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インヴェンションは哲学書を読むように…

今さらですが、バッハの『インヴェンションシンフォニア』(あるいはまとめて『2声、3声のインヴェンション』)は、とんでもなく難しいです。バッハが息子のために、鍵盤楽器の奏法の練習&作曲技法の習得のために本気で作った曲集なので、当然の話ではあるのですが…。

指の動きの面でも難しいし、いわゆる音楽的に難しいという面もある。
いや、音楽的に難しいなんて生易しい話ではなくて、1曲1曲がそれぞれの宇宙を作っているというか…。
見開き2ページと短いだけあって、逆に密度が濃いんですよね。なので、物理的にも精神的にも疲れます。もちろん、それが嫌だというわけではありません。むしろ、そこがいい(*´▽`*)
音楽というのは、もともと宇宙の法則を極めるというような目的があったそうなので、宇宙を感じるのもあながち大げさではないと思います。

そんなことを考えながら、『バッハインヴェンションシンフォニア》 演奏と指導のポイント』(山崎孝)という本(楽譜)を読んでいたら、

元来、インヴェンションは成立経過を見ても厳しい教則本である。だからこそ、《平均律》に入る前の1~2年で済まされるものではなく、ヘルマン・ケラー(注:音楽学者)が「哲学書を読むのと同じほどの精神の集中が必要である」と述べるように、一曲一曲、他の練習曲やソナタの進行とは別にして、丹念に仕上げていくべきであろう。



という一節が目に留まりました。
おお、なるほど!!

哲学書を読むのと同じほど…

とても腑に落ちる表現でしたので、ご紹介してみました。
そんな集中力で取り組む境地には全く至っていませんが、一生付き合いたい(付き合わざるを得ない?)曲集ですね。
インヴェンションシンフォニア恐るべし!!と、改めて思います。
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tag : バッハ,インヴェンション,シンフォニア,

インヴェンションとシンフォニアの演奏と指導の手引書を買ってきた~♪♪

バッハシンフォニア3番があまりにも手に負えないので、手引書を買ってみました。

事前の下調べで、次の3冊を候補に考えながら、楽譜屋さんへGO!

1.『バッハインヴェンションシンフォニア》 演奏と指導のポイント』(山崎孝、音楽之友社)
2.『バッハ インヴェンション 分析と演奏の手引き』『バッハ シンフォニア 分析と演奏の手引き』(小鍛治邦隆・中井正子、ショパン社)
3.『バッハ演奏へのアプローチ バッハ インヴェンションシンフォニア』(高木幸三、全音)

1.は、アナリーゼ、アーティキュレーション、強弱やニュアンスの解説が大変詳しいです。今使ってる市田版の楽譜よりアナリーゼが分かりやすいところが良さそう(市田先生の解説は日本語が分かりづらい)。楽譜本体もベーレンライター版を底本に、演奏上のヒントとしての追加のスラーや運指は薄い色で書いてきちんと区別されていて、かなり気に入りました。ただ、値段が税抜き3600円もするΣ(゚д゚lll)!!

2.は、演奏の手引きとしては必要最小限の内容を盛り込んだコンパクトな楽譜です。インヴェンションシンフォニアに分かれているので、差し当たって必要なシンフォニアの巻だけ買えば1500円に抑えられるのは、まあ魅力と言えば魅力かな。あと、楽曲の様式の解説が充実してるところもいいです。でも、解釈で付けたスラー等がきちんと区別して書かれていないのが不満です。

3.は、コンパクトな割に演奏へのアドバイスが豊富に記載されていて使いやすそうではあるのですが、同じ高木先生の「平均律」に比べると解説が少ないかも…。「平均律」の方は、やる段階になったら買う気満々なのですが、どうもそれと比べてしまうと存在感に乏しい感じがしました。インヴェンションとシンフォニアまとめて一冊、税込み1512円で済むのはお買い得ではあるのですが…。

結局、お気に入り度は値段を度外視すれば、1⇒3⇒2だったので、思い切って1.にしました。どうせ一生使うことになると思いますし…。
帰って来て眺めていると、解説の充実ぶりに、(師弟二役双方の立場で…笑)すっかり満足しています(≧▽≦)
問題のシンフォニア3番の箇所には「演奏技巧の点でも、弱い指の強化と独立、すべての指の平均化を目指している。バッハの神技である」と書いてあって、「どうりで苦戦するわけだわぁ」と妙に納得してしまいました(^^;;

あと、今回欲しかったのは演奏の手引書なので、今日は買っていないのですが、インヴェンションにまつわる色々な話を、曲の分析だけではなくてバッハの思想や宗教などの面からも興味深く語っている『バッハ インヴェンション こころの旅』(杉浦日出夫、音楽之友社)にも心惹かれました。

それから、シューマン=リストの『献呈』の全音ピースも買いました(*´▽`*)
以前IMSLPからダウンロードしたものと全く同じものっぽいのですが、A4版に印刷したのより大きいし、運指(特に左右の配分)も「なるほど」と思える箇所が結構あって、このピースを使って本格的に練習するのが楽しみです。早くモーツァルトのK311を終わらせなければ…。

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シンフォニア、内声は「かすがい」!?

バッハシンフォニア(3声)の練習をしていたら、ふと2声のインヴェンションの方を弾いてみたくなり、遊び弾きしてました。
声部が一つ減ったからといって、必ずしも格別易しくなるわけでもないような気がします。
昔レッスンでやった曲も、さっぱり覚えてませんでした…(^^;;

不思議だったのは、2声のインヴェンションだと、左右の手が独立して(しないと困るけど)協調しない方向に脳が働き、3声のシンフォニアの方が協調してくれるように感じられたことです。
たぶん、3声だと、内声を左右で担当しなきゃいけないので、嫌でも協調するように脳が働かざるを得ないのでしょうね。
それで思いついたのが「内声は(左右の)かすがい」(笑)

内声を左右で担当すると言っても、バッハみたいに旋律の形になっているのと、ロマン派のように内声の分散和音を左右で分担する場合は、また感覚が違うかもしれません。

まあ、本当は、「かすがい」がないインヴェンションでも、左右が協調して音楽を作らなきゃいけないのですが…。
バッハの他の曲でも2声になっている部分は全然珍しくないのに、そういう部分では左右が勝手にバラバラになる感触は少ないみたいです。
インヴェンションの場合、はじめっから「2声」と思って弾くから…?
そういう微妙なところが、不思議でもあり楽しくもあります。

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プロフィール

NekoUshi

Author:NekoUshi
◆数年おきにピアノがマイブームになり、挫折と再開を繰り返しています。
◆バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンが特に好きです♪
◆レッスン歴は、子供の頃と大学生の頃(25年ほど前)に少々。現在は独学です。
◆独学の記録を時々「セルフレッスン」という名の仮想(妄想?)レッスンの形に仕立てて書いてます♪

練習中&終了曲
◇レッスン課題
・チェルニー40-31番
・ベートーヴェン ソナタ第22番ヘ長調

◇ベートーヴェン祭り
・ベートーヴェン ソナタ第28番イ長調~第3楽章

◇一時休止中
・バッハ 平均律第1巻17番 変イ長調

◇憧れの無謀曲 寝かせ中
・リスト『バラード 第2番』
・シューマン『幻想曲』第2楽章

◇2020年の終了曲
・シューマン 3つのロマンス~第2番 嬰へ短調 Op.28-2

◇2019年の終了曲
・チェルニー30-23番
・チェルニー40-27、28、29、30番
・チェルニー左手24-19番
・バッハ シンフォニア14番、12番、7番
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第10番ト長調~第1楽章
・ショパン『幻想即興曲』
・メンデルスゾーン『春の歌』

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