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ドビュッシーの誘惑・・・??

ふと気づくと、コロナ疲れ(少し落ち着いてきた)、ピアノ疲れ(回復傾向)、バッハ疲れ(むしろ最近バッハの存在を忘れてた(^^;;)、そして、せっかくの生誕250周年記念なのに、ベートーヴェン疲れ気味です。その代わりに、前回の記事で書いたようにモーツァルトが浮上してきたり、カール教の修行は楽しめるようになってきました。最近、誘惑を感じるのは、まさかのドビュッシーです。

きっかけは、仲道郁代さん(なかみっちゃん)のドビュッシーを取り上げたアナリーゼワークショップの記事を読んだことです。上田サントミューゼの「【レポート】2020.9.4(Fri) 仲道郁代~アナリーゼワークショップvol.42~」です。

特に惹かれた言葉を拾っていきますと…。

「彼の作品の世界は本当に独特です。子どもの頃の体験を思い出します。夕暮れのなか、近所の友だちと外で遊んでいたときのことなのですが、だんだんと暗くなっていく時間が怖かったのです。夢中になって遊んでいて、ふと夜の闇とお日さまの境界がある時間帯に自分はどこかにひゅーっと消えてしまいそうな不思議な感覚を抱いていました。その感覚とドビュッシーの世界は、通じるところがあります」

「空気の中に現実とは異なる空気があり、怖くもあり美しくもある曖昧さが存在する。それがドビュッシーの世界観です」

「これからマジックが始まりそう」(ドビュッシーの曲の特徴について)

「ドビュッシーの曲は“理解しよう”と努めるのではなく、魔法劇場に入ったような気分で、音の粒子が形になって変容するさまを体感し、“音の世界に浸る”感覚で聴いていただきたいです」


『ドビュッシーの誘惑』というより、なかみっちゃんの誘惑ですね(笑)

ベートーヴェンとは何かと対照的なモーツァルトやドビュッシーへの関心が急に深まっているあたり、「ベートーヴェン疲れ」を改めて感じます。ただ、ドビュッシーは具体的に何の曲を弾きたいというプランがあるわけではなくて、漠然と関心が急上昇している感じです。キラキラした音の魔法の世界に浸ってみたいなぁと…。ま、難曲や後期の独特な世界の曲には手を出さないのは間違いないでしょうけれど。


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tag : ドビュッシー,仲道郁代,上田サントミューゼ,

コンサートの動画配信、なかなか悪くないですね♪♪

『NU音楽院日報』を目指していたのが、すっかり『週刊 NU音楽院だより』になってしまってますね(笑)。いや、むしろ、夏休み中の登校日というべきか…??さておき、コンサートの動画配信を初体験しました。「ぴあ」で拝観料を払って視聴権を購入する、本格的な動画配信です(*´▽`*)

見たのは、

≪8月31日公演:見逃し配信≫東日本大震災 復興支援 チャリティコンサート ~クラシック・エイドVol.10~

です。8月31日にサントリーホールで行われた公演(リアル&ライブ配信)の録画配信分です♪♪

チェロ、ソプラノ、テノール、ヴァイオリン、ピアノと色々なアーティストさんが大集合して2時間30分にわたってチャリティ・コンサートを繰り広げます。

実を言うと、そこまで期待していなかったんですけどね…(^^;;
予想を良い方に裏切ってくれて、かなり楽しめましたし、感動しました。

トップのチェロの若手、伊藤悠貴くんのラフマニノフから思いっきり引き込まれました。ピアノ曲を伊藤くんが編曲したらしいですが、ラフマニノフのメロディってこんなにチェロと相性が良かったとは!!目から鱗的な体験でした。

伊藤くんのピアノ伴奏を務めた、若手ピアニストの尾崎未空さん。伴奏の時は縁の下の力持ちに徹してチェロの濃厚な歌を支え、ソロではシューマンの『子供の情景』の抜粋を披露してくれたのですが、打って変わってロマンチックで情感のこもった素敵なシューマンでした。

普段あまり接する機会のない声楽も良かったです。ソプラノは有名な森麻季ちゃん、テノールは西村悟さん。音楽の基本は、やっぱり人間の歌声だよなぁと、思いながら聴いていました。

第一部と第二部の間の休憩時間には、館野泉さんのインタビュー画像も流れました。コロナや災害で音楽家ができること…。「色々考えるんだけど、最終的には精いっぱい生きることしかないんじゃないか」、というような感じのことをおっしゃっていて、とても納得させられました。

第二部は、いよいよお目当て❣
なかみっちゃんと、ヴァイオリンの千住真理子さんが出演されているので、お二方の演奏を見たくて購入したのです。

先に登場したのは千住さん。お得意のバッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番』よりシャコンヌ。プログラムを見て、え?一曲だけ??とか思ったんですけど(笑)、演奏時間が20分ぐらいあって堪能できました。千住さんのヴァイオリンは崇高な音色で心が浄化されます。バッハにピッタリ、そして、こういう祈りを込めたシチュエーションにはピッタリです。なんかもう、これだけでも動画視聴権を購入した甲斐がありました(*´▽`*)

なかみっちゃんはトリを務めました♡
披露してくださったのはドビュッシーの『月の光』とブラームスの『間奏曲 Op.118-2』です。あの千住さんのバッハの後にこの選曲は分が悪いぞ?とか思ったのですが、杞憂でした。さすが、なかみっちゃん❣❣

今まで聞いたことのないような、ショパンのようなキラキラした響きの『月の光』。本当に美しくて大感激でした。そして、ブラームスの118-2。優しげな佇まいのこの曲ですが、めーっっちゃ複雑な内容や感情が込められた曲であることがよく分かりました。ブラームスの濃厚な感情に、何か月もピアノを弾く機会を奪われて鬱々としていた、なかみっちゃんの思いが重ね合わされたような、すごく心に響く演奏でした。118-2、深すぎる~~~!!

最後に出演者全員(と言っていたけど一部欠席)で唱歌『ふるさと』を合唱してました。なかみっちゃんってば、ピアノに向かったらあんなにすごいのに、なぜか歌詞カードをガン見で借りて来た猫のようでした(^^;; もしかして、歌はあんまり得意じゃないのかしら?
ともあれ、これも貴重な場面を見ることができて大満足です。

これだけ楽しませていただいた上に、微々たる額とはいえ、災害復興、あるいは、コロナ禍で打撃を受けたクラシック界への寄付で貢献できたのは良かったです。

コンサートの動画配信って意外と悪くないですね。もちろん、会場でリアルタイムで見る緊張感と一体感が得られないのは物足りないですが、遠すぎたりスケジュールが合わなくて見に行けないコンサートを配信してくれるのは、やっぱり嬉しいかなぁ。ステージ上での受け答えとか発言とか挙動が動画で見られると、多少は臨場感があるので…。ポスト・コロナのコンサートは、S席、A席、B席、動画席(?)のハイブリッドが増えるといいと思いました。

(追伸) 今回の動画配信は9月22日までだそうです。ご興味を持たれましたら是非~~♪♪
上記のコンサートのタイトルをクリックすると「ぴあ」のサイトに飛べるようにしておきました。


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tag : クラシック・エイド,コンサート動画,仲道郁代,千住真理子,

私の好きなピアニスト(4) 仲道郁代さんのインタビュー記事に感動――8年後が楽しみです(*´▽`*)

この「私の好きな/気になるピアニスト」のコーナーを始めるにあたり、第1回で「仲道郁代さんは特別過ぎるので取り上げません」的なことを書きましたが、今回は例外的に仲道さんのインタビュー記事のご紹介です。具体的には、CSのクラシック専門チャンネル「クラシカ・ジャパン(CLASSICA Japan)」の4月20日付け記事『私は進んでいく──仲道郁代が語るベートーヴェンのメッセージ』です。

仲道さんは2018年から、ベートーヴェン生誕250周年の今年を経て、2027年のベートーヴェン没後200年に至る、「Road to 2027」と題する足掛け10年の超ビッグ企画に取り組んでいます。それが、ベートーヴェン生誕250周年の今年が、新型コロナにメチャクチャに踏みにじられてしまって、仲道さんの口惜しさ、戸惑い、音楽を届けられないもどかしさ、それに、世界に対する不安と心配はいかばかりでしょう。

記事は、5月17日にサントリーホールで開催される予定だった「音楽における十字架」と題したリサイタルについてのトークです。私は、3月に行く予定だったのが中止になってしまったので、代わりにと思ってこれを追加で予約していたのですが、「音楽における十字架」も中止になってしまいました。

「音楽における十字架」というのは、仲道さんが『ワルトシュタインソナタ』の音形に十字架を感じ、そこにどんな意味が込められているのか考え、それを聴衆に伝えるというのがコンセプトの中心らしいです。記事では、次のような言葉が紹介されています。

「分析は分析。演奏家はそれを演奏に落とし込まなければなりません。学術的な分析を私の言葉にし、私の気持ちにも落とし込んでいきます。それが面白い」

「進んでいかなければならないという決意。自らに科せられた、運命的な、抗えない力を象徴しているのがこの十字架。背負わなければならなかった何かを、ベートーヴェンはこの曲で書いている。『だから私は進んでいく』というメッセージを強く感じます。その十字架を、演奏家も、もしかしたらお客様一人一人も背負っている。それが共鳴することが、音楽が感動を生むということなのじゃないかなと思うんです。私たちが自分の中でどう乗り越え、昇華、浄化するのか。それをテーマにしているのが今回のコンサートです。私も自分の中でそれを見つけたいし、お聴きになるみなさんも、何か一歩、前に進もうと思えるような、心が動く瞬間を持っていただけたらと思います」

「コンサートのない毎日。私にとっては、人の前でピアノを弾くこと、音楽を伝えることに、本質的にどんな意味があるのか、深く考える時期なのかなと思います。どこが着地点になるのかまだわかりませんが、これが終わったときに強くなれる気がします」



仲道さんの音楽への真摯で献身的な取り組み、「十字架」(=苦しみ)を乗り越え、浄化し、皆が少しでも前向きになれるようにというメッセージがひしひしと伝わってきます。深く深く感銘を受けました。仲道さんの大ファンで心からよかったと思います!!

奇しくも「音楽における十字架」と題したリサイタルの年に、途方もない試練が世界中に降りかかってくることになってしまいました。仲道さんの音楽と一緒に乗り越えていきたいです。そして、このプログラムは、2028年3月、「Road to 2027」の日程が終わった後に改めて開催されるそうです。

何と8年後!!

試練を乗り越え、心を浄化され、8年後に素晴らしい時を過ごせるよう、日々大切に過ごしたいと決意を新たにしています!

そして、「音楽における十字架」の曲目は:
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
・ショパン:2つのノクターン Op.48
・シューマン:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14

そう!変な曲こと『ベトソナ22番』が含まれているのです。
今すぐにとはいかないですけれど、練習再開の励みになることでしょう。


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tag : 仲道郁代,音楽における十字架,

葛藤から解放されたというべきか・・・

新型コロナのせいでコンサートも続々と中止や延期になっています。今週は、仲道郁代さん(以下、なかみっちゃん)のコンサートに行く予定だったのですが、やはり中止になってしまいました(´;ω;`) 同じ会場の別のイベントが早々に中止になる中、中止や延期のお知らせがなかなか更新されなかったので「もしかして強行開催するのかしら?」なんて思っていたのですが、そんなわけないですよね。

「無理に開催して、なかみっちゃんが感染したらどうしよう?」とか、「もし私が知らない間に感染していて、なかみっちゃんにうつしちゃったら一大事だ!」とか、「多分サイン会は中止になるだろうけど、もしならなかったら遠慮しなきゃね。我慢できるかなぁ」とか、などと悶々としてまして。その一方で、「やっぱり拝見したいので開催してほしい!!」という無茶な思いも拭い去れず、めっちゃ葛藤していたので、中止になって葛藤から解放されたと無理やり納得しています。

周りからは「開催されたら、どうせ止めても行くだろう」と思われていたっぽいですが…(^^;;

あと、観客から感染者が出るようなことがあったら、なかみっちゃんの社会的イメージに悪い影響があると思うので、中止に安心したという面も無きにしも非ずです。

不思議だったのは、今回のコンサートは、コロナ騒ぎになる遥か以前に予約していたのですが、その時から今ひとつ私が当日その場にいる実感がなかったことです。何かを予知していたのかも(・・?

新型コロナには、一日も早く終息してほしいものです。


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tag : 仲道郁代,

今日は、なかみっちゃんの日です!!

今日は、なかみっちゃんこと仲道郁代さんのお誕生日です(*´▽`*)
おめでとうございます♡

お祝いに、日ごろの感謝を込めて、なかみっちゃんのベートーヴェン・ピアノソナタ全集のCDを聴いています♪♪

仲道郁代 ベートーヴェン ピアノソナタ全集[6]

今日のチョイスは、全集の第6巻(16-18番を収録)です。上の画像は、そのジャケットと、CDケースの底(?)の、なかみっちゃんの手の写真です。写真を見ているだけでも手の動きのイメージが勝手に脳内で再生されます(←相変わらずビョーキ(笑))。そして、このジャケットの写真の衣装が女神様っぽくて素敵♡

このCDでは、有名なテンペストが16番と18番の「変な曲コンビ」(!)に挟まれています。テンペストは、かなり大人しめで、優雅でしんみりした感じの演奏です。こういうアプローチもあるのね~と、目から鱗です!

変な曲その1:第16番は、あんまり変に聞こえないです。さすが、なかみっちゃんの演奏は気品があるわぁと感心しつつ、もっと変に弾いてほしいとも思ったり…(笑)

そんなことを考えながら聴き進んでいくと、変な曲その2:第18番で炸裂します\(◎o◎)/!
1楽章の展開部の左手の合いの手がかなりヤバくて笑いをこらえるのに大変だったのですが、2楽章がすごいです!!

ベトソナ18番 第2楽章冒頭

ベトソナ18番第2楽章の冒頭

速度指定がAllegretto vivaceのスケルツォです。譜例でも分かる通り、スタッカートの利いたオカシイ曲です。なかみっちゃんは、スタッカートをかなり強調して弾いているので、浮足立った感じでオカシさが大爆発なのです(≧▽≦) 
今回改めて聴くまでは、18番は、若干オカシイぐらいの印象だったのですが、16番に負けず劣らず「クセになる変な曲」に格上げです!!

参考までにPTNAから引っ張ってきた動画を貼っておきましょう。残念ながら、なかみっちゃんの動画ではありません。



う~ん、スタッカート不足に聞こえます。ホールの響きの問題もあるのかもしれないですけど…。ともあれ、どんな曲かは雰囲気を掴んでいただけたと思います。

実は、今日の午前中、疲労がたまっているせいか、かなり具合が悪くて、「しばらくピアノも休みたい」とまで思っていたのですが、なかみっちゃんのベートーヴェンのCDを聴いているうちに、回復してきました(≧▽≦)
お誕生日のプレゼントを差し上げるどころか、逆に、元気を頂いてしまいました!!おかげで、久しぶりに、変な曲の頂点(?)第22番の練習にしっかり取り組むことができました。なかみっちゃん、ありがとうございます~~~


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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻16番 ト短調
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調
・モーツァルト ソナタ第14番ハ短調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇自主練
・チェルニー『毎日の練習曲』3番

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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