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『展覧会の絵』をワンポイントで・・・らりほ~♪

いきなり変なタイトルですみません(笑)
でも「らりほ~♪」が今回のキーワードなので。

16日の記事で、「先生の気が向いたら『展覧会の絵』のプロムナードのワンポイントレッスンでも…」と書いたら、早速先生(もちろん私なのですが…(^^;)の気が向いたらしいので、レッスンをしてみました。

先生「スキップするようなプロムナードになるんですって?それは気になりますね。ある程度想像はつくけど…。とりあえず1回通して弾いてみてください」

(弾き始める)

先生「くっ、くっ…(^^;;←笑いをこらえるのに必死」

(2段目ぐらいまで弾く)

先生「ごめんなさい、もはやこれまで。笑いをこらえられません。1回通してって言いましたが、ストップです」

「変なのは自覚してますが、そこまで笑わなくても…。そんなに変でしたか!?」

先生「有名なテーマが、ら~ら~ら~らりっほ~♪らりっほ~ら~ら~ら~ら~♪、って聞こえるんだもの。いくらなんでもこの曲の世界と違いすぎます。『展覧会の絵』の作曲の経緯はご存知ですよね?」

「はい。確か、若くして亡くなった友人の画家を悼み偲ぶために作ったんですよね?」

先生「そうです。それなのに、スキップしちゃいけませんよね(^^;;」

「標題音楽なので、もっと、ムソルグスキーの心中を察したり情景を想像したりして曲想を考えた方がいいでしょうか?」

先生「それも悪いとは言わないけれど、変になるのは、たいてい、楽譜の指示を守っていないとか、奏法が適切ではないとか、もっとテクニカルなことが原因です。この曲の速度記号・発想記号は'Allegro giusto,nel modo russico,senza allegrezza,ma poco sostenuto'ですよね。意味は分かりますか?」

「正確にアレグロで、ロシア風に、快活にではなく、しかし少し音を保って、です」

先生「その通りです。それをきちんと守ってください。テンポがアレグロでは無理なのは、まあいいとして、あと、ロシア風にというのも抽象的なので、まあ置いておくとして、残り二つ、特にpoco sostenutoが鍵になるでしょうね」

「音の保ち方がまだ不十分ということでしょうか?」

先生「まだ不十分というか、全く不十分です。意識としてはpesante(重々しく)を書き加えるぐらいで行きましょう」

「そうしたら、何だかロシアっぽくもなりそうですね!」

先生「おそらくね。次は、らりっほ~♪の原因を解明してみましょう。スラーがかかっている音符の弾き方が間違っています。3音にスラーがかかってるのに、2音スラー、1音を分離してノンレガートで弾いちゃってる。モーツァルトを集中的にやってるので、モーツァルト的アーティキュレーションになってしまうのかもしれないけれど、やはり楽譜には忠実にね」

(テーマを弾いてみる)

先生「らりっほ~♪が、らりほー♪ぐらいにはなったでしょ?笑 少しスキップ感が減りましたね」

「でも、まだロシア風のpesanteにはほど遠いですよね。どうすればいいのでしょう?」

先生「楽譜を使って説明しましょう。3小節目に今までの間違った弾き方を、4小節目に適切な弾き方を書き込んでみました」

『展覧会の絵』3-4小節

「クレッシェンドとデクレッシェンドなのですか?」

先生「このスラーは、アーティキュレーションの指示と考えるよりも、そう捉えた方がいいでしょう。上昇の時は若干エネルギーを込め、下降はその逆と言った感じです」

「なるほど~~。でも、何だか全体的にソステヌートに弾くのは弾きづらいです」

先生「それは、根本的な話になりますが、その手つきでは難しいでしょうねぇ。指が立ってるし、手首が高い。どっかで似たスタイルを見た記憶があるのだけど…。あっ、なかみっちゃん!(注:仲道郁代さん。師弟揃って馴れ馴れしい…笑)」

私:(*´▽`*)

先生「何もそこまで喜ばなくても…(^^;; それに、見たことはないですが、たぶん『展覧会の絵』を弾く時は、彼女も手の形を変えて弾かれると思いますよ」

「指を伸ばして、手首を下げればいいのですか?」

先生「そうです。それから、鍵盤の奥に向かって力をかけ気味に。手前に引く感じに弾いてますが、それは逆です。特に左手。さっきの「らりほ~♪」のところは、スラーの最後の音を5の指で下の方から掴み取るように。古典派みたいに手首の回転使って上から頑張って5の指で取ろうとしたら、どうしても重心が高い感じ、つまり、らりほ~♪になります」

「それでは弾いてみます」

(散々間違えながら通してみる)

「わ~、ありがとうございます(≧▽≦) すっかり別物になりました。重心低くてロシア風」

先生「役に立ってよかったです。これが解決しないと、気になって本来の練習に身が入らないのではと思って…。あと、今練習中の曲は手つきを変える必要ないですからね。あっ、課外レッスンなので追加料金をいただかなくちゃ。いや、それよりも、その分、グランドピアノ購入のために積み立ててもらった方が有益かな(笑)」

「500円玉貯金的な?」

先生「そんな感じですね。でも、500円玉では、なかなか貯まらないでしょうから、5000円札にしましょう」

私:Σ(゚д゚lll)!!

というわけで、『展覧会の絵』プロムナードをワンポイントでやってみました。
満足したので、安心して寝かせておくことができそうです。たまに遊び弾きぐらいはするかもしれないけど。
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tag : ムソルグスキー,展覧会の絵,

「アレグロだけど快活にではなく」という困った指示

楽譜置き場の奥深くに、買った記憶も弾いた記憶もない、ムソルグスキーの『展覧会の絵』の楽譜が眠っているのを見つけました。
定価1030円(本体1000円)と書いてあるので、かなり昔のものであるのは間違いないです。消費税3%って、一体いつの時代…?

そんなのが出てきたら、遊び弾きしてみたくなるのが人情というものです(笑)
というわけで、有名な冒頭の『プロムナード』だけ、遊んでみました(≧▽≦)
音が多すぎて手が苦しいので、和音は適当に省略しながらですね。

記事のタイトルは、その速度記号、発想記号'Allegro giusto,nel modo russico,senza allegrezza,ma poco sostenuto'の一部です。
全体の意味は「正確にアレグロで、ロシア風に、快活にではなく、しかし少し音を保って」。
なかなか困った指示です。

いきなりアレグロで弾けないのは当然として、遅いテンポのくせに、どういうわけか'senza allegrezza'(快活にではなく)にならない。
たぶん、「アレグロは元々は速いという意味ではなくて快活にという意味」というのが刷り込まれてて、アレグロと書いてるのを見ると反射的に快活にしたくなるのかも…。
あと、思ったよりは弾けたのが嬉しくてつい、というのもあるかも。いやぁ、大人げないなぁ。

とにかく、やたらとウキウキしたスキップするような『展覧会の絵』になってしまうのです。
スキップするような感じの『展覧会の絵』って、どう考えてもおかしいよー
そして、ミスって転ぶから、子供が美術館の雑踏の中でスキップして転んじゃってるような感じ(笑)
ムソルグスキーが「そんな曲作った覚えない」と化けて出そうだΣ(゚д゚lll)!!

けど、『展覧会の絵』のプロムナードって、楽譜1ページ分で手ごろなので、ちゃんと弾けるようにしとくと便利そうではありますね。
コピー1枚常に持って歩けば、急に外で「ピアノ弾いて」って頼まれた時に対応できるもんね。←暗譜する気が全くない(^^;;

ま、気が向いたら、ワンポイントレッスンしてみてもいいかな。
先生のほうの気が向くかどうか分からないけど…。

tag : ムソルグスキー,展覧会の絵,

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇自主練
・チェルニー『毎日の練習曲』2番

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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