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音が晴れないと気も晴れませぬ~~((+_+))

今年は梅雨が長いですね。多湿が続くので、ピアノの音がかなり籠った感じになってしまって、かなり気持ち悪いです。しかも、今年は新型コロナを恐れてまだ調律していないので、いつもの年より音の晴れなさも倍増という感じで…。

せっかく肘がすっかり治ったというのに、今ひとつやる気が出ません(>_<)
やる気がイマイチなのを音のせいにしているだけのような気がしないでもないですけど、やっぱり、音が晴れないと気も晴れないです(*_*; つられてブログまで1週間もご無沙汰してしまいました!

湿気に左右されないクラビノーバ(電子ピアノ)は、年代物なので鍵盤の動きが滑らかではなくなって来てしまって、かなり弾きにくくなってきました。梅雨~夏の強い味方のはずなのに…Σ( ̄ロ ̄lll)!! 
あと、気圧が低いと具合が悪くなる「気象病」のせいで何事も気乗りしないというのもあるかもしれません。毎年この時期には調子が悪いです。

愚痴ばっかりではなくて、前向きなことも書いておきましょう♪♪
ここ数か月続いていた大バッハ様への反抗期が、いつの間にかすっかり終わったみたいです(≧▽≦)
音が晴れないと気も晴れない中で、一番抵抗なく弾く気になれたのは、インヴェンション・シンフォニアの過去に練習した曲の復習でしたヽ(^o^)丿 抵抗なく弾く気になれたのと、ちゃんと弾けたかどうかは別問題でして、かなり忘れてしまっていて凹みましたが、反抗期から脱出できたらしいことの安心と喜びほうが勝って、この点だけは晴れ晴れとした気分です(*´▽`*)

そして、ブログを更新したらテンションが上がって、新しい楽譜が欲しくなってきました!!笑


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tag : バッハ,調律,気象病,梅雨,

レッスン第55回:七夕祭りはチェルニー&バッハ♪♪

2か月半ぶりに一人二役のレッスン記をお届けします。タイトルの通り、チェルニーの練習曲2つとバッハの平均律第1巻第17番のフーガを取り上げました。タイトルと言えば、「セルフ」の文字を削ったのは、単に文字数削減のためでして、「ついにリアルのレッスンを受けるようになった」というわけではありません(笑)。それでは、レッスンの模様を覗いてみましょう。

先生「久しぶりにレッスンできるということでウキウキしてます。私たちの教室『プチトリアノン』にも七夕の笹を飾ってみました(笑)」

「ちょっと、ちぐはぐ。じゃなくて、和洋折衷が素敵ですね♡」

先生「で、今日はどの曲を?」

「今日は、カールとバッハをお願いします」

先生「せっかくの七夕祭りなのに、やっぱりカールなのね(^^;; そういえば最近、カール教の集会にばっかり行って、私のレッスンには来てくれなくて…。私とカールと、どっちが大事なの!?」

「何ですか、その、『私と仕事とどっちが大事なの』と恋人に迫るややこしい女みたいなセリフ(笑)」

先生「ちょっとカールに嫉妬してみました(^^;; 久しぶりだと、つい楽しくなって、無駄口が多くなってしまいますね。早く曲に入らないとね」

■チェルニー『毎日の練習曲』~第2番

先生「あ~、半音階地獄ですね」

「左右がオクターブになっているところは何とかなる気がするのですが、3度、正確に言うとオクターブ+3度の部分がワケわからなくなります(>_<)」

チェルニー『毎日の練習曲』2番 第5-6リピート

先生「あっ、この部分ね。左右とも正しい指使いを厳守することがポイントです。練習方法としては、(1)指使いをしっかり覚えこませるためにハイフィンガーでゆっくり、(2)指の動きを鋭くするためにスタッカート練習、(3)片手練習、特に左手。これらを繰り返した後、遅めのテンポで普通に弾く。弾けていなければ、(1)~(3)を繰り返す。弾けていればテンポを上げてみる」

「リズム変奏とかやっていたのですが…」

先生「半音階にはリズム変奏はあまり適切ではないと思います。スタッカート練習の方が遥かにいいので試してみてくださいね。あと、半音階の後、アルペジオになってますが(譜例の最後の小節)、ここ、めちゃくちゃ弾きにくくないですか?」

「はい。どういう嫌がらせかと思います(>_<)」

先生「でも、そういう嫌がらせがカールの魅力なんでしょ?笑」

「右手はまだいいとして、左手がお手上げです」

先生「ここは、指が鍵盤をうまく回避できるよう、柔軟性を最大限に発揮することと、鍵盤の打鍵位置を工夫する。具体的には最初の2音は手前を、3音目、4音目と進むにしたがって少し奥のほうを打鍵するようにしてみてください。そして、指使い厳守です。5-4が苦しいと思いますが、5-3としてしまうと、結局、あとが苦しくなりますから。ちょっと試してみて」

♪♪

「言われたことの意味は分かるような気がしますが、まだ指が全然ついてきません( ;∀;)」

先生「カール教徒らしく修行に励んでおいてください!笑。それから、各リピートを跨ぐときに戸惑いませんか?」

「あっ、まさにそうです。『20回リピートせよ』と指定されているので、1回の練習でリピート1個分しかやらないことが多いのですが、跨ぐときに混乱します」

先生「跨ぐ部分、前後1小節ずつ、計2小節の繰り返し練習もするといいのではないでしょうか」

「は~い、分かりました('◇')ゞ」

■チェルニー『40番練習曲』~第31番

先生「これも半音階地獄じゃないの。こんなに半音階ばっかりやってどうするの?笑 でも、よく考えるとこっちが本来の課題でしたね。久しぶりなので通して弾いてみてください」

「全然練習してないですよ?」

♪♪

先生「左手の半音階が前より良くなってますね。『毎日の練習曲』の効果でしょう。さっきの『半音階ばっかり』発言は取り消します(^^;; 残る難関は右手が半音階を弾きつつオブリガード的に音を鳴らす箇所。下の譜例のような部分です」

チェルニー40-31 19-25小節

先生「この矢印を付けた音ですね。16分音符なので、決して保持しない。チョンと触れて音が鳴ればいい。最悪、鳴らなくてもいいぐらいの気分で…(笑)。大事なのはつられて半音階の粒が歪まないこと。音楽では、少なくとも現代音楽の前衛的なのでない限りは、音には重要なのとそうでないのがあって、音は平等ではありません。民主主義じゃなくて階級社会。でも、その例外の一つが半音階です。なので、曲の中で半音階が使われるとハッとさせられることが多いのです。異質な存在が紛れ込んでくるわけですから。そう考えると、『毎日の…』2番とか、これとか、延々と半音階というのは、まあ非音楽的です(笑)。ただ、指の練習になることは間違いありませんね」

「それで、この部分はどのように練習すればいいのでしょうか?」

先生「あ…。肝心なことを言い忘れるところでしたね(^^;; ここは、あんまり特別な方法はないわね~。指と手首の柔軟性を意識しながらスロー練習あるのみです。その時に半音階の粒を揃えることを最優先に考えましょう。それと、片手練習を増やすこと」

「左手で和音を打つのが相変わらずまだまだ苦手なのですが…」

先生「それも片手練習よね~。あと、あえて波線アルペジオで弾いてみてください。で、波線アルペジオの音のズレをゼロにしたのが普通の和音と考えて、ズレを次第に短くしていくの。そうすると和声を捉えやすいし、力の入れ方も適正になるはずです」

「あと、上の譜例で、右手の上声が長く伸びる部分(緑の色付けた箇所)は…」

先生「そこはしっかり保持してレガートにしてください。上声をよく聞いて。この31番は、頑張ればもうそろそろ終われそうな気がします。そういえば、『40代で40番』の標語を守れそうにないと嘆いてましたけど、最後の曲を含めて2、3曲飛ばす予定なので、ギリギリ達成できるかもしれないですよ。思ったのですが、自分の歳を多い方に数え間違えていたのでは??」

「!!笑 というか、最後の曲を飛ばしちゃったら終わった感じがしません(>_<) さては50番になだれ込ませようという罠ですね」

先生「だって40番って総復習でしょう?それに時間とエネルギーをかけるぐらいなら他のをしっかり弾いた方が合理的です。逆に40番をやるなら、極論すれば、31番の次は全部飛ばして40番でいいぐらいです」

「そんな無茶苦茶な…。でも、そう言われると40番を弾かなくてもいいような気になってきますね。『40代で40番』を何らかの形で達成できる可能性がゼロでないと思うと、やる気が少し復活しました(^_^)/」

■バッハ『平均律第1巻』~第17番のフーガ

先生「シンフォニア3番以来の大スランプという噂の曲ですね。おかしいわね、愛しの変イ長調のはずなのに」

「そうなんですよ。自分でも何でこんなことになってしまったのか分からなくて…」

先生「まずは、弾いてみてください」

♪♪

「テーマが内声に出るときに、どういう風に目立たせたらいいのか分からなくて」

バッハ平均律 I-17 フーガ 10-15小節

先生「↑こういう部分ね。まずね、テーマを目立たせるという発想が間違ってる。目立たせるんじゃなくて『歌う』の。意識が縦にばっかり行っていて、横に流れることを全く忘れちゃってる。それだとポリフォニーの根本がなっていないことになります」

「ひいっ、手厳しい((+_+))」

先生「今後のピアノライフを左右するぐらい重要なことなので、あえて厳しく言ってます。それでね、次に意識すべきことは、テーマ以外の声部を少し引っ込ませること。16分音符が続くフレーズはつい頑張って弾いてしまいますけど、うるさくなっちゃう。それは困る。テーマだけフォルテでその他をピアノで弾く練習をしましょう。それと音価を厳守すること。短すぎても長すぎてもダメ。途切れさせてはいけないと思って、長すぎて次の音と重なるとメロディラインが浮かび上がってきません。意外な盲点かも…。もちろん、何となく伸びてしまっているというのは論外です。譜例の部分を、今言ったことを気を付けて、ごくゆっくりとしたテンポで弾いてみましょうか」

♪♪

「わっ!!少し勘が掴めてきたかも…」

先生「そうそう、その調子、横のラインを意識して。それから、2分音符は、4分音符のタイも同じことですけど、よく響くように弾いてください。音価をよく守って。音価というのはよくできている言葉でして、『音の長さ』だけじゃなくて『音の価値』なのです。音価が大きい音というのは大事な音ということです」

「なんだか大バッハ様への反抗期が終われそうな気がしてきました(*´▽`*)」

先生「多分ね、反抗期というより、弾けていないことへの自己嫌悪だったんじゃないかしら??でも、少しは清々しい気持ちになってもらえたようで何よりです。平均律 I-17は、この夏のうちに終われるように頑張りましょう」

今回のレッスンは以上です~~('◇')ゞ


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平均律 I-17の練習が少~~しだけ復活中♪♪

気が付けば2020年もあっという間に半分が過ぎて7月ですね。さて、懸案となっている平均律第1巻17番のフーガの練習を一昨日あたりからごく僅かずつですが再開していますヽ(^o^)丿

わーっ、やっぱり楽しい♥と思える瞬間と、やっぱりもう投げ出したい!!と思ってしまう瞬間が交互に訪れるような感じなので、まだまだ復活宣言を出すには程遠いです(>_<)

今日は気を取り直して、プロの参考演奏をYouTubeでいくつか見てみたいと思います。どれもプレリュードとフーガがセットで収録されているので、フーガは各動画の後半です。

■スヴャトスラフ・リヒテル



定番中の定番です!!定番の中では、私はリヒテルが好みです。安心して聴いていられます。でも、聴いていて挫折感を増幅させられたという面も無きにしも非ず。テーマが内声に出る時、どうしても目立たせることができなくて、それが一番の凹みポイントなのですが、リヒテルはテーマが内声に出る時も朗々と歌わせています。傷をえぐられるようで、また練習する気が失せるといけないので、リヒテル様は少し封印しましょう(笑)。

■ジョアンナ・マグレガー(Joanna McGregor)



マグレガーさんはイギリスのピアニストで、バッハに精力的に取り組んでいる人のようです。この曲に、こんなに飛び跳ねるような、心躍るような楽しさが潜んでいたとは!!そんなことを気づかせてくれた演奏です(*^▽^*) 私のなかでは、BWV862といえば優雅、以外のイメージが浮かんだことが無くて…。これを見ていると、真似しようというわけではないのですが、練習する気が復活してきます。あと、マグレガーさんのこの演奏の動きは、少し、なかみっちゃんっぽいようにも感じます♡

■オリビエ・フォーティン(Olivier Fortin)



オランダ・バッハ協会という由緒正しい団体のバッハ・プロジェクトの一つらしいです。ピアノではなくチェンバロの演奏です。いや、これはめっちゃ気に入りました(*´▽`*) 理想の演奏に出会ってしまった気がします。ほどよい華やかさ、優雅さ、自然でゆったりしたな流れ…。やっぱり、私はバッハはチェンバロでの演奏の方が好みみたいです。この動画を見ていると、チェンバロが欲しくなってきます。こんなフルサイズのではなくていいので(というかそんなの高くて買えるわけない)、小型のスピネットというのでいいから、チェンバロ欲しいよう、ジタバタ。この動画も、リヒテルとは別の意味で、封印しないといけないですね(^^;;

チェンバロを欲しがって悶々としたり、チェンバロのある生活を空想して悦に入る暇があるのだったら、その時間で練習しなさいという話ですよね。そもそも、こんな田舎にチェンバロなんて売っているわけがありません。その前に、グランドピアノ!!笑

肝心の練習ですが、ゼロから譜読みをやり直すつもりで取り組まないとダメそうです。気が遠くなります。練習再開がいつまで続くのか、イマイチ自信がありません。続いてくれるといいなぁとしか…(>_<)


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礒山雅先生のコンパクトなバッハ入門書 『J・S・バッハ』が楽しい♪♪

大バッハ様に反抗期かも?と言いながら、このところバッハに関する記事ばっかりなのは、どういう訳でしょう。あっ、あれだ。「愛の反対は嫌いではなく無関心」ってやつ(笑)。これだけ関心があるのですから、やはり大バッハ様のことは好きみたい。何だかオカシイ前置きになってしまいましたけれど、今、『J・S・バッハ』(礒山雅著、講談社現代新書)を読んでいます。

『J・S・バッハ』(礒山雅)

Amazonから届いてビックリ。帯に、のだめ&千秋のイラスト入りで、「『のだめカンタービレ』でクラシックにハマった人へ 超越する楽聖 バッハ入門の決定版」というキャッチコピーが書いてあります。

さて、この本は、日本のバッハ研究の第一人者の一人であった礒山先生(2018年に惜しくも逝去された)が1990年に出されたもので、バッハの音楽性、哲学、そして、一族や人となりについての話がコンパクトにギュッと詰まっています。のだめイラストの帯のキャッチコピーがピッタリ当てはまってます。今回の記事では、気になったポイントやエピソードを、思いつくままにピックアップしてみます。

【一族・人物像関連】
・「初代」ヴィートス・バッハは、ハンガリーからドイツに移ってきた音楽好きでツィターを愛奏するパン職人だったらしい。その後、音楽職人一族に。
・バッハ一族のネットワークは凄かった!!情報網をめぐらせて、一族の就職にコネを発揮したり、作品を融通しあったり…笑
・大バッハの性格は、イメージ通り、勤勉・実直・頑固。そして、倹約家。というか、ドケチ(笑)。楽譜の紙がもったいないとか言って、ぎゅうぎゅう詰めに書いたりしてたそう。自筆譜を研究する人にとっては堪らないですね。
・「蛍雪の功」みたいな「月下の写し」というエピソードがある。バッハの兄が楽譜集を貸してくれないというので、夜にこっそり盗み出して月の光を頼りに筆写し、完成したと思ったら兄に没収されてしまった!!音楽が身についたのは間違いないでしょうけど、この話のオチはちょっと後味悪い(^^;;
・厳しく指導し過ぎて合唱団の恨みを買い、団員の一人に殴り掛かられたところ、剣で応戦して乱闘になりかけた(^^;; 意外とワイルドな一面も…。
・当時女人禁制だった教会のオルガン席にご婦人を立ち入らせて歌わせて、大問題になった。立ち入らせたのが許嫁(またはその姉)だったところが、奔放さだけではなく節度も感じさせます。これが女人については節度の欠片もないアマデウスだったら…笑
・大バッハ様は学歴コンプレックスだった。ちょうど学歴が重視され始める時代に当たっていて、大学を出ていないことが就職の上で何かと不便だったようです。それで、息子たちを必死になって大学に入学させた。現代の普通のパパと全く同じだわ~~。「お父さんは大学行かなかったせいで苦労したので、君たちにはそういう苦労をしてもらいたくないから、ちゃんと大学に行きなさい」と。思わず親しみ湧きまくりです(笑)。
・でも、息子たちは偉大なる大バッハ様にコンプレックス。そりゃそうだ。博打かなんかで身を持ち崩して早死にしてしまった息子までいるそうです。立派過ぎる親のもとに生まれた子供は大変です。特に、父と息子だったらそうでしょう。お察しします。とはいえ、独自の境地を開拓したC.P.Eバッハや、モーツァルトにも影響を与えたJ.Cバッハもいるのは立派です。

【バッハの音楽性】
 大バッハの音楽は、ホモフォニー(旋律+伴奏のスタイル)が台頭してきて時代遅れとなりかけていたポリフォニー(フーガに代表される複旋律)にこだわったことが最大の特徴です。このことの意味については、長くなりますが著者の言葉を引用しておきましょう。

 ホモフォニーの音楽は、作曲者が書法の差別化を通じて、聴き方を誘導している。どれが主旋律であるか、どこが形式の区切りであるかはおおむね明瞭にされていて、聴き手は受け身にそれをたどってゆけば、まずは音楽を正しく聴くことができる。
 これに対して、ポリフォニーはそうではない。(中略)主題の登場に耳をすましてもいいし、紡ぎ出される旋律の進展に注意をこらすこともできる。対旋律に身を委ねることも、また主題と対旋律のそのつど新たな結合を吟味することも、聴き手の自由である。
 要するにポリフォニー音楽は、聴き手に、一層自由なテキストの読みを許容するのである。すぐれたポリフォニーに接しているとき、聴き手はいつしか自由になっている。
 (中略)バッハの自由―日常を超え、多元的価値に向かって開かれた自由―を求めて、クラシックの演奏家からジャズ・ピアニストに至る多くの人々が、今バッハを演奏している。世界が21世紀に向けて模索している人間的な価値は、何より「自由」である。その自由のいわば逆説的な真理を開いてくるところに、バッハの音楽の現代性があると思う。


 それから、バッハと神と人との関係。敬虔なプロテスタントであった大バッハと神の問題は切っても切り離せないものです。神と人についてはどう考えていたのでしょう?これについても引用します。

 要するにバッハは、音楽を、人間同士が同一平面で行うコミュニケーションとは考えていなかったのだと思う。バッハの音楽においては神が究極の聴き手であり、バッハの職人としての良心は、神に向けられていた。(後略)
 神が聴き手だということになれば、音楽は人間の耳を超えることができる。人間の耳にはとらえられぬ隠れた意味を書き込んで、それを信仰のあかしとすることもできる。(中略)バッハは、これによって、人間を軽視したのではなく、おそらく人間の感性を志した。人間を超えたものとの関係においてしか人間は完成しないことを、バッハは知っていたにちがいない。


 後半は、「気になったポイントやエピソードを、思いつくままにピックアップ」以上に気合が入ってしまいましたが、書いているうちにバッハが「音楽の父」と呼ばれる理由が分かったような気がします。バッハは、ポリフォニーが歴史のかなたに流れ去ることを押しとどめ、古いものに新しい命を吹き込み、普遍的な価値を表現したのですから。ベートーヴェンは人類愛を強く表現しましたが、バッハから受け継いだのかもしれませんね。

 本書は、読んで本当によかった!!もっと早く読むべきだった~~。でも、今が出会うべき時だったのでしょう。まだの方にはお勧めします。


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tag : 礒山雅,バッハ,

バッハの暗く長いトンネルに微かに光が・・・??

バッハが嫌いになったのか、反抗期なのか、自分でもよく分からず悶々とする日々が続いています(←大袈裟(^^;;)。底なし沼のように抜け出せないと思っていたのですが、はるか遠くに微かな光の見えるトンネルぐらいまでに、わずかに好転してきたようです。時間はかかるかもしれないけど、いつかは抜け出せるかなと…ヽ(^o^)丿

一番大きいきっかけは、おそらくフランス組曲の遊び弾きです。以前、シンフォニア第3番ニ長調に大苦戦して「もう嫌だ~~!!」と苦痛を覚えていた時に、フランス組曲第6番のアルマンドで気分転換して元に戻ることができたことを思い出したのです。それで、フランス組曲を引っ張り出してきて、色々と遊び弾きをしてみました。練習したことがあるわけではないので、もちろん、まともに弾けるわけではないのですが(練習したはずの6番アルマンドも弾けなくなってた( ;∀;))、萌え曲がいっぱい(*´▽`*) フランス組曲は優雅で素敵です!!やっぱり、バッハ自体が嫌いになったわけではないみたいだと確認できた気がします。

もう一つは、難曲だけど弾きたい曲があったことを思い出したことです。それは、パルティータ4番ニ長調。もちろん全曲弾けるに越したことはないですが、冒頭の序曲(Overture)だけでも弾いてみたい!!



パルティータ4番の序曲は、こんな曲です。序奏部分は付点のリズムと急速な音階の組み合わせが特徴的な「フランス風序曲」のスタイルで書かれていて、主部はフーガです。私はこの「フランス風序曲」というスタイルにとても心惹かれます。ただ、この曲では、動画よりもっとガッツリ鳴らす方が好みかなぁ…。それだと「フランス風」じゃなくて「ドイツ風」になってしまうような気もしないでもないですが…。いつか、ちゃんと練習したい~~♪♪

ともあれ、私がバッハで行き詰まった時に救ってくれそうなキーワードは「フランス」みたいです。NU音楽院プチトリアノン校舎の生徒としては、話が出来過ぎですけど…笑 

肝心の練習課題、平均律第1巻17番のフーガはまだやる気になれませんが、そのうち再開したくなるでしょう。気長に待ってみます('◇')ゞ


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tag : バッハ,フランス組曲,パルティータ,

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇自主練
・チェルニー『毎日の練習曲』2番

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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