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「丑三つピアノ」納めはシューベルト

昨日はクリスマスイブ、今日はクリスマスですが、私の家にはサンタは来ないので、丑三つ時にサンタにバッタリ遭遇する心配はありません(笑) というわけで、昨夜は、私のHNの由来「猫は丑三つ時にピアノを弾く」を久しぶりに実行しました(≧▽≦) 寝つきが悪かったので…。

弾いた曲は、シューベルトの『3つのピアノ曲D946』です。以前買ったまんま忘却の彼方に行っていたヘンレ版の楽譜がふと目に留まったので弾いてみました。

この曲集は、シューベルトが亡くなる半年前に書かれた曲で、タイトルは明記されていませんが、内容的には即興曲です。

第1番は、3連符のリズムが激しい主部(変ホ短調と変ホ長調が交替で現れる)と緩やかな中間部の対比が印象的です。激しい主部の中にもしっかりと歌を忘れずに入れているところや、楽想の揺らぎが不安感をあおるところが、特にシューベルトらしいと思います。


D946-1(今井顕)

この音源は、シューベルトのエキスパート今井顕先生の演奏です。節度のある素敵な演奏だと思います(*´▽`*)
私の遊び弾きは、ベートーヴェンとシューマンを足したような感じになってしまいました。ドロドロなシューベルトΣ( ̄ロ ̄lll)!!
シューベルトは節度(モデラート)の人なので、それじゃダメだってことは分かってるんですけどね…。ま、遊び弾きですし、私が踏み外すときは心身の調子がいい証拠なので、良しとしましょう(笑)

続いて第2番。穏やかな感じのABACA形のロンドです。Bの部分では激しくなり、Cの部分では哀愁を帯びた曲になります。歌が前面に出ている感じですね。


D946-2(今井顕)

この演奏も好きです(≧▽≦)
私の遊び弾きも、2番はBの部分以外は大人しい感じでした。好みのタイプの曲なので、思わず律儀にリピートを全部守ってしまいました。めっちゃ時間かかりましたよ~~。たぶん15分ぐらい。

第3番は、三部形式の軽快な感じの曲。主部は4分の2拍子、中間部は2分の3拍子です。シューベルトにしては翳りがなく全体的に晴れやかです。曲集のフィナーレにふさわしい気がします。


↑D946-3(今井顕)

3番は苦手(弾くのが…)なタイプのはずなのですが、興が乗っていたからか、チェルニーの効果か、苦手意識を思ったほど持たずに遊び弾きできました。次に弾く時に苦手意識が高まっていない自信はありません(笑)

今年の「丑三つピアノ」は、これでおしまいにする予定です('◇')ゞ 普通の時間のピアノは、まだまだ弾き納めじゃないですよ~
クリスマスの丑三つ時に、シューベルトのD946という魅力的な曲が発掘できて良かったです。あっ、これがサンタのプレゼントか!!笑


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tag : シューベルト,D946,

マンネリ打破に長々しい曲を♪♪シューベルトとかシューベルトとかシューベルトとか・・・

毎回、チェルニー、バッハのシンフォニア、ハイドンのソナタ、『幻想即興曲』or『献呈』の繰り返しでは、さすがにマンネリ化してきました。このままでは倦怠期に入りかねない(笑)

というわけで、普段弾かないような曲を選んで遊び弾きをしてみました。
「普段弾かないような」という割には、私にしては珍しい作曲家を選んだというわけではありません。プロコフィエフ、バルトーク、ましてやシェーンベルクなんかではなく、ドビュッシーとかラヴェルですらなく、シューベルトの後期ソナタです。

具体的な曲は、20番イ長調(D959)の3楽章以外と、21番変ロ長調(D960)の両端楽章。シューベルトが亡くなる数か月前に完成した曲です。とにかく長い!!長いんだけど、その長さがいい。曲自体が長いというのと、旋律線が長いというのと、二つの意味で長い。クセになりそうです。途中で止める気がしないんですよね。決して、まともに弾けるわけではなく、超スローテンポで、つっかえたり立ち止まりまくったりしてるのに…。

例によって、PTNAから音源を拝借してきて並べてみたいと思います。


↑20番の第1楽章です。
長調のなのに、ふっと寂しさや哀しさが紛れ込み(というか、むしろそっちのほうが優勢?)、行進曲ちっくになりがちな付点のリズムがそうならないのが、何ともシューベルトらしいです。
演奏は西川潤子さん。今回初めて聴きました。透明感があっていいですね(*^▽^*)


↑続いて第4楽章。この楽章、めっちゃ好きです(*´▽`*)
ロンド主題は、別の曲の緩徐楽章で使われたものを転用しているそうです。
この動画よりもう少し遅いテンポの演奏の方が、私は好みです。指定テンポはアレグレットですし…。でも、この動画の演奏のように淡々と早めのテンポで進んでいくのも、晩年の死を意識した作品らしさが出ている気もします。


↑21番の第1楽章。シューベルト最後のソナタです。昔から大のお気に入り。第1主題がショパンの『別れの曲』に似ている気がしてなりません。シューベルトの『別れの曲』だと勝手に思っています。心が浄化されます。提示部をリピートして30分ぐらいかけて(プロの演奏でも20~24分ぐらい)弾きましたよ~~。聴くのも弾くのも、終わってほしくない曲の一つです。
そして、動画はシューベルトの専門家、今井顕さんの演奏。かなり好みのタイプの演奏です!


↑21番の第4楽章。シューベルトの文字通り最後の最後の曲です。
いきなり調性が不明でビックリ。変ロ長調の曲のはずなのに、ハ短調で始まって色々な調をさまよい、なかなか変ロ長調が出てきません。不思議な雰囲気を醸し出していて素敵!!
そういえば、今井顕さんはベーゼンドルファーご愛用だそうですが、この演奏もそうかも…??

こうやって並べてみると、最近の私は、ピアノの練習において歌に飢えていたのかなぁ、と思いました。
シューベルトは「一番好きな作曲家」というわけではないけど、ハマると魂を持って行かれそうです。ん~~、シューベルトの世界、恐るべし!!すっかりマンネリ感も打破された気がします。弾けもしないのに何を言うか、って感じではありますが…Σ( ̄ロ ̄lll)!!
あと、私は、シューベルトをシューマンっぽく弾いているようで、若干(かなり?)苦笑を禁じ得ないのでした(^^;;

tag : シューベルト,D959,D960,

シューベルトD915に興味津々

最近、ブログでのちょっとしたやりとりから、シューベルトの小品「アレグレット ハ短調 D915」という曲に興味津々です。
IMSLPで早速楽譜をダウンロードして、譜読みを試みています。

この曲の作曲の経緯と構成は、ピティナのピアノ曲事典によれば、

1827年4月26日、ヴェネツィアへ発つ友人フェルディナント・ヴァルヒャーのために書かれた三部形式の小品。惜別の情のこもったハ短調部分と、懐かしく回想しているかのように優しく穏やかな変イ長調の中間部から成る。


ということだそうです。
引用元の解説、たったこれだけで全部です(^^;;


↑こんな曲です。

作曲の経緯を考えると、『シューベルトの別れの曲』とでも言えばいいのかな…。
いや、私の中では、既に勝手にそう決まっています(笑)
中間部が「愛しの変イ長調」なのもポイント高い♪♪

でも、この曲には、単なる友人との別れ以上の、シリアスなものを感じてしまいます。
晩年のシューベルトの曲が湛えている深遠な世界。
弾いてみると、ちょっと怖いような、覗いてはいけない世界を覗いてしまったような、そういう気がしてきます。
初見で音を並べるのに必死な段階でそう感じてしまうということは、そういう曲なのでしょうね。

私らしく(?)もっと能天気な感じに弾けるものなのか?笑
逆に、今感じているよりも、もっともっとシリアスに表現できるのか…??
興味津々ではあるのですが、本気で練習してみるかどうかは、ちょっと迷い中です。

何はともあれ、ブログやってると、今まで気づかなかった色々な曲との出会いが増えるのが素晴らしいですね。

tag : シューベルト,D915,

ツィメルマンのシューベルトに魂を吸い取られ…(^^;;

私は写真に撮られるのが大の苦手で、よく「写真に写ると魂を吸い取られるから嫌だ」と拒否しています。
「一体いつの時代の人よ?笑」と馬鹿にされますが、カドを立てずに断るのに一番便利な言葉だと思うので…笑

それはさておき、最近買ったクリスチャン・ツィメルマン演奏によるシューベルト『ピアノソナタ20番(イ長調 D959)&21番(変ロ長調 D960)』の最新録音のCDには、すっかり魂を吸い取られてしまいました。
ツィメルマンと言えば、ショパンのバラード集の凄い録音があって、ショパン萌えには神様的存在だと思うのですが、シューベルトも負けず劣らず凄いです。

ツィメルマンシューベルトは、30年ぐらい前に録音した即興曲集を聞いたことがあります。それはそれで、端正で素晴らしかったです。
でも、今回のソナタ集は、最後の2曲という神がかった音楽を、ツィメルマンの神がかった演奏で聴くことができます!!
一言で言うと、「この世のものとは思えない」です。ものすごい透明感をもって丁寧に哀しみが描かれているように感じました。
繰り返しの多いシューベルトの大曲なのに、全然飽きることなく、「え?もう終わってしまうの?」という感じで、82分間あっという間に過ぎてしまい、魂を吸い取られましたΣ(゚д゚lll)!!

この録音は、新潟県柏崎市の文化会館アルフォーレというところで録音されたそうです。去年の1月のことで、3メートルもの大雪が降る中「建物の中は完全な別世界であり、私たちは5日のあいだ、どっぷりシューベルトに浸ることができました」と解説書に載っているインタビューで、ツィメルマンは語っています。たぶん雪が降ってなくても同じような感動的な演奏になったとは思うのですが、そのシチュエーションがぴったり過ぎるので、「大雪でよかった」なんて思ってしまいました(^^;;

ピアノにも特殊な調整を加えたとか…。打弦位置を少しずらしたり、鍵盤のアクションを軽くしたりして、シューベルトの使っていた楽器に近づけたそうです。さすが、完璧主義者のツィメルマンです。

あまりにも凄かったので、しばらくピアノに近づく気が失せちゃいましたよ(笑)
いや、実を言うと、21番(D960)はシューベルトで一番弾いてみたい曲なのですが、そんなことを口に出すのが恥ずかしいぐらいです。と言いながら口に出しちゃってるけど…(笑)
この記事を書くというので、また聴いて、また、しばらくピアノに近づく気が失せてきました。
素晴らしい演奏なのですが、危険すぎる(?)ので封印しないといけませんねΣ(゚д゚lll)!!

tag : ツィメルマン,シューベルト,D959,D960,

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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