FC2ブログ

ショパンのマズルカ、一筋縄じゃ行かないところが素敵(*´▽`*)

ショパンの曲の中で最もポーランドらしいジャンルと言えばマズルカ。ショパンの音による日記などと評されることも多いですね。渋い雰囲気だったり、寂寥感にあふれる曲が多いせいか、「大人ピアノ組」に人気があるというイメージもあります。そして、やっぱりリズムがヤヤコシイ(*_*; 

10数年前に放送されたNHKのスーパーピアノレッスン(ルイサダが講師をしてた分)のテキストに、マズルカの理解に役立ちそうな、「ショパンに生きるポーランドのリズム」というコーナーがあったので、ご紹介します('◇')ゞ

マズルカの起源は、マズレク・リズム(基本形:タタタンタン)を持つ各種の舞曲の中から19世紀初頭に有名になった3種類、マズル、クヤーヴィアク、オベレクだそうです。ショパンは、この3つをうまく混ぜ合わせてマズルカ(ポーランド語ではマズレク)という、鑑賞用の楽曲形式を作り出しました。マズル、クヤーヴィアク、オベレクの特徴は、テキストに表としてまとめられていましたので、引用しておきますね☟

マズル、クヤーヴィアク、オベレク

先に書いた「基本形:タタタンタン」は、表で言うと、マズルの(a)の擬音的表現です。表を見てみると、オベレクの2小節目も全く同じリズムであることが分かると思います。クヤーヴィアクは…??正直、よく分かりません(^^;; でも、ショパンのマズルカにはクヤーヴィアクの要素はよく出てくるような気がします。ただ、テキストには「元となった舞曲のそれぞれの要素がどこに現れているかを近視眼的に探すことはあまり意味のあることではありません」と書いていますので、どこにどれが潜んでいるか血眼になって探す必要はなさそうです。

それにしても、3種類の違った舞曲のブレンド、しかもマズルではヘミオラ(アクセントの位置のせいで3拍子が2拍子に聞こえる)が頻出したりするので、リズムがややこしいのは当然ですね!!

しかも、しばしばポリフォニーが織り込まれているので、声部もよく意識しないといけない。私が苦手なのは、臨時記号が頻出して、独特の和声になり、譜読みしづらいところかなぁ。あと、フレーズの始まりと終わりが、小節線と一致しないことが多い点。

そして、マズルカで難しい要素に、アクセントとテンポ・ルバートもありますね。テキストによると、マズレク・リズムを持つ舞曲は歌曲(民謡)としての長い歴史も持っているので、ポーランド語の発音に合わせてリズムや音程の自由度が高くなっていることに由来しているそうです。もう少し詳しく引用してみますと…。

ポーランド語では基本的に各単語の後ろから2つ目の音節にアクセントがあります。そのためにポーランド語で歌われる民謡を西洋音楽の記譜法で書き起こした場合、本来弱拍であるべき場所にアクセントが来てしまうことや、付点などを施すことでは対応できないテンポの伸び縮みが必然的に起きてきます。また、同じような理由で、3拍子で記譜してゆくと、途中あたかも2拍子であるかのように聞こえる部分(ヘミオラ)もしばしば出てきます。そういった特徴はショパンの音楽の中にあってもまだ生きています。
(『NHK スーパーピアノレッスン ショパン』 p.19より)



え…。それって、ポーランド語を分かっていないと理解不能ってことではないですかΣ( ̄ロ ̄lll)!!
意味が分からなくてもいいので、耳を慣らすため、ポーランド語を流すとかどうでしょう??私は今のところそこまでやる予定はないですが…(^^;;

ショパンのマズルカ。調べれば調べるほど奥が深いというか、分からないことだらけになるというか…笑
そこも含めて素敵ですね(^^♪



↑私の今の一番のお気に入りは37番 Op.59-2 変イ長調です。
いつか、しっかり練習したい(≧▽≦)


にほんブログ村
スポンサーサイト



tag : ショパン,マズルカ,NHKスーパーピアノレッスン,マズルカOp.59-2,

カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
タグから記事へGO!
キーワードから関連記事に飛べます♪♪

バッハ シンフォニア チェルニー40番 モーツァルト シューマン チェルニー ショパン ベートーヴェン 仲道郁代 リスト K.311 献呈 メンデルスゾーン 幻想即興曲 BWV862 ハイドン 調律 平均律第1巻 レンタル練習室 近藤由貴 毎日の練習曲 春の歌 Hob.XVI:34 青柳いづみこ ハノン ブラームス フランス組曲 幻想曲 アラフィフ肩 ロマンスOp.28-2 ベトソナ22番 K.331 無謀曲 ドビュッシー チェルニー30番 四十肩 五十肩 シューベルト ららら♪クラシック グリーグ BWV858 ベトソナ10番 お菓子の世界 ベトソナ28番 ベルサイユのばら パルティータ こんまりメソッド クラビノーバ 楽譜 湯山昭 変奏曲 ベトソナ 選曲会議 エチュード インヴェンション マリー・アントワネット ワルツ 練習曲 調性 バラード 自分の演奏好き? メトロノーム 抒情小曲集 グランドピアノ さくらももこ 指先から感じるドビュッシー バラード2番 マズルカ 和声法 ヴァイオリンソナタ 24番練習曲 好きな調 旅する作曲家たち 「亡命」の音楽文化誌 バイエル スケール ピアノ椅子 ドゥシェック 左手のための24の練習曲 植山けい ヨハン・シュトラウス 電子ピアノ 梅雨 令和 アルマンド K.576 イリーナ・メジューエワ チャイコフスキー K.334 土田京子 ソナチネ クレメンティ モシュコフスキー ブルグミュラー D959 ピアニストは指先で考える ウィンナ・ワルツ 選曲 鷲田清一 トルコ行進曲 交響曲 無言歌 リズム変奏 部分練習 変イ長調 ムソルグスキー 響ホール 北九州 展覧会の絵 久元祐子 スマホ老眼 マリア・テレジア 中村紘子 理想の先生 リサイタル 気象病 高橋多佳子 指マッサージ D960 こんまり K.574 op.118-2 間奏曲 ヴァイオリン パスカル・ドゥヴァイヨン ソナタ ピアノ記念日 吉松隆の調性で読み解くクラシック op.117-1 ベレゾフスキー ルービンシュタイン チェンバロ ランラン ピヒト=アクセンフェルト バックハウス キーシン ハプスブルク家 céleste メソッド・タリアフェロ リシエツキ op.118-5 ト長調 op.119-2 ハプスブルク帝国 夜の女王のアリア 交響的練習曲 楽譜の視覚効果 カテゴリー ツィメルマン タグ 似合う曲 苦手な曲種 教則本 小ジーグ ピアノ騒音問題 Hob.XVI:50 スマホ 感情をこめて弾く 20の小練習曲 オスマン帝国 書き込み 演奏と喋り方 子供の情景 半音階的幻想曲とフーガ マーチ 行進曲 妄想 ポロネーズ 曲名の略称 プチトリアノン 山枡信明 D915 ピアニストは面白い グランド・ソナタOp.37 魔笛 全音ピアノピース 左ペダル アルペジオ クーラウ ウナコルダ マズルカOp.7-1 ラデツキー行進曲 ヨハン・シュトラウス1世 ポルカ カデンツ 「聴く」ことの力 折々のことば 田部京子 半音階地獄 島村楽器 好きな作曲家ランキング お片付け祭り ブルグミュラー18の練習曲 平均律 整体師 K.623a クリスマス サンタクロース イギリス国歌 オーストリア国歌 リスト編曲版 全調スケール 近藤麻理恵 クラシックキャットトートバッグ マリア・ジョアン・ピリス 田園ソナタ 声部書き分け 和声法がさくさく理解できる本 和声法がぐんぐん身につく本 おんぶにだっこ 合奏譜 五線紙ノート 宮川彬良 川嶋ひろ子 エルガー 愛の挨拶 上原彩子 クララ・シューマン 伊藤恵 トロイメライ コピー譜 クリアファイル 礒山雅 飛躍 モーツァルトの手紙 マスタークラス エキエル 自分褒め ピアノソナタ2番Op.22 K.570 内田光子 ラフマニノフ 前奏曲 18の小品Op.72 静寂から音楽が生まれる アンドラーシュ・シフ  K.310 ベアトリーチェ・ヴェネツィ 看護師の日 譜読み力 NHKスーパーピアノレッスン マズルカOp.59-2 ベトソナ18番 ベトソナ16番 練習崩壊 チェルニー24番 ペダル 新型コロナ リピート付箋 ベートーヴェン生誕250周年 ナイチンゲール リピート練習 ピアノトリオ カウンセリング 音楽における十字架 ヴィルヘルム・ケンプ 伝説 まるむし帳 減7の和音 クロスリズム 導音 短音階 フランス王妃の受難 復習 イタリア協奏曲 ブランデンブルク協奏曲 駅ピアノ D946 脱力 ラ・カンパネラ スマホ認知症 諸井三郎 アップライト グラナドス アルベニス 丑三つ時 哀しみ 岩城宏之 楽典 ポーランド 似合いそうな曲 ら抜き言葉 N響 庄司紗矢香 三瀬高原音楽祭 巡礼の年報 ゆっくり弾き 電子書籍 プレイエル K.533+494 永遠のショパン 音色 タッチ トンプソン 幻想曲あるいはカプリス ピアノ愛好者16の質問 クラ―マー=ビューロー チェルニー50番 小プレリュードと小フーガ ダイエット バトン リヒャルト・シュトラウス m.s. m.g. つるかめ算 m.d 電子メトロノーム 英雄の生涯 ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら K.457 ノクターン 手ペシ 恋するクラシック リズム練習 演奏会用練習曲 K.543 K.412 K.537 スタッカート練習 ブログ 田島令子 フォーレ 音楽と文学の対位法 シュタイヤー舞曲 貴婦人の乗馬 スティリアの女 ワルトシュタイン 

プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇自主練
・チェルニー『毎日の練習曲』2番

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ご訪問者さまに感謝♥
にほんブログ村参加中
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
クリックよろしくお願いします<(_ _)>

検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR