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私の好きなピアニスト(4) 仲道郁代さんのインタビュー記事に感動――8年後が楽しみです(*´▽`*)

この「私の好きな/気になるピアニスト」のコーナーを始めるにあたり、第1回で「仲道郁代さんは特別過ぎるので取り上げません」的なことを書きましたが、今回は例外的に仲道さんのインタビュー記事のご紹介です。具体的には、CSのクラシック専門チャンネル「クラシカ・ジャパン(CLASSICA Japan)」の4月20日付け記事『私は進んでいく──仲道郁代が語るベートーヴェンのメッセージ』です。

仲道さんは2018年から、ベートーヴェン生誕250周年の今年を経て、2027年のベートーヴェン没後200年に至る、「Road to 2027」と題する足掛け10年の超ビッグ企画に取り組んでいます。それが、ベートーヴェン生誕250周年の今年が、新型コロナにメチャクチャに踏みにじられてしまって、仲道さんの口惜しさ、戸惑い、音楽を届けられないもどかしさ、それに、世界に対する不安と心配はいかばかりでしょう。

記事は、5月17日にサントリーホールで開催される予定だった「音楽における十字架」と題したリサイタルについてのトークです。私は、3月に行く予定だったのが中止になってしまったので、代わりにと思ってこれを追加で予約していたのですが、「音楽における十字架」も中止になってしまいました。

「音楽における十字架」というのは、仲道さんが『ワルトシュタインソナタ』の音形に十字架を感じ、そこにどんな意味が込められているのか考え、それを聴衆に伝えるというのがコンセプトの中心らしいです。記事では、次のような言葉が紹介されています。

「分析は分析。演奏家はそれを演奏に落とし込まなければなりません。学術的な分析を私の言葉にし、私の気持ちにも落とし込んでいきます。それが面白い」

「進んでいかなければならないという決意。自らに科せられた、運命的な、抗えない力を象徴しているのがこの十字架。背負わなければならなかった何かを、ベートーヴェンはこの曲で書いている。『だから私は進んでいく』というメッセージを強く感じます。その十字架を、演奏家も、もしかしたらお客様一人一人も背負っている。それが共鳴することが、音楽が感動を生むということなのじゃないかなと思うんです。私たちが自分の中でどう乗り越え、昇華、浄化するのか。それをテーマにしているのが今回のコンサートです。私も自分の中でそれを見つけたいし、お聴きになるみなさんも、何か一歩、前に進もうと思えるような、心が動く瞬間を持っていただけたらと思います」

「コンサートのない毎日。私にとっては、人の前でピアノを弾くこと、音楽を伝えることに、本質的にどんな意味があるのか、深く考える時期なのかなと思います。どこが着地点になるのかまだわかりませんが、これが終わったときに強くなれる気がします」



仲道さんの音楽への真摯で献身的な取り組み、「十字架」(=苦しみ)を乗り越え、浄化し、皆が少しでも前向きになれるようにというメッセージがひしひしと伝わってきます。深く深く感銘を受けました。仲道さんの大ファンで心からよかったと思います!!

奇しくも「音楽における十字架」と題したリサイタルの年に、途方もない試練が世界中に降りかかってくることになってしまいました。仲道さんの音楽と一緒に乗り越えていきたいです。そして、このプログラムは、2028年3月、「Road to 2027」の日程が終わった後に改めて開催されるそうです。

何と8年後!!

試練を乗り越え、心を浄化され、8年後に素晴らしい時を過ごせるよう、日々大切に過ごしたいと決意を新たにしています!

そして、「音楽における十字架」の曲目は:
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
・ショパン:2つのノクターン Op.48
・シューマン:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14

そう!変な曲こと『ベトソナ22番』が含まれているのです。
今すぐにとはいかないですけれど、練習再開の励みになることでしょう。


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tag : 仲道郁代,音楽における十字架,

葛藤から解放されたというべきか・・・

新型コロナのせいでコンサートも続々と中止や延期になっています。今週は、仲道郁代さん(以下、なかみっちゃん)のコンサートに行く予定だったのですが、やはり中止になってしまいました(´;ω;`) 同じ会場の別のイベントが早々に中止になる中、中止や延期のお知らせがなかなか更新されなかったので「もしかして強行開催するのかしら?」なんて思っていたのですが、そんなわけないですよね。

「無理に開催して、なかみっちゃんが感染したらどうしよう?」とか、「もし私が知らない間に感染していて、なかみっちゃんにうつしちゃったら一大事だ!」とか、「多分サイン会は中止になるだろうけど、もしならなかったら遠慮しなきゃね。我慢できるかなぁ」とか、などと悶々としてまして。その一方で、「やっぱり拝見したいので開催してほしい!!」という無茶な思いも拭い去れず、めっちゃ葛藤していたので、中止になって葛藤から解放されたと無理やり納得しています。

周りからは「開催されたら、どうせ止めても行くだろう」と思われていたっぽいですが…(^^;;

あと、観客から感染者が出るようなことがあったら、なかみっちゃんの社会的イメージに悪い影響があると思うので、中止に安心したという面も無きにしも非ずです。

不思議だったのは、今回のコンサートは、コロナ騒ぎになる遥か以前に予約していたのですが、その時から今ひとつ私が当日その場にいる実感がなかったことです。何かを予知していたのかも(・・?

新型コロナには、一日も早く終息してほしいものです。


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tag : 仲道郁代,

今日は、なかみっちゃんの日です!!

今日は、なかみっちゃんこと仲道郁代さんのお誕生日です(*´▽`*)
おめでとうございます♡

お祝いに、日ごろの感謝を込めて、なかみっちゃんのベートーヴェン・ピアノソナタ全集のCDを聴いています♪♪

仲道郁代 ベートーヴェン ピアノソナタ全集[6]

今日のチョイスは、全集の第6巻(16-18番を収録)です。上の画像は、そのジャケットと、CDケースの底(?)の、なかみっちゃんの手の写真です。写真を見ているだけでも手の動きのイメージが勝手に脳内で再生されます(←相変わらずビョーキ(笑))。そして、このジャケットの写真の衣装が女神様っぽくて素敵♡

このCDでは、有名なテンペストが16番と18番の「変な曲コンビ」(!)に挟まれています。テンペストは、かなり大人しめで、優雅でしんみりした感じの演奏です。こういうアプローチもあるのね~と、目から鱗です!

変な曲その1:第16番は、あんまり変に聞こえないです。さすが、なかみっちゃんの演奏は気品があるわぁと感心しつつ、もっと変に弾いてほしいとも思ったり…(笑)

そんなことを考えながら聴き進んでいくと、変な曲その2:第18番で炸裂します\(◎o◎)/!
1楽章の展開部の左手の合いの手がかなりヤバくて笑いをこらえるのに大変だったのですが、2楽章がすごいです!!

ベトソナ18番 第2楽章冒頭

ベトソナ18番第2楽章の冒頭

速度指定がAllegretto vivaceのスケルツォです。譜例でも分かる通り、スタッカートの利いたオカシイ曲です。なかみっちゃんは、スタッカートをかなり強調して弾いているので、浮足立った感じでオカシさが大爆発なのです(≧▽≦) 
今回改めて聴くまでは、18番は、若干オカシイぐらいの印象だったのですが、16番に負けず劣らず「クセになる変な曲」に格上げです!!

参考までにPTNAから引っ張ってきた動画を貼っておきましょう。残念ながら、なかみっちゃんの動画ではありません。



う~ん、スタッカート不足に聞こえます。ホールの響きの問題もあるのかもしれないですけど…。ともあれ、どんな曲かは雰囲気を掴んでいただけたと思います。

実は、今日の午前中、疲労がたまっているせいか、かなり具合が悪くて、「しばらくピアノも休みたい」とまで思っていたのですが、なかみっちゃんのベートーヴェンのCDを聴いているうちに、回復してきました(≧▽≦)
お誕生日のプレゼントを差し上げるどころか、逆に、元気を頂いてしまいました!!おかげで、久しぶりに、変な曲の頂点(?)第22番の練習にしっかり取り組むことができました。なかみっちゃん、ありがとうございます~~~


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tag : 仲道郁代,ベトソナ16番,ベトソナ18番,

言葉の先にある音だけの純粋な世界

ピアノもブログも、最近すっかり調子が狂ってしまっています(>_<)
風邪が長引いて学校を少し長く休むと、治っても行くのが億劫になりがちですが、まあ、そんな感じです(^^;;

さて本題。
最近、新聞のコラムで、なかみっちゃん(仲道郁代さん)の素敵な言葉を見つけたので、ご紹介します。

言葉だけではなく、その先にある音だけの純粋な世界に自分を放り投げていかないと到達できない世界があると思います。

(朝日新聞11月15日付け『折々のことば』より)


このコラムは、以前に取り上げたことがある哲学者の鷲田清一さんの連載です。

音楽って、言葉で説明することも大事。というか、たぶん説明しなきゃダメ。アナリーゼだけじゃなくて(もちろんそれも大事ですが)、イメージを言葉に!でも、言葉で全部説明できるのだったら音楽は要らない。言葉で表現できないことを表現できるのが音楽の素晴らしさです。どこからが言葉の先にある音だけの世界なのか?趣味や遊びで音楽を弾いたり聴いたりするのであっても、そういうことを少しでも考えることができたらいいなぁと思いました。

今、調子が狂いながらも、その中では練習に身が入っているのはシューマンの『3つのロマンス』Op.28の「第2番 嬰へ短調」なのですが、 なかみっちゃんの言葉がピッタリの世界です(*´▽`*)
レッスン記を書くのが楽しみです!!今週の半ばぐらいには書けるといいなぁ♪♪


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tag : 仲道郁代,鷲田清一,折々のことば,

仲道郁代さんのオール・シューマン・プログラムに大感激(*´▽`*)

週末、仲道郁代さんのオール・シューマン・プログラムを聴きに行ってまいりました(≧▽≦)
約1年ぶりの「なまみっちゃん」(←生のなかみっちゃん)でした!

テーマは『シューマンの夢』。
シューマンが心の故郷のなかみっちゃんですから、このテーマは、期待が一瞬にしてMAXに達します(笑)

そうそう、ここで一つお断りですが、10月27日に東京文化会館で同じプログラムでリサイタルが行われるそうですので、それをご覧になる方には、以下はネタバレになってしまいます。

まず、曲目は、

・アレグロ ロ短調 Op.8

・幻想小曲集 Op.12
1.夕べに
2.飛翔
3.なぜ
4.気まぐれ
5.夜に
6.寓話
7.夢のもつれ
8.歌の終わり

<休憩>

・「森の情景」より 第7曲“予言の鳥” Op.82-7

・ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 Op.11

シューマンがクララと結婚する前、大恋愛を始めた頃の初期の作品ばかり(「予言の鳥」だけ後期)を集めたプログラムでした。演奏とトークを交えて進んでいきます。

「夢」というものについて、なかみっちゃんが語るには、夢は憧れだけど、青春時代の夢は憧れに加えて不安が含まれている。「私は将来どうなるのだろう」とか。でも、大人になると…(笑) シューマンは、一生青春だったような人。そんなシューマンの、弾かれる機会の少ない青春の曲を並べてみたというのが、今回の趣旨のようです。

『アレグロ ロ短調 Op.8』は、この日初めて聞きました!
なかみっちゃんが言う通り、まさに「憧れと不安」です。そして、憧れと不安がひしひしと伝わってくる、本当に素敵な演奏でした。一耳惚れしちゃったよ~~(*´▽`*)
この曲は、ソナタの1楽章として構想されたものの、シューマンらしく(?)うまくまとめられず、色々な「かけら」(モチーフ)の繋がりみたいな感じになってしまったそうです(^^;; でも、それぞれのモチーフがどれも心に残ったり美しかったりして、幻想的な雰囲気がいかにもシューマンです。

続いて『幻想小曲集』。これは、言葉のない物語になっています。なかみっちゃんが「言葉がないので、どんなストーリーも想像できる。主人公がだれでもいいし、ストーリーも過去の話、現在の話、未来のこと、どれを基にしてもいいし、非現実的な話でもいい。自分なりのストーリーを想像しながら聞いてください」とおっしゃるので、そうしてみましたよ。え、どんなテーマかって?

私がなかみっちゃんになる物語(*´▽`*)

これで、すっかり夢の世界に入り込んでしまって、抜け出られなくなりました(^^;;
そういえば、めっちゃ不思議なことがありまして、コンサートに行くまさに前日、遊び弾きで『幻想小曲集』から何曲か弾いてみていたのですよ。プログラムを全く知らなかったにもかかわらず…。やっぱり、なかみっちゃんが乗り移ってたんだなぁ。

『飛翔』は有名でよく弾かれますが、勢いのある演奏が多いという印象があります。それはそれで若々しくて青春にふさわしいのでしょうけど、なかみっちゃんの演奏は、もっと抑え目で渋い感じでした。もっと大人になってから青春時代の飛翔するような思いを振り返っているという感じです。

『夢のもつれ』からも、単なる速い曲じゃなくて、憧れがいっぱい満ち溢れていて素敵すぎでした。

終曲『歌の終わり』で、私はすっかりなかみっちゃんになりきっていました(笑)←もはや勝手にやってなさいとしか…Σ( ̄ロ ̄lll)!!

休憩をはさんで『予言の鳥』。この曲、不気味でおどろおどろしいのですが、なかみっちゃんの演奏は、かなりあっさり目。悟りを開き気味というか、静かに心の耳を澄ますのが「予言」、という解釈なのか…。何にせよ、私は好きです。

そして、締めくくりは、今日の大曲『ピアノソナタ第1番』です。この曲も真剣に聞いたのは今回が初めてです。
いやもう、ただただ心を奪われっぱなしでしたよ~~
いまひとつソナタっぽくないのは、やっぱりシューマン(笑) でも、そこがいい(≧▽≦) なかみっちゃんの説明では、『アレグロ ロ短調』のモチーフからの引用もあるらしいです。で、この曲はクララとの大恋愛が始まる頃の作品で、クララが少女時代からピアノ弾きと作曲家の卵という立場で知り合っていたので、お互いに「こういう音楽の運びはこういう感情を表している」ということを理解し合っていたのではないか、とのことです。クララの父は二人の恋愛・結婚に激しく反対していたので、そうやって音楽で会話していたのでしょうね。ロマンチックだな~~

なかみっちゃんの知的な解説と、幻想的で憧れに満ちた演奏のおかげで、身も心も夢の世界の住人なってしまいました(笑)

昨年のショパンも素敵でしたが、今年のシューマンは、それを上回るものでした!!さすがに「心の故郷」です。プログラムが終わった後のトークで、「幼い頃はシューマンは中途半端な存在に思えてあんまり好きでもなかったけど、シューマンは青春時代の不安に寄り添ってくれて支えてくれて『心の故郷』になった」というような意味のことをおっしゃってました。

ふと私の青春は何だろう?と考えてみました。それは、たぶんアマデウスです。よく考えたら「ウィーンは私の心の故郷」って時々口走ってますね(笑) シューマンのことは、割と最近まで「得体が知れない」と思ってました。なかみっちゃんのおかげでシューマン萌えになって、第二の青春です!笑

アンコールは、『トロイメライ』、ドビュッシー『月の光』、エルガー『愛のあいさつ』。
最後にお客さんに感謝をこめて『愛のあいさつ』をお届けして終わりというのが定番です。この日の『愛のあいさつ』はすごく堂々としていて、なかみっちゃんとしても満足のいくリサイタルだったのだろうなぁと、想像しながら聞いていました。そう思うと、涙が出るほど嬉しかったです。

終演後のサイン会では、去年は緊張のあまり一言も発することができませんでしたが、今年は二言ぐらい言えました(*^^*)
なかみっちゃんが優しく微笑んで答えてくださって天にも昇る心地でした(*´▽`*)←私、サイン会でも、こんな顔してたんじゃないかな(笑)

シューマン:ファンタジー サイン入り
↑宝物がまた一つ増えました(^o^)丿

次回の「なまみっちゃん」では、どんな音楽の世界に連れて行っていただけるのでしょうか。どこまでもついて行きます('◇')ゞ

そして、まだまだ私は夢の中…。
周囲の人には夢遊病っぽいなんて思われてそうです(^^;;


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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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