということになりました。
続いて、モーツァルトのソナタK.311より第3楽章。数日前に逆ギレ練習をした曲です(笑)

先生「この曲を練習しながらヒステリー起こしたんですって?珍しいですね。やはり例の場所?」

「はい、いつもの最難関部分です。冷静にやらなきゃと思ったのですがつい…」

先生「人間だから、そういうこともたまにはあっていいと思いますよ。それに、悔しさみたいなものが上達のバネにもなるのでは?」

(通して弾いてみる)

先生「前より良くなりました。例の場所、もう少しヒステリックに弾いてもいいです(笑) 曲中一番デモーニッシュな部分なので、表現としてそういう風にという意味で」

(もう一度弾いてみる)

先生「全体的に非力な感じはするけど、まあ、この曲は今回で一旦終わりにしましょう。お疲れさまでした。人前で弾くような機会があるときは、その前2週間ぐらい必死で練習すれば何とかなるはず。暗譜必須の場だったら話は別ですけど。何はともあれ、次は、お待ちかねの『献呈』の譜読みを本格的に開始しましょう!」

「ありがとうございます(*´▽`*)」

K.311は、25年ぐらい前に習ってた先生の前で遊び弾きしたら『これ綺麗な曲よね。弾けるようになるといいわね~』と言われたのですが、実現する前にレッスンをやめてしまったという、因縁のというか思い出の曲です。なので、20数年越しで二人の先生(一人は自分だけど)に習って、大甘ながらも何とか合格になって感慨深いです。
最後は、バッハの『フランス組曲』第6番よりアルマンド。

フランス組曲 アルマンド


(通して弾く)

先生「左手に主旋律が移る部分、4と5の指がつぶれないよう、もう少し立て気味に。それに気を付けてもう一回」

(2回目弾く)

先生「これも合格にしましょう!」

「右は5だけ弱くて、左手は4と5が弱いようなので、いい練習になったと思います。好きな曲ですし、折に触れて復習します」

先生「ぜひそうしてください。さて、次の曲ですが、実はかなり迷ってるんですよ。一つは、シンフォニアに戻って2番ハ短調。もう一つの候補は、フランス組曲6番のクーラント。組曲から少なくとも、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグを抜粋して弾いてみると、舞曲による組曲の様式を理解するのにいいと思います。好きな方にしていいですよ」

「それじゃ、喧嘩両成敗で、別の曲というのはいかがでしょう?」

先生「むしろ『買い物で迷った時は第三の物を買う』という例えの方が近いと思うけど…(笑) 何か弾きたい曲でもあるの?」

平均律第1巻の13番をやったみたいです。↓の動画の曲です」



先生「あ、なるほど!いかにもお好きそうな曲♪♪ 嬰ヘ長調に慣れるのにもよさそうですし、いい曲を持ってきましたね。この演奏は近藤由貴さんね。実は私もこの方の演奏好きです。これを手本にしてみたら?」

「人の演奏を真似してもいいものなのですか!?」

先生「いい演奏や気に入った演奏を手本にするというのは決して悪いことではないです。NGなのは特徴的な部分だけをつまみ食いすることであって、全体を手本にするというのは、いい練習になります。この人がこの部分をこういう風に解釈しているのは何故だろう?と全体にわたって考えることになりますから。で、やってるうちに自然と自己流が確立してきます。なので、一つの方法として提案してみました」

「分かりました。よく考えてみます。あ、でも、フーガの分析なんかは、教えていただけますか?」

先生「それはもちろん。それをしなかったら職務放棄でクビになっちゃう(笑) ただ、この曲の構造はそんなに厄介ではないので、シンフォニアに取り組んできたのですから、自分でも結構把握できると思います。来年も頑張りましょう」

「来年も、どうぞ宜しくお願いいたします」

という感じで、今年のレッスンは今回で終わり。
来年も、レッスン記にお付き合いいただければ幸いです。

* Category : セルフレッスン

Tag: チェルニー40番 モーツァルト K.331 バッハ フランス組曲 平均律第1巻 近藤由貴 | Comment-open▼ * Comment : (2)

NoTitle * by ねこぴあの
セルフレッスン、ここまでくると、もはや妄想ではないですよね。
Nekoushiさんの知識にすごいなあと思います。
ところで、セルフではないレッスンを受けたいとは思わないのですか?
レッスン後の落ち込みとか悔しさとか、そういうのもいいものですよ?(笑)
冗談はともかく、今年はブログでおつきあいいただき、ありがとうございました。
また来年もどうぞよろしくお願いします^^


To:ねこぴあのさん * by Nekoushi
ねこぴあのさん、コメントありがとうございます!

先生役にもっともらしいことを言わせるために、頑張って勉強してます。
「口だけ」で手の方はなかなかついてこないのが悩みで、そういう点で落ち込んだり悔しい思いをしたりというのはあるかも…。

本物のレッスンをまた受ける機会があったらいいなあとも思いますが、今はセルフにすっかりハマってしまって楽しくて…(笑)

こちらこそ、今年は色々とありがとうございました!
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。