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セルフレッスン第16回:ピアノに年末年始はありません(たぶん…笑)

私の一人二役レッスンには、年末年始は関係ないようで、12月30日というのに、おせちを横目にレッスンです(笑)
あ、でも、フレージングのない音楽など存在しないのと同じで、どこかに節目は作るべきかもしれません。
通常でしたら、発表会とか…?
でも、「セルフ」だと、節目を作るの難しいですね。考え込みます(^^;;

それはさておき、まずはチェルニー40-19から。

チェルニー40-19

ちゃんと弾ければ意外とキラキラとして綺麗と思われる、この子です。

(とりあえず弾いてみる)

「歳末特別セール的に合格なんてことありませんよね?」

先生「そんなもの、あるわけないじゃないの。こんなにつっかえたりミスしていたのでは、当然不合格です」←相変わらず容赦ない

「どうしても壁のようなものがある気がして、何か乗り越えるヒントはないでしょうか?」

先生「そうですね。何回も言っていると思うのだけど、左手でしっかり音楽の流れを作ること。そのためには左手を自動運転できるように。右手は、16分音符を4つおきに弾いて手にポジションをしっかり覚えこませる練習をしてみてください。それから、全体をスタッカートで弾いてみる練習ですね。手首の回転を意識しているのは結構ですけど、軸がブレ過ぎてます。肘を引っ込めて脇を少し締める気持ちで」

「こんな感じですか?」←必死に締めてる

先生「ちょっと待って!いくらなんでもそれはやり過ぎ…(^^;; 陶芸家がロクロを回す姿みたいになってる(笑) それじゃ腕動かないでしょ?」

「は、はい。あ、少しイイ感じになったかもしれません。リズム変奏練習はどうでしょうか?」

先生「どうしてもうまく行かない小節やフレーズで最終兵器的に使うぐらいなら許可します。やるとしたら付点と逆付点ぐらいでいいのでは?チェルニー40番の本名は『流暢さのための訓練』(注:『速度練習曲』も本名ですが…)ですから、流暢に弾けるまで気長にやりましょう」

チェルニー40-19は、越年ということになりました。
続いて、モーツァルトのソナタK.311より第3楽章。数日前に逆ギレ練習をした曲です(笑)

先生「この曲を練習しながらヒステリー起こしたんですって?珍しいですね。やはり例の場所?」

「はい、いつもの最難関部分です。冷静にやらなきゃと思ったのですがつい…」

先生「人間だから、そういうこともたまにはあっていいと思いますよ。それに、悔しさみたいなものが上達のバネにもなるのでは?」

(通して弾いてみる)

先生「前より良くなりました。例の場所、もう少しヒステリックに弾いてもいいです(笑) 曲中一番デモーニッシュな部分なので、表現としてそういう風にという意味で」

(もう一度弾いてみる)

先生「全体的に非力な感じはするけど、まあ、この曲は今回で一旦終わりにしましょう。お疲れさまでした。人前で弾くような機会があるときは、その前2週間ぐらい必死で練習すれば何とかなるはず。暗譜必須の場だったら話は別ですけど。何はともあれ、次は、お待ちかねの『献呈』の譜読みを本格的に開始しましょう!」

「ありがとうございます(*´▽`*)」

K.311は、25年ぐらい前に習ってた先生の前で遊び弾きしたら『これ綺麗な曲よね。弾けるようになるといいわね~』と言われたのですが、実現する前にレッスンをやめてしまったという、因縁のというか思い出の曲です。なので、20数年越しで二人の先生(一人は自分だけど)に習って、大甘ながらも何とか合格になって感慨深いです。
最後は、バッハの『フランス組曲』第6番よりアルマンド。

フランス組曲 アルマンド


(通して弾く)

先生「左手に主旋律が移る部分、4と5の指がつぶれないよう、もう少し立て気味に。それに気を付けてもう一回」

(2回目弾く)

先生「これも合格にしましょう!」

「右は5だけ弱くて、左手は4と5が弱いようなので、いい練習になったと思います。好きな曲ですし、折に触れて復習します」

先生「ぜひそうしてください。さて、次の曲ですが、実はかなり迷ってるんですよ。一つは、シンフォニアに戻って2番ハ短調。もう一つの候補は、フランス組曲6番のクーラント。組曲から少なくとも、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグを抜粋して弾いてみると、舞曲による組曲の様式を理解するのにいいと思います。好きな方にしていいですよ」

「それじゃ、喧嘩両成敗で、別の曲というのはいかがでしょう?」

先生「むしろ『買い物で迷った時は第三の物を買う』という例えの方が近いと思うけど…(笑) 何か弾きたい曲でもあるの?」

平均律第1巻の13番をやったみたいです。↓の動画の曲です」



先生「あ、なるほど!いかにもお好きそうな曲♪♪ 嬰ヘ長調に慣れるのにもよさそうですし、いい曲を持ってきましたね。この演奏は近藤由貴さんね。実は私もこの方の演奏好きです。これを手本にしてみたら?」

「人の演奏を真似してもいいものなのですか!?」

先生「いい演奏や気に入った演奏を手本にするというのは決して悪いことではないです。NGなのは特徴的な部分だけをつまみ食いすることであって、全体を手本にするというのは、いい練習になります。この人がこの部分をこういう風に解釈しているのは何故だろう?と全体にわたって考えることになりますから。で、やってるうちに自然と自己流が確立してきます。なので、一つの方法として提案してみました」

「分かりました。よく考えてみます。あ、でも、フーガの分析なんかは、教えていただけますか?」

先生「それはもちろん。それをしなかったら職務放棄でクビになっちゃう(笑) ただ、この曲の構造はそんなに厄介ではないので、シンフォニアに取り組んできたのですから、自分でも結構把握できると思います。来年も頑張りましょう」

「来年も、どうぞ宜しくお願いいたします」

という感じで、今年のレッスンは今回で終わり。
来年も、レッスン記にお付き合いいただければ幸いです。
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tag : チェルニー40番,モーツァルト,K.331,バッハ,フランス組曲,平均律第1巻,近藤由貴,

たまにはヒステリックな練習もいいかも…!?

すっかり年の瀬ですが、30日か大晦日に今年最後のレッスン(もちろんセルフ!)をする予定なので、それに備えてモーツァルトのK311(第3楽章)とバッハの『フランス組曲6番』(~アルマンド)を中心に練習していました。

バッハの方は比較的淡々と練習できました。
でも、K311の難所(125~136小節あたり)が、今年中に何とか合格させて早く『献呈』に入りたいなどと邪念が入るせいか、なかなか上達しません(-_-;;

K311 125~136小節

↑難所はおなじみの(?)この部分です。
右手が細かい分散和音、左手がトリル付きだったり跳躍の大きかったりする主旋律で、ものすごく弾きにくいです。

え?これ、30日か31日までに間に合うの!?と焦るし、だんだん腹も立ってくるし、悔し泣きしたくなるし(いや、泣きはしませんが)、珍しくヒステリックな練習になってしまいましたΣ(゚д゚lll)!!

綺麗な音?そんなの知らん。
叩きつけるように弾いてでも指に音を覚えさせてやる!!
止まらなきゃ何でもいいや。
と、逆ギレモードな今日の気分にピッタリな曲は、『魔笛』の『夜の女王のアリア』です(^^;;
問題の部分は、曲調も割と似てる気がしないでもないし…。


↑『夜の女王のアリア

ん~、ヒステリック練習、意外と効果あったように思えます。
やっぱり、ひたすらお行儀よく練習してればいいってものでもないみたい。
何回かやってるうちに、憑き物が落ちたような感じになって、少しだけ上達もしました(≧▽≦)
今まで、パッションとか必死さみたいなのが足りなかったのかも…。

2曲を練習したあと、清らかな気持ちになって(←大袈裟)バッハを何曲か遊び弾きしました。
その中から、25年近く前と2か月ぐらい前に遊び弾きした『フランス組曲4番』のアルマンドを思わず録音してしまいました。
無謀にも、今日は練習無しで録音し始めて3テイク目の録音を公開するという暴挙ですので、聞くに堪えないのだけど、まあいいか。






プレイヤーが表示されない場合は【こちら】からも辿り着けるようにしておきます。でも、はっきり言ってオススメはしません(*_*;
(年が明けたら、この音源の公開は止めるかも…)

今年は、モーツァルト2回、シューマン1回、それから今回のバッハ1回、合計4回録音を公開しましたが、なぜか弾くのが苦手のはずのシューマンが一番気に入っています。不思議だわ~

tag : バッハ,フランス組曲,モーツァルト,K.311,魔笛,夜の女王のアリア,

セルフレッスン第15回:ドイツ語の辞書探しておいて~♪♪

今日は、1か月ぶりのグランドピアノ練習室でした。
そして、私が私にピアノを習うセルフレッスンも、今回で15回目です。

曲目は、全然変わり映えがせず、チェルニー40番の19番、バッハ『フランス組曲』6番よりアルマンド、シンフォニア3番、モーツァルトソナタK.311より第3楽章です。

それでは早速レッスンの模様を。

先生「レギュラーのレッスンは、1か月も空いてしまいましたね。前回は『展覧会の絵』に脱線してしまったのでしたね(笑) 1か月あったので期待してますよ~」

「いや、それが実は色々慌ただしくて少し練習不足で…。まず、チェルニーから弾いてみます」

(とりあえず弾いてみる)

先生「少し練習不足どころではありませんね。全く練習不足です。練習不足の練習曲を見ても仕方がないので、また次回もということで、バッハに行きましょう」←容赦ないΣ(゚д゚lll)!!

「それでは、まずはフランス組曲からお願いします」

(弾いてみるが、思うように弾けない)

先生「テーマが左手に移るところがうまく行かないようですね。543や432の指使いで16分音符のスケールなので、根気よく練習してもらうしかありません。指をもっと丸くして、指先はできるだけ立てて」

「指がつってきました(^^;;」

先生「5の指が湾曲してて大変なのは分かってますから、焦らず。もう少しテンポを落としてみてください。あと一歩なんですけどね…。あ、そうそう。9-10小節を見てください」

フランス組曲6番 アルマンド 9~10小節

先生「左手のアーティキュレーションをしっかりというのは、いつも言ってますが、この部分の右手にも気をつけてください。赤線で記入しておきましたが、8分音符1つをスタッカートで、4分音符と8分音符のつながりはレガートで、よく歌って。らっり~ら♪という感じですね」

「弾けば弾くほどしっくりしない感じになってきます」

先生「そういえば、前回でしたっけ、あまり跳ね過ぎない感じでエレガントに弾いて、割とうまく行ってなかったっけ?多分そういう音楽だと感じているのだと思いますので、感性に素直に従ってみては?」

(弾き方を変えて弾いてみる)

「あ、そうですね!この弾き方で練習し直してきます」

先生「それでは、もう5か月もやっているシンフォニア3番をやりましょうか」

シンフォニア3番
↑見せられる方も飽きたとは思うのですが、この曲です。

(弾いてみる)

「今日もダメそうな気がしてならないのですが…」

先生「んー、そうでもないかもしれませんよ。今のは少し弾き急いでる感じでしたが、もう一度落ち着いて弾いてみて」

「あっ、少しスムーズになってきました。もう一度やってみます」

先生「その調子で。レオンハルトとかアクセンフェルトのチェンバロ演奏を意識してみて。機械的に処理せずテンポに揺らぎを与えて」

先生「ちょっとインチキなところもありましたが、止まらず通せましたね!!インチキしたところは、曲を知らない人には装飾音に聞こえたはずです(笑)」

「次回完成させられるよう頑張ります!」

先生「次回と言わず、今日合格にします」

「え?本当ですか!?何かキツネにつままれたような気分です」

先生「私は騙したり化かしたりしてませんよ(^^;; 長かったですが、よく頑張りました。とても嬉しいです。でも、時々復習しておいてくださいね」←なぜか生徒より喜んでる(笑)

というわけで、シンフォニア3番、ようやく終わりましたヽ(^o^)丿

「それでは次はモーツァルトですね」

(一回通して弾く)

先生「出だしが弱弱しすぎというか、おっかなびっくりというか…。で、一番の難所の125~136小節あたりは、そそくさと通り過ぎちゃって、ミスがバレないようごまかしてる感じですね。冒頭1ページ分ぐらい、普段あまり弾いてないんじゃない?」

K311 133~136小節
↑これも見飽きたと思われる最難関部分。

「はっ、はい。ロンド主題は何度も出てくるからということで横着してる気がします。なんでバレたんでしょう」

先生「感心している場合じゃないでしょ。通し練習も増やすように言ったはずですよ。モーツァルトは意外とパワーがいるんだから、エネルギー配分を掴むには通し練習しないことには…。部分練習すべき個所は、72-79小節と237‐244小節の右手:オクターブ~左手:幅広い分散和音のところ、125~136小節の例の箇所、そのぐらいですね。シンフォニア3番の苦労に比べれば大したことありません」

「いや、シンフォニアより大変だと思いますが…。ともかく、その3カ所の部分練習と通し練習を頑張ります」

先生「あと、左手のアルベルティバス(ドソミソ)の音型では、楽譜に書いてなくてもバスの音を保持する、フィンガーペダルを活用してください。その時、5の指が伸び切らないよう気を付けてくださいね。あと一息です!ん~、でも、何か『心ここにあらず』って顔してる。『献呈』が気になるのでしょう?笑 楽譜持ってきましたか?」

「はい。全音のピース買ってきました」

先生「前回、全音のピースでいいって言っちゃったけど、これ、歌詞書いてないのね…。そんな重大な欠陥があるとは夢にも思いませんでした。IMSLPからコピーした分には歌詞載ってますよね?それを見て書き写しておいてください。それで、まずは歌詞見ながらメロディを歌う練習をしてみたらいいと思います。慣れてきたら歌いながら左手だけ弾いてみてもいいです。それも慣れたら、右手も合わせてみて」

「えっ、でも歌詞はドイツ語ですよ?」

先生「ドイツ語の辞書を探し出しておいて~♪♪大学の時にドイツ語やったでしょう?第二外国語なんてこういう時ぐらいしか役に立たない(笑) 発音にあわせてメロディが作られているし、言葉の意味に合わせて和音の色合いが決められている部分もあるので、演奏のヒントになります」

「そんな~~Σ(゚д゚lll)!!本格的にレッスンに入ったら1小節ごとに止められそうですね(^^;;」

先生「もちろん!それぐらい丁寧にやります(笑) あ、忘れてもらっては困るのだけど、モーツァルトとチェルニーが優先ですよ」

こんな感じで『献呈』の予習をすることになりましたが、かなり怖気づいてます。
先生が、とんでもないこと言い出すものだから…。

今回は、弾き散らかしタイムは無し。
チェルニー40‐19とモーツァルトのK311の練習してたら、予約時間あっという間に終わっちゃった。

tag : バッハ,フランス組曲,シンフォニア,チェルニー40番,モーツァルト,K.311,シューマン,リスト,献呈,

早朝のプチバッハ祭り:フランス組曲で思い出に浸る

今日は、朝4時半ぐらいに目が覚めてしまいましたΣ(゚д゚lll)!!
もっと眠りたかったのだけど、どうも無理っぽいようだったので、素直に諦めて、電子ピアノでバッハを少し弾いて時間を過ごしました。

題して、早朝のプチバッハ祭り!!笑

今日弾いたのは、主に『フランス組曲』のアルマンドです。
練習中の6番ホ長調だけではなく、3番ロ短調や、4番変ホ長調のアルマンドも弾いてみました。

フランス組曲』には、私は、少し思い出というか思い入れがあります。
大学生の頃も、朝早く目が覚めてしまった時は、よく弾いてました。←昔から、やること変わってない
当時は、インベンションとシンフォニアの中から易しめの曲を選んでレッスン(セルフではない…笑)をしてもらっていたので、ポリフォニーとかイマイチよく分かってない段階で、フランス組曲は遊び弾きしかしてませんが、弾くと昔を思い出す青春の曲なのです。
具体的に、どの曲で遊んでいる時にどういうことがあった、というわけではないのですが…。

特に、4番のアルマンドは、長調なのに切なく感じられるような気がして、甘酸っぱい曲として一番印象に残っています。
ゆったりしたプレリュードのような雰囲気が好きです。
久しぶりに弾いたのに、練習している6番よりもよく弾けてた(笑)
いや、6番が難しいのでしょうけど…。
そして、私は、4番のアルマンドにはどうしてもチェンバロっぽい表情付けをしたくなります。
さすがに自分で弾いた音源はありませんが、イメージを貼っておきますね。


フランス組曲4番よりアルマンド チェンバロでの演奏

3番は、バッハらしいバッハという感じ。
私は基本的には長調派なのですが、バッハに限ってはそうでもありません。
今練習しているシンフォニア3番ニ長調を放棄して、3番&平行調つながりで、フランス組曲の3番(ロ短調)に乗り換えたいぐらいです(笑)

そのシンフォニアですが、前回(13回目)のレッスンで3番をテンポアップすることになったので、少しやってみようかとも思ったのですが、早朝に似合わない気がして(単に億劫だっただけとも言う…笑)、1段だけ弾いてやめました。

そして、フランス組曲6番は、当時の憧れ曲でした(≧▽≦)
華麗に弾きこなしたい!と思ってましたが、#が苦手で、ホ長調のこの曲には手を出す勇気がありませんでした。
約25年ぶりの感動の再会です(笑)

早起きは三文の徳、かどうかは分かりませんけど、フランス組曲で青春の思い出に浸れた、「早朝のプチバッハ祭り」は楽しかったです。
でも、その後一日中眠かった…(-_-;;

tag : バッハ,フランス組曲,アルマンド,

セルフレッスン第13回(前編):人間万事塞翁が馬?

少し久しぶりに、一人二役セルフレッスンのコーナーです。

今の練習課題は、チェルニー40番の19番、バッハの『フランス組曲6番』よりアルマンド、モーツァルトのソナタK311より第3楽章、それに寝かせ中のバッハ『シンフォニア』第3番があります。

まずは、前回のレッスンであまりにも滅茶苦茶だった『シンフォニア』に替えて気分転換を図ろうと、急遽課題に加わった『フランス組曲6番』のアルマンド

フランス組曲 アルマンド


先生フランス組曲はウィーン原典版を使ってるんですね」

「実は全音の廉価版しか持っていなかったのですが、これを機に原典版買いました。フランス組曲は優雅で好きです」

先生「やる気満々ですね(笑) 今まで原典版を持っていなかったのが意外です」

「本当はベーレンライターの爽やかな青い表紙の方が好みなのですが、売り切れてたので仕方なく…」←そういう問題なのか!?

先生「まあ、ウィーン原典版は日本語の解説があるし、確か、ベーレンライターはアルペジオを波線じゃなくて斜線で書いてて見づらかったと思うので、間違った選択ではないと思います。それでは、早速弾いてもらいましょうか」

(とりあえず弾いてみる)

先生「ストップ、ストップ!右手のスラーかかってない16分音符、跳ね過ぎです」

(もう一度弾く)

先生「今度は、ふてくされた子供が弾いてるハノンかチェルニーみたいになってる。1小節目はラララタ、タタタタ~♪2小節目はラッティララ、ラッティララ~♪って感じでお願いします」

(「跳ね過ぎ」と「ふてくされた子供」を交互に繰り返し、そのたびに止められるΣ(゚д゚lll)!!)

「いきなりですが、シフ先生はかなりスタッカートで弾いていたと思うのですが…」

先生「スタッカートでも跳ねるのとは違いますよ。それから、シフ先生の演奏は、組曲全体の解釈としてスタッカート気味になってますからね。最初に説明すべきだったんだけど、バロック組曲の柱になってるのは?」

アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグでしたっけ」

先生「その通りです。テンポは順に、モデラート~アレグレット、アレグロ、アダージョ、プレストという感じ。で、アルマンドの位置づけは、全曲の性格を決める重要な、ソナタで言えば冒頭のソナタ楽章みたいなものです。だから、演奏コンセプトはアルマンドで決まります。プレリュードのないフランス組曲では特にそうですね」

「6番からは、軽快な中に優雅な印象を受けるので、アルマンドはそういうイメージを凝縮して弾かなきゃいけないということですね」

先生「そうです。シフ先生みたいに弾きたいのだったら、もちろんそれはいいのだけど、もし全曲弾く場合は、クーラントとかジーグとか、さらに生き生きと弾かないといけなくなります」

(また弾く)

先生「ストップ。右手は少しずつ良くなってきましたが、左手をもっとしっかり」

「右手のテーマをよく響かせたいと思ったのですが…」

先生「左手でしっかり音楽を支えてください。ここでは左手は音楽の駆動力です。続けて」

(何度も止められつつ最後まで弾く)

先生「左手と右手の役割が逆転している部分では、右手が支え役に回って音楽を駆動する。左手でテーマを弾くのは難しいので、それは部分練習でしょうね。あとは、音の読み違いをいくつか直しておきましたので、引き続き頑張りましょう」

「あの、実は、保留中のシンフォニアも少しやったので見ていただけないでしょうか」

先生「あ、やっぱり?やると思ってた(笑)というか、密かに期待してた」←完全に心理を読んでる(^^;;

「うまく弾けたら今日合格をもらえたりしないでしょうか?」

先生「そんな虫のいい話(笑) とりあえず聞かせてください」

(弾いてみる)

先生「んー、寝かせる前に戻ったか、いや、少し良くなったか…。合格はあげられませんが、向上したことは間違いないですね。ちょっとメトロノームかけてみます。4分音符=72、市田先生ご推奨テンポの9割です」

「えっ、かなり速いですΣ(゚д゚lll)!!」

先生「これぐらいで弾けるように練習しといてください。メトロノームの助けを借りていいですから」

「それにしても、前回崩壊したおかげで、思い切って寝かせておいて良かったです。いつの間にか熟成してるし、フランス組曲も弾けることになったし、フランス組曲の原典版楽譜を買うきっかけにもなりましたし」

先生「まさに、人間万事塞翁が馬、禍福はあざなえる縄の如し、ですね(笑)」

バッハはこんな感じでおしまい。
『シンフォニア』が練習課題に復活しました!

モーツァルトは後編に回します。

tag : バッハ,フランス組曲,アルマンド,

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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