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ベートーヴェンの「ハイパー・ピアノソナタ」!?

ベートーヴェンの最後期の5曲(28~32番)があまりにも凄いので「ハイパーソナタ」と名付けてみました、という話ではありません。と書きながら、そういう話の展開もアリだなと気づいたのですが、初めに思いついた通りの線で話を進めます。

曲名で「ソナタ」っていうの、よくよく考えてみると厄介です。もともとは多楽章の器楽曲(室内楽曲の場合も)という曲のスタイルを表していたのですね。例えば、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとか…。で、古典派の時代以降、ソナタ形式(提示部(第1主題・第2主題)-展開部-再現部)が発達してくると、曲名としての○○ソナタの意味は、「主要楽章がソナタ形式をとる、○○のための多楽章の曲」という感じになりますね。ソナタ形式を使っていても、弦楽四重奏が対象の場合は「弦楽四重奏曲」、管弦楽の場合は「交響曲」です。「弦楽四重奏ソナタ」とか「管弦楽ソナタ」になっても良さそうなんだけど、慣習とか伝統なのか、そうなりませんでした。

前置きが長くなりましたが、ベートーヴェンの「管弦楽ソナタ」、つまり交響曲をピアノ版に編曲したら「ハイパー・ピアノソナタ」になるよね?という話です。けっこう有名なのでご存じの方も多いと思うのですが、かのフランツ・リストが編曲してます。リスト様の編曲、マジでヤバイですよ(若者言葉の意味で(笑))(*´▽`*)

まず、第3番『英雄』を聴いてみましょう。



編曲ものとは思えないようなピアノ音楽としての自然さ!!生まれながらの超絶ピアノソナタにしか聞こえません。さすがリスト様です。でも、言うまでもないことですが、原曲の素晴らしさがあってこそです。だって、ベートーヴェンのシンフォニーですもんね。演奏は、リスト編曲ベートーヴェン交響曲ピアノ版の全曲録音で有名な、シプリアン・カツァリスです。

次は6番『田園』です。優雅な旋律が印象的な『田園』交響曲を、リスト様はどう編曲しているのでしょう?



さすが、打楽器的な『英雄』に比べると、メロディ重視に仕上がってます(*´▽`*)
『田園』はカツァリスの動画が見当たらなかったので、ロシアの有望株(らしい)Andrey Gugninさんの演奏です。彼のピアノは典型的なロシアンピアニズムなのかなぁと思うのですが、息の長い歌が『田園』にとてもふさわしく思えます。Gugninさんの演奏、めっちゃストライクです~~。私の中では、『田園』交響曲のフィナーレ(動画で言うと37分30秒辺り以降)がベートーヴェンのあらゆる曲の中でも一番好きなものの一つです。生まれながらのピアノソナタの方の『田園』ソナタも、『田園』交響曲も、どっちも素敵です♡ ベートーヴェンはのどかな田園生活が好きだったそうなので、そういうことも関係しているのでしょうね。

3曲目は、「のだめ」で知名度と人気が一気にアップした第7番です。演奏は、再びカツァリスさんです。ワーグナーがこの曲のことを「舞踏の聖化」と呼んだように、リズム重視の曲ですので、いかにもピアノとの相性が良さそうです。



ブラヴォー!!!!
「のだめ」でもごく一部流れましたけど、全曲聴くと凄さが別次元です\(◎o◎)/!

こうやってベートーヴェンの交響曲の中でも特に好きな3曲のリスト編曲版を並べて聴いてみると、「ハイパーソナタ」という表現でも全く不十分な気がしてきました。なんかもう、もはや人間業じゃないとしかいいようがない。

今回は、ベートーヴェンイヤーに向けて、鑑賞の方も「祭り」を開幕させてみました(^_^)/
余談ながら、タイミングよくHMVからカツァリスの全集を超お買い得価格で販売中というメールが届いたので、迷わずポチってしまいました!!


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tag : ベートーヴェン,交響曲,リスト,リスト編曲版,

セルフレッスン第47回(後編):シューマンの新曲決まりました!

(前編より続く)

一人二役のレッスン第47回目の後半の様子をお届けします。
後半は、メンデルスゾーンの『春の歌』、選曲会議、無謀曲枠のリスト・バラード2番です。

■メンデルスゾーン『春の歌』

先生「この曲、やる気が失せたとか言って、強制終了にする気満々のようでしたけど…。一回通して弾いてください」

♪♪

「これで『春の歌』とも、お別れ。そう思うと泣けますね( ;∀;) 最後まで上手く弾けるようにならなかったのが心残りですけど」

先生「ん~~、譜読みがまだ不十分なんだよね、結局…。あと、解釈の面で迷いが見えますね。もう少しテンポを落として、そして装飾音を一塊の和音として軽く弾く感じで、もう一度お願いします」

♪♪

先生「このまんまお別れして、本当に後悔しない?『春の歌』、嫌いになったわけじゃないよね?」

「はぁ、嫌いになったわけじゃないですけど、シューマンが気になって」

先生「それは言い訳なんじゃないの?」

(この恋愛ドラマのやり取りみたいな展開は何なのでしょう…Σ( ̄ロ ̄lll)!!)

先生「私の希望としては、せっかくご縁のあった曲なので、もっと譜読みを徹底してみてほしい気がします。どうしても気乗りしないという事なら、それは尊重しますけど、ここで強制終了というのは何とも中途半端だと思う。1回目弾いた時より2回目の方が曲に身を委ねることができるようになってたし」

「譜読み不足というのは返す言葉もございません。あと、『春の歌』ということで、ウキウキするような感じを出そうと思って、コレジャナイ感を覚えていたのもあるかも…。」

先生「あんまりタイトルにはこだわる必要ないのよ。それに、春と一口に言っても、色々な感じ方があっていいと思います。穏やかな陽の光に温かく包まれる、大人な春を目指したらいいんじゃないかしら?」

「ブラームスの後期の曲みたいな?」

先生「そうそう、そんな感じ」

「そうですね。小娘の春ではなく、大人な春(*´▽`*) 何だかもう少し続けてみたくなりました!」←いつの間にか丸め込まれちゃってる(笑)

先生「やる気が戻ってきたようで嬉しく思います。最近お近づきになれつつあるというメトロちゃんと一緒に譜読みを一からやり直すつもりで、じっくり取り組んでみましょう。♪=60~120の間を行き来する、ただし基本はスロー練習。装飾音は、コードで覚えること」

「前もそう言われた記憶がありますね」

先生「私が言った通りにしないからいけないのです(^^;;」

ということで、『春の歌』も継続することになりました(^o^)丿

■シューマンの新曲

「先生に丸め込まれて『春の歌』が強制終了じゃなくなったので、シューマンは無しでしょうか」

先生「丸め込まれたって、人聞きの悪いことを(笑) なまみっちゃん(←注:仲道郁代さんの生演奏)に火をつけられたシューマンをやらないと収まらないでしょ?候補は何でしたっけ?」

「『3つのロマンスより嬰へ短調 Op.28-2』、幻想小曲集の第1曲『夕べに』、第7曲『夢のもつれ』です」

先生「幻想小曲集に手を出したら、全曲弾きたくなりそうよね。それなら、一番の難物『夢のもつれ』から片づけるのが良さそうですけど、『夢のもつれ』は今後チェルニーのどれかを削って、代わりに入れたらどうかと思います」

「やっぱり『ロマンス第2番』にしようかなぁ」

シューマン ロマンス Op.28-2 冒頭
↑ロマンス第2番 嬰へ長調(冒頭部分)

先生「おっ、3段譜に挑戦ですね。これも無言歌です」

「内声がメロディですよね」

先生「そうです。不器用な親指ばっかり使って、いかに綺麗にメロディラインを繋げられるか、うまく音量コントロールできるか、実はなかなか難曲です」

「やりたいと言ってはみたものの、どういう練習方法で進めていけばいいのでしょう?」

先生「4通りやってください。1.両手の内声だけを実際に使う指で、2.右手だけ全パートを、3.左手だけ全パートを、4.両手で楽譜通り、です。1.が一番大事でしょうね。内声2つを綺麗に歌わせることができなければお話にならないという曲なので」

「若干怖気づきつつ、楽しみです(*´▽`*)」

シューマンの新曲も無事に決まりました!
メンデルスゾーンと合わせて、無言歌が二つになっちゃった。好みのタイプのジャンルなのでいいですけど…(*^^*)

■リスト バラード2番

リスト バラード2番 冒頭

・最初の2ページ(約20小節)、左手の半音階がスムーズに波のように弾けるようになるまで丁寧にやる。チェルニーみたいなものと思って取り組む。
・特に、右手が入るところで、半音階の波が乱れないように。
・この部分は片手練習に重点を置く。

リスト バラード2番 22-26小節

・打って変わって、24小節目から嬰へ長調の優美な旋律。ここはドルチェのレガートで綺麗につなぐ。
・指の柔軟性を最大限発揮して。
・ここはいきなり両手でやる。ただし、テンポは、ごくゆっくりから始めるように。

・上記2つの組み合わせが36小節から69小節まで、半音下(変ロ短調⇒ヘ長調)で繰り返されるので、そこまでを当面の目標にする。

今回のレッスンは、以上です~~
課題曲を入れ替えではなく増やしてしまって、自滅への道まっしぐらのような気もしないでもないですが、頑張ります('◇')ゞ


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tag : メンデルスゾーン,春の歌,シューマン,,ロマンスOp.28-2,リスト,バラード2番,

セルフレッスン第45回:シンフォニア7番、思い切ってロマン派的に弾いてみる?/選曲会議

月2回のレッスンのはずが、慌ただしかったり具合悪くなったりで、このところ月1回ペースになってしまっています( ;∀;)
でも、気を取り直して、お盆休みの猛暑の中、二役レッスン強行してみます('◇')ゞ

■チェルニー40-30
チェルニー40-30

「あの、ほとんど練習できていないのですが…」

先生「副業と暑さに負けたんでしたよね。とにかく弾いてみましょう。テンポはゆっくりで結構です」

♪♪

「あれ?思ったより退化してないかも(*'▽')」

先生「寝かせたチェルニーが熟成するなんて、なんと珍しい(笑) 課題は、左手の1から4への指替えだけといってもいいでしょう」

「冒頭の51421などですよね?」

先生「左手はずっとこんな感じだよね。指替えの時、左の1が移動の軸にならなきゃいけないのに、しっかりしていないのが問題です。1をどのタイミングで離すか、飛び越えた4の移動距離はどうなのか、感覚として身体で覚えて行きましょう。リズム変奏(16分音符の3連符+8分音符&その逆)、それから、リズムは戻してメトロノームで強制テンポアップです。このやり方で練習しておいてください。もちろん、両手で合わせて通す練習もね」

「メトロノームはどのぐらいに設定すればいいでしょう?」

先生「片手の時は4分音符=120、両手で合わせる時は100以上を目標にしましょう。行き詰まったら指に馴染ませるように超スローに落として、その後またテンポアップです。いくらなんでもこれから少しは涼しくなると思うので、気力も回復して練習時間も増えて来るでしょう」

■バッハ『シンフォニア』第7番

先生「シンフォニアの中で一番の力作かつ傑作との呼び声高い7番。まず、冒頭だけアナリーゼらしきもの(笑)をしてみましょうかね。今回は、『バッハ《インヴェンションとシンフォニア》演奏と指導のポイント』(山崎孝著、音楽之友社)という解説書をひもといてみましょう」

シンフォニア7番 1-3小節

先生「冒頭の主題の提示です。水色で囲った部分が主題、動機a(黄緑)、動機b(黄色)から成り立っていますね。それに、対位句a'(赤)、b'(オレンジ)が絡み合っていて、実は曲全体がこれらの動機の組み合わせと展開でできています」

先生「アルトは対位句を奏でた後、3小節目で主題を奏します。ここは定石通りドミナントのロ短調。面白いのは、その先、上声が3度上をオブリガート的になぞるんですね。こういう3度進行、それから6度進行が頻繁に出てくるのも特徴です」

「3度とか6度の上下どちらがより重要か、ちゃんと理解してないといけないですね」

先生「その通りですね。次に、14小節目以降出てくる16分音符による対位旋律を見てみましょう」

シンフォニア7番 14-15小節 対位旋律

先生「赤が動機a'由来、黄緑が動機a由来、オレンジが動機b'由来。こんな感じにあちこちに冒頭の動機が潜んでいるというわけです」

「由来といっても、そのままの形ではなく、反行形だったり逆行形だったり…。ん~~、複雑怪奇\(◎o◎)/!」

先生「…。ま、完全に把握できなくても演奏はできますから、安心してください。それでは、弾いてみましょう」

♪♪

先生「表情付けについて、いや、その前にさっき言った3度進行、6度進行について言っておきましょう。30-32小節で見てみましょうかね」

シンフォニア7番 30-32小節

先生「ここの左手。アルトが動機a,bの順番に主題を奏して、そこにバスが6度下に加わる。赤い囲みです」

「アルトを若干強調して、両声部の流れをしっかり聞く、ですよね?」

先生「分かってるじゃないの~~。でも、そうなってなかった。6度の音程を和声的に並べている感じ。刻んでるだけで流れてない」

「相変わらず手厳しいですね(>_<)」

先生「でも、頭で分かってるのだから、あとはそれを実行に移すだけです。具体的には、指の持ち換えを駆使する。それじゃ、言いかけてた表情の話ですが…。レガートがすごく重くてビックリしました。主題はレガートというより、テヌートで念を押すような感じで、シューマンだかリストだか、とにかくロマン派の曲を聴いているような錯覚に陥りました。もっとあっさり軽いレガートの方がいいと思うけどなぁ」

「お手向かいしていいですか?笑」

先生「ダメです。オスカル近衛隊長(←ベルばらの)を呼んで鎮圧します。あ、いやいや、冗談だってば。何か独自の解釈がありそうなので、是非聞かせてください」

「この曲の性格は受難曲ですよね?」

先生「そう考えて間違いないです」

「冒頭の主題は、十字架を背負って刑場の丘に登っていくキリストを表しているような気がして…。4度の音程は苦しみの意味があると聞いた記憶もありますし」

先生「なるほど、伊達や酔狂にテヌートで引きずるように弾いたわけじゃないのね(笑) コンセプトは理解できます。ただ、ロマン派的過ぎるというか、描写的過ぎるんじゃないかな。あんまり苦しそうだと、俗世間ぽくなっちゃう」

「あっ、そうかそうか。厳粛さとか崇高な感じが足りなくなっちゃうわけですね。ん~~、どうしましょう」

先生「ちょっと、ショック療法を試みてみましょうか。逆に、もっとロマン派的に、シューマンの曲とでも思って弾いてみてください。テンポルバートも思いっきりかけて」

♪♪

「わ~っ、これは、やり過ぎ感満載ですねΣ( ̄ロ ̄lll)!!」

先生「そこから、少しずつ表情過多な部分を削って行って、ん?若干物足りないかな?って辺りが、おそらくちょうどいいのだと思います。表情の豊かなバッハ、必ずしも悪いことじゃありません。16分音符の対位旋律が出てくるあたりは動きをつけたりとかね。いや、それはできてたか。16分音符の部分は譜読みがあやふやなのが第1の問題なので、しっかり片手練習です」

「ペダルは踏んでいいですか?」

先生「思いっきり踏んでたくせに、何をいまさら…(笑) ただ、表情付けのためのペダルではなく、3度進行や6度進行でレガートが途切れなくするためのピンポイントペダルにしてください。場所によっては、8分音符1個1個にペダルをつける必要があるかもしれません」

このコンビ、7番はロマン派ちっくに行くらしいです!

■メンデルスゾーン『春の歌』

・テンポをもっと落ち着かせて
・装飾音の和音構成をいい加減に覚えなさい

上記2点をこってり絞られて終わり、もちろん次回に引き続きます。

■選曲会議

先生「憧れの無謀曲枠、結局どうしますか?前回は、確かショパンの『蝶のエチュード』をやりたいと言ってましたけど」

「実は、また変わってきまして、ちょっとリストを…」

先生「まさかソナタじゃないよね!?」

「いくら何でもそこまでは…Σ(゚д゚lll)!!  『伝説』の2曲目『水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ』と『バラード2番』で迷ってます」

先生「『パオラ』は途中すごく弾きづらい箇所があるけど長さはそこそこ、『バラード2番』は突出して弾きづらい箇所が少ない代わりにとにかく長い。楽譜は両方とも持ってるの?」

「バラード2番はまだ持ってませんけど、IMSLPで眺めてます。」

先生「こういうの決めるには、ちゃんとした紙の楽譜が必要でしょ~~。ちょっとパソコン出して」

「バラードの楽譜プリントアウトするんですか?」

先生「そうじゃなくて、Amazonのサイトにアクセスして。なんだ~~、しっかりお気に入りリストに入ってるじゃないの。それ、ポチって(笑) 春秋社じゃなくて、ヘンレの方ね」

「あっ、買っちゃった。というか買わされた~~」

先生「よしよし、それでじっくり検討してみてください。次回決まるかしらね。『蝶のエチュード』は弾く気失せちゃった?」

「そんなことないです~~。やっぱり気になります」

先生「それじゃ、『春の歌』の次の候補の一つとして考えましょうかね」

「わ~~いヽ(^o^)丿」

今回のレッスンはこんな感じです~~


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リストのバラードへの関心が急上昇中!!

予想通り、猛暑に大敗北を喫して、ピアノの練習への意欲(というか、ピアノだけにとどまらず)が減退中です( ;∀;)
そんな中でも、辛うじて鑑賞の方は順調。暑さが去った時に弾いてみたい曲を物色するのには余念がありません(笑)

このところ関心が急上昇しているのが、リストのバラード2番です(*´▽`*)
今まで全く無縁だったのですが、最近買ったリストの曲集のCDで聴いて、心を捉えられてしまいました。



この曲は、かの大傑作にして超難曲のソナタロ短調と同じころに作曲されたそうで、ソナタロ短調と、前から興味を持っていた『2つの伝説』の第2曲『水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ』の魅力を足して2で割ったような感じを受けています。静かで優雅な部分と激しくドラマチックな部分の対比がすごいです!!ただ、ソナタよりは、とっつきやすい曲想かな…。
バラードといっても、ショパンと同じく、もとになった叙事詩は明確ではないようです。物語性や描写性にこだわらず、純音楽的にとらえて入り込める曲だと思います。

そして、何回も繰り返し聞いているうちに、「いずれ手に当ててみたい憧れの無謀曲リスト」入りしつつあります('◇')ゞ
↑猛暑のせいで、思考回路がすっかり狂っちゃってるΣ( ̄ロ ̄lll)!!
楽譜を持っていないだけに、どのくらい無茶なのか見当が付きません。思い切って楽譜を買ってしまいたい衝動が…。
誰か止めてーーっ!!笑

それにしても、私は以前は断然ショパン派で、リストは敬遠の対象でしかなかったのに、最近はそうでもなくなってきました。考えてみると、チェルニーの効果かもしれません。何と言っても、リストはチェルニーの弟子ですから…。リストは天才なので、チェルニーさんから大して教わることはなかったような気もしないでもないですが、ピアニズム的に類似系統ではあると思うんですよね。チェルニーとショパンだったら全然別物です。

リストのバラード2番を手に当ててみるかどうか、次回のレッスンで選曲会議に掛けるとして(笑)、少なくとも鑑賞の対象として素敵な曲に出会えたのは間違いありません。そう思うと、チェルニーさんのおかげで、鑑賞の幅が広がっているとも言えますね。って、何でチェルニーを讃える記事になっているんだろう??リストのバラード2番に萌え中というのが本題です(*^^*)


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リストに浮気中(*´▽`*)

昨日、買い物に行ったら、買おうと思っていたものがことごとく売り切れていたので若干ムッとして(笑)、楽譜売り場を覗きに行き、思わずリストの楽譜を衝動買いしてしまいました(≧▽≦)

ピアノ弾きはショパン派とリスト派に結構分かれるらしく、私は自分はショパン派だと思っているのですが、最近リストの曲をよく聴いているせいか、リストへの興味が上昇中です。よく聴くのはハンガリー・ラプソディとか、その辺です。ラプソディ・シリーズは、聴くのは楽しいですが、とてもじゃないですけど、自分で弾こうという気は起こりません。あとは、ロ短調のソナタとか、ドロドロした世界が、変にクセになります。もちろん、これも聴くだけ。

で、買った楽譜は、『演奏会用練習曲集』、有名な『ため息』が入ってる曲集です。
収録曲は、

・3つの演奏会用練習曲
1.悲しみ
2.軽やかさ
3.ため息

・2つの演奏会用練習曲
1.森のざわめき
2.小人の踊り

以上5曲です。

練習曲という名前ですが、全然退屈なところのない素敵な曲です。『超絶技巧練習曲』は聴いていても琴線に触れないのですが、演奏会用練習曲はいいですね(*´▽`*) ショパンのエチュードより好きです。←ショパン派なのに裏切り発言(笑)
気づいたら、弾いてみたい曲がまた増えちゃったよ~~~

リストの曲で弾くのが特に苦手なのが、小さい音符で書いてあるカデンツァ的な技巧的パッセージです。「あれがなければもっと気軽に取り組めるのに」とも思うのですが、なかったら、リストらしくなくなっちゃいますね。今回買った楽譜だと、例えば・・・。

リスト 『悲しみ』 冒頭カデンツァ
↑『悲しみ』の冒頭のカデンツァの一部。
そういえば、ショパンの『別れの曲』の中間部も音形のパターンとしては同類ですね。リストはカデンツァ風にさらさらと行くのに対して、『別れの曲』では、しっかりと技巧を誇示するように(con bravura)、というのが対照的です。

ショパン派vsリスト派の話では、イリーナ・メジューエワさんが、『ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ』で、面白いことを書いています。メジューエワさんは、どちらかといえばショパン派だと自己分析しながら、

リストは、必要以上に自分を見せたい面が強かった人だと思います。全てが大げさというか…。トータルで見たら大変な人。頭ではわかりますが、心ではちょっと距離感を感じます。


と言っています。
さらに、リストより少し後の世代の大ピアニスト、アントン・ルビンステインの次のような言葉を紹介しています。

どの作品を見ても必要以上にポーズをとる。例えば宗教音楽では神様の前でポーズをとる。オーケストラ曲では聴衆の前で格好をつける。トランスクリプション(編曲)では、オリジナルの作曲家に対して「これでどうだ」と格好をつける。リスト自身、芸術はやるなら堂々といくべきだ、と思っている。それはわかるけれど、でも、やっぱり永遠の大げさに過ぎない、その気持ちがわざとらしい。


笑笑
いや、全くもってその通りだと思います(^^;;
モーツァルト晩年の宗教音楽小品の名作『アヴェ・ヴェルム・コルプス』をリストが編曲したのがあるのですが、まさに神様の前でポーズをとり、モーツァルトに対して格好つけている(笑) そういえば『献呈』もシューマンに対して「どうだっ!」て感じですね。


↑モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』って、こんな陶酔的な曲じゃないよ~~
でも、私は、この編曲、結構好き。ここまでやってくれれば流石です!!

リストの何事も必要以上に大袈裟なところが、変にハマります。
私がピアニストだったり、別にプロではなくても、もっと腕前があったりしたら、本当にショパン派になっているのかどうか、若干疑問が湧いてきました。そういえば、ショパンは反チェルニーだけど、リストはチェルニーの弟子でしたね。自称ショパン派なのに、しょっちゅう「チェルニー萌え」と口走っていていいものだろうか??ま、そんなに厳密に「派」が分かれるものでもないでしょう。メジューエワさんが言うように「どちらかといえば」でいいのか・・・。ショパンの曲は全体的に好きだけど、リストの曲は好きな曲と嫌いな曲の差が大きい感じかな。

そうそう、せっかくなので、今回買った楽譜『演奏会用練習曲集』の中から、『悲しみ』の動画を紹介しておきましょう。


この曲は、私の萌え調、変イ長調です(≧▽≦) いや、調はともかくとして、好みのタイプの曲です。弾きたい曲候補に入れないわけにいかないわぁ

そして、ハッと我に返ると、リストがどうのと言っている場合ではなくて、『幻想即興曲』をやらなければいけないことに気づいたのでした~~


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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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